研究データ

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、「学術コミュニケーションセミナー(月刊JPCOAR)」を開催

2021年9月27日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が、学術コミュニケーションセミナー(月刊JPCOAR)の第1回から第3回の申込受付を開始したことを発表しました。

同セミナーは、2020年に開催された連続オンライン講座「学術コミュニケーション技術セミナー(JPCOAR Monday)」の後継セミナーであり、月1回程度開催される予定です。

開催時期およびテーマは以下の通りです。

・第1回:学術情報流通の情報収集に役立つサイト紹介(10月19日)
・第2回:チャプターレベルのメタデータ流通(11月17日)
・第3回:研究データ管理・利活用とNII研究データ基盤(NII Research Data Cloud)(12月7日)
・第4回:学術情報流通周辺話題(2022年1月)
・第5回:学術情報流通のオープン化をめぐる諸問題(2022年2月)
・第6回:デジタルアーカイブとメタデータ流通(2022年4月)
・第7回:事例報告1(2022年5月)
・第8回:電子ジャーナル契約とオープンアクセス(2022年6月)
・第9回:事例報告2(2022年7月)

Ex Libris、研究者が抱える課題と研究担当部署・図書館による支援等に関する2021年の調査結果をまとめた報告書を公開

2021年10月7日、Ex Librisが、研究者が抱える課題と研究担当部署・図書館による支援等に関する調査報告書“Supporting Academic Research:Understanding the challenges”の公開を発表しました。

同報告書には、Ex Libris社が調査機関のAlterlineに委託し、米国・英国・オーストラリアの研究担当部署の上席スタッフ106人、研究者308人を対象として2021年に実施した調査の結果がまとめられています。同調査は、2019年と2020年に実施された調査に続くものです。

主な結果として、研究費は新型コロナウイルス感染症による影響を受けており、研究者にとっては依然として主要な課題となっていることが挙げられています。また、研究の影響度を示すことがより重要視されている一方、研究者と研究担当部署の上席スタッフの間で影響度の測定方法が異なること等が述べられています。

【イベント】シンポジウム「人文・社会科学とインフラ化する研究データ」(10/29・オンライン)

2021年10月29日、東京大学史料編纂所が主催する国立大学附置研究所・センター会議第3部会(人文・社会科学系)シンポジウム「人文・社会科学とインフラ化する研究データ」がオンラインで開催されます。

シンポジウム概要によれば、「人文・社会科学における「データ」とそのインフラ化についての実践的な取り組みに焦点をあて、それらがもたらす影響や研究を取り巻く条件の変化などの課題について議論」する内容となっています。参加無料ですが、事前の申込みが必要です。

当日の主なプログラムは次のとおりです。

(報告)
・人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業における一橋大学の取り組みについて
田中雅行氏(一橋大学経済研究所 准教授)

・社会科学におけるデータ共有と二次分析
三輪哲氏(東京大学社会科学研究所 教授)

・デジタル化された日本史研究資源のゆくえ
山田太造氏(東京大学史料編纂所 准教授)

(討議)
ディスカッサント 箱石大氏(東京大学史料編纂所 教授)

【イベント】オンラインセミナー「オープンサイエンス時代におけるデータアーカイブの役割とデータ活用2「第4次団体に関する調査(圧力団体調査)」を事例に」(11/2・オンライン)

2021年11月2日、東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センターが、「オープンサイエンス時代におけるデータアーカイブの役割とデータ活用2「第4次団体に関する調査(圧力団体調査)」を事例に」をオンラインで開催します。

オープンサイエンス時代において、社会調査の個票データを公共的な研究資源とする重要性が高まっている中で、公開されたデータへの理解を深めることや、個票データをデータアーカイブに寄託することの利点や可能性を考えることを目的としています。

2020年度に第1回が開催されており、2回目の開催にあたる今回は筑波大学の山本英弘氏、東京大学の三輪哲氏による講演が行われます。

参加費は無料ですが、申し込みが必要です。

国立情報学研究所(NII)、「研究データ管理支援人材に求められる標準スキル(ver.0.1)」を公開

2021年9月21日、国立情報学研究所(NII)オープンサイエンス基盤研究センター(RCOS)が、NIIのオープンサイエンス研究データ基盤作業部会トレーニング・サブ・ワーキング・グループより、9月17日付で「研究データ管理支援人材に求められる標準スキル(ver.0.1)」が公開されたと発表しています。

「研究データ管理の支援に関わる「業務」をフレームワークとして、研究データ管理の支援業務を遂行するにあたって、研究分野を問わずに求められる、知識・技術(スキル)・能力・行動特性(コンピテンシー)を整理したもの」と紹介されています。

研究データ管理支援人材に求められる標準スキル(ver.0.1)が公開されました(2021.9.17)(RCOS,2021/9/21)
https://rcos.nii.ac.jp/news/2021/09/20210921-0/

研究データ管理支援人材に求められる標準スキル(ver.0.1)
https://doi.org/10.20736/0002000219

FORCE11、研究データ公開において発生し得る倫理的問題への対応に関する推奨事項を公開

2021年9月7日、研究データの流通や活用を推進する国際イニシアティブFORCE11が、研究データ公開において発生しうる倫理的問題への対応に関する推奨事項を公開したと発表しました。

2021年初めに出版倫理委員会(COPE)の協力を得て立ち上げられたFORCE11の「研究データ公開倫理ワーキンググループ」(Research Data Publication Ethics Working Group)により作成されました。

オーサーシップに関する問題、法律や規則による制限、公開したデータセットに誤り等があった場合、被験者・コミュニティ等に対するリスクといったカテゴリーごとに、生じ得る事例や推奨事項をまとめています。発表の中では、推奨事項に関してのフィードバックを歓迎するとあります。

欧州委員会(EC)、Horizon 2020のオープンアクセス要件の遵守状況に関する調査レポートを公開

2021年9月6日付で、欧州委員会(EC)が、Horizon 2020のオープンアクセス(OA)要件の遵守状況等に関する調査 “Monitoring the open access policy of Horizon 2020”の最終レポートを公開しています。

出版物と研究データについて、Horizon 2020のOA方針の機能した部分と機能しなかった部分や、Horizon 2021の助成を受けたプロジェクトがOA方針をどの程度満たしているかを把握すること、モニタリング手法の試行を目的として、同調査が行われました。

主な結果として、Horizon 2020の学術出版に関するOA要件遵守率は83%と推定され、研究データは95%であることが挙げられています。また、報告書の中では、出版物は49%、データセットは65%がクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで公開されていたこと、95%が永続的識別子(PID)をメタデータに含む等、機関リポジトリはFAIR原則に沿ったアクセスの提供に取り組んでいたこと等が述べられています。

E2417 - Japan Open Science Summit 2021<報告>

2021年6月14日から19日までJapan Open Science Summit 2021(JOSS2021)がオンラインで開催された。オープンサイエンスに関する日本最大のカンファレンスであり,市民科学,テクノロジー,政策・ポリシー,図書館・大学のデータ管理,分野におけるデータ公開・管理等をテーマに,オープンサイエンスの動向や研究データの共有・利活用等に関する23のセッションが行われた。本報告では,これらのうち,国立国会図書館(NDL)が主催したセッションとそれ以外の3つのセッションの概要を報告する。

英・Research England(RE)、研究を8つの要素に分解して公開できるプラットフォーム“Octopus”の開発支援への資金提供を合意

2021年8月6日、英国の大学の研究活動や知識交換活動への助成等を担当するResearch England(RE)が、研究を自由に公開・閲覧できるプラットフォーム“Octopus”の開発支援のため、Octopus Publishing Community Interest Company (CIC)と“Octopus”を支援するJiscに対して、65万ポンドの助成を行うことを発表しました。

“Octopus”は研究を、問題(problem)、仮説または理論的根拠(hypothesis or rationale)、メソッドまたはプロトコル(methods or protocol)、データまたは結果(data or results)、分析(analysis)、解釈(interpretation)、実際の実装(real-world implementation)、ピアレビュー(peer review)の8つの要素に分解して公開することができるプラットフォームで、そのことで、迅速な共有を促すとともに、査読を含む研究プロセスのすべての段階で個々の著作にクレジットを付与することができます。

助成は、“Octopus”を実験的ツールから世界中で利用可能なサービスに移行するために必要な技術開発のために用いられるとしています。

【イベント】第26回情報知識学フォーラム「研究データの管理・オープン化・利活用にどのように対応すべきか」(12/18・京都)

2021年12月18日、情報知識学会が主催する、第26回情報知識学フォーラム「研究データの管理・オープン化・利活用にどのように対応すべきか」が、京都大学桂図書館で開催されます。

同フォーラムでは、フィールド研究・経営学・地域研究・心理学・教育等の研究者が、研究データをどのように組織化・活用しているのか、抱えている問題についての講演等が行われる予定です。

発表によると、新型コロナウイルス感染症感染拡大状況により、オンライン開催に変更する可能性があります。

第26回情報知識学フォーラム「研究データの管理・オープン化・利活用にどのように対応すべきか」(情報知識学会)
http://www.jsik.jp/?forum2021

参考:
【イベント】第25回情報知識学フォーラム「アフターコロナの学術研究分野におけるオープンサイエンスを考える」(1/9・オンライン)
Posted 2020年9月17日
https://current.ndl.go.jp/node/42037

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