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米国公共図書館協会(PLA)、“2020 Public Library Technology Survey”の調査結果を公開

2021年8月31日、米国公共図書館協会(PLA)が、American Institutes for Research と連携して行った、図書館が利用者に提供しているリソース、技術インフラ、デジタルリテラシープログラム、技術スタッフの配置や財政状況に関する調査“2020 Public Library Technology Survey”の概要報告書を公開しました。

プレスリリースでは、以下のような調査結果が紹介されています。

・63%以上の館で、仕事や雇用関係のリソースをオンラインで提供(拡張現実に関する職業訓練、ビデオ会議用のリソース、「現実」および「バーチャル」でのコワーキングスペース)。

・93%以上の館で、デジタルコレクション(電子書籍・オーディオブック)を提供。

・半数以上の館で、図書館のモバイルアプリを通じて図書館の資料や宿題支援サービスなどへのアクセスを提供。

・3分の2近くの館で、ワイヤレスでのプリントサービスを提供。

・88%以上の館が、公式・非公式でのデジタルリテラシーに関するプログラムを実施。

・36.7%以上の館でデジタルリテラシーや技術関連の講座や教育を担当する職員を雇用。

泉大津市立図書館「シープラ」(大阪府)、2021年9月1日にオープン

2021年9月1日、大阪府の泉大津市立図書館「シープラ」がオープンしました。

活動の3つの柱、サービスの3つの柱、7つの図書館像を示すとともに、8つの機能として、(1) 読書啓発、生涯学習機能、(2) 子どもの健全育成機能、(3) 青少年の健全育成、(4) ビジネス支援機能、(5) 国際化・ICT化対応、(6) 観光案内機能、(7) 郷土資料の充実、(8) イノベーション機能、を掲げています。

泉大津市立新図書館「シープラ」って?(泉大津市,2021/9/1)
https://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/kyoikuiinkai/shogaigakushu/sintosyokan/1608858801836.html
※「新図書館シープラは、9月1日水曜日午前10時、泉大津駅前商業施設アルザタウン泉大津4階にオープン!」とあります。

E2420 - ビッグディール契約キャンセルの影響調査(米国)

   米国の非営利団体Ithakaの調査部門Ithaka S+Rが,2021年6月,学術誌のビッグディール契約(CA1586参照)のキャンセルが研究者にもたらす影響を調査した報告書“What’s the Big Deal?: How Researchers Are Navigating Changes to Journal Access”を公開した。本稿では報告書の概要を紹介する。

E2418 - フランス図書館員協会(ABF),「図書館員の倫理綱領」を改訂

2020年11月16日,フランス図書館員協会(ABF)総会は「図書館員の倫理綱領」の改訂版(Code de déontologie des bibliothécaires)を全会一致で採択した。「図書館員の倫理綱領」(Code de déontologie du bibliothécaire) (E084参照)は,2003年,ABFの評議会において採択され,17年の時を経て,今回初めての改訂がなされた。

高松市、「高松市視覚障がい者等の読書環境の整備の推進に関する計画(高松市読書バリアフリー計画)(案)」へのパブリックコメントを実施中

2021年8月30日から9月30日まで、香川県の高松市が、「高松市視覚障がい者等の読書環境の整備の推進に関する計画(高松市読書バリアフリー計画)(案)」へのパブリックコメントを実施しています。

「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)」の規定に基づき、基本的な施策の方向性を示し、取組を推進するための指針として策定されています。視覚障害等の有無によらず、すべての市民が等しく読書を通じて文字・活字文化を享受できる読書環境の整備を目的としており、計画期間は2021年度から2025年度です。

高松市視覚障がい者等の読書環境の整備の推進に関する計画(高松市読書バリアフリー計画)(案)についてのパブリックコメントの実施について(高松市, 2021/8/30)
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/kosodate/toshokan/bariafuri-.html

フィンランドの「公共図書館におけるデジタルメディアのサービスコンセプト」に係るプロジェクト、9月からパイロットフェーズに

2021年8月19日、フィンランドのLibraries.fiが、「公共図書館におけるデジタルメディアのサービスコンセプト」に係るプロジェクトが、9月からパイロット・フェーズとして継続実施されると発表しました。

8月に教育教育文化省から資金提供が認められたことによるもので、同フェーズでは、協力モデルの設計や、さまざまな技術的解決策の特定や試行が行われます。またプロジェクトを前進させるため、図書館ネットワーク、技術、コミュニケーション等に関する新たな取りまとめ役が採用される予定です。

同プロジェクトでは、電子サービスを調整する単一の運営体の設置が推奨されていますが、事業の成功には各地の公共図書館が重要な役割を果たすとしています。

米・アリゾナ州立大学、同大学図書館の地図コレクション等を収蔵する「地図・地理空間ハブ」のバーチャル閲覧室を公開

2021年8月20日、米・アリゾナ州立大学(ASU)は、同大学図書館の地図コレクション等を収蔵する「地図・地理空間ハブ」(Map and Geospatial Hub)について、バーチャル閲覧室の公開を発表しています。

バーチャル閲覧室“Map and Geospatial Hub 3D Explorer”では、「地図・地理空間ハブ」に収蔵されている地図等を、実際の閲覧室で実物を探すように探索することが可能です。また、資料の検索機能も提供されており、当該資料が収蔵されている場合は、バーチャル閲覧室上での収蔵場所が強調表示されるようになっています。

「地図・地理空間ハブ」のディレクターであるMatthew Toro氏へのインタビューも掲載されています。インタビューでは、バーチャル閲覧室構築の経緯や機能面についての紹介がなされているほか、新型コロナウイルス感染症のパンデミック期間における活用可能性や、資料のデジタル化が進めばバーチャル閲覧室から高解像度画像の直接ダウンロードも可能になることに言及しています。

徳島県、「徳島県読書バリアフリー推進計画」を策定

2021年8月16日、徳島県が「徳島県読書バリアフリー推進計画」を7月に策定したと発表しています。

同計画は、視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)第8条に基づき、徳島県における「視覚障がい者等の読書環境の整備の推進に関する計画」として徳島県教育委員会において策定されたものです。

計画の期間は2021年度から2025年度までの5年間で、市町村関係部局や福祉・障害者関係団体、図書館、ボランティア等と連携・協働して施策を推進するとしています。特に、読書バリアフリー推進の拠点となる点字図書館と各公立図書館、学校図書館等の連携体制を構築し、具体的な施策を推進するとしています。

生涯学習(徳島県)
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kyoiku/shogaigakushu/
※調査・資料の項目に「2021年8月16日 「徳島県読書バリアフリー推進計画」を策定しました 」とあります。

Internet Archiveの25周年を迎えての振り返り(記事紹介)

米国の非営利団体Internet Archiveが25周年を迎えたことを受けて、2021年7月21日付で創設者のケール(Brewster Kahle)氏によるブログ記事が公開されています。ブログ記事では、Internet Archiveができるまで、非営利であること、振り返りと今後の展望について述べられています。

Internet Archiveができるまでとして、ケール氏が若い頃グーテンベルクの発明から前進した新しいメディアをつくることを支援したいと思っていたことなどが述べられています。リッチメディアの大規模コレクションのために機能するコンピュータの構築、ネットワークの発展などがあり、「すべての図書館(library of everything)」が構築されました。

Internet Archiveが非営利であることの理由として、Internet Archiveがすべての人のものを含んでいることが挙げられています。また、Internet Archiveの目標として、「新しいグローバルマインドをつくるために活用できるウェブの永続的なメモリを構築すること」、「経時的なデータから新しい洞察を与えるパターンを発見すること」、「歴史的資料であるだけではなく、インターネットの生きている一部分であること」が挙げられています。

米・ノートルダム大学、同大学の図書館と美術館の所蔵コレクション等を検索できるオンラインプラットフォームを公開

2021年7月21日、米国のノートルダム大学が、同大学の図書館Hesburgh Libraryと美術館Snite Museum of Art等の所蔵コレクションを検索できるオンラインプラットフォーム“Marble”(Museums, Archives, Rare Books and Libraries Exploration)の公開を発表しました。

同プラットフォームでは、Hesburgh Libraryの貴重書コレクションと一般コレクション、Snite Museum of Artと同大学文書館の資料を検索でき、今後も定期的に新たな資料を追加される予定です。アンドリュー・W・メロン財団から3年半の助成を受け、分野横断的なチームにより開発が行われました。

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