感染症

saveMLAK、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2021/10/25)」の結果を発表

2021年10月26日、saveMLAKが、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2021/10/25)」の結果を発表しました。

同調査は、9月23日にsaveMLAKが結果を公開した第23回調査に続く、第24回目の調査として、10月22日から10月25日にかけて実施されました。調査対象は、全国の公共図書館等1,737館です。

発表によると、新型コロナウイルス感染症の影響で休館している図書館は0館でした(前回調査時点350館)。入館記録を取っていたのは268館でした。ウェブページでは「各図書館の状況・取り組み」等についてもまとめられています。

同調査のデータは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC0で公開され、saveMLAKのウェブページからダウンロードできます。また、調査の根拠となった図書館や地方公共団体のウェブページの中で、可能なものはInternet ArchiveとArchive todayに保存され、調査時点のページを閲覧できます。

【イベント】第30回京都図書館大会「アフターコロナと図書館のこれから」(11/29・オンライン)

2021年11月29日、第30回京都図書館大会「アフターコロナと図書館のこれから」がオンラインで開催されます。

新型コロナウイルス感染症の影響により、図書館も在り方を変化せざるを得ない状況であり、著作権法の改正による動きや非来館型サービスを中心とした様々な変化が起きていることを踏まえ、コロナ禍を経て、人々がどのように図書館を利用することになるか考えるとあります。

参加費は無料で、事前の申し込みが必要です。

プログラムは以下の通りです。

・基調講演①「著作権法の改正とコロナ後の図書館」
福井健策氏(骨董通り法律事務所)

・基調講演②「デジタルアーカイブの作り方・使い方・持たせ方」
福島幸宏氏(慶応義塾大学)

・事例発表①「地域の写真を未来に残す 町立図書館ができること」
三浦寛二氏(愛荘町立愛知川図書館)

・事例発表②「アマビエから広がるデジタルアーカイブ」
大前梓氏(京都大学附属図書館)

・事例発表③「変化する学校図書館のかたち」
山本みづほ氏(長崎純心大学)

英・Lorensbergs、図書館が中心市街地の活性化に果たす役割を調査したレポートを公開

2021年10月18日、図書館や大学に対し機器等のオンライン予約システムを提供している英国の企業Lorensbergsは、レポート“Reviving our High Streets: The Role of Libraries”の公開を発表しました。

いくつかの公共図書館当局の視点・計画を参考にしつつ、新型コロナウイルス感染症の流行により経済的打撃を受けた中心市街地(high street)の回復を図書館がどう支援し、その活性化に寄与できるかを調査した内容となっています。なお、レポートでは英国の公共図書館における実際の取組例も紹介されています。

欧州国立図書館員会議(CENL)、新型コロナウイルス感染症の拡大や“Black Lives Matter”運動の展開などの社会情勢に対応した2基金の2021年度助成対象機関を発表

2021年10月15日、欧州国立図書館員会議(CENL)は、CENL加盟館を対象とした基金“Covid-19 Support Fund”及び“Hidden Stories Fund”について、2021年度助成対象機関を発表しました。

“Covid-19 Support Fund”は、新型コロナウイルス感染症の拡大に関する差し迫った課題への対応や、長期的な将来に向けた協働体制への適応と再構築を支援する基金であり、助成額は最大2,500ユーロです。

“Hidden Stories Fund”は、“Black Lives Matter”運動の展開などの社会情勢に対応し、国立図書館のコレクションに十分に反映されていない(underrepresented)コミュニティのストーリー収集・保存・研究等の取組を支援する基金であり、助成額は最大5,000ユーロです。

各基金の助成対象館とその取組は次のとおりです。

・マルタ国立図書館(Covid-19 grant)
同館所蔵のコレクションに関するデジタル・プレゼンテーション及び情報パネルの作成と、図書館ネットワークやブックフェア等でのそれらを用いた広報

武庫川女子大学附属図書館(兵庫県)、AI顔認証による入退管理システム「SAFR」を導入:館内滞在状況把握のため

2021年10月11日、兵庫県の武庫川女子大学が、同大学附属図書館でNTTドコモのAI顔認証による入退管理システム「SAFR」を導入したことを公表しました。なお、8月3日付で、同館のウェブサイト上に、顔認証システムの導入についてのお知らせが掲示されていました。

発表によると、同大学附属図書館のうち中央図書館は生涯学習の場として西宮市(兵庫県)内在住・在校の中高生等学外者へも一般開放しており、学外者は共用カードでの入退館をしていました。不特定多数が頻繁に利用する施設であることから、リスクマネジメントを強化するため、利用者の詳細な把握が課題になっていました。

今回の導入により、地震や火災発生時などの緊急事態においても館内の滞在状況が即座に確認できるようになる他、学外者の所属別利用状況を簡単に把握することができ、その情報を基に生涯学習支援施策の検討ができるようになるとあります。

日本私立大学連盟、提言「ポストコロナ時代の大学のあり方」における図書館等の記述に関する日本図書館情報学会宛の説明文書を公開

2021年10月21日、日本私立大学連盟が、提言「ポストコロナ時代の大学のあり方~デジタルを活用した新しい学びの実現~」(2021年7月付け)における図書館等の記述に関して、日本図書館情報学会宛の説明文書を公開しました。

同提言は、デジタルを活用した新たな学びの可能性を示すとともに、その実現に必要な大学設置基準の見直し、質保証のあり方等について、私立大学の考えを提示したものと位置付けられています。

2021年9月22日には、日本図書館情報学会が、同提言に含まれる大学設置基準「第38条(図書等の資料及び図書館)」削除の提案や司書の能力への言及に関し、看過できない内容であり、他の組織・団体と連携しつつ問題に対応していく所存であると発表していました。

今回の説明文書の中で、大学における図書館は重要な存在であり、機能・目的が高度化・多様化し、司書の役割も専門職員として更に大きな意味を持つ一方、現行の大学設置基準の条文では不十分であるため、同提言では、大学設置基準第38条の削除ではなく抜本的な改訂を提案していると述べられています。日本図書館情報学会は、同文書を受け取ったことを10月22日付でウェブサイトに掲載しており、今後は第38条の改訂の中身や大学図書館員に必要な知識やスキルについて議論を行っていくと述べています。

日本図書館協会(JLA)、「図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を更新

2021年10月19日、日本図書館協会(JLA)が、「図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を更新したと発表しました。

感染力の強い変異株による感染拡大を踏まえ、「マスクなしでの会話」「狭い空間での共同生活」「居場所の切り替わり」等の感染リスクが高まる5つの場面を考慮して更新を行ったとあります。

また、「基本的事項の決定と実施の確認に関するチェックリスト」の更新版や今回の更新におけるポイントをまとめた資料、更新箇所を赤字で示した資料も公開されています。

図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインの更新について(JLA, 2021/10/19)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx?itemid=6009

フランス図書館員協会、ワクチン接種やPCR検査陰性等を証明する“pass sanitaire”への図書館での対応等についての調査結果を公開

2021年10月18日、フランス図書館員協会(ABF)が、“pass sanitaire”(衛生パス)への図書館での対応等についての調査結果を掲載しました。

“pass sanitaire”は、ワクチン接種証明や、PCR検査または抗原検査での陰性証明、検査での陽性判定から11日以上6か月以内である回復証明書等が該当します。フランスでは、2021年7月から一部を除き図書館への入館時に“pass sanitaire”の提示が義務付けられています。

調査は、ABFにより、9月15日から10月2日にかけて実施され、2,868件の回答が寄せられました。選択式の質問項目への回答の集計結果の他、自由記述への回答750件も併せて公開されています。

集計結果の抜粋の中では、回答者の多くは利用者と接する部門であるため“pass sanitaire”の影響を受けており、96%は市立図書館員であったと述べられています。また、人員の増強なく“pass sanitaire”の運用が開始したと90%が回答したことや、運用開始後に利用者とのトラブルが発生したと回答したのは約60%であったこと等がまとめられています。

国立国会図書館、リサーチ・ナビにコンテンツ「中国で発行、公開された新型コロナウイルスその他の感染症に関する資料、情報等」を掲載

国立国会図書館(NDL)が、調べ物に役立つリソースを紹介するNDLのウェブサイト「リサーチ・ナビ」に、コンテンツ「中国で発行、公開された新型コロナウイルスその他の感染症に関する資料、情報等」を掲載しています。

新型コロナウイルス感染症、SARS、およびその他の感染症について、中国で発行、公開された資料等のうち、国立国会図書館の所蔵資料や政府系ウェブサイトの情報をまとめています。主に中国語の情報源が案内されています。

中国で発行、公開された新型コロナウイルスその他の感染症に関する資料、情報等(リサーチ・ナビ)
https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-asia-164.php

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