2010年10月6日、欧州委員会の情報社会・メディア総局の下で協議を続けてきた「科学データに関するハイレベルグループ」(The High-Level Group on Scientific Data)が、最終報告書“Riding the wave - How Europe can gain from the rising tide of scientific data ”を公開しました。これは、科学データの電子インフラに関する“ビジョン2030”を実現するために必要な戦略と行動、そして、科学データへのアクセスと管理、保存に関する長期的なシナリオとそれに関連した課題をまとめたものとのことです。
2010年9月7日、米国のNPO・EDUCAUSEは、「クラウドコンピューティングのセキュリティについて知っておくべき7つの事柄」(7 Things You Should Know About Cloud Security)という文書を公開しました。文書では、クラウドコンピューティングのセキュリティとは何か?なぜ重要なのか?などについて、7項目に分けて解説されています。
米国のNPO・EDUCAUSEは、「クラウドコンピューティングについて知っておくべき7つの事柄(7 Things You Should Know About Cloud Computing)」という文書を発表しています。クラウドコンピューティングとは何か?、その将来は?、高等教育への影響は?など7つの項目に分けて、高等教育やITサービスと関連させながらクラウドコンピューティングの説明がされています。
ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の支援を受け,米国図書館協会(ALA)とフロリダ州立大学は協同で,米国の公共図書館の運営資金とコンピュータやイ ンターネットなどのITサービスの現状を明らかにするための調査を実施し,このほどその結果を“Libraries Connect Communities: Public Library Funding and Technology Access Study Final 2007-2008 Report”として公表した。なおこの調査は,2006-2007年度(E699参照)に続いて2回目となる。報告書は,(1) 5,400を超える全米の公共図書館に対し て実施した全国調査,(2) 全米各州の州立図書館機構の長(Chief Officers of State Library Agencies;COSLA)に対するアンケート調査,(3) 4つの州(ニューヨーク州,ノースカリフォルニア州,ペンシルヴェニア州,ヴァージニア州)に焦点を当てた調査及び現地取材,から得たデータを基に作成さ れている。...
1. はじめに 「電子ジャーナルのアーカイビング」について動向を報告する機会を与えていただいた。このテーマについて筆者は論稿を発表し続けてきたが,その後海外で刊行された重要な文献に『電子ジャーナルアーカイビングの土地境界』(E-Journal Archiving Metes and Bounds: A Survey of the Landscape)がある。そこで本稿では,このレポートを基に当該テーマに関する現状を整理したい。…
2006年8月から9月にかけて,“Google Book Search”(E285参照)に新たな2つの機能が追加されたほか,“Google Book Search”プロジェクトで協同関係を組むミシガン大学図書館でも,プロジェクトの結果得られた本文データを利用して,新たな蔵書提供サービスが開始された。 まず“Google Book Search”で…