貴重書

伊賀市(三重県)、芭蕉忌にあわせ「デジタルミュージアム 秘蔵の国 伊賀」において「芭蕉と俳諧の世界」を先行公開

三重県の伊賀市が、2021年1月に正式公開予定の「デジタルミュージアム 秘蔵の国 伊賀」において、芭蕉の忌日にあわせて、2020年10月12日に「芭蕉と俳諧の世界」を先行公開しました。

同市では、2020年度から2021年度にかけて、市や関係機関が所蔵する貴重資料をデジタルアーカイブ化し、インターネット上で公開する事業を行なっており、2021年1月には「伊賀流忍者」「郷土資料」の公開が予定されています。

「デジタルミュージアム 秘蔵の国 伊賀」が始まりました。(伊賀市,2020/10/23)
https://www.city.iga.lg.jp/0000008373.html

デジタルミュージアム 秘蔵の国 伊賀
https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/2421605100

松竹大谷図書館、「松竹大谷図書館特別資料閲覧システム」を公開

2020年10月22日、公益財団法人松竹大谷図書館が、「松竹大谷図書館特別資料閲覧システム」を公開しました。

現在、同館が所蔵する「川上音二郎・貞奴一座欧米公演関係資料アルバム」が閲覧できるようになっています。同資料のデジタルアーカイブ化は、同館が2018年に実施したクラウドファンディング・プロジェクト「【第7弾】世界へ翔んだ、川上音二郎・貞奴の軌跡を未来へ。」で募集した支援金をもとに行われました。

システムの開発および公開は、同館と立命館大学アート・リサーチセンター間の協定に基づき、立命館大学アート・リサーチセンターが実施しています。

《松竹大谷図書館特別資料閲覧システム》を公開しました(松竹大谷図書館,2020/10/22)
https://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/news/201022.html

【イベント】第33回斯道文庫講演会・文庫開設60年記念フォーラム「書誌学のこれまでとこれから」(11/28・オンライン)

2020年11月28日、慶応義塾大学附属研究所斯道文庫が、第33回斯道文庫講演会・文庫開設60年記念フォーラムとして、「書誌学のこれまでとこれから」を開催します。

同フォーラムはYouTubeLive配信によりオンライン開催されます。開催日までに斯道文庫のウェブサイト上で配信URLが告知され、事前登録不要・無料でフォーラムの様子を視聴することができます。当日の主な内容は次のとおりです。

○ 基調講演
 佐藤道生氏(慶應義塾大学名誉教授)「資料発掘と斯道文庫」

○ 文庫員報告
 堀川貴司氏「斯道文庫所蔵文人筆跡類について」
 高橋悠介氏「密教聖教の略字表記と東密西院流」
 矢島明希子氏「斯道文庫所蔵影宋本『爾雅』について」
 住吉朋彦氏・種村和史氏(慶応義塾大学商学部教授)・斎藤慎一郎氏(慶応義塾大学文学研究科後期博士課程)「慶應義塾図書館蔵『論語疏』巻六の文献価値」

アイルランド・ダブリン市議会、トリニティ・カレッジ・ダブリン旧図書館の保存・再開発計画を承認

2020年10月8日付で、アイルランドのトリニティ・カレッジ・ダブリン図書館は、ダブリン市議会から旧図書館(Old Library)の保存・再開発計画の承認が下りたことを発表しました。

トリニティ・カレッジ・ダブリン旧図書館は、巨大な閲覧室「ロングルーム」や『ケルズの書(The Book of Kells)』をはじめとする貴重な写本のコレクション等で著名なアイルランドを代表する図書館・文化施設です。同館は400年以上にわたって、所蔵する貴重コレクションを管理してきましたが、環境汚染や埃の堆積が建物の構造に影響を与えていること、施設の環境制御システムや防火対策が不十分であることなど、コレクションの保存と保存のための建物環境に関する課題を抱えています。また、近年、世界の文化施設で発生している火災の報道も同館の懸念を深刻なものにしています。

佐賀大学地域学歴史文化研究センター、同センターが所蔵する『解体新書』の画像をパブリックドメインで公開

2020年10月6日、佐賀大学地域学歴史文化研究センターはTwitterアカウントで、同センターが所蔵する『解体新書』の画像を公開したことを発表しました。

佐賀大学地域学歴史文化研究センターでは、幕末の佐賀藩が導入した西洋科学・医学などの研究の一環として、江戸期から明治期の医学書を収集しており、いずれ全点画像の公開を予定しています。今回は、同センターの調査活動で収集した史料などの画像を掲載するデータベース「画像データベース」上に、同センターが所蔵する『解体新書』の図編1冊、及び本文編全4巻を収録した合冊本1冊の全画像がパブリックドメインで公開されています。

@chiikigakusaga(Twitter,2020/10/6)
https://twitter.com/chiikigakusaga/status/1313279719605850112

京都大学貴重資料デジタルアーカイブ、同大学理学研究科生物科学図書室が所蔵する博物学資料21点を公開

2020年10月9日、京都大学貴重資料デジタルアーカイブは、同大学理学研究科生物科学図書室が所蔵する博物学資料21点を公開したことを発表しました。

同資料は、2010年から2012年にかけて、京都大学のグローバルCOEプログラム「生物の多様性と進化研究のための拠点形成」の補助による修復・電子化の上、「生物科学図書室 Digital Archives」として公開された資料です。京都大学貴重資料デジタルアーカイブは、「生物科学図書室 Digital Archives」の公開データのプラットフォーム移行を実施し、同アーカイブのコレクション「京都大学所蔵資料でみる博物学の時代」の一部として公開しました。

これにより、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、1万7,663タイトル、137万2,575画像となっています。

理学研究科生物科学図書室が所蔵する博物学資料21点を公開しました(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ,2020/10/9)
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/news/2020-10-09

ライデン大学図書館(オランダ)、同館特別コレクション室所蔵のイエメンで制作されたシーア派分派ザイド派の文化伝統を記録したアラビア語写本約150点をデジタル化公開

2020年9月16日、オランダのライデン大学図書館は、イエメンで制作された約150点の写本のデジタル化を完了し、研究・教育目的で自由に利用可能となるように公開したことを発表しました。

同館がデジタル化公開した写本は、17世紀から20世紀半ばまでにイエメンで制作されたイスラム教のシーア派分派ザイド派の文化伝統を記録したアラビア語の写本です。ザイド派の人々が制作した様々な写本は、紛争等のため、過去数百年の間に国外へ流出し、同館特別コレクション室はそのような写本のうち、言語・文学・歴史・宗教・イスラム法などの多様なテーマを含む約150点を所蔵しています。

東京大学農学生命科学図書館、「農場博物館デジタルアーカイブ」を公開

2020年10月7日、東京大学農学生命科学図書館は、「農場博物館デジタルアーカイブ」の公開を発表しました。

「農場博物館デジタルアーカイブ」は、東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構が運営する農場博物館(東京都西東京市)蔵書のデジタル化画像を収録したデジタルアーカイブです。明治初期に刊行されドイツの農業技術を図版とともに解説する「獨逸農事圖解」の全巻と、同じく明治初期に刊行され日本各地の産業の製造過程を図版とともに解説する「教草」の一部が同アーカイブで公開されています。「教草」はいずれ全巻がデジタル化される予定です。

「農場博物館デジタルアーカイブ」に掲載された画像は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「CC BY」相当の利用条件で公開されています。

「農場博物館デジタルアーカイブ」を公開しました(東京大学農学生命科学図書館,2020/10/7)
https://www.lib.a.u-tokyo.ac.jp/html/news/2020/20201007_agrifarm_archive

駒沢大学図書館(東京都)が所蔵する『松平家忠日記』が重要文化財に指定

2020年10月5日、東京都の駒澤大学は、同大学図書館の所蔵する『松平家忠日記』の重要文化財への指定が、9月30日付の官報(号外第203号 文部科学省告示 第百十八号)で告示されたことを発表しました。

『松平家忠日記』の重要文化財指定は、2020年3月19日の文化庁文化審議会文化財分科会で答申されていました。

『松平家忠日記』の全文画像は駒澤大学図書館の電子貴重書庫で公開されています。

本学図書館所蔵『松平家忠日記』が国の重要文化財に指定されました(駒澤大学,2020/10/5)
https://www.komazawa-u.ac.jp/news/other/2020/1005-9649.html

東北大学附属図書館、同館が所蔵する「狩野文庫」のデジタル化画像の公開を開始:第一弾として「新日本古典籍総合データベース」上に232点を公開

2020年9月24日、東北大学と国文学研究資料館は共同して、東北大学附属図書館所蔵の和漢書古典を中心とする古典籍コレクション「狩野文庫」のデジタル化を行い、順次オンライン公開を進めることを発表しました。

「狩野文庫」のデジタル化公開は、国文学研究資料館の「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」事業の一環として取り組まれ、2018年度からデジタル化が開始されています。デジタル化公開の第一弾として、同日付で、国文学研究資料館の「新日本古典籍総合データベース」上に232点・1万3,073コマの画像が公開されました。今後、マイクロフィルムの電子化も進め、順次デジタル化画像を公開することを予定しています。

「狩野文庫」は明治期の思想家・教育者である狩野亨吉文学博士の旧蔵書で、文学・哲学・科学をはじめ美術、兵学などあらゆる分野の約10万8,000点の資料で構成されるコレクションです。

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