貴重書

カナダ・トロント大学がミャンマーの写本に関するデジタルアーカイブを公開(記事紹介)

カナダ・トロント大学による2020年5月21日付けの記事で、同大が新たに公開したミャンマーの写本に関するデジタルアーカイブ“Myanmar Manuscript Digital Library”が紹介されています。

同アーカイブは、研究者とボランティアで構成される国際チームが進めるデジタル化プロジェクトの成果であり、ミャンマー国内の各図書館が所蔵する貝葉写本や貴重な印刷版を保存しつつオンラインで利用可能とすることを目的としています。東南アジア最大の貝葉写本コレクションの一つを所蔵するミャンマー国立図書館との提携により、今後数年にわたって大幅な資料増が予定されています。

オーストラリア・モナシュ大学図書館、貴重書の料理本のレシピに挑戦するコンペを開催

2020年5月5日、オーストラリアのモナシュ大学図書館が、同館所蔵の貴重書の料理本5冊のレシピに挑戦するコンペを開始しています。

5冊の料理本(PDF版)から作ってみたいレシピを選び、自身が調理している様子と、最後に、家族やハウスメイト、友人、パートナーと食事している様子を撮影し、Instagramにハッシュタグ“#RareBooksBakeOff”と同館へのメンション@monashunilibraryを付与して投稿することで参加可能です。

興味深く創造的な投稿に対して与えられる優勝者には100ドルのギフトカードが授与されます。

開催期間は5月18日までで、優勝者は5月20日に発表されます。

@monashunilib(Twitter,2020/5/5)
https://twitter.com/monashunilib/status/1257463959021592577

神戸大学附属図書館、「神戸大学附属図書館所蔵郷土文書類目録」の既存データの更新および新規追加を発表

2020年5月13日、神戸大学附属図書館が、「神戸大学附属図書館所蔵郷土文書類目録」の既存データの更新および新規追加を発表しました。

同館では、同大学の人文学研究科地域連携センターによる基礎的調査に基づき、2009年度から同館各館室所蔵の古文書等地域史料の詳細について、その全容を明らかにする調査を行っており、社会科学系図書館蔵郷土文献資料の詳細な目録作成とそのデータベース化と共に、史料の保存・公開、さらにこれらを基礎とした電子化公開を目標とした活動を実施しています。

新規追加分については解題も併せて公開されているほか、新規追加された「古文書補遺」では、一部の画像データおよび翻刻データも公開されています。

更新、追加内容は以下の通りです。

・更新
播磨国揖東郡船渡村庄屋文書
摂津国豊島郡池田村福井家文書
「古文書」

・新規追加
久宝寺屋文書       64件
小千谷陣屋会津往返    6件
近江国浅井郡西主計村文書 7件 
「古文書補遺」      161件

大阪大学附属図書館所蔵「石濵文庫」の画像データが追加公開:国文学研究資料館「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」事業

2020年5月11日、大阪大学附属図書館が、同館本館の所蔵する「石濵文庫」の資料のうち57点の画像データが追加公開されたと発表しています。

国文学研究資料館「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」事業に基づくもので、同データは、クリエイティブ・コモンズ 表示-非営利-継承 4.0 国際 ライセンス(CC BY-NC-SA)の条件のもと利用可能です。

石濵文庫の一部資料の画像データが公開されました(追加)(大阪大学附属図書館, 2020/5/11)
https://www.library.osaka-u.ac.jp/news/20200511_common/

大阪大学附属図書館 石濱文庫 画像一覧(新日本古典籍総合データベース)
https://kotenseki.nijl.ac.jp/page/list-osak-ishihama.html

米・プリンストン大学と京都大学、京都大学総合博物館蔵「淡輪文書」をデジタル化し各大学で公開:両大学による共同事業

米・プリンストン大学と京都大学との共同事業として、京都大学総合博物館蔵「淡輪(たんのわ)文書」がデジタル化公開されました。

2020年3月に正式に締結された、京都大学総合博物館、京都大学文学研究科、京都大学図書館機構及びTrustees of Princeton University on behalf of the Department of East Asian Studiesによる、京都大学総合博物館が所蔵する古文書のデジタルイメージの公開及び当該古文書の研究に関する協定によるものです。

同協定は、全世界において日本の歴史及び文化の知識及び理解が深められることを目的としています。

デジタル画像は、京都大学においては、「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」にて公開されています。

また、プリンストン大学では、東アジア研究部のコンラン(Thomas Conlan)教授の「古代・中世の日本史の史料」を受講する学生と聴講生が、同文書を翻訳し、ウェブサイトで公開しています。各文書の画像をクリックすると翻刻と翻訳を見ることができます。

佐賀県立図書館データベース、県重要文化財「龍造寺家文書」の画像をパブリックドメインとして公開

2020年4月17日、佐賀県立図書館は、佐賀県立図書館データベースにおいて、県重要文化財「龍造寺家文書」の画像をパブリックドメインとして公開したと発表しています。

「龍造寺家文書」は、肥前の戦国大名龍造寺氏に係る277点の文書群で、村田姓を名乗り、幕末まで家老として佐賀藩に仕えた龍造寺高房の弟安良の子孫に伝来したもので、南北朝・室町・戦国時代にいたる中世文書が大部分を占め、国内現存最古とされる観応2年(1351)書写の刀剣書(銘尽)も含まれています。

277点の文書のうち273点が17巻の巻子に仕立てられ、その他に掛幅装の文書が1点、未表装の文書が3点ありますが、今回公開した画像は、成巻された画像は巻子ごと、それ以外は1点ごとに1レコード(1ファイル)となっています。

佐賀県重要文化財「龍造寺家文書」の画像をパブリックドメインとして公開しました。(佐賀県立図書館データベース, 2020/4/17)
https://www.sagalibdb.jp/news/

京都大学貴重資料デジタルアーカイブ、京都大学総合博物館所蔵のエジプト出土資料(パピルス)7点を公開

2020年4月10日、京都大学図書館機構が、京都大学貴重資料デジタルアーカイブにおいて、京都大学総合博物館所蔵のエジプト出土資料(パピルス)7点を公開したと発表しています。

同博物館が所蔵するエジプト出土資料のうち、1927年に英国エジプト考古学会(BSAE)から寄贈されたものです。

これにより、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、1万7,645タイトル、136万5,127画像となったとしています。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 総合博物館所蔵エジプト出土資料(パピルス)7点を公開しました(京都大学図書館機構, 2020/4/10)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1385343

神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ、同館医学分館の貴重書『治験録』の電子化画像を公開

2020年4月6日、神戸大学附属図書館は、同館医学分館の貴重書『治験録』の電子化画像を神戸大学附属図書館デジタルアーカイブで公開したことを発表しました。

公開された『治験録』は米国の宣教医ベリー(John Cutting Berry)を著者とし1874年に発行されました。ベリーは1872年に宣教医として神戸を訪れ診療活動を行っています。『治験録』はベリーらが設立した貧民病院「恵済院」や神戸大学医学部附属病院の前身である「兵庫県病院(神戸病院)」等における診断・治療を記録した史料です。

公開された電子化画像の二次利用にあたって事前申請は不要であり、出典の明記、及び改変の際には改変の旨を明記することで自由に利用することが可能です。

医学分館貴重書『治験録』電子化画像を公開しました(神戸大学附属図書館,2020/4/6)
https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/15935/

国文学研究資料館、江戸時代以前の書籍情報を集めた『国書総目録』のPDF版を公開

2020年4月6日、国文学研究資料館は、『国書総目録』8巻及び著者別索引1巻のPDF版を公開したことを発表しました。公開は同館の「新日本古典籍総合データベース」上で2020年4月3日から行われています。

『国書総目録』は、日本人が著作・編集・翻訳した江戸時代以前の書籍の総合目録であり、書名・分類・著者名等の基本的な情報を収録しています。同書は岩波書店が1963年から1976年にわたり刊行し、1989年から1991年には補訂版第1刷が刊行されました。今回のPDF版公開は岩波書店から著作権の譲渡を受けて実施されたものであり、データは補訂版第1刷に基づき作成されています。

利用条件はCC BY-SA 4.0となっており、「発行:岩波書店/公開:国文学研究資料館」といったクレジット表示を記載することにより自由な二次利用が可能とあります。

慶応義塾大学附属研究所斯道文庫、斯道文庫所蔵典籍解題目録データベースの本格運用を開始

2020年3月31日、慶応義塾大学附属研究所斯道文庫が、斯道文庫所蔵典籍解題目録データベースの本格運用開始を発表しました。

安井文庫、浜野文庫(書簡類を除く)、坦堂文庫(集部・国書を除く)、大曽根文庫(洋装本を除く)、丹澤文庫、永島文庫、明治佛教史編纂所蔵書(雑誌を除く)、林泰輔自筆稿本類、服部大方自筆稿本類、横山・松本文庫、藤田・和田文庫(洋装本を除く)のデータ12,596件が搭載されています。

今後も一般蔵書をはじめ、いくつかの文庫のデータを追加していく予定としています。

斯道文庫所蔵典籍解題目録データベースの本格運用を開始しました。(斯道文庫, 2020/3/31)
http://www.sido.keio.ac.jp/info/index.php#111

斯道文庫所蔵典籍解題目録データベース
http://db.sido.keio.ac.jp/sido-tenseki/

ページ