オープンサイエンス

科学技術振興機構(JST)、2020年度第3回J-STAGEセミナー「ジャーナルから見た研究データ:データ公開の実践」の開催報告書を公開

2021年5月14日、科学技術振興機構(JST)は、2021年3月1日に開催した2020年度第3回J-STAGEセミナー「ジャーナルから見た研究データ:データ公開の実践」の開催報告書の公開を発表しました。

同セミナーで行われた下記講演の概要、質疑応答の内容、セミナー後の反響等が掲載されています。

・「日本気象学会「気象集誌」におけるJ-STAGE Dataの利用の取り組み」
佐藤正樹氏(日本気象学会)

・「デジタルアーカイブ学会誌でJ-STAGE Dataを登載してみた」
時実象一氏(デジタルアーカイブ学会)

・「130年の歴史がある学術誌がJ-STAGE Dataを使う」
太田博樹氏(日本人類学会)

・「生命科学におけるデータサイエンスと J-STAGE Data への期待」
中村春木氏(日本生物物理学会)

・「日本原子力研究開発機構(JAEA)におけるデータポリシー策定と制度化の取り組み」
熊崎由衣氏(日本原子力研究開発機構)

・「海洋研究開発機構(JAMSTEC)における研究データ公開と利活用」
福田和代氏(海洋研究開発機構)

【イベント】Japan Open Science Summit 2021(6/14-19・オンライン)

2021年6月14日から6月19日まで、Japan Open Science Summit 2021(JOSS2021)がオンラインで開催されます。

国立情報学研究所(NII)、科学技術振興機構(JST)、物質・材料研究機構(NIMS)、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、情報通信研究機構(NICT)、学術資源リポジトリ協議会(Re*poN)の6組織の主催による、オープンサイエンスをテーマとした日本最大のカンファレンスです。

テーマは「市民科学」「テクノロジー」「政策・ポリシー」「図書館・大学のデータ管理」「分野におけるデータ公開・管理」「総合」が設定され、オープンサイエンスの動向や研究データの共有・利活用などに関する様々なセッションが行われます。また、セッションの1つとして、6月17日に、国立国会図書館主催「Wikidata×デジタルアーカイブ×LOD―国立国会図書館・東京藝術大学・大阪市立図書館のリソースをつなげてみる―」が行われます。

参加費は無料で、事前の申込が必要です。

Japan Open Science Summit 2021
https://joss.rcos.nii.ac.jp/

『デジタルプラクティス』誌2021年4月号が特集「オープンサイエンスを支える研究データ基盤」を掲載

情報処理学会が発行する『デジタルプラクティス』誌の12巻2号(46号、2021年4月15日刊行)に、特集「オープンサイエンスを支える研究データ基盤」「感性情報学 最前線」が掲載されています。

特集「オープンサイエンスを支える研究データ基盤」では解説論文2本、投稿論文8本が掲載されており、いずれも無料で本文を閲覧できます。

デジタルプラクティス 46 INDEX-目次-(デジタルプラクティス)
https://www.ipsj.or.jp/dp/contents/publication/46/S1202-index.html

参考:
『デジタルプラクティス』誌2018年1月号が「オープンデータを活用した新しい社会」特集を掲載
Posted 2018年1月16日
https://current.ndl.go.jp/node/35320

内閣府、「研究データ基盤整備と国際展開ワーキング・グループ第2フェーズ報告書」を公開

2021年3月付で、内閣府の「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスの推進に関する検討会」は、「研究データ基盤整備と国際展開ワーキング・グループ第2フェーズ報告書」を公表しました。

同検討会に設置された「研究データ基盤整備と国際展開ワーキング・グループ」は、2019年10月に報告書(第1フェーズ)を取りまとめています。2021年3月に公開された本報告書では、研究データ基盤の管理・利活用に関する追加的な考え方や方策が示されています。

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が主催する“Asia OA Webinar”が2021年4月に開催:COARが公表したリポジトリに関するフレームワークについて日本用ローカライズと実践の試みを紹介

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、2021年4月14日付けのお知らせで、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が主催する“Asia OA Webinar”の開催を紹介しています。

“Asia OA Webinar”は、アジアのオープンアクセスコミュニティによる情報の交換や、協調関係の構築、交流を目的としたウェビナーシリーズです。2021年4月27日に、その一環としてウェビナー“Balancing good practices with inclusivity: COAR Community Framework for Good Practices in Repositories”が開催されます。

同ウェビナーでは、COARが2020年10月に公表したリポジトリに関するフレームワーク“COAR Community Framework for Best Practices in Repositories”について、日本用ローカライズと実践の試みの紹介が英語で行われます。司会・発表はJPCOARのメンバーが担当しており、プログラムの内容は以下のとおりです。参加は無料ですが、事前の申込みが必要です。

SPARC Europe、YouTubeチャンネルを開設:第1弾としてオープンサイエンス基盤に関するPeter Suber氏へのインタビュー動画を公開

2021年4月14日、SPARC Europeは、オープンアクセス運動を支える理論家として知られるPeter Suber氏へのインタビュー動画の公開を発表しました。

2021年3月に行われた同インタビューでは、オープンサイエンス基盤(OSI)をテーマとして、学術コミュニケーションエコシステムにおけるOSIの役割と、新型コロナウイルス感染症の世界的パンデミックがもたらしたオープンサイエンス及び学術に関する教訓といった話題が扱われました。Suber氏は、OSIを維持することの重要性を強調し、OSIへの支援の欠如は「我々が依って立つインフラの死、あるいはサイエンスよりも利益を重視する企業に買収されるかもしれない」ことを意味すると指摘しています。

発表では、SPARC Europeが新たにYouTubeチャンネルを開設し、今回のインタビューが第1弾の動画となることや、今後もイベントの記録動画、オープンサイエンス等に関するインタビュー・シリーズの動画掲載を計画していることを紹介しています。

ラテンアメリカとアフリカの機関がオープンサイエンスに関する活動強化のため覚書を締結:LA ReferenciaやWACREN等の5機関

2021年4月1日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は、ラテンアメリカとアフリカの機関がオープンサイエンスに関する活動強化のため覚書(Memorandum of Understanding:MoU)を締結したことを発表しました。

覚書に参加した機関は、ラテンアメリカではLA Referencia及びRedCLARA、アフリカではASREN、WACREN、UbuntuNet Allianceです。連携のねらいとして、国際協力の枠組のなかで、各大陸独自のニーズや状況を反映したオープンサイエンス政策、サービス、インフラの進展を図ることを挙げています。

発表では、グローバル・サウスのオープンサイエンス及びリポジトリのための、相互運用可能で国際的なエコシステムを拡大・強化する上で、今回の締結は重要なマイルストーンとなる、と述べています。また、締結に際しCOARも支援を行っており、今後もオープンサイエンスに関する知見の交換や、LA Referenciaのソフトウェアに関して地域間の技術移転を支援するとしています。

国立大学図書館協会、「オープンサイエンス及び研究データ管理に係る参考となる取組事例」を公開

2021年3月26日、国立大学図書館協会のオープンアクセス委員会は、「オープンサイエンス及び研究データ管理に係る参考となる取組事例」を作成・公開したことを発表しました。

同協会会員館や関連団体における、オープンサイエンスや研究データ管理・公開に関する取組事例がまとめられています。

お知らせ(国立大学図書館協会)
https://www.janul.jp/ja/news
※2021年3月26日付で、「「オープンサイエンス及び研究データ管理に係る参考となる取組事例」(オープンアクセス委員会)を公表しました」と掲載されています。

「オープンサイエンス及び研究データ管理に係る参考となる取組事例」(オープンアクセス委員会)を公表しました(国立大学図書館協会)
https://www.janul.jp/ja/news/20210326

組織IDに関するイニシアティブROR、2020年の年次報告書を公開:RORが作成した初めての年次報告書

組織IDに関するイニシアティブRORは、2021年3月23日付で公開したブログ記事の中で、2020年の活動に関する年次報告書を作成したことを発表しました。RORによる年次報告書の作成は今回が初めてとなります。

RORはブログ記事の中で、自身の取組みの大きな特徴として、オープンリサーチの基盤となる他のイニシアティブ等との協調的な性質を挙げ、目標を達成するためには他の組織・イニシアティブと共通の性質・基準の下で運営していることを示す必要があることを指摘しています。RORはそのような背景に基づいて、研究コミュニティを支援するオープンな学術インフラの責任ある運営・維持に関するガイドライン“Principles of Open Scholarly Infrastructure”(POSI)へ2020年12月に署名するとともに、自身の活動内容を紹介する年次報告書の作成を行いました。

欧州委員会(EC)、オープンアクセス(OA)出版プラットフォーム“Open Research Europe”を正式公開

2021年3月24日、欧州委員会(EC)は、オープンアクセス(OA)出版プラットフォーム“Open Research Europe”の正式公開を発表しました。

“Open Research Europe”は、欧州連合(EU)における2021年から2027年の研究・イノベーション支援プログラムHorizon Europeとぞの前身であるHorizon 2020による助成を受けた研究成果物に対して、OA出版を提供するプラットフォームです。研究者・市民を問わず誰もが最新の科学の知見に無料でアクセスできることを目指しており、研究成果の再利用の遅延・障壁、高額な費用など、研究成果の公開に関わる主要な問題に直接対処した取り組みとして説明しています。“Open Research Europe”はHorizon Europe及びHorizon 2020で助成を受けた研究者へのオプションサービスとして提供され、該当する研究者は費用負担を負うことなく、研究成果物をOA化し、研究成果の即時OA化に関する助成要件を満たすことができます。

正式公開された“Open Research Europe”では、様々な分野の約40本の論文が投稿され、内容の閲覧・レビューが可能になっています。

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