貴重書

イスラエル国立図書館、15世紀にイベリア半島で作成された旧約聖書の『エステル記』を含むヘブライ語の巻子本“megillah”を入手しデジタル化公開

2021年2月22日、イスラエル国立図書館は同館のブログ“The Librarians”において、旧約聖書の『エステル記』を含むヘブライ語の巻子本“megillah”を寄贈により入手し、同資料のデジタル画像がオンライン上で利用可能になったことを発表しました。

同館が新たに入手した“megillah”は文体の検討と放射性炭素年代測定により、ユダヤ人がスペイン・ポルトガルから追放される以前の1465年頃に、イベリア半島で作成されたと推定されています。中世、特にイベリア半島から追放される以前の『エステル記』を収録した巻子本の現存は極めて稀であることを紹介しています。

イスラエル国立図書館は、同館の前身のイスラエル国立・大学図書館(Jewish National and University Library)で国際委員会の初代委員長を務めたLudwig Jesselson氏の遺族から同資料の寄贈を受けました。資料のデジタル化画像は同館のウェブサイト上で公開されています。

秋田大学附属図書館、『天文対話』『新科学対話』『デ・レ・メタリカ』のデジタル画像を公開

2021年2月22日、秋田大学附属図書館が、同館所蔵の貴重書、『天文対話』『新科学対話』『デ・レ・メタリカ』のデジタル画像を、「秋田大学貴重資料デジタルギャラリー」で公開したことを発表しました。

『天文対話』と『新科学対話』はガリレオ・ガリレイ、『デ・レ・メタリカ』はドイツの鉱山学者ゲオルク・アグリコラにより書かれたものです。

お知らせ(秋田大学附属図書館)
https://www.lib.akita-u.ac.jp/top/?q=ja/news
※2021年2月22日付で、「貴重図書『天文対話』『新科学対話』『デ・レ・メタリカ』のデジタル画像を公開しました」と掲載されています。

貴重図書『天文対話』『新科学対話』『デ・レ・メタリカ』のデジタル画像を公開しました(秋田大学附属図書館)
https://www.lib.akita-u.ac.jp/top/?q=ja/node/303

慶応義塾大学附属研究所斯道文庫、デジタルアーカイブ「宮内庁書陵部収蔵漢籍集覧」内の「全文影像データベース」をIIIF版に移行したと発表

2021年2月4日、慶応義塾大学附属研究所斯道文庫が、デジタルアーカイブ「宮内庁書陵部収蔵漢籍集覧」内の「全文影像データベース」をIIIF版に移行したと発表しています。

ただし、一部の書目(宋版大蔵経・同大般若波羅蜜多経)については、2021年度中の移行を予定しているとしています。

また、移行に伴い、画像の利用許諾条件の表示内容を変更したと説明されています。

デジタルアーカイブ「宮内庁書陵部収蔵漢籍集覧」の改修について(斯道文庫,2021/2/4)
http://www.sido.keio.ac.jp/info/index.php#132

宮内庁書陵部収蔵漢籍集覧―― 書誌書影・全文影像データベース ――
http://db.sido.keio.ac.jp/kanseki/T_bib_search.php

【イベント】みんなで翻刻サミット(2/15・オンライン)

2021年2月15日、「みんなで翻刻サミット」がオンラインで開催されます。

翻刻参加者、資料提供機関、システム開発者、研究者等、「みんなで翻刻」に関わるステークホルダーによる、取組や課題の共有、今後必要な取組やシステムについての議論が行われます。

参加を希望する場合は、事前の申し込みが必要です。

当日の主なプログラムは以下の通りです。

・MLAとみんなで翻刻
井上真実氏(皇學館大学附属図書館)
與那覇政輝氏(琉球大学附属図書館)
中村美里氏(東京大学総合図書館)
菊池信彦氏(関西大学アジア・オープン・リサーチセンター)
柳沢芙美子氏(福井県文書館)

・質疑応答・コメント・アイデア出し
コメント:岡本真氏(アカデミック・リソース・ガイド株式会社)

・テクノロジーとみんなで翻刻
高橋菜々子氏(東京学芸大学附属図書館)
永崎研宣氏(人文情報学研究所)
カラーヌワット・タリン氏(人文学オープンデータ共同利用センター)

・開発者から
加納靖之氏(東京大学地震研究所)
橋本雄太氏(国立歴史民俗資料館)

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、第二次世界大戦中のホロコーストに関する重要資料を蔵書として受入:連合国陣営にホロコーストの進行を公式に報告した最も古い文書

2021年1月27日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、第二次世界大戦中のナチスドイツ政権によるホロコーストについての重要資料を、同館の蔵書として受入したことを発表しました。

LACが新たに受入した資料は、1943年初頭にポーランド亡命政府が作成した16ページの英文報告書『ドイツ占領下のポーランドにおけるユダヤ人の大量殺戮(The Mass Extermination of Jews in German Occupied Poland)』です。同報告書には、ポーランド亡命政府の外務大臣が第二次世界大戦当時の連合国政府(Allied governments)宛に作成したレポートが含まれています。同レポートは、諜報活動に基づいて入手したポーランド系ユダヤ人大量殺害の詳細と、ワルシャワのユダヤ人居住区「ワルシャワ・ゲットー」から強制収容所への送還について報告した内容で、連合国陣営にホロコーストの進行を伝えた初めての公式文書であることを紹介しています。

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)、関西大学デジタルアーカイブで「長谷川貞信(初代、二代、三代)コレクション」を公開:塗り絵、ウェブ会議用背景画像集もあわせて公開

2021年2月1日、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)が、関西大学デジタルアーカイブで「長谷川貞信(初代、二代、三代)コレクション」を公開したことを発表しました。

公開に合わせ、同コレクションを利用した、関西大学デジタルアーカイブ塗り絵「長谷川貞信コレクション」やウェブ会議用背景画像集も提供されています。また、2月1日から2月5日まで開催されている、ニューヨーク医学アカデミー(The New York Academy of Medicine)の図書館による塗り絵のイベントである“#ColorOurCollections”にも、参加・提供を行っていると述べられています。

関西大学デジタルアーカイブ塗り絵「長谷川貞信コレクション」とウェブ会議用背景画像集を公開いたしました(KU-ORCAS, 2021/2/1)
https://www.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/news/20210201_745/

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)、『廣瀬本万葉集』の翻刻およびTEIマークアッププロジェクトの成果を公開

2021年1月29日、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)が、『廣瀬本万葉集』の翻刻およびTEIマークアッププロジェクトの成果の公表を発表しました。

KU-ORCASの研究ユニット「古典籍の情報資源化」による、同大学総合図書館が所蔵する『廣瀬本万葉集』のデジタル化資料を用いたプロジェクトです。

2020年度の成果として、『廣瀬本万葉集』巻2に収録されている歌のうち、旧国歌大観番号85から140までのTEI/XMLデータが、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC BYのもとKU-ORCASのGitHub上で公開されています。

『廣瀬本万葉集』の翻刻およびTEIマークアッププロジェクトの成果を公表しました(KU-ORCAS, 2021/1/29)
https://www.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/news/20210129_758/

東京学芸大学附属図書館のデジタルアーカイブ「学びと遊びの歴史」、みんなで翻刻との連携を開始

2021年1月29日、東京学芸大学附属図書館は、同館のデジタルアーカイブ「学びと遊びの歴史」が「みんなで翻刻」に参加したと発表しました

「みんなで翻刻」のウェブサイト内に、「学びと遊びの歴史」搭載のデジタル画像データの翻刻プロジェクトを立ち上げたものです。

デジタル公開資料の解読を進めることに加え、同館の教育史を中心とした資料に広く親しんでもらう機会とすることを目的としたもので、今後も継続的に新規資料を掲載していく予定としています。

本学デジタルアーカイブ「学びと遊びの歴史」が「みんなで翻刻」に参加しました(東京学芸大学附属図書館,2021/1/29)
https://library.u-gakugei.ac.jp/notice/20210129.html

東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!(みんなで翻刻)
https://honkoku.org/app/#/projects/gakugei/info

東洋大学附属図書館、「貴重書アーカイブ」を公開:「附属図書館所蔵貴重書紹介」をリニューアル

2021年1月28日、東洋大学附属図書館が、「貴重書アーカイブ」を公開しました。

同館が所蔵する貴重書およびそれに準じる資料を紹介するコンテンツ「附属図書館所蔵貴重書紹介」をリニューアルしたもので、今後も順次掲載画像を増やしていくとしています。

附属図書館ニュース一覧(東洋大学)
https://www.toyo.ac.jp/newslist/library/newslist/
※「2021-01-28 THU「附属図書館貴重書アーカイブ」のコンテンツを公開しました」とあります。

「附属図書館貴重書アーカイブ」のコンテンツを公開しました(東洋大学附属図書館)
https://www.toyo.ac.jp/news/library/hk202101261447/

米国議会図書館(LC)、19世紀のマレー語の書簡をデジタル化し公開:ウィリアム・ファーカーの書簡等

2021年1月25日、米国議会図書館(LC)が、19世紀のマレー語の書簡コレクション46件をデジタル化し、公開したことを発表しました。

同コレクションは、主に、シンガポールの英国植民地の総督であったウィリアム・ファーカーに宛てられた、現地の王や東南アジアの名士からの書簡で構成されています。発表では、1819年2月6日に締結された、英国東インド会社の交易拠点設立に関する条約“Singapore Treaty”の202周年に先立って、デジタル化を行ったと述べられています。

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