学術情報

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、過去に刊行された科学技術白書の本文情報等を検索できる「科学技術白書検索」を公開

2019年11月28日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、「科学技術白書検索」の公開を発表しました。

昭和33(1958)年版から平成29(2017)年版までの全ての科学技術白書のテキスト情報(本文や図表の表題など)がデータベース化されており、キーワード検索のほか、類義語も併せて検索する「あいまい検索」や、検索したキーワードの各白書における出現回数分布を表示する機能も備えています。

科学技術白書検索の公開について(NISTEP, 2019/11/28)
https://www.nistep.go.jp/archives/43094

科学技術白書検索/関連データ(NISTEP)
https://www.nistep.go.jp/research-scisip-whitepaper-search

米・SPARC、高等教育機関向けに学術データとその基盤への出版業界の統制増大に対抗するためのロードマップを公開

2019年11月19日、米・SPARCは、高等教育機関向けに学術データとその基盤への出版業界の統制増大に対抗するためのロードマップとなる報告書として、“A Roadmap for Action : Academic Community Control of Data Infrastructure”の公開を発表しました。

このロードマップは、2019年前半に公開済の学術出版業界の現況に関するSPARCの詳細分析を踏まえて作成されています。筆頭著者である市場アナリストのClaudio Aspesi氏は、ロードマップ作成の背景として、「学術出版業界は大きな変革期にあり、従来までのコンテンツ提供事業だけでなくデータ分析をも事業化しようとしている。この傾向は重要な意味を持つものであり、高等教育機関の財政、中核的使命、重要情報を管理するための機能に深い影響を及ぼす可能性がある。この変化する状況には、隠れてはいるが負の帰結につながりうる対処すべき重大な問題が含まれている。今行動を起こさなければならない」とコメントしています。

【イベント】龍谷大学法情報研究会×京都府立図書館「法教育フェスタ2019」(12/1・京都)

2019年12月1日、京都府立図書館(京都市左京区)において、龍谷大学法情報研究会が主催する「法教育フェスタ2019」が開催されます。

入場無料、定員60人(予約優先)であり、「当日参加も可能ですが、できるだけ事前にお申込みください」とあります。主なプログラムは以下のとおりです。

【第1講時】「桃太郎の大罪」
講師:石塚伸一氏(龍谷大学法学部・犯罪学研究センター長・弁護士)

【第2講時】「法情報で身につけよう護身術」
講師:中村有利子氏(龍谷大学ローライブラリアン)
京都府立図書館スタッフ

【オプショナルツアー】「京都府立図書館見学」
※京都府立図書館スタッフによる図書館案内

【ランチトーク】「漫画で法学」
講師:水知せり氏(漫画家)
※「昼食付き。ランチをとりながら行います」とあります。

【第3講時】「愉快な国際結婚のなぞなぞ」
講師:金美和氏(青森中央学院大学経営法学部)

【第4講時】「実践!THE模擬裁判」
講師:一般社団法人リーガルパーク&日本学生法教育連合会(USLE)
指導:弁護士 今井秀智氏

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、調査資料「論文の引用・共著関係からみる我が国の研究活動の国際展開に関する分析」を公開

2019年11月22日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、調査資料「論文の引用・共著関係からみる我が国の研究活動の国際展開に関する分析」を公開しました。

文献データベースScopusを用いて、論文の国際的な引用・共著関係の分析を行うことにより、日本の研究活動の国際的影響の把握を試みたものです。要旨では次の内容が紹介されています。

・研究規模の大きな国・地域の中では米国、中国、韓国、台湾が、研究の成長性が高い国・地域ではインドネシア、ベトナム、フィリピンといったASEAN 加盟国が、日本と高引用・高共著関係にある国・地域、つまり研究成果の普及・協力関係の構築において日本と関係が強い国・地域として特定されたこと
・特定された国・地域の多くはアジアに位置しており、本分析の結果は、研究成果の普及・協力関係の構築に地理的近接性がプラスに作用することを示していること
・地理的近接性があり、研究の成長性も高いASEAN 諸国との協力は、日本の研究活動の国際展開を図るうえで今後重要となる可能性があるという政策的示唆が得られたこと

カナダ政府の研究助成機関5機関が研究評価に関するサンフランシスコ宣言(DORA)に署名

2019年11月13日、カナダ自然科学・工学研究会議(Natural Sciences and Engineering Research Council of Canada:NSERC)のウェブサイトにおいて、NSERCを含むカナダ政府の研究助成機関5機関が研究評価に関するサンフランシスコ宣言(DORA)に署名したことが発表されています。NSERC以外の4機関は次のとおりです。

・カナダ保健研究機構(Canadian Institutes of Health Research:CIHR)
・社会・人文科学研究会議(Social Sciences and Humanities Research Council:SSHRC)
・カナダイノベーション基金(Canada Foundation for Innovation:CFI)
・ゲノムカナダ(Genome Canada)

【イベント】九州大学附属図書館・統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻共同開催セミナー「研究インパクト指標」(12/9・福岡)

2019年12月9日、九州大学中央図書館(福岡県福岡市)4階きゅうとコモンズにおいて、九州大学附属図書館・統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻の共催によるセミナー「研究インパクト指標」が開催されます。

セミナーでは、米・イリノイ大学図書館・グレインジャー工学図書館情報センターのWilliam H Mischo氏、Mary C Schlembach氏による講演「大学における研究インパクト指標の利用と評価」(逐次通訳付)が行われます。講演の要旨によれば、イリノイ大学図書館が開発した研究インパクトデータの可視化システムや、さまざまな利用可能な研究指標間の関係を調べた結果についての紹介が行われるとあります。

参加費は無料、定員は80人(事前申し込み要)です。

セミナー「研究インパクト指標」(12/9)(九州大学附属図書館)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/events/20191209

EBSCO社、ストリーミングによる精神療法の実演動画データベースとしてPsycTHERAPY®を発表

2019年11月5日、EBSCO社はストリーミングによる精神療法の実演動画データベースとしてPsycTHERAPY®の導入を発表しました。

PsycTHERAPYは大学卒業レベルの臨床心理学・カウンセリング心理学教育における使用が想定されており、米国心理学会(APA)の製作した最新のテクニックが使用された500以上の精神療法の実演動画が収録されています。また、動画には対応したトランスクリプトもついています。

EBSCO Information Services Releases PsycTHERAPY® Database(EBSCO,2019/11/5)
https://www.ebsco.com/news-center/press-releases/ebsco-releases-psyctherapy-database

米・プリンストン大学出版局、オーディオブック出版大手のRBmedia社と今後3年間で同大学出版局の資料120点以上をオーディオブックとして出版するため提携

2019年10月23日、米・プリンストン大学出版局とオーディオブック出版大手のRBmedia社は、今後3年間で同大学出版局の資料120点以上をオーディオブックとして出版するため、独占的なライセンス契約を締結したことを発表しました。

プレスリリースでは、米国出版協会(AAP)の調査等で示されているとおり、近年出版市場におけるオーディオブックへの需要が高まっており、プリンストン大学出版局の人気タイトルをオーディオブック化することは、こうした需要に応える重要な一歩である、としています。契約に基づき、RBmedia社は同大学出版局の幅広い分野の新刊タイトルとこれまでオーディオブック化されていなかった既刊タイトルの出版を進めます。

契約に基づきオーディオブックとして出版されたタイトルは、Audible、iTunes、Google Playなどのオーディオブック配信に対応した多数のサービスで利用可能になります。

国立国語研究所、ウェブページ「先駆的名論文翻訳シリーズ」を公開

2019年11月6日、国立国語研究所は、ウェブページ「先駆的名論文翻訳シリーズ」(Pioneering Linguistic Works in Japan)の公開を発表しました。

日本語で出版された論文の中から、日本語学的・言語学的にパイオニア的価値を持ち、その評価がほぼ確立した日本語論文を選定・英訳したものを公開しています。

2019年11月6日時点では、橋本進吉「国語仮名遣研究史の一発見―石塚龍麿の仮名遣奥山路について―」、金田一春彦「現代諸方言の比較から観た平安朝アクセント」など論文7本の英訳が公開されており、今後追加の翻訳も予定されています。

なお、英訳に際しては、英語を母語とし、当該分野を専門とする言語学者に依頼したこと、英文校正に際しても、これらの言語学者およびこの分野を専門とする国立国語研究所所員に依頼したことが紹介されています。

ProQuest社、文学研究・教育・学習の包括的な支援ソリューション“ProQuest One Literature”の提供を開始

2019年10月22日、ProQuest社は、文学研究・教育・学習の包括的な支援ソリューションとして“ProQuest One Literature”の提供を開始したことを発表しました。

同社のプレスリリースによると、ProQuest One Literatureは著名な文学部を持つ大学の教員・図書館員とともに開発された製品で、様々なメディア・フォーマットにより網羅的で大規模な文学コレクションを収録しています。多様性に独自の形で焦点を当て、これまで周縁化されてきた著者の作品を多数収録したコレクションとなっています。

同社はProQuest One Literatureの主な収録コンテンツと特徴について、以下のように発表しています。

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