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弘前大学附属図書館、近世後期の弘前藩領全域を描いた貴重資料「御郡内惣図」のデジタル版を公開

2020年2月7日、弘前大学附属図書館が、近世後期の弘前藩領全域を描いた貴重資料「御郡内惣図」のデジタル版を公開しました。

弘前市の郷土史研究家・故小野慎吉氏の旧蔵書で、1965年に、同家から同館に寄贈された「小野文庫」に含まれる資料です。

「小野文庫」の同館への受入れに際して受入目録が作成されたものの、図書類は同館所蔵図書として文庫本体から分離・配架されたことで受入目録自体が機能しなくなったことから、現在、資料の再整理と新目録を作成中とのことで、目録の完成にはまだ時間がかかることから、特に学界に裨益すると考えられる同資料を今回デジタル化して公開したとしています。

弘前大学附属図書館 お知らせ
http://www.ul.hirosaki-u.ac.jp/
※「御郡内惣図【デジタル版】を公開しました。(令和2年2月7日)」とあります。

京都大学図書館機構、「中井家絵図・書類 幕府之部」の図面13タイトル及び京都大学附属図書館・文学研究科・理学研究科所蔵資料31タイトルを「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」で公開

2020年1月27日、京都大学図書館機構は、「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」にて、

(1)京都大学附属図書館が所蔵する「中井家絵図・書類 幕府之部」の図面13タイトル

(2)京都大学附属図書館が所蔵する一般貴重書(和)、文学研究科が所蔵する地図等、理学研究科が所蔵する洋書、合計31タイトル

を電子化・公開したと発表しています。

(1)は、江戸幕府京都大工頭の中井家に伝わった図面を中心とした資料「中井家絵図・書類」のうち、京都所司代や京都守護職などに関係する「幕府之部」から建築物の図面13点を電子化したものです。

(2)は、毎年附属図書館をはじめ学内の図書館・室が所蔵する貴重資料を電子化・公開する、同機構の「京都大学オープンアクセス推進事業」の一環として行われたもので、附属図書館と理学研究科が所蔵する資料については、所蔵館を明示すれば自由に二次利用することができるとしています。

神戸市、阪神・淡路大震災「神戸GIS震災アーカイブ」を公開

2020年1月16日、神戸市が、阪神・淡路大震災「神戸GIS震災アーカイブ」の公開を発表しました。

神戸市情報マップ上に、神戸市所蔵の被災当時の写真と説明、震災時広報課職員が撮影した映像と位置情報、被災体験者の証言(市民、NPO、ミュージシャン、専門家、元中学校教員、市職員)、建築物被災度集計結果、被災度別建築物分布状況図m震災モニュメント位置図(今回初)を掲載したもので、震災を経験した世代の資料や活動・証言をGISマップ上に掲載することにより、社会的な記憶として保存、継承することを目的としています。

公開にあたっては、兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の大学院生が中心となり、調査や行政資料の収集、被災体験者や専門家からの証言映像の収録作業を行なっています。作成にあたっては、被災体験の無い世代が分かりやすく学べる内容であることが目指されています。

阪神・淡路大震災「神戸GIS震災アーカイブ」の公開について(神戸市, 2020/1/16)
https://www.city.kobe.lg.jp/a05822/20200116040301.html

国土地理院、ウェブ地図「地理院地図」に阪神・淡路大震災関連の「自然災害伝承碑」を掲載

2020年1月15日、国土地理院は、1月17日に阪神・淡路大震災から25年を迎えることから、ウェブ地図「地理院地図」において、阪神・淡路大震災関連を含め新たに24基の自然災害伝承碑を公開したと発表しています。

阪神・淡路大震災関連の自然災害伝承碑については、公開済の兵庫県神戸市の3基に加え、今回、新たに5基(明石市2基、西宮市2基、宝塚市1基)が公開されました。

今回の24基の追加で、地理院地図における自然災害伝承碑の公開数は、45都道府県139市区町村の416基となります。

地震災害の記憶を子供たちに ~地震への切なる思いを込めた「自然災害伝承碑」を伝えます~(国土地理院, 2020/1/15)
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/bousaichiri200115_00005.html

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、江戸マップβ版に地名検索機能を追加

2019年12月26日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)は、現在試験公開されている江戸マップβ版に、地名検索機能を追加したことを発表しました。

江戸マップβ版は、江戸の古地図など江戸時代の文書から情報を抽出し再構成することで、江戸都市空間の地理情報基盤を構築するプロジェクトです。試験公開の段階では、国立国会図書館が公開する江戸切絵図から地名情報を抽出し、その一覧を表示するとともに、IIIFに準拠した画像ビューワーであるIIIF Curation Viewerで可視化する機能を公開しています。

ニュース(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/news/
※2019年12月26日付けのニュースに「江戸マップβ版の地名検索を公開しました。」とあります。

江戸マップβ版
http://codh.rois.ac.jp/edo-maps/
※ページ下部に地名検索機能が追加されています。

ジャパンサーチ(試験版)、国立民族学博物館の「カウフマン・アフリカ古地図コレクション」「雑誌目録」「音響資料曲目」「図書目録」との連携を開始

2019年12月11日、ジャパンサーチ(試験版)は、国立民族学博物館が所蔵する古地図の資料情報等に関するデータベース「カウフマン・アフリカ古地図コレクション」、雑誌の書誌・所蔵情報に関するデータベース「雑誌目録」、所蔵音響資料の音楽の曲単位の情報等に関するデータベース「音響資料曲目」、及び図書の書誌・所蔵情報に関するデータベース「図書目録」との連携を開始したことを発表しました。

お知らせ(ジャパンサーチ(試験版))
https://jpsearch.go.jp/news
※2019年12月11日付けのお知らせに「「カウフマン・アフリカ古地図コレクション 」「雑誌目録 」「音響資料曲目 」「図書目録」と連携しました」とあります。

@jpsearch_go(Twitter,2019/12/11)」
https://twitter.com/jpsearch_go/status/1204978524144066560

オランダ王立図書館(KB)とダブリン大学トリニティ・カレッジ(TCD)、近世欧州の重要な個人コレクションであるオランダ・ファーヘルコレクションの目録作成作業を開始

2019年12月9日、アイルランドのダブリン大学トリニティ・カレッジ(TCD)は、オランダ政府及びオランダ王立図書館(KB)の支援を受け、TCD図書館が所蔵するオランダ・ファーヘルコレクション(Fagel Collection)の目録作成作業を開始すると発表しました。

同コレクションは、その多くがオランダの公職に就いていたファーヘル家で5世代にわたって構築されたものですが、フランス革命軍がオランダに進行したことでオランダ総督の書記官(griffier)を務めていたヘンドリックファーヘルがイングランドに留まった際、ロンドンに送られた同コレクションが売却を余儀なくされ、TCDで所蔵されることになったものです。

同コレクションは、近世欧州の重要な個人コレクションの一つで、フランス・ドイツ・英国の著作が多く、歴史・政治・法律分野が充実していますが、哲学・神学・地理学・旅行・自然史・視覚芸術など多様な分野のものが含まれます。最近の調査によると、コレクション内の10%を超すものが現存唯一のタイトルで、また、いくつかの地図は、その地域の最も早く知られた地図であることが判明したと紹介されています。

島根大学附属図書館、同大学法文学部地理学研究室とともに企画展「海図にみる島根県隠岐と東部の港と海岸-明治と平成の海図の比較を通して-」を開催

島根大学附属図書館が同館1階展示室において、同大学法文学部地理学研究室とともに、2019年12月5日から24日まで、企画展「海図にみる島根県隠岐と東部の港と海岸-明治と平成の海図の比較を通して-」を開催することを発表しています。

同企画展は島根県隠岐及び東部地方を記した明治期の海図と現在の海図すべてを一同に集めた展示として実施されます。展示に使用される明治期の海図は国土地理院の前身にあたる陸地測量部作成の地形図よりも古い時期に作成され、島根大学法文学部山陰研究センターが海上保安庁海洋情報部の協力のもと実施した研究共同プロジェクトで発見したものです。新たに発見された明治期の海図と現在の海図とを比較しながら、地域の歴史的変遷を提示する内容で展示が行われます。

同企画展の企画・準備は、島根大学法文学部社会文化学科の専門教育科目「地理学調査法」を受講する学生が中心に行っています。2019年12月5日には学生による展示解説が行われます。

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、IIIF Curation Viewerに新機能「アノテーションビューモード」を追加:新機能を体験できるサービス「江戸マップβ版」「くずし字データセット閲覧ビューア」も公開

2019年11月5日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)は、IIIF準拠の画像ビューワであるIIIF Curation ViewerのV1.7を公開したことを発表しました。

主要な新機能として次の2点が紹介されています。

・新機能「アノテーションビューモード」の追加により、IIIF画像上に場所や文字のマーカーが表示可能となり、IIIF環境でも地図や翻刻が利用しやすくなったこと
・IIIFマニフェストに含まれるIIIF Image APIに非対応のリソース(例:JPEG画像)等の表示にも対応したこと

また、新機能を体験できるサービスとして、古地図の上に画像マーカーを表示することでIIIFビューアを地図アプリのように使える「江戸マップβ版」と、くずし字の翻字を文字マーカーとして表示することでくずし字と現代の文字を左右に並べて表示する「くずし字データセット閲覧ビューア」を新たに公開したことも発表されています。

国土地理院、ウェブ地図「地理院地図」に伊勢湾台風に関する「自然災害伝承碑」を掲載

2019年9月18日、国土地理院は、今年、伊勢湾台風から60年を迎えることから、9月20日に、ウェブ地図「地理院地図」へ伊勢湾台風に関する「自然災害伝承碑」を掲載すると発表しました。

伊勢湾台風関連の自然災害伝承碑については、既に6月に公開している三重県木曽岬町の1基に加え、新たに28基(愛知県名古屋市10基、刈谷市1基、弥富市5基、飛島村1基、三重県桑名市11基)が掲載されます。

同日には、上記伊勢湾台風関連の自然災害伝承碑も含め新たに9市町村38基が掲載され、これにより、42都道府県103市区町村の316基が「地理院地図」に掲載されることになります。

60年前の伊勢湾台風の記憶を後世に ~伊勢湾台風に関する「自然災害伝承碑」を伝えます~(国土地理院,2019/9/18)
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/bousaichiri190918_00003.html

地理院地図
https://maps.gsi.go.jp/

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