国際協力

ケニアにおけるオープンアクセスに関するEIFLの取組(記事紹介)

途上国において図書館を通じたデジタル情報へのアクセスを推進しているEIFLは、2021年10月1日付で、ケニアのオープンアクセス(OA)に関する取組についての記事をウェブサイトで公開しました。

EIFLは、2010年からケニア図書館情報サービスコンソーシアム(KLISC)と協力し、ケニアにおけるOAを推進する取組を行っています。記事によると、これまでに60大学のリポジトリ構築とOA方針策定を支援し、そのうち45がOAリポジトリのレジストリOpenDOARに掲載されているとあります。その他、EIFLの支援により、21大学でOA方針が策定され、そのほかの多くの大学で草案が作成されたとしています。

NTTデータとバチカン図書館、16世紀に建造されたバチカン市国の天文台の3Dデジタル化を実施

2021年10月8日、株式会社NTTデータが、バチカン図書館と協力して、16世紀に建造されたバチカン市国の天文台“Gregorian Tower”の3Dデジタル化を実施したと発表しました。

NTTデータとバチカン図書館は、同館が所蔵する手稿の長期保存・公開を目的としたデジタル化事業に2014年から取り組んでいます。今回3Dデジタル化されたものは、2021年10月からアラブ首長国連邦のドバイで開催される国際博覧会“Expo 2020 Dubai”で公開するとあります。

バチカン市国の16世紀の天文台「Gregorian Tower」を3Dデジタル化(NTTデータ, 2021/10/8)
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2021/100801/

フランス・サント=ジュヌヴィエーヴ図書館と韓国・高麗大学校図書館、モーリス・クーランの『朝鮮書誌』に関する動画を共同で作成

2021年10月1日、フランスのサント=ジュヌヴィエーヴ図書館が、同館所蔵の『朝鮮書誌』(Bibliographie coréenne)に関する動画“À la recherche de Maurice Courant”を韓国の高麗大学校図書館と共同で作成し、公開したと発表しました

『朝鮮書誌』はフランスの東洋学者モーリス・クーランにより作成されたものであり、発表の中で、同書は韓国の言語と文明をフランスで広める上で重要な資料であると述べられています。動画の中では、両館や『朝鮮書誌』の概要、モーリス・クーランの来歴、『朝鮮書誌』の記載に関連した高麗大学校図書館の所蔵資料の紹介等が行われています。

動画は、フランス語版と韓国語版の2種類が公開されています。

@BIUSteGenevieve(Twitter, 2021/10/1)
https://twitter.com/BIUSteGenevieve/status/1443868690999660563

E2408 - 「中村哲著述アーカイブ」の公開と今後の展望

   1984年にパキスタン北西部のペシャワールに赴任して以来35年余,常に現地の目線に立ち,アフガニスタン・パキスタン両国にまたがる医療・灌漑・農業事業で多くの人々の命を救った故中村哲医師(1946年-2019年。本学医学部卒,特別主幹教授)の志を次代に伝えるため,九州大学附属図書館では,氏の著述をデジタルデータで収集・保存・発信する「中村哲著述アーカイブ」を,2021年3月に公開した。

   本稿では,アーカイブ構築に至った経緯と概要,今後の展望などについて紹介する。

米・スタンフォード大学図書館、台湾国家図書館と貴重書のデジタル化のため連携

2021年7月13日、米国のスタンフォード大学図書館が、中国の貴重書のデジタル化に関して台湾国家図書館と連携することを発表しました。

対象となるのは、同大学の東アジア図書館と芸術や建築・デザイン等に関する資料を収集するBowes Art & Architecture Libraryが所蔵する中国の貴重書のうち、29タイトル210巻の3万ページ以上です。デジタル化の完了は2021年11月末を予定しています。

デジタル化された資料は、台湾国家図書館の古典籍データベース「古籍與特藏文獻資源」と同大学の検索ポータルサイト“SearchWorks”からアクセス可能となり、同大学の機関リポジトリに保存されると述べられています。

イラン国立図書館・公文書館とインドネシア国立図書館が覚書を締結:専門家の相互交流、資料修復、図書館員の知識向上等の分野で協力

イランの英字紙テヘラン・タイムズの2021年6月1日付け記事で、イラン国立図書館・公文書館とインドネシア国立図書館が覚書(MoU)を締結したことが報じられています。

記事によれば、今回の覚書は図書館・情報科学における協力を拡大する内容であり、両館は専門家の相互交流、資料修復、図書館員の知識向上等の分野で協力を行います。

National libraries of Iran, Indonesia sign MOU(Tehran Times, 2021/6/1)
https://www.tehrantimes.com/news/461593/National-libraries-of-Iran-Indonesia-sign-MOU

フランス国立図書館(BnF)、北米におけるフランスに焦点を当てた電子図書館“La France aux Amériques”を公開

2021年5月27日、フランス国立図書館(BnF)が、電子図書館“La France aux Amériques”を公開したと発表しました。

BnFが2017年から提供している、国内外の機関との協力により構築された電子図書館のコレクション“Patrimoines Partagés”に含まれるものです。

“La France aux Amériques”は、BnFと18のフランス・カナダ・米国・英国の文化機関や大学の協力により作成されました。16世紀から1900年にかけての、北米におけるフランスに焦点を当てており、歴史・知識・社会・経済等に関連する資料2,000件以上が提供されています。

Patrimoines Partagés : découvrez La France aux Amériques(BnF, 2021/5/27)
https://www.bnf.fr/fr/actualites/patrimoines-partages-decouvrez-la-france-aux-ameriques

英国図書館(BL)とシンガポール国立図書館委員会(NLB)によるデジタル化プロジェクトが完了

2021年5月3日、英国図書館(BL)が、シンガポール国立図書館委員会(NLB)と連携して2013年から進めていた、5年間のデジタル化プロジェクトが完了したと発表しました。

プロジェクトの初期はBLの所蔵するマレー語の手稿やシンガポールの古地図、トーマス・ラッフルズ(Sir Thomas Stamford Raffles)に関する資料に焦点が当てられていましたが、その後、ブギス語の手稿や東南アジアのコーランの写本も対象となりました。デジタル化した資料は、BLのウェブサイト“Digitised Manuscripts”やNLBの“BookSG”からアクセスできます。

発表によると、約120巻、約150点の手紙および文書からなるマレー語の手稿、約250の古地図、27巻のトーマス・ラッフルズに関する文書、ブギス語の手稿32冊、マカッサル語の手稿2冊、東南アジアのコーランの写本8冊のデジタル化が行われました。

長崎県と公益財団法人角川文化振興財団、「バチカンと日本 100年プロジェクト」を実施:バチカン使徒図書館等の日本関係文書の調査研究活動

2021年4月15日、株式会社KADOKAWAのウェブサイトに、長崎県と公益財団法人角川文化振興財団が、「バチカンと日本 100年プロジェクト」を発表したことが掲載されました。

教皇庁文化評議会(Pontificium Consilium de Cultura)の後援を得たものであり、プロジェクトの中心は、バチカン使徒図書館やバチカン使徒文書館等に所蔵されている日本関係文書の調査研究活動と述べられています。

トピックス一覧(KADOKAWA)
https://www.kadokawa.co.jp/topics/
※2021年4月15日付で、「【長崎県×角川文化振興財団】共同で行う国際文化交流プロジェクトを発表!」が掲載されています。

【長崎県×角川文化振興財団】共同で行う国際文化交流プロジェクトを発表!(KADOKAWA)
https://www.kadokawa.co.jp/topics/5691

大日本印刷(DNP)とフランス国立図書館(BnF)、BnF×DNPミュージアムラボ第2回展「これからの文化体験」を開催

2021年4月15日から7月11日まで、大日本印刷(DNP)とフランス国立図書館(BnF)が、BnF×DNPミュージアムラボ第2回展「これからの文化体験」を、東京都品川区のDNP五反田ビルで開催します。

新型コロナウイルス感染症の影響により、BnFの所蔵品の現物は展示されていませんが、同館の貴重なコレクションや歴史的空間の3Dデジタルデータを活用し、眼鏡型のウェアラブルデバイスや大型ディスプレイ等を用いた作品の鑑賞を行えるとしています。

大日本印刷とフランス国立図書館 4/15〜7/11にBnF × DNP ミュージアムラボ 第2回展 「これからの文化体験」を開催(DNP, 2021/4/14)
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10160770_1587.html

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