貴重書

金沢大学附属図書館、「金大図書館時習基金」を設置

2019年11月1日、金沢大学附属図書館は、「金大図書館時習基金」を設置したことを発表しました。

同館利用者の利便性・快適性の向上、所蔵資料の保存・活用を継続的に実施するための基金であり、同基金への寄付を募集するとともに、寄付は以下の事業等に活用するとしています。

1.所蔵資料の保存修復及び貴重資料のデジタルアーカイブ化
2.図書館設備の整備・充実

「金大図書館時習基金」11月1日スタート(金沢大学附属図書館, 2019/11/1)
https://library.kanazawa-u.ac.jp/?p=25428

参考:
東北大学附属図書館、「図書館のみらい基金」(東北大学特定基金)を設置
Posted 2019年3月4日
https://current.ndl.go.jp/node/37697

鎌倉市(神奈川県)、万葉集や古今和歌集等の鎌倉の古典文学を集めた「鎌倉仙覚文庫」を鎌倉市中央図書館に開設

2019年11月1日、鎌倉市(神奈川県)は、万葉集や古今和歌集等の鎌倉の古典文学を集めた「鎌倉仙覚文庫」を鎌倉市中央図書館に開設したことを発表しました。

鎌倉市の市制80周年を記念する事業であり、同文庫の設立にかかる学術連携を中心に、青山学院大学、二松学舎大学と包括連携協定を締結することも発表されています。

また、2019年11月24日まで、鎌倉市中央図書館で同文庫の開設記念展示が行われています。

中央図書館で鎌倉仙覚文庫開設記念展示を開始(鎌倉市, 2019/11/1)
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kisya/data/2019/20191101-3.html

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、IIIF Curation Viewerに新機能「アノテーションビューモード」を追加:新機能を体験できるサービス「江戸マップβ版」「くずし字データセット閲覧ビューア」も公開

2019年11月5日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)は、IIIF準拠の画像ビューワであるIIIF Curation ViewerのV1.7を公開したことを発表しました。

主要な新機能として次の2点が紹介されています。

・新機能「アノテーションビューモード」の追加により、IIIF画像上に場所や文字のマーカーが表示可能となり、IIIF環境でも地図や翻刻が利用しやすくなったこと
・IIIFマニフェストに含まれるIIIF Image APIに非対応のリソース(例:JPEG画像)等の表示にも対応したこと

また、新機能を体験できるサービスとして、古地図の上に画像マーカーを表示することでIIIFビューアを地図アプリのように使える「江戸マップβ版」と、くずし字の翻字を文字マーカーとして表示することでくずし字と現代の文字を左右に並べて表示する「くずし字データセット閲覧ビューア」を新たに公開したことも発表されています。

東北大学、2種類のクラウドファンディングプロジェクトを開始:図書館所蔵「漱石文庫」のデジタルアーカイブ化プロジェクトと大学病院考案レシピの書籍化プロジェクト

2019年11月5日、東北大学は、クラウドファンディングサービス「READYFOR」を運営するREADYFOR株式会社と東北地方の大学では初となる業務提携を結び、提携後初のプロジェクトとして、附属図書館所蔵「漱石文庫」のデジタルアーカイブ化と大学病院考案レシピの書籍化を目指した2つのプロジェクトを開始したことを発表しました。

「漱石の肉筆を後世へ!漱石文庫デジタルアーカイブプロジェクト」は、東北大学附属図書館が所蔵する「漱石文庫」のデジタルアーカイブ化を目指す目標金額200万円のプロジェクトです。「漱石文庫」は、夏目漱石自身の肉筆による手帳や日記、ノート、試験問題、創作メモ、手紙などからなる自筆資料と、約3割に書き込みやアンダーラインが多数見られる旧蔵書で構成される、漱石の創作過程を知ることができるコレクションです。漱石没後100年がすぎ劣化の進行した資料や薄い鉛筆書きのため公開の難しくなった肉筆資料が現われ始めているため、クラウドファンディングを通して、最新の技術による全面的なデジタルアーカイブ化とインターネットを通した一般公開を進めたい、としています。

京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブで「京都大学数学教室貴重書ライブラリ」を公開:和算資料及び西洋数学資料592点を収録

2019年10月30日、京都大学図書館機構は、京都大学貴重資料デジタルアーカイブで「京都大学数学教室貴重書ライブラリ」を公開したことを発表しました。

「京都大学数学教室貴重書ライブラリ」には、同大学の理学研究科数学教室が所蔵する和算資料(天文書や漢籍を含む)及び西洋数学資料592点が収録されています。今回の追加により、デジタルアーカイブの公開件数は14,162タイトル、1,262,613画像となったこともあわせて紹介されています。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 「京都大学数学教室貴重書ライブラリ」を公開しました(京都大学図書館機構, 2019/10/30)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1383420

京都大学数学教室貴重書ライブラリ(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ)
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/collection/math

【イベント】オープンレクチャー「地域資料・古典籍のアーカイブ構築と活用」(11/25・東京)

2019年11月25日、東京都文京区本郷で、株式会社未来の図書館 研究所が主催するオープンレクチャー「地域資料・古典籍のアーカイブ構築と活用」が開催されます。

オープンレクチャーでは、国文学研究資料館古典籍共同研究事業センター事務室特任専門職員であり、「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」に携わる増井ゆう子氏による講演が行われます。参加費は無料、定員は35人(先着順、事前申し込み要)となっています。

【11.25開催】オープンレクチャー「地域資料・古典籍のアーカイブ構築と活用」のお知らせ(株式会社未来の図書館 研究所)
http://www.miraitosyokan.jp/wp/20191025/
https://www.miraitosyokan.jp/future_lib/lecture/201911/20191125_flyer.pdf
※二つ目のリンクはフライヤーです。[PDF:1ページ]

韓国国立中央図書館(NLK)、慶州市・独楽堂所蔵の古書・古文書等の展示を実施:民間所在の古文献調査・デジタル化の成果

2019年10月14日、韓国国立中央図書館(NLK)が、10月15日から12月15日まで、慶州市・独楽堂所蔵の古文献等の展示を実施すると発表しました。

NLKは、韓国の古文献の体系的管理や活用を担っており、2015年12月から3年間をかけて、慶州市の驪州李氏の独楽堂が所蔵する古文献の調査・デジタル化を実施し、3,043点の書誌及び画像をNLKの運営する韓国古典籍総合目録システムで登録・公開しました。

同資料を広報するため驪州李氏の宗家の許可を得て、今回展示を行うものです。

独楽堂の資料がソウルで展示されるのは初めてとのことで、独楽堂の所蔵する国指定の「宝物」16点など38点の古書・古文書が展示されるほか、独楽堂を建てた儒者・李彦迪の遺品11点も展示されます。

また、韓国の代表的建築物として宝物に指定されている独楽堂の「渓亭」を展示会場に再現しています。

米・スタンフォード大学図書館、100以上の貴重書に関する書誌・蔵書目録・販売目録等の全文検索が可能なリソースとして“Rarebooks”を公開

米・スタンフォード大学図書館の月刊ニュースレター“Remix”の140号(2019年9月刊行)において、同館が新たに公開したリソース“Rarebooks”が紹介されています。

“Rarebooks”は研究者・学生・図書館員・書籍専門家・収集家等向けのリソースです。“Rarebooks”は、世界文学・博物学・理学・医学・工学等様々な分野の100以上のデジタル化された貴重書に関する書誌・蔵書目録・販売目録等について、100万ページ近くに及ぶ全文検索機能を備えています。

Stanford Libraries Remix: A Monthly Newsletter, Issue 140, September 2019
https://mailchi.mp/stanford/sep2019remix?e=396e2a48b0

E2179 - AI技術を取り入れた「くずし字翻刻学習・指導システム」

立命館大学アート・リサーチセンター(以下「立命館ARC」)では,様々なデジタルアーカイブを構築しており,その中の浮世絵と古典籍のポータルデータベースに凸版印刷株式会社の開発による人工知能(AI)技術を組み込んだ「くずし字翻刻学習・指導システム」が2019年1月に導入された。学習・研究用のプロジェクトベースによる活用が可能となっており,古典籍の翻刻本文アーカイブの進展も期待できる。

茨城大学図書館、特別展示「菅文庫修繕資料お披露目展」を開催:クラウドファンディングで修繕した資料を工程とともに数点展示

茨城大学図書館が、2019年11月1日から11月17日まで、特別展示「菅文庫修繕資料お披露目展」を開催します。

同館では、所蔵資料「菅文庫」の修繕をめざすクラウドファンディングを実施し、9点の資料のカビの除去や虫損の補修を行ないました。

展示では、修繕した資料が、修繕工程とともに数点展示されます。

茨城大学図書館特別展示「菅文庫修繕資料お披露目展」を開催します(11/1-11/17)(茨城大学図書館,2019/10/3)
http://www.lib.ibaraki.ac.jp/news/index.php?id=277

参考:
茨城大学図書館、貴重資料「菅文庫」の修繕をめざすクラウドファンディングを開始
Posted 2019年3月12日
https://current.ndl.go.jp/node/37755

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