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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2021年3月2日、「全国映画資料アーカイブサミット2021」がオンラインで開催されます。
文化庁の「令和2年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業(撮影所等における映画関連の非フィルム資料)」に基づき、特定非営利活動法人 映像産業振興機構(VIPO)が、映画資料の保存・活用のための基礎知識をテーマに、映画資料の理解を深めることを目的に開催するものです。
参加費は無料であり、定員は500人(事前予約制、先着順)です。
主な内容は以下のとおりです。
・主催者挨拶 戸田桂氏(文化庁参事官(芸術文化担当)付 芸術文化調査官) ・第1部:セミナー 「映画資料の魅力~映画宣材は如何にして生まれるか?」 講師:幸田順平氏(元松竹株式会社 宣伝部長) 聞き手:岡田秀則氏(国立映画アーカイブ 主任研究員)
・第2部:セミナー 「展示キュレーション―映画資料の持つ可能性を拡げる」 講師:増谷文良氏(公益財団法人川喜多記念映画文化財団(鎌倉市川喜多映画記念館専任担当))
2021年3月5日、シンポジウム「東日本大震災10年~災害を伝えるデジタルアーカイブとメディアの公共性~」がオンラインで開催されます。
同シンポジウムは、3月3日から3月5日にかけて実施される、NHK文研フォーラム2021「“コロナ時代”のメディア~その役割を問う~」のプログラムの1つです。
参加費は無料であり、参加を希望する場合は事前の申し込みが必要です。
登壇者は以下の通りです。
●パネリスト 今村文彦氏(東北大学災害科学国際研究所所長)、森本晋也氏(文部科学省総合教育政策局安全教育調査官)、木戸崇之氏(朝日放送テレビ・エービーシーリブラ)、権田裕巳氏(NHK知財センター アーカイブス部長)
●司会・報告 山口勝氏(NHK放送文化研究所 メディア研究部 主任研究員)
プログラム詳細(NHK放送文化研究所)https://www.nhk.or.jp/bunken/forum/2021/program.html#programI
米国の非営利団体Internet Archive(IA)が2021年1月12日付のブログ記事において、1925年公表の著作物を素材とした短編動画制作コンテストの主な応募作品を紹介しています。
同コンテストはIAが2020年12月17日の「パブリックドメインの日」を記念して実施した企画です。2020年12月1日から13日まで、米国著作権法上の保護期間が終了し2021年から新たにパブリックドメインとなる1925年公表の著作物を素材に利用した、2分から3分程度の短編動画作品を募集していました。
コンテストには23作品が応募され、創造性・1925年に公表されたコンテンツの多様性等の観点による審査が行われ、上位の入賞作品等が決定しました。受賞した作品は、12月17日にIAがオンライン上で開催した「パブリックドメインの日」記念イベントで制作者とともに紹介されています。
2021年2月13日と2月14日に、武蔵大学が、「学生・市民による映像を活用した地域の記録、そしてコミュニティアーカイブ構築を考える」をテーマとした2020年度白雉映像祭を、オンラインで開催します。
参加を希望する場合は、事前の申し込みが必要です。
当日の主な内容は以下の通りです。
■2月13日 ・大学を拠点に映像で地域を記録する取り組み①:永田ゼミでの実践 永田浩三氏(武蔵大学教授)
・大学を拠点に映像で地域を記録する取り組み②:坂本ゼミによる3.11の被災地での実践 坂本旬氏(法政大学教授)
・東京ビデオフェスティバルの市民映像は地域の記憶と記録をどう伝えてきたのか 佐藤博昭氏(市民がつくるTVF副代表)
■2月14日 ・大学を拠点に映像で地域を記録する取り組み③:松本ゼミでの3.11の被災地、及び長野での実践 松本恭幸氏(武蔵大学教授)
・大学を拠点に映像で地域を記録する取り組み④:阪井ゼミによる3.11の被災地、あるいは空知の旧産炭地での実践 阪井宏氏(北星学園大学教授)
2021年2月20日、朝日放送グループホールディングス株式会社CSR推進部の主催により、「「見る」「聞く」「学ぶ」バーチャルツアー 26年前の被災地を歩く」が開催されます。
朝日放送テレビ報道情報デスクの木戸崇之氏を案内人とし、阪神・淡路大震災直後の「阪神・淡路」を、ウェブサイト「阪神淡路大震災25年 激震の記録1995 取材映像アーカイブ」の地図を頼りに歩くツアーです。同アーカイブの継続的活用および災害映像のより深い理解を目的とした書籍『スマホで見る 阪神淡路大震災~災害映像がつむぐ未来への教訓~』の出版記念イベントとされています。
参加費は無料であり、事前の申し込みが必要です。
阪神淡路大震災25年 激震の記録1995 取材映像アーカイブhttps://www.asahi.co.jp/hanshin_awaji-1995/
2021年1月14日、神戸大学附属図書館、震災文庫デジタルアーカイブにて、地元のテレビ局である株式会社サンテレビジョンの撮影・制作による阪神・淡路大震災関連映像「阪神・淡路大震災」 を公開したと発表しています。
震災文庫では、今回公開した映像のほかにも、同社が保存する被災当時の貴重な取材映像の、デジタルアーカイブでの公開、もしくは館内閲覧での提供を、今後順次進めていく予定としています。
映像の公開にあたっては、デジタルアーカイブ学会が検討を進めている「肖像権ガイドライン案(第3版)」を参考に同大学の人文学研究科地域連携センターが確認し、サンテレビジョンとも協議を行って、その判断に基づき公開したと説明されています。
[震災文庫デジタルアーカイブ] サンテレビジョン撮影・制作の映像を公開しました(神戸大学附属図書館,2021/1/14)https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/18684/
2020年12月24日、川崎市市民ミュージアムが、映像ドキュメンタリー「川崎市市民ミュージアム 被災収蔵品レスキューの映像記録 ―2019.10.12―」を公開したことを発表しました。
令和元年台風第19号により収蔵品等が浸水被害を受けた同ミュージアムの、1年間の活動がまとめられています。発表によると、同館の収蔵品レスキュー活動について発信するプロジェクト『川崎市市民ミュージアム被災収蔵品レスキューの記録』の一環として制作されました。
「川崎市市民ミュージアム 被災収蔵品レスキューの映像記録 ―2019.10.12―」を公開しました。(川崎市市民ミュージアム, 2020/12/24)https://www.kawasaki-museum.jp/news/21711/
川崎市市民ミュージアム 被災収蔵品レスキューの映像記録 ―2019.10.12―(川崎市市民ミュージアム)https://www.kawasaki-museum.jp/rescue/movie/
2020年12月14日、米国議会図書館(LC)が、文化的・歴史的・美学的に意義のある映像資料の永久保存レジストリ“National Film Registry”に追加する2020年分の映画25作品を発表しています。
公開から少なくとも10年を経た作品の中から、毎年25作品が追加されており、今回の追加によりレジストリで保存される作品は800作品になりました。今回選ばれた25作品には女性監督の作品が10作品、非白人監督の作品が7作品含まれており、映画製作者の多様性にスポットライトを当てる内容となっています。
新たに選ばれた作品には、『ダークナイト』(2008年)、『ハート・ロッカー』(2008年)、『シュレック』(2001年)、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(1999年)、『時計じかけのオレンジ』(1971年)、『野のユリ』(1963年)、『黄金の腕』(1955年)、『ヴェニスの子供自動車競走』(1914年)などがあります。
LCによる発表には、『ダークナイト』の監督であるクリストファー・ノーラン氏のコメントも掲載されています。同氏は、「『ダークナイト』に携わった我々全員にとって大きな名誉であるだけでなく、何十年にもわたりバットマンの偉大な神話に携わってきた全ての素晴らしいアーティストと作家への賛辞でもある」と述べています。
2020年11月26日、大日本印刷株式会社(DNP)は、2020年3月に国の重要無形民俗文化財に指定された「麒麟獅子舞」を、デジタル映像として撮影・計測し、デジタルアーカイブ化することを発表しました。
「麒麟獅子舞」は、鳥取県東部と兵庫県北西部に江戸時代から伝わる伝統芸能です。デジタル化に際しては、モーションキャプチャスーツを使用し、3人の舞子役の細かい動きの立体的な計測が行われます。
同取組は、鳥取県東部から兵庫県北西部にかけての観光振興を行う一般社団法人麒麟のまち観光局により、日本郵便の年賀寄付金配分事業の寄付金を活用して実施されるものです。作成したデジタルアーカイブは、同観光局から鳥取県と鳥取市に対して寄贈される予定です。また、計測データは、教育分野や観光等に活用していくと述べられています。
鳥取県の伝統芸能、国の重要無形民俗文化財「麒麟獅子舞」をデジタルアーカイブ化(DNP, 2020/11/26)https://www.dnp.co.jp/news/detail/10158907_1587.html
2020年11月6日、東北大学災害科学国際研究所とJX通信社の共同プロジェクト「みんなでSNSマッピングプロジェクト」が公開されたことが発表されました。
Twitterに投稿された大雨・台風の被害の写真・映像を収集し、正確な位置を特定して分析すること、被害の記録をアーカイブして残すこと等が目的とされています。
同プロジェクトは、地図上にマッピングされている写真や映像を見て、利用者が正確な場所に関する情報を提供し、その情報をもとに修正を行っていくという、参加型のプロジェクトです。11月10日時点では、「令和元年東日本台風」、「令和2年7月豪雨」が公開されています。
新着情報(東北大学災害科学国際研究所)https://irides.tohoku.ac.jp/outline/topics/ ※2020年11月6日付で、「大雨・台風の被害・教訓を後世に「みんなでSNSマッピングプロジェクト」(東北大学災害科学国際研究所xJX通信社共同プロジェクト)を公開しました」と掲載されています。
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調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
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