高齢者サービス

韓国・ソウル特別市西大門区、一人暮らしの高齢者や福祉施設利用者にオーディオブック端末や電子書籍端末の貸出を行う「訪問型電子図書館事業」を開始

2021年5月31日、韓国・ソウル特別市西大門区が、6月から、一人暮らしの高齢者や、福祉施設の利用者を対象に、オーディオブック端末や電子書籍端末の貸出を行う「訪問型電子図書館事業」を実施すると発表しています。

一人暮らしの高齢者には、健康・文学・歴史分野のコンテンツが収録されたオーディオブック端末100台が貸出されます。高齢者でも使いやすい機器となっており、また、読み上げ機能もあるため、視覚障害者の利用も想定されています。

区内9つの福祉施設(高齢者・障害者・多文化支援)には電子書籍端末100台の貸出が行われます。端末搭載のコンテンツに加え、西大門区立図書館が提供する電子書籍も利用できます。文字を拡大しての利用も想定されています。

端末の貸出期間等の詳細な運営規定は参加機関が決定します。また、一人暮らしの高齢者や福祉施設利用者を対象とした端末の利用方法に関する講座を開催するほか、端末の利用状況を監視して効果を分析しサービスの改善も推進するとしています。

江戸川区立西葛西図書館(東京都)、「50代からのいちばんわかる『SNS・スマホ講座』」を開催

東京都の江戸川区立西葛西図書館が、2021年6月20日に、「50代からのいちばんわかる『SNS・スマホ講座』」を開催します。

オンラインのパソコンスクールの運営者を講師に招き、50歳以上を対象にして、SNS・スマートフォンの使用にあたってのポイントを学ぶものです。定員は30人です。

受講にあたってはスマートフォン・タブレットが必要で、事前にTwitterのアプリをダウンロードしアカウントを開設する必要があります。アカウントの開設が難しい場合は当日同館職員が開設の支援を行うとしています。

50代からのいちばんわかる「SNS・スマホ講座」(江戸川区立図書館)
https://www.library.city.edogawa.tokyo.jp/toshow/event/event_5509.php

総務省、「デジタル活用支援 令和3年度事業実施計画等」を公表:主に高齢者のデジタル活用を支援する「講習会」を開始

2021年5月18日、総務省が、3月より開催してきた「デジタル活用支援アドバイザリーボード」における検討を踏まえて査定した「デジタル活用支援 令和3年度事業実施計画等」を公表しています。

デジタル活用に不安のある高齢者等の解消に向けて、6月から、デジタル活用支援推進事業(補助事業)として、全国1,800箇所程度において、主に高齢者のデジタル活用を支援する「講習会」を開始するとしており、携帯キャリアが携帯ショップで実施する類型Aと、地元ICT企業やシルバー人材センター等が地方公共団体と連携して公民館等で実施する類型Bが計画されています。

講習会では、マイナンバー関係や行政手続きに加え、アプリのインストール方法や地図アプリ・キャッシュレス決済アプリの使い方といったニーズの高い内容とセットで取り扱うとしています。その他、高齢者等が詐欺等にあわないように、セキュリティ対策を含めたスマートフォン等の安全な利用のために必要な知識についても取り扱う等するとしています。

国立台湾博物館による認知症患者のための取組「博物館処方箋」と実務ガイドの公開(記事紹介)

台湾の聯合新聞網による2021年3月15日付けの記事で、国立台湾博物館による「博物館処方箋」実務ガイドの公開が紹介されています。

「博物館処方箋」は「社会的処方」(social prescribing)の一種であり、認知症患者に博物館での文化活動を通じたケアを提供します。台湾では、台北市立聯合医院と国立台湾博物館との協力により、2019年から同医院の医師による処方が開始されています。

今回公開された実務ガイドでは、「博物館処方箋」を行う上での実務上の留意点のほか、台湾内外の「博物館処方箋」に関する取組の沿革や、英国・オーストラリアの博物館・美術館におけるケーススタディ、国立台湾博物館での実施例等がまとめられています。

記事によれば、今後実務ガイドに寄せられたフィードバックを踏まえ、台湾初となる「博物館処方箋」参考書の出版が予定されています。

社交處方箋 台博館將出參考書幫忙治失智(聯合新聞網, 2021/3/15)
https://udn.com/news/story/7266/5317997

新型コロナワクチンの接種会場となる米国の公共図書館(記事紹介)

American Libraries(オンライン)のブログ“The Scoop”の2021年2月2日付の記事“A Shot in the Arm”が、新型コロナワクチンの接種会場となっている米国の公共図書館を紹介しています。

記事では、2020年、新型コロナウイルスの検査センター、3Dプリンターを用いた保護具の作成、フードパントリーへの食料を寄付する場所として、図書館は、コロナ禍対応に不可欠な施設として認識されたが、通常毎日開館していること、車椅子での利用も可能なこと、防犯カメラ等の防犯機能を備えていることなどから、2021年は、新型コロナワクチンの接種会場となることが要請されているとします。

そして、公共図書館が新型コロナワクチンの接種会場となった事例として、ニューヨーク州・スケネクタディ郡公共図書館(SCPL)を取り上げ、2020年12月には医薬品が到着し、2021年1月4日からは、通常プログラミングのために用いられる部屋で、1日100人から150人の接種が行われていると紹介しています。同館職員は問診表のコピー、在庫の管理、クリップボートやペンの調達、医療従事者が使うノートパソコンの提供、警備員付き添いのもとでのワクチンの搬入や、ガウン・手袋・マスク・注射器・注射器廃棄箱等の搬入・搬出といった作業を行っているとのことです。

阪南市立図書館(大阪府)の「認知症にやさしい図書館プロジェクト」による取り組み「マスターズCafe」がNHK厚生文化事業団の「第4回認知症とともに生きるまち大賞」を受賞

2020年12月8日、大阪府の阪南市立図書館は、同館の「認知症にやさしい図書館プロジェクト」による取り組み「マスターズCafe」が、NHK厚生文化事業団の「第4回認知症とともに生きるまち大賞」を受賞したことを発表しました。

阪南市立図書館は、「超高齢社会と図書館研究会」が2017年10月に発表した「認知症にやさしい図書館ガイドライン」に沿って、社会福祉協議会や市内2か所の地域包括支援センター、介護保険課等の他機関や団体と協力して、2018年4月から「認知症にやさしい図書館プロジェクト」を開始しました。2018年9月からは、同プロジェクトの一環として、認知症の本人やその家族、図書館ボランティア、市職員等とともに、誰でも気軽に利用できるコミュニティカフェとして「マスターズCafe」の取り組みを週に1回実施しています。

韓国国立中央図書館(NLK)、第14回図書館革新アイデア・優秀事例の審査結果を発表:新型コロナウイルスの感染拡大後の新たなサービス等

2020年9月22日、韓国国立中央図書館(NLK)が、第14回図書館革新アイデア・優秀事例の審査結果を発表しました。

最優秀賞には、京畿道の利川市図書館・利川市麻長図書館による「オンライン読書カフェ<私の部屋の図書館>の運営」(事例)が選ばれました。

優秀賞には、ソウル特別市麻浦中央図書館による「図書館、コロナを越えてニューノーマルを夢見る麻浦中央図書館の非接触サービス」(事例)、忠清南道生涯教育院による「記録と文章作成による世代間融合型文化コンテンツ、識字教室での高齢者と青少年による世代間の共感事業運営」(事例)が選ばれています。

奨励賞には、中央大学校文献情報学部による「図書館統合電子書籍アプリ開発案」(アイデア)、ソウル特別市江西区立江西英語図書館による「コロナ禍における現場での図書館キュレーションサービス、司書が作る本の弁当」(事例)、ソウル特別市道谷情報文化図書館による「閉鎖型図書館が文化サロンとして再生」(事例)、仁川広域市弥鄒忽(ミチュホル)図書館による「新型コロナウイルス感染症による危機で世に知られた公共図書館の先進的対応」(事例)、京畿道・坡州市委託図書館による「止まってしまった図書館、動く司書達、オンラインプラットフォームを活用した情報活用教育の企画協力」(事例)が選ばれました。

【イベント】大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)主催シンポジウム「生と死と、そして命を支えるために」(9/8・豊中)

2020年9月8日、大阪大学における持続可能な共生社会を構想するための学際的なシンクタンク「社会ソリューションイニシアティブ(SSI)」の主催により、シンポジウム「生と死と、そして命を支えるために」が開催されます。

同シンポジウムは、近隣の自治体及び住民とともに超高齢社会に暮らす一人ひとりに寄り添う活動を展開することを目的としたSSIの基幹プロジェクト「一人ひとりの死生観と健康自律を支える超高齢社会の創生プロジェクト」の中間的な成果・取り組みを報告する趣旨で開催されます。「一人ひとりの死生観と健康自律を支える超高齢社会の創生プロジェクト」では具体的な活動の一つとして、「「図書館と認知症」の集会を開催しつつ、認知症にやさしい図書館を増やす」ことを挙げており、シンポジウム当日には、大阪大学大学院医学系研究科の山川みやえ准教授による報告「拡大する図書館の価値:超高齢社会の中での緩やかな変革」も行われます。

シンポジウムは大阪大学会館講堂(大阪府豊中市)で開催されますが、新型コロナウイルス感染症対策のため会場参加は関係者のみとなり、関係者以外はYouTubeのライブ配信とオンデマンド配信によりシンポジウムの様子を視聴することができます。

E2237 - 第28回京都図書館大会<報告>

2019年12月2日,市民交流プラザふくちやま(京都府福知山市)で第28回京都図書館大会(E2061ほか参照)が開催された。本大会は館種を越えて図書館関係者の連携と理解を深め,研鑽を積むことを目的として1992年から開催されている。第28回大会では,全国で地震,台風,豪雨等,災害が続く中,有効な対応策を考えるため「災害等の諸課題に立ち向かう図書館」と題し,講演,事例発表等が行われた。

生駒市(奈良県)、「あなたの一票で決まる「市民推薦」職員表彰」の投票を受付中:生駒市立図書館による「市民自治協議会との協創「朝活読得会」」も候補

奈良県の生駒市が、「あなたの一票で決まる「市民推薦」職員表彰」の投票を受付けています。

同市ではこれまでも職員表彰を行っていましたが、2020年度から、市民からの評価を職員の意欲向上につなげることを目的に、職場や地域で活躍する職員から応募のあった取組を市民に公開して投票する機会を設け、多くの投票を受けた取組を評価する「市民推薦賞」が新設されました。

市民協創部門として、生駒市立図書館による「市民自治協議会との協創「朝活読得会(よんどくかい)」」が候補となっています。同取組は、2018度のワークショップで提案された「図書館がある地域の特性を活かしたまちづくり」をもとに、中地区健康まちづくり協議会と同館が、開館前の図書館を利用して、地域住民の健康のサポートを目指す活動で、2019年8月1日から毎週木曜日、同館の本館において、ラジオ体操、呼吸法や歌、朗読などを行なっています。

投票期間は2020年1月21日から2月3日までで、市役所ウェブサイトもしくは市役所1階ロビーにて投票できます。表彰式は2月21日です。

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