オープン教育資源

福井県文書館、学校向けアーカイブズガイドを公開:資料解説シートはCC BY 4.0で提供

2017年5月30日、福井県文書館が、同館ウェブサイトで、学校向けアーカイブズガイドの公開を開始しました。

高校の日本史B教科書(山川出版社)に準拠する形で、教材として活用できる福井県の地域資料の情報や画像を同館所蔵資料を中心に紹介するものです。

資料の解説シートと、教科書のどこで使えるかを示した対応一覧表を掲載しており、解説シートや画像等は、授業プリントや掲示資料として活用できるようになっています。

資料解説シートおよび資料画像は、利用の際の申請は不要で、編集、改変も自由ですが、出典の明記が求められています。資料解説シートは、オープンデータとしてCC(クリエイティブコモンズ)ライセンスにおけるCC BY4.0準拠で提供され、資料画像については著作権の保護期間が満了したものを中心に公開しているとのことです。
 
準備が整い次第、内容は随時更新の予定とのことです。

OERへの取り組みをテニュア獲得・昇進時の評価対象として明記したブリティッシュコロンビア大学の事例(記事紹介)

2017年4月14日付けの米SPARCブログで、オープン教育資源(Open Educational Resources、OER)への取り組みをテニュア獲得や昇進時の評価対象として明記した、カナダのブリティッシュコロンビア大学(UBC)の事例が紹介されています。

UBCには研究・教育両面での優れた活動がテニュア獲得や昇進の要件となるProfessoriate Streamという雇用・昇進ルートのほかに、教育・学習に関し一つの授業にとどまらないイノベーションの推進を評価する、Educational Leadership Streamという雇用・昇進ルートが設けられています。このEducational Leadership Streamにおける評価対象として、教育・学習実践への貢献について、査読付き論文や図書、教科書中での発表の他に、”open education repositories / resources”での公開についても明記されたとのことです。

高等教育機関の教員のオープン化された教育資源への認識や態度に関する調査報告書(米国)

2016年7月25日、米・マサチューセッツ州のバブソン大学の“The Babson Survey Research Group”が、高等教育機関の教員のオープン化された教育資源(OER)への態度や認識について調査した報告書“Opening the Textbook: Educational Resources in U.S. Higher Education, 2015-16”を公開しました。

同報告書は、3,000人の教員に対して行なわれた調査であり、米国の高等教育機関の教員のOERへの認識度は向上しているものの、オープンであることが教材として選択されるための強力な要因とはなっていないことや、大学の入門レベルのコースではOERの活用度がやや高いものの、全体としては多数派は占めていないことが指摘されています。

また、教員がOERを採用するためには、その発見可能性を高めるとともに、内容も評価される必要があるとしています。

Faculty Survey Finds Awareness of Open Educational Resources Low but Improving(Babson College,2016/7/25)

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