貴重書

京都大学図書館機構、「中井家絵図・書類 禁裏之部」1,067点を「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」で公開

2020年2月21日、京都大学図書館機構は、「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」にて、「中井家絵図・書類 禁裏之部」1,067点をデジタル化・公開したと発表しています。

「禁裏之部」は「中井家絵図・書類」のうち1,067点からなり、『禁裏全圖』をはじめ、紫宸殿、清涼殿、仙洞御所といった京都御所内各宮殿の建築図面、各部設計図、飾彫刻や各種器具の絵図、修造簿等が含まれます。

2019年度「京都大学附属図書館所蔵『中井家絵図・書類 禁裏之部』インターネット公開による京都の宝の世界発信」事業(総長裁量経費)により、劣化が進んだ資料を修復して全点を電子化・公開したものです。大型絵図は非接触型高精細スキャナーにより撮影し、一つの画像に接合したとのことです。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 「中井家絵図・書類 禁裏之部」1,067点を新しくデジタル化・公開しました(京都大学図書館機構, 2020/2/21)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1384385

東京大学農学生命科学図書館、「農学生命科学図書館デジタルアーカイブ」の新規追加コンテンツとして「農科大學桑樹見本園各種摺葉譜」を公開

2020年2月10日、東京大学農学生命科学図書館は、同館所蔵資料をデジタル化公開している「農学生命科学図書館デジタルアーカイブ」で、新たに「農科大學桑樹見本園各種摺葉譜」を公開したことを発表しました。

公開された「農科大學桑樹見本園各種摺葉譜」は、東京帝国大学農科大学の桑樹見本園で育てられていた桑樹、約750種類の葉を魚拓のように写し取った資料です。東京帝国大学農科大学教授であった佐々木忠治郎氏により編集されています。同資料の序文によると、東京帝国大学農科大学の前身である駒場農学校では、1881年に桑園の設置、1884年に増設が行われました。設置・増設当時に植えられていた桑は100種程度でしたが、1888年に日本各地の桑種を収集する桑樹見本園となり、資料が作成された1918年には約750種を育て、外来種の収集も行うようになっていました。

「農科大學桑樹見本園各種摺葉譜」は、「農学生命科学図書館デジタルアーカイブ」で公開された他のコンテンツ同様に、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「CC BY」相当の利用条件で公開されています。

愛知教育大学附属図書館、「チェンバレン・杉浦文庫目録」を同大学のリポジトリで公開

2020年1月29日、愛知教育大学附属図書館が、1990年と1992年に同館が刊行した「チェンバレン・杉浦文庫目録」を同大学のリポジトリで公開しました。

「チェンバレン・杉浦文庫」は、東京帝国大学の教員で日本研究者の英国人バジル・ホール・チェンバレン氏 と、同氏の学僕で同氏の蔵書の一部(和書と英書、及び身辺雑具) を遺品として贈与された岡崎市(愛知県)出身の杉浦藤四郎氏の蔵書・書簡等からなる同大学の特殊コレクションです。同大学の前身、愛知学芸大学分校が岡崎市にあった縁で杉浦氏とその子息から寄贈されました。

目録には、図書目録と書簡目録の2種類があります。

愛知教育大学学術情報リポジトリ AUE Repository お知らせ
https://aue.repo.nii.ac.jp/
※2020/01/29欄に「所蔵資料にチェンバレン・杉浦文庫の刊行目録を追加しました。」とあります。

宇都宮市立東図書館(栃木県)、栃木県立図書館「滝澤コレクション」を用いたジャズレコードコンサートを開催

2020年2月16日、栃木県の宇都宮市立東図書館が、「ジャズのまち宇都宮」にちなんでジャズレコードコンサートを開催します。

宇都宮市内の病院院長から栃木県立図書館が寄贈を受けた、1万4,483枚のレコードからなる「滝澤コレクション」(館内利用のみ)のなかから、渡辺貞夫氏の作品や、県立図書館でコンサートを開催した際のリクエストを基に選定して実施するとしています。

「滝澤コレクション」は、国内盤が少なかった時期に蒐集した米国からの輸入盤等の国内外のジャズの名盤がコレクションの中核をなしており、現在廃盤となって入手困難な貴重盤も数多く含まれるとのことです。

定員は先着50人(中学生以上)です。

東図書館 ジャズレコードコンサートを開催します(宇都宮市立図書館)
https://www.lib-utsunomiya.jp/viewer/info.html?id=743

広島市立中央図書館、ADEACで「広島市立図書館貴重資料アーカイブ」を公開:公開記念講演会も開催

2020年2月1日、広島市立中央図書館は、歴史資料検索閲覧システム“ADEAC”で「広島市立図書館貴重資料アーカイブ」を公開したことを発表しました。

浅野氏広島城入城400年記念事業として実施されたものであり、2019年度の公開対象として、同館が所蔵する浅野文庫の絵図29点と郷土資料1点が収録されています。

2020年2月22日には、公開記念講演会「デジタルアーカイブで見る 広島藩江戸屋敷・大坂蔵屋敷」も同館で開催されます。定員は60人であり、要申込・先着順となっています。

浅野氏広島城入城400年記念事業 「広島市立図書館貴重資料アーカイブ」を公開しました(広島市立図書館, 2020/2/1)
http://www.library.city.hiroshima.jp/news/chuou/2020/02/2318.html

静岡県立中央図書館、中国・浙江図書館からの研修員が同館蔵の江戸幕府旧蔵書「葵文庫」等から選んだ漢籍を展示する貴重書展示 「中世・近世の漢籍」を開催中

静岡県立中央図書館が、2020年2月1日から27日まで、貴重書展示 「中世・近世の漢籍」を開催中です。

静岡県と中国・浙江省の友好交流事業の一環として同館にて研修を行っている浙江図書館の孫暁清氏が同館蔵の江戸幕府旧蔵書「葵文庫」等から選定した漢籍を、同氏による解説を添えて展示するものです。

2020年2月の貴重書展示 「中世・近世の漢籍」(静岡県立中央図書館)
https://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/library/ref_tenji/tenji_202002.html

参考:
奈良県立図書情報館、中国陜西省図書館と友好協定を締結
Posted 2010年3月15日
https://current.ndl.go.jp/node/15927

京都大学図書館機構、「中井家絵図・書類 幕府之部」の図面13タイトル及び京都大学附属図書館・文学研究科・理学研究科所蔵資料31タイトルを「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」で公開

2020年1月27日、京都大学図書館機構は、「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」にて、

(1)京都大学附属図書館が所蔵する「中井家絵図・書類 幕府之部」の図面13タイトル

(2)京都大学附属図書館が所蔵する一般貴重書(和)、文学研究科が所蔵する地図等、理学研究科が所蔵する洋書、合計31タイトル

を電子化・公開したと発表しています。

(1)は、江戸幕府京都大工頭の中井家に伝わった図面を中心とした資料「中井家絵図・書類」のうち、京都所司代や京都守護職などに関係する「幕府之部」から建築物の図面13点を電子化したものです。

(2)は、毎年附属図書館をはじめ学内の図書館・室が所蔵する貴重資料を電子化・公開する、同機構の「京都大学オープンアクセス推進事業」の一環として行われたもので、附属図書館と理学研究科が所蔵する資料については、所蔵館を明示すれば自由に二次利用することができるとしています。

E2222 - 第67回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム<報告>

2019年10月20日,京都市の龍谷大学大宮キャンパスにおいて第67回日本図書館情報学会研究大会シンポジウムが「デジタルアーカイブと図書館」と題して開催された。以下,話題提供および質疑応答の内容について報告する。なお,登壇者による発表資料が日本図書館情報学会のウェブページで公開されている。また詳細な報告は『日本図書館情報学会誌』にも掲載されるので,そちらも合わせて確認して頂きたい。

米・ハワイ大学マノア校ハミルトン図書館、フランク・ホ―レー氏の遺族から江戸時代の捕鯨の様子を描いた絵巻「鯨魚覧笑録」(二巻)の寄贈を受ける:同館「阪巻・宝玲文庫」の一部に

2020年1月24日、米・ハワイ大学マノア校は、同校のハミルトン図書館が、フランク・ホ―レー(Frank Hawley)氏の息子であるJohn Harvard Hawley氏の妻・Deborah Rudolph氏から、絵巻「鯨魚覧笑録」(二巻)の寄贈を受けたと発表しています。

1819年に作成された捕鯨の全過程が描かれた絵巻で、東京国立博物館にも同タイトルであまりカラフルでないものが所蔵されていると説明されています。

同資料は、英国人ジャーナリストであるフランク・ホ―レー氏が収集した琉球関係資料に元ハワイ大学教授の阪巻駿三氏の個人コレクションを加えて成立した、同館アジアコレクションの「阪巻・宝玲文庫」に加えられるとしています。

Rare Japanese scrolls gifted to Hamilton Library(University of Hawaiʻi at Mānoa, 2020/1/24)
http://manoa.hawaii.edu/news/article.php?aId=10401

【イベント】高木家文書重要文化財指定記念講演会「伝来の地で語る高木家文書の世界」(3/1・大垣)

2020年3月1日、岐阜県大垣市の大垣市スイトピアセンター学習館2階スイトピアホールにおいて、高木家文書重要文化財指定記念講演会「伝来の地で語る高木家文書の世界」が開催されます。

名古屋大学附属図書館が所蔵する「高木家文書(交代寄合西高木家関係資料)」が、2019年7月に重要文化財に指定されたことを記念して、広く高木家文書を紹介するという趣旨の下で開催されます。同講演会は名古屋大学附属図書館と、旗本高木家の役宅であった「西高木家陣屋跡(国指定史跡)」を管理する大垣市教育委員会が主催者となり、会場は高木家文書ゆかりの地である岐阜県大垣市が設定されています。講演会会場では高木家文書のレプリカ展示も行われます。また、講演会参加者には「高木家文書関連グッズ」が進呈されます。

事前申込・参加費は不要ですが、定員は120人(当日受付順)です。主なプログラムは次のとおりです。

・高木家文書の特徴と伝来
 石川寛氏(名古屋大学人文学研究科准教授)

・高木家治水文書の紹介
 秋山晶則氏(岐阜聖徳学園大学教育学部教授)

・高木家文書にみる上石津地域の人々と山
 山﨑和真氏(大垣市教育委員会学芸員)

・質疑応答

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