多文化・多言語サービス

E1739 - 2015年米国図書館協会(ALA)年次大会<報告>

 2015年6月25日から30日にかけて,サンフランシスコで2015年米国図書館協会(ALA)年次大会(E669E816E955E1074参照)が開催され,2万2,000人以上が参加した。筆者は米国での在外研究期間中に同大会に参加する機会を得た。本稿では,同大会で印象に残ったことを中心に報告したい。

シュプリンガー・ジャパン、「大学の国際化と図書館についての意識調査」のアンケート結果を公開

シュプリンガー・ジャパンが、本年の図書館総合展で「大学の国際化と図書館の国際化 その取組と課題 -大学の国際化の中での研究・教育支援における図書館の役割」と題したフォーラムを開催するに先立ち、8月より行なった「大学の国際化と図書館についての意識調査」のアンケート結果を公表しています。

「大学の国際化と図書館についての意識調査」公開(シュプリンガー・ジャパン,2015/11)
http://www.springer.jp/lf2015.php

「大学の国際化と図書館についての意識調査」アンケート結果(pdf,528KB)
http://www.springer.jp/librarian/files/LibrarySurvey2015.pdf

日本図書館協会(JLA)多文化サービス委員会、「多文化サービス実態調査」(公共図書館向け)を実施(~11/30)

日本図書館協会(JLA)多文化サービス委員会では、大学・短期大学・高等専門学校図書館等を対象とした「留学生等への図書館サービスに関する調査」に引き続き、2015年11月30日まで、公共図書館の多文化サービス実態調査を実施するとのことです。今回の調査は、1988年及び1998年に実施した多文化サービス実態調査に続く、第3回目の全国調査となるとのことです。

調査結果は、集計後報告書として刊行するほか、日本図書館協会多文化サービス委員会のウェブサイトにも掲載する予定とのことです。

日本図書館協会 お知らせ
http://www.jla.or.jp/
※「2015/10/21「多文化サービス実態調査」(公共図書館向け)実施のお知らせ」とあります。

「多文化サービス実態調査」(公共図書館向け)(JLA)
http://www.jla.or.jp/committees/tabunka/tabid/202/Default.aspx#notice2

札幌市中央図書館「中央図書館から始める世界の旅~留学生文化紹介セミナー2015~」を開催(11/14)

札幌市中央図書館が、2015年11月14日、「中央図書館から始める世界の旅~留学生文化紹介セミナー2015~」を開催するとのことです。

札幌市内の大学に通う留学生が、出身国について紹介するセミナーを開催するもので、今年は「中国」と「キルギス共和国」とのことです。

セミナーに合わせて、11月1日から14日まで、所蔵資料展示「中国・キルギスの文化」が行われるとのことです。

中央図書館から始める世界の旅~留学生文化紹介セミナー2015~(札幌市の図書館,2015/10/21)
http://www.city.sapporo.jp/toshokan/gyoji/chuo/bunkashoukaisemina-.html

経済産業省、地域の名物などを世界へ発信するためのウェブサイト“NIPPON QUEST”をオープン

2015年8月11日、経済産業省は、世界が知らない日本の「ふるさと名物」(例:地域の工芸品や雑貨、お土産やご当地グルメ、ものづくり体験や工場見学など)を、地域が主体となって世界へ発信するウェブサイト “NIPPON QUEST”をオープンしました。7月1日に募集が開始され、事前に投稿されていた「ふるさと名物」が早速掲載されているようです。

海外向けPRのノウハウを充分に持たない地域や中小事業者にも向けた取組みとのことで、投稿された記事は、FacebookやTwitterからログインすれば、例えば品物について「買った!」/「買いたい!」や、食べ物について「食べた!」/「食べたい」などといった投票のほか、コメントを残したり、人気の高い「ふるさと名物」を独自のアルゴリズムで自動的に点数化するシステムを用いて評価も行なわれるようです。

地域を愛する日本人と日本好きな外国人によってを対象としており、日本語・英語・中国語(繁体・簡体)・韓国語といった言語の自動翻訳機能もあるとのことで、「地域の名物を、世界の名物に」していく試みとなるようです。

9月中旬には機能の拡張も予定されており、2016年2月には、年間アワードを発表することも予定されています。

なお、この取組みは経済産業省の「ふるさと名物普及環境整備事業」の一環で行われるもので、事業者は株式会社博報堂です。

米国3M社、2015年米国図書館協会(ALA)年次大会の会場でLGBTを支援する取組みを実施(記事紹介)

2015年7月21日付のSchool Library Journal誌(オンライン)の記事で、6月に米国サンフランシスコ開催されていた、2015年米国図書館協会(ALA)年次大会の3M社のブースで行われたLGBTを支援する取組み(“Partner for Pride”)が紹介されています。

大会の参加者に、多様性を支援する本を付箋に書いてもらって、ブースに設置された“3M’s Partner for Pride wall”に貼り付けてハート形に展示するもので、
1タイトル記入してもらうごとに、3M社が5ドルをALAのGLBTラウンドテーブルに寄付され、最終的に2,245ドルが寄付されることになったようです。

School Library Journalの記事には写真も掲載されていて、また、付箋に書かれた推薦本については、“2015 Partner for Pride Reading List”としてLJ INFOdocketのウェブサイトで公開されています。

Pictures of the Week: 3M’s Post-It ‘Partner for Pride’ Wall(School Library Journal, 2015/7/21)

文化庁、平成26年度日本語教育実態調査を公開

文化庁では、国内の外国人に対する日本語教育の現状を把握するため,日本語教育実態調査を実施していますが、2015年7月29日、2014年度に実施した調査の結果を「国内の日本語教育の概要」として公開しました。

なお、この調査は、外国人に対する日本語教育又は日本語教師の養成・研修を実施している国内の機関及び施設・団体等に調査票を送付する方法で実施したとのことです。

平成26年度日本語教育実態調査について(文化庁、2015/07/29)
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2015072901.html

【イベント】NPO多言語多読、図書館多読の実践活動の紹介などを行う、第2回シンポジウム「図書館多読への招待」in東京 を開催(11/9・東京)

2015年11月9日、言語を獲得したい人たちやそれを支援する人たちに多読を提案する事業を展開しているNPO法人の「NPO多言語多読」は、新宿区立四谷図書館の協力により、四谷地域センターを会場として、「第2回シンポジウム『図書館多読への招待』in東京」を開催します。

主な内容は、

●基調講演
「英語多読への招待~図書館の森に多読の木を植えよう」(NPO多言語多読理事長・酒井邦秀氏)
●英語多読体験ワークショップ
●実践報告
 ・「東海地方図書館の多読向けサービス10年」(豊田工業高等専門学校・西澤一氏)
 ・「あつまる・まなびあう・つなげる図書館を目指して」(多治見市図書館・飯沼恵子氏)
 ・「東京の英語多読報告~公共図書館と学校図書館」(都立府中東高等学校・米澤久美子氏)
 ・「四谷図書館における英語多読活動」(新宿区立四谷図書館・遠藤ひとみ氏)
 ・「『tadoku navi』の紹介」(カーリル代表取締役・エンジニア・吉本龍司氏)
●四谷図書館多読コーナー見学
●「図書館多読」Q&Aセッション
内容:会場全体での意見交換

となっています。

多読に興味のある人、多読用図書の導入を検討している図書館関係者などが対象となるようで、定員は80名、参加費は1,500円とのことです。

【イベント】鳥取県立図書館、同館の「環日本海交流室」開設20周年等を記念し、「本でひらこう世界への扉」を開催(8/2・鳥取)

2015年8月2日、鳥取県立図書館は、1995年から開設していた「環日本海交流室」の20周年記念と、英語の資料などを充実させ、同室の機能を拡充して2014年に開設された「国際交流ライブラリー」の1周年を記念し、「本でひらこう世界への扉」を開催します。

同イベントでは、

・基調講演「世界遺産への旅~図書館を使って楽しむ世界~」
 講師:鳥取県図書館協会会長・JICAシニア海外ボランティア・山田晋氏

・報告「環日本海交流室・国際交流ライブラリーの歩み」

・シンポジウム「グローバル時代の図書館を考える」
 登壇者:鳥取大学地域学部教授・キップ・A・ケイツ氏
      鳥取市環日本海経済交流センター長・チェブラコワ・イリーナ氏
      前環日本海交流室・薛末子氏
      鳥取県統轄監・元県立図書館長・野川聡氏

と基調講演の関連展示「世界を旅した!見た!写した!」が実施されるようです。

入場は無料で、事前申込不要、手話通訳も行われ、誰でも参加可能とのことです。

【行事】環日本海交流室開室20周年・国際交流ライブラリー開設1周年記念事業(H27.8.2)(鳥取県立図書館)
http://www.library.pref.tottori.jp/hp/menu000003200/hpg000003105.htm

国立国会図書館のアジア情報室通報、「多文化共生施策と図書館の多文化サービス―平成26年度アジア情報関係機関懇談会 概要報告―」等の記事を掲載

国立国会図書館(NDL)は、「アジア情報室通報」の第13巻第2号(2015年6月号)をウェブサイトに掲載しました。本号では、「多文化共生施策と図書館の多文化サービス―平成26年度アジア情報関係機関懇談会 概要報告―」と題する記事等が掲載されています。

多文化共生施策と図書館の多文化サービス―平成26年度アジア情報関係機関懇談会 概要報告―(アジア情報室通報 13巻2号)
http://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/bulletin13-2-1.php

アジア情報室の刊行物(『アジア情報室通報』)
http://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/asia-pub.php

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