古典籍

慶応義塾大学附属研究所斯道文庫、斯道文庫所蔵典籍解題目録データベースの本格運用を開始

2020年3月31日、慶応義塾大学附属研究所斯道文庫が、斯道文庫所蔵典籍解題目録データベースの本格運用開始を発表しました。

安井文庫、浜野文庫(書簡類を除く)、坦堂文庫(集部・国書を除く)、大曽根文庫(洋装本を除く)、丹澤文庫、永島文庫、明治佛教史編纂所蔵書(雑誌を除く)、林泰輔自筆稿本類、服部大方自筆稿本類、横山・松本文庫、藤田・和田文庫(洋装本を除く)のデータ12,596件が搭載されています。

今後も一般蔵書をはじめ、いくつかの文庫のデータを追加していく予定としています。

斯道文庫所蔵典籍解題目録データベースの本格運用を開始しました。(斯道文庫, 2020/3/31)
http://www.sido.keio.ac.jp/info/index.php#111

斯道文庫所蔵典籍解題目録データベース
http://db.sido.keio.ac.jp/sido-tenseki/

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、多文字くずし字OCR結果を編集するツール“KuroNet Text Editor”を公開

2020年3月25日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、多文字くずし字OCR結果を編集するツール“KuroNet Text Editor”の公開を発表しています。

公開にあわせ、AIくずし字OCRサービスである「KuroNetくずし字認識サービス」の改良も行って、自動テキスト化・手動テキスト化の機能を加えたとしています。これにより、KuroNetくずし字OCRによる文字単位の認識結果を連結して文字列(テキスト)として出力し、コピーペーストして使えるようになったと説明されています。

また、複数のプラグインの機能を拡張したIIIF Curation Viewerのバージョン1.8も公開されています。

KuroNet Text Editorを公開しました(CODH, 2020/3/25)
http://codh.rois.ac.jp/news/#20200325

国文学研究資料館、資料画像のリスト「国語の授業に使える古典籍」「日本史の授業に使える古文書・史料」を公開

2020年2月14日、国文学研究資料館は、授業や自習で自由に利用できる資料画像のリスト「国語の授業に使える古典籍」「日本史の授業に使える古文書・史料」を公開しました。

資料の情報とともに、資料画像を収録するデジタルアーカイブへのリンクが示されています。なお、画像を利用する際は「国文学研究資料館所蔵」のクレジットを記載してほしいとあります。

国語の授業に使える古典籍(国文学研究資料館, 2020/2/14付け)
https://www.nijl.ac.jp/koten/image/kokugo.html

日本史の授業に使える古文書・史料(国文学研究資料館, 2020/2/14付け)
https://www.nijl.ac.jp/koten/image/nihonshi.html

【イベント】シンポジウム「マシンと読むくずし字―デジタル翻刻の未来像」(2/8・横浜)

2020年2月8日、慶應義塾大学日吉キャンパス(神奈川県横浜市)において、慶應義塾大学教養研究センターが主催するシンポジウム「マシンと読むくずし字―デジタル翻刻の未来像」が開催されます。

討議と体験を通して、デジタル翻刻の現在地と未来像を様々な立場から考えるシンポジウムであり、講演に加えて「凸版くずし字OCR」及び市民参加型翻刻プロジェクト「みんなで翻刻」のデモンストレーションも行われます。

参加無料ですが事前の登録が必要です。当日の主なプログラムは次のとおりです。

・「実験授業<マシンと読むくずし字>報告」
津田眞弓氏(慶應義塾大学経済学部教授)

・凸版印刷株式会社「くずし字OCR」デモンストレーション

・「翻刻とAI-OCR」
大澤留次郎氏(凸版印刷株式会社情報コミュニケーション事業本部)

・「みんなで翻刻」デモンストレーション

・「市民参加型翻刻の現状と将来」
橋本雄太氏(国立歴史民俗博物館助教)

・「新日本古典籍総合データベースの現在と未来-画像・テキスト・共同利用」
海野圭介氏(国文学研究資料館教授)

・全体討議

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、江戸マップβ版に地名検索機能を追加

2019年12月26日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)は、現在試験公開されている江戸マップβ版に、地名検索機能を追加したことを発表しました。

江戸マップβ版は、江戸の古地図など江戸時代の文書から情報を抽出し再構成することで、江戸都市空間の地理情報基盤を構築するプロジェクトです。試験公開の段階では、国立国会図書館が公開する江戸切絵図から地名情報を抽出し、その一覧を表示するとともに、IIIFに準拠した画像ビューワーであるIIIF Curation Viewerで可視化する機能を公開しています。

ニュース(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/news/
※2019年12月26日付けのニュースに「江戸マップβ版の地名検索を公開しました。」とあります。

江戸マップβ版
http://codh.rois.ac.jp/edo-maps/
※ページ下部に地名検索機能が追加されています。

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、日本古典籍くずし字データセットに字形データを大幅に追加:データセットを活用した無料のAIくずし字OCRサービスも公開

2019年11月11日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)は、日本古典籍くずし字データセットに字形データを大幅に追加し、文字数が684,165字から1,086,326字となったことを発表しました。

データセットに対してクリーニングを行い、一部の新字を旧字に統合した結果、文字種については4,645種から4,328種に減少したとあります。

あわせて、同データセットを活用したAIくずし字OCRサービスである「KuroNetくずし字認識サービス」も公開されました。IIIFに準拠した画像を対象として、多文字くずし字OCR機能を提供するものです。

「KuroNetくずし字認識サービス」のページでは、利用には登録が必要であること、利用は無料であるが他者の利用をさまたげるような利用状況となった場合は制限を行う可能性があること等、利用方法と制限に関する説明が掲載されています。

鎌倉市(神奈川県)、万葉集や古今和歌集等の鎌倉の古典文学を集めた「鎌倉仙覚文庫」を鎌倉市中央図書館に開設

2019年11月1日、鎌倉市(神奈川県)は、万葉集や古今和歌集等の鎌倉の古典文学を集めた「鎌倉仙覚文庫」を鎌倉市中央図書館に開設したことを発表しました。

鎌倉市の市制80周年を記念する事業であり、同文庫の設立にかかる学術連携を中心に、青山学院大学、二松学舎大学と包括連携協定を締結することも発表されています。

また、2019年11月24日まで、鎌倉市中央図書館で同文庫の開設記念展示が行われています。

中央図書館で鎌倉仙覚文庫開設記念展示を開始(鎌倉市, 2019/11/1)
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kisya/data/2019/20191101-3.html

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、IIIF Curation Viewerに新機能「アノテーションビューモード」を追加:新機能を体験できるサービス「江戸マップβ版」「くずし字データセット閲覧ビューア」も公開

2019年11月5日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)は、IIIF準拠の画像ビューワであるIIIF Curation ViewerのV1.7を公開したことを発表しました。

主要な新機能として次の2点が紹介されています。

・新機能「アノテーションビューモード」の追加により、IIIF画像上に場所や文字のマーカーが表示可能となり、IIIF環境でも地図や翻刻が利用しやすくなったこと
・IIIFマニフェストに含まれるIIIF Image APIに非対応のリソース(例:JPEG画像)等の表示にも対応したこと

また、新機能を体験できるサービスとして、古地図の上に画像マーカーを表示することでIIIFビューアを地図アプリのように使える「江戸マップβ版」と、くずし字の翻字を文字マーカーとして表示することでくずし字と現代の文字を左右に並べて表示する「くずし字データセット閲覧ビューア」を新たに公開したことも発表されています。

中国国家典籍博物館で中国古典籍の大規模展示が開催中:中華人民共和国成立70周年を記念

2019年9月4日、中国国家図書館の所蔵資料等を展示する中国国家典籍博物館は、9月7日から、中国古典籍の大規模展示「中華伝統文化典籍保護伝承大展」を同館において開催することを発表しています。中国の文化観光部と国家文物局が主催であり、中華人民共和国成立70周年、中国国家図書館創立110周年を記念する展示です。

古典籍の保護、継承において関係機関が行ってきた努力とその成果を示すものと位置付けられており、40か所余りの公的所蔵機関及び30名余りの個人蔵書家が所蔵する貴重資料計330種余りを4つのホールに分けて展示しています。

展示開催について報じる新華網の2019年8月28日付け記事では、中華人民共和国の成立以来、等級、数量、規模において最大の古典籍展示とする文化観光部・陳彬斌氏の発言や、国宝級の古典籍や海内の孤本等に加え、近年の調査で新たに発見された重要な古典籍も初めて展示されることが紹介されています。

東京大学学術資産等アーカイブズポータルに東京大学総合図書館所蔵の古典籍721点のデータが追加

東京大学学術資産等アーカイブズポータルの2019年8月16日付けのお知らせで、東京大学総合図書館所蔵の古典籍721点のデータが同ポータルに追加されたことが発表されていました。

国文学研究資料館が推進し、東京大学も拠点大学として参画する「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」によりデジタル化された資料群であり、同ポータルでは、「総合図書館所蔵古典籍(国文研デジタル化分)」というコレクション名で公開されています。

【コレクション新規追加】総合図書館所蔵古典籍(国文研デジタル化分)(721件)(東京大学学術資産等アーカイブズポータル, 2019/8/16)
https://da.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/portal/news/20190816

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