オープンサイエンス

米国国立衛生研究所(NIH)、データ管理・共有方針の草案を公開

米国国立衛生研究所(NIH)が2019年11月6日付けで、同研究所から助成を受けた研究等を対象とするデータ管理・共有方針の草案を公開しました。

NIHは2018年10月からデータ管理・共有方針策定に向け意見募集を行っていました。今回の草案は寄せられた意見も踏まえて構築されたもので、2020年1月10日まで、コメントの受付が行われています。

NIH’s DRAFT Data Management and Sharing Policy: We Need to Hear From You!(NIH、2019/11/6付け)
https://osp.od.nih.gov/2019/11/06/draft-data-management-and-sharing-policy-we-need-to-hear-from-you/

SPARC Europe、欧州連合(EU)のオープンデータ指令の概要と国内法への導入のためのガイダンスからなる資料を公開

2019年10月31日、SPARC Europeは、改正を経て2019年7月16日に発効した欧州連合(EU)の“Directive on open data and the re-use of public sector information”(オープンデータ指令)の概要等をまとめた資料を公開しました。

EU加盟国では、2021年7月16日までに同指令の内容を国内法化することが求められています。今回公開された資料では、同指令の概要、公的助成を受けた研究データに関する第10条をはじめとした研究機関・図書館・研究助成機関に関わる条項の紹介、国内法への効果的な導入のためのガイダンスが掲載されています。

【イベント】学術講演会「オープンサイエンスと大学図書館-京都大学の取り組み-」(12/6・松山)

2019年12月6日、愛媛大学図書館(愛媛県松山市)において、学術講演会「オープンサイエンスと大学図書館-京都大学の取り組み-」が開催されます。

講師は京都大学附属図書館学術支援課長の山中節子氏であり、大学におけるオープンサイエンスの展望と課題に関し、大学図書館との関わりを中心として、京都大学での取り組みの紹介が行われます。

参加費は無料ですが、事前の申込みが必要です。

学術講演会「オープンサイエンスと大学図書館-京都大学の取り組み-」(愛媛大学)
https://www.ehime-u.ac.jp/data_event/data_event-105677/
https://www.ehime-u.ac.jp/wp-content/uploads/2019/11/2019_poster.pdf
※二つ目のURLはポスターです。[PDF:1ページ]

応用科学大学コンソーシアム運営によるリポジトリサービス“Theseus”等のネットワークが展開するオープンな研究成果物公開プラットフォーム(フィンランド)(記事紹介)

ドイツ経済学中央図書館(ZBW)の運営するオープンサイエンス・情報インフラ等に関する話題を扱ったブログ“ZBW MediaTalk”は、2019年10月1日付で、ブログ記事“Open Access in Finland: How an Open Repository becomes a Full Service Open Publishing Platform”を投稿しました。

同記事は、フィンランドの応用科学大学(University of Applied Sciences)コンソーシアム“AMKIT-Konsortio”が共同運営するリポジトリサービス“Theseus”等のネットワークによる、オープンな研究成果物公開プラットフォームの展開を紹介したものです。フィンランドの応用科学大学図書館員で、Theseusのヘルプデスクを担当するTiina Tolonen氏とMinna Marjamaa氏が同記事を共同執筆しています。

欧州大学協会(EUA)、欧州の大学における研究評価に関連したオープンサイエンスとオープンアクセスの調査報告書を公開

2019年10月22日、欧州大学協会(EUA)が、欧州の大学における研究評価に関連したオープンサイエンスとオープンアクセスの調査報告書として、“Research Assessment in the Transition to Open Science”を公開したことを発表しました。

この報告書は2019年に欧州32か国の260機関を対象に実施された、研究評価に関わるオープンサイエンスとオープンアクセスの調査に基づいて作成されたものです。調査の目的として、研究評価に対する現在および将来の大学のアプローチに関する情報を集約・共有し、この分野に関わる議論の情報提供・補強等を行うことが挙げられています。報告書を通して、欧州の大学における研究評価の最新の状況が包括的に概観され、大学が研究評価の実践の見直しを進める理由・方法等が示されています。

報告書では、研究評価に対する大学のアプローチについて、調査により得られた知見として以下の5点を挙げています。

【イベント】北海道大学附属図書館主催Open Access Weekセミナー「オープンサイエンス事始め : ZoteroやFigshareを使いこなす」(10/28・札幌)

2019年10月28日、北海道大学附属図書館北図書館西棟2階セミナールームにおいて、北海道大学附属図書館研究支援課の主催により、Open Access Week セミナー「オープンサイエンス事始め : Zotero や Figshare を使いこなす」が開催されます。

オープンソースの文献管理ソフトZoteroと、研究データ公開プラットフォームFigshare の使用法と利点の解説、及びオープンアクセス(OA)文献を発見するためのツール(ブラウザ拡張機能など)紹介を内容とするセミナーです。北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院所属で、Zoteroの開発に携わりFigshareの相談役も務めるMichael Schiltz准教授がセミナーの講師を担当します。セミナーは質疑応答を除いて英語で行われます。

セミナーには北海道大学の学内者・学外者を問わず参加可能です。定員は40人で事前の参加申込用フォームが用意されており、当日参加は席に余裕がある場合のみ可能です。

【イベント】九州大学統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻・附属図書館共催シンポジウム・ワークショップ「大学における研究データサービス」(12/5-6・福岡)

2019年12月5日及び6日に、九州大学中央図書館(福岡県福岡市)4階きゅうとコモンズにおいて、九州大学統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻と九州大学附属図書館の共催によるシンポジウム・ワークショップ「大学における研究データサービス」が開催されます。

同イベントは九州大学と米国イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校との戦略的パートナーシップの一環として開催されます。シンポジウムでは、イリノイ大学から招へいされた図書館職員による、図書館の研究データサービス部門におけるサービスやサブジェクトライブラリアンによる研究者への研究データ支援の実際の紹介と、日本の大学における研究データサービスの方向性についての議論が行われる予定です。ワークショップはシンポジウムの翌日に開催され、研究データとは何か、データキュレーションに必要なチェック項目は何か、学術雑誌のデータポリシーの確認の重要性に関する演習を通して、研究データサービスとして何が必要かを理解することを目標とした内容です。

無料で参加可能ですが事前に申し込みが必要です。また、シンポジウムの定員は80人、ワークショップの定員は40人となっています。

主なプログラムは以下のとおりです。

エチオピアで国家規模のオープンアクセス(OA)方針が採択される

途上国において図書館を通じたデジタル情報へのアクセスを推進しているEIFLの2019年10月4日付のブログ記事において、エチオピアが2019年9月に高等教育機関向けに国家規模のオープンアクセス(OA)方針を採択したことが紹介されています。

EIFLのブログ記事によると、このOA方針はエチオピアの科学技術と高等教育の管轄省であるMinistry of Science and Higher Education of Ethiopia(MOSHE)により採択されました。OA方針は速やかに発効し、MOSHEが管轄するエチオピア国内47以上の大学において、公的な助成により実施され公表された大学構成員の論文・学位論文・データ等について、その全てをOA化することを義務づけています。また、公的助成を受けた研究に基づく全ての公表された研究成果物は、国立のリポジトリであるNational Academic Digital Repository of Ethiopia(NADRE)、及び大学が設置している場合には大学の機関リポジトリへ保存することも義務づけています。

神戸大学附属図書館、同大学で開催された「オープンサイエンス研修会」の資料を神戸大学学術成果リポジトリ(Kernel)で公開

神戸大学附属図書館電子図書館係のTwitterアカウントの2019年10月4日付のツイートにおいて、同大学で2019年9月30日に開催された「オープンサイエンス研修会」の資料を神戸大学学術成果リポジトリ(Kernel)で公開したことが発表されています。

研修会で使用された、
・プレゼンテーション「図書館員のためのオープンサイエンス概論:オープンサイエンスと学術機関リポジトリ」
 小野亘氏(国立情報学研究所学術基盤推進部学術コンテンツ課長)
・プレゼンテーション「オープンサイエンスと学術機関リポジトリ」
 林正治氏(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター特任助教)
がKernel上で公開されています。

@kobekernel(Twitter,2019/10/4)
https://twitter.com/kobekernel/status/1180020209228271617

【イベント】第1回 SPARC Japan セミナー2019「人文社会系分野におけるオープンサイエンス ~実践に向けて~」(10/24・東京)

2019年10月24日、東京都千代田区の国立情報学研究所(NII)において、第1回 SPARC Japan セミナー2019「人文社会系分野におけるオープンサイエンス ~実践に向けて~」が開催されます。

人文社会系分野においても今後オープン化を巡る動きが重要になってくると考えられることから、実践報告を行なうことで、人文社会系分野のオープンサイエンスを幅広く安定的に展開していくための情報共有を試みるとともに、図書館職員・大学職員・出版関係者などが「オープンサイエンスの実践」について具体的に考えられるような検討を行っていくとしています。

参加費は無料ですが、定員は70人で、事前の申込が必要です。
当日は動画中継も予定されています。

主な内容は以下の通りです。

・国立国語研究所におけるデータ構築等について(仮)
小木曽 智信氏(国立国語研究所)

・「みんなで翻刻」における市民科学の取組について(仮)
加納 靖之氏(東京大学地震研究所/地震火山史料連携研究機構)

・オープンサイエンス的市民協働のために大学ができること
小野 英理氏(京都大学情報環境機構 IT企画室)

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