地域

韓国・ソウル特別市、市民サービスの改善と地域の図書館支援のため『開かれた図書館政策叢書』を刊行すると発表:研究調査機能の強化等のためソウル図書館の司書が執筆

2021年8月3日、韓国・ソウル特別市は、『開かれた図書館政策叢書』を刊行し、同市およびソウル図書館のウェブサイトで公開すると発表しました。より多様な市民が図書館サービスを享受できるよう市民サービスの改善と地域の図書館を支援することを目的としたものです。

同叢書は『ソウル市公共図書館サービス環境』『小さな図書館政策の現状』『公共図書館感情労働保護制度の現状』『公共図書館非対面プログラムの手引き』の4冊で構成されており、同館の研究調査機能の強化や現場への実質的な支援を提供するため、ソウル図書館の司書が関係者と面談し、関連資料を調査して執筆したものです。

叢書の内容と関連し、公共図書館の利用が相対的に少ない10代と30代前半の市民が図書館サービスを立体的に理解できるよう、インフォグラフィック「図書館 IN ソウル」も公開するとしています。

2021年の下半期にも『より豊かな地域サービスのための図書館協力ガイド』『市民の生活の中で新たな価値を提供する図書館支援活動プログラム』『図書館を革新するための組織開発、今日から1日』を刊行する予定です。

【イベント】関西館ライブラリーカフェ「ジャパンサーチ・タウンで京阪奈を盛り上げる:アーバンデータチャレンジ京都2021」(8/28・オンライン)

2021年8月28日、国立国会図書館(NDL)関西館は、関西館ライブラリーカフェ「ジャパンサーチ・タウンで京阪奈を盛り上げる:アーバンデータチャレンジ京都2021」を、オンラインで開催します。

京都・大阪・奈良にまつわるテーマを考え、ジャパンサーチや各種デジタルアーカイブを使用してキュレーションを行い、地域の魅力発見や教育・観光・歴史研究にどのように活用できるか考えるイベントです。

定員は30人程度(要事前申込)で、参加費は無料です。

当日のプログラムは以下の通りです。

●話題提供の部
・「ジャパンサーチ・タウンについて」
UDC京都事務局/Code for 山城 代表 青木和人氏

・「ジャパンサーチ等各種DBの利用方法」
NDL職員

●情報交換の部
・自己紹介、チーム編成の説明
・チーム編成
・数チームに分かれ、ジャパンサーチのワークスペース(共同編集機能)を使ったコンテンツの検索、キュレーション作業

置戸町立図書館(北海道)、「本とランチのテイクアウト」を実施:新型コロナウイルス感染症対策としての滞在時間短縮と町内飲食店の応援のため

北海道の置戸町立図書館が、「本とランチのテイクアウト」を実施しています。

7月から10月までの土曜日に、同館の本と置戸町内の飲食店の弁当をセットで楽しむことができる企画であり、第1回は7月31日に行われました。7月31日、8月7日、8月21日、8月28日は、「旅」や「夏」がテーマの本のセットが用意され、弁当の名前もテーマにちなんだものになっています。

発表によると、新型コロナウイルス感染症対策として、図書館内の滞在時間を短くすることと、置戸町内飲食店を応援することを目的とした取組であり、事前の申し込みが必要です。

韓国・ソウル図書館、社会問題の解決のための活動を支援する図書館の新たな役割・サービスを検討するイシューペーパー“Voice Of Citizen”を発刊

2021年7月21日、韓国・ソウル図書館は、イシューペーパー“Voice Of Citizen”を試験的に発刊すると発表しています。社会が直面する懸案事項や問題を発掘し、その解決を支援することができる図書館の新しい役割・サービスを検討するためのものです。専門家・当事者・司書が共同で企画・刊行します。

2020年からのコロナ禍により、「コロナブルー」「孤立」「生活の格差」が深刻化していることや、学業・職業・生活と全般にわたってデジタル機器と技術を保有していることの重要度が高まったことから、“Voice Of Citizen”では、このような変化に適用しなければならない青少年にとって重要な3つの問題(青少年心理・将来の職業環境・デジタルメディア)を選定し、各問題に関する、専門家の意見・青少年(当事者)のニーズ・司書が提案するサービスについての“Voice Of Citizen”を各々発刊します。

7月に専門家による3つの問題に関する“Voice Of Citizen”が順次発行された後、3週間の間隔で、同テーマでの青少年と司書による“Voice Of Citizen”が発刊されます。

米・ブリガムヤング大学、女性向け新聞に掲載された広告の画像を検索・閲覧できるデータベースを公開

2021年7月20日、米国のブリガムヤング大学(Brigham Young University:BYU)が、女性向け新聞“Woman's Exponent”に掲載された広告のデジタル化画像を検索・閲覧できるデータベース“Exponent Advertisements”の公開を発表しました。

“Woman's Exponent”は、1872年から1914年にかけてユタ州のソルトレークシティで発行された新聞であり、地域や一般のニュース、家事のコツや教育に関する情報を掲載していました。

データベースでは、約4,000の広告画像について、キーワード等による検索、年・広告を出している事業者・産業ごとにまとめられた画像の閲覧、広告画像数の経年変化を示したグラフの表示といった機能が提供されています。画像はパブリックドメイン、グラフや検索結果等の画像以外のコンテンツはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC BYで公開されています。

足立区立江北図書館(東京都)、同区総合防災対策室の協力のもと「荒川が氾濫したらどうなる?~親子で防災リストをつくろう~」を開催:持ち出しチェックリストの作成や家族の行動タイムラインの確認等

2021年9月4日、東京都の足立区立江北図書館が、江北地域学習センターにおいて「荒川が氾濫したらどうなる?~親子で防災リストをつくろう~」を開催します。

足立区総合防災対策室の協力のもと実施されるもので、同区の洪水ハザードマップをもとに作成された映像を見て水害の恐ろしさを体感するとともに、いざというときの持ち出しチェックリストの作成や、家族の行動タイムラインの確認等を行われます。

参加には事前の申し込みが必要で、参加費は無料ですが、対象は小学生以上の子どもと保護者(大人だけの参加も可)で、定員は10組です。

江北図書館:荒川が氾濫したらどうなる?「親子で防災リストをつくろう」(9月4日)(足立区,2021/7/26)
https://www.city.adachi.tokyo.jp/toshokan/chiikibunka/toshokan/20210904kohoku.html

石狩市民図書館(北海道)・ミライon図書館(長崎県)、交流企画「アイデア缶詰ラベル絵アワード」を開催

北海道の石狩市民図書館と長崎県のミライon図書館が、交流企画「アイデア缶詰ラベル絵アワード」を開催すると発表しています。

日本で初めて缶詰が作られたのが長崎、日本で初めて本格的な缶詰生産が始まったのが北海道石狩市という缶詰発祥という共通点をきっかけに、企画を通して長崎と石狩の文化や歴史を学び、郷土への親しみを再認識するとともに両地域のPRを図ることを目的に開催されるものです。

石狩市民には「石狩の○○を缶詰にしたら・・・」、長崎県民には「長崎の〇〇を缶詰にしたら・・・」をテーマに、幼児、小・中学生対象の「こどもの部」と高校生以上の「一般の部」に分けて作品の募集が行われます。応募受付期間は2021年7月21日から8月29日までです。

最優秀賞(長崎県・石狩市ともに各部門1作品)を受賞した長崎県民には石狩市の特産品セット、同じく石狩市民には長崎県の特産品セットが贈呈されるほか、最優秀賞および長崎県・石狩市ともに各部門4作品選ばれる優秀賞受賞者全員には、賞状と応募作品を缶詰に再現した空缶が贈呈されます。

また、10月5日から10月17日にかけて、両館において、最優秀賞・優秀賞作品の展示が行われます。

大阪市の靱公園にて、人と人とのつながりをつくる交流イベント「えほんpicnic 2021」が開催:大阪市立中央図書館の司書がおすすめの絵本を選定

2021年7月31日、大阪市西区の靱公園において、えほんpicnic実行委員会主催の「えほんpicnic 2021」が開催されます。雨天の場合、翌日に順延されます。

「えほんpicnic」は、「絵本」をキーワードに、人と人とがつながるきっかけをつくる交流イベントで、2011年から開催されています。

2021年は、大阪市立中央図書館の司書が絵本ソムリエとなって選定したおすすめの絵本(15セット(1セット3冊))を読むことができる「絵本picnic」、家で眠っている絵本を持ってきて他の絵本と交換する「わらしべmethod」、絵本の読み聞かせや紙芝居が行われるほか、大阪市西区をはじめとした地元の会社を知ることができるワークショップ「キッズおしごとLABO」等が行われます。

「えほんpicnic」が開催されます!(大阪市西区,2021/7/19)
https://www.city.osaka.lg.jp/nishi/page/0000539686.html

図書館利用の変化に対応するための建物やテクノロジーの更新のために利用可能な基金“Libraries Improvement Fund”の申請受付が開始へ(英国)

英国において“Libraries Improvement Fund”の申請受付が2021年7月26日から開始されます。

コロナ禍により2020年3月開始予定が保留となっていた、イングランド全域の既存の文化基盤の改善と新規の文化基盤の提供を支援することを目的とする文化投資基金(Cultural Investment Fund)が設立されたことによるもので、文化開発基金(The Cultural Development Fund)・博物館不動産開発基金(The Museums Estate and Development Fund) ・図書館改善基金(Libraries Improvement Fund)の3種類の基金があります。

基準は、デジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)とイングランド芸術評議会(ACE)が定めており、助成金はDCMSから拠出され、ACEが管理・授与・検査を行います。

図書館改善基金(Libraries Improvement Fund)の2021年・2022年度の助成総額は500万ポンドで、人々の図書館利用の変化に対応するための建物やテクノロジーの更新のためのさまざまな取組に利用可能であり、

まんのう町立図書館(香川県)、10代の悩みを聞く「センパイ!聞いて」を同館の中高生向けコーナー「ティーンズのもり」で開始

香川県のまんのう町立図書館が、10代の悩みを聞く「センパイ!聞いて」を同館の中高生向けコーナー「ティーンズのもり」で、毎月第2水曜日に実施すると、同館の『図書館だより』2021年7月号で発表しています。

同町の寺院の僧侶が10代の悩みの相談に乗るもので、町内の中学校の図書館で開催された初回の様子や実施の経緯が、新聞で報じられています。

『図書館だより』には、「ティーンズのもり」には、10代が大人になるまで「命を守るため」「生き抜くため」「自分を見つめるため」に読んで欲しい本が集められいると紹介されています。

「ティーンズのもりで待っています センパイ!聞いて」『まんのう町立図書館 図書館だより』Vol.28(2021年7月)
https://www.manno-library.jp/opackensaku/index?id=0&menu=event&file=opackensaku/event

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