地域

大阪市淀川区、「交流型ワイガヤ図書館」を含む「もと淀川区役所跡地等活用事業」の事業予定者が決定したと発表

2020年6月3日、大阪市淀川区が「もと淀川区役所跡地等活用事業」の事業予定者が決定したと発表しました。2025年6月供用開始予定です。

隣接民有地を活用した、まちの新たなランドマークとなる複合施設が提案されており、複合施設の中には「交流型ワイガヤ図書館」という図書館が整備されます。図書館周辺の空間は、図書館運営へのプラス効果が期待され、区政の推進にも寄与し、図書館との親和性もある施設計画となっていると説明されています。

事業予定者の計画提案書によれば、「交流型ワイガヤ図書館」とは、複合施設内の市立図書館と、隣接して設置する地域住民のコミュニケーションスペース「みんなで育てるライブラリー」を、有機的に連携させて運営するものです。「みんなで育てるライブラリー」は、同施設内に誘致する医療・スポーツ系の専門学校を経営する学校法人が所有・運営することで同活動を地域に根ざした持続的な活動とするとしています。また、市立図書館の上階には学童・保育施設が配置され、図書館の利用を促進するとしています。

富士吉田市立図書館(山梨県)、同市の繊維産業地域おこし協力隊との連携企画「ハタオリマチ“ふじよしだ”を感じよう!」を実施中

2020年5月29日、山梨県の富士吉田市立図書館は、同市の繊維産業地域おこし協力隊との連携企画として、「ハタオリマチ“ふじよしだ”を感じよう!」を実施していることを発表しました。

富士吉田市は1000年以上続く富士吉田・西桂(山梨ハタオリ産地)を次世代につないでいくためのプロジェクト「ハタオリマチのハタ印」に取り組んでいます。同企画はこのプロジェクトの一環として、市民にとって身近な場所である図書館で「郡内織物」に見たり触れたりできる場を作り、親しみを感じてもらうという趣旨の下で実施されます。同館内では、書棚への郡内織物のファブリックパネルの設置、閲覧コーナーの椅子の生地の郡内織物への張り替えなどが行われています。

同企画は新型コロナウイルス感染症の影響で図書館が休館していたため、予定よりも延期されて実施されています。富士吉田市立図書館は2020年5月26日から開館していますが、来館予約制による「条件付き開館」となっています。

オーストラリア図書館協会(ALIA)、新型コロナウイルス感染拡大防止のためのロックダウン中に図書館の利用に関して不自由に感じたことについての全国調査の結果を発表

2020年5月28日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、、同会の公共図書館部門であるAustralian Public Library Alliance (APLA)が共同で実施した、新型コロナウイルス感染拡大防止のためのロックダウン中、図書館の利用に関して不自由に感じたことについての全国調査の最初の500件の回答に基づく結果を発表しています。

87パーセントが紙媒体の図書を借りることができないこと(電子書籍の貸出は可能)、44パーセントが図書館員からの専門的で親切な支援をうけられないこと、40パーセントが他の人と一緒にいられないこと、36パーセントが成人向けのイベントや活動に参加できないこと、20パーセントが他の家族と一緒に読み聞かせに参加できないこと(多くの図書館ではオンラインでの読み聞かせが行われたにもかかわらず)、16パーセントが図書館で勉強できないこと、13パーセントがインターネットを使えないことを回答しています。

徳山駅前賑わい交流施設(周南市立徳山駅前図書館(山口県))を含む徳山駅周辺整備事業が令和元年度全建賞【都市部門】を受賞

2020年5月28日、一般社団法人全日本建設技術協会が、令和元年度全建賞の受賞の決定を発表しました。

【都市部門】には、周南市(山口県)による「徳山駅周辺整備事業(徳山駅前賑わい交流施設・徳山駅北口駅前広場)」が選ばれています。

令和元年度 全建賞(全日本建設技術協会)
https://www.zenken.com/hypusyou/zenkensyou/r01/r01_zk_midasi.htm#itiran
※「令和元年度全建賞につきまして、5月28日授賞が決定しましたのでお知らせします」とあります。

徳山駅前図書館・北口広場 全建賞 (47NEWS(山口新聞),2020/6/2)
https://www.47news.jp/localnews/4871091.html

国文学研究資料館、アーカイブズ・カレッジ(史料管理学研修会)の地方開催継続を目的としたクラウドファンディングを開始

国文学研究資料館が、アーカイブズ・カレッジ(史料管理学研修会)の地方開催継続を目的としたクラウドファンディングを開始しています。

同館が、歴史記録の保存を担う人材(アーキビスト)の育成を目的に行っている「アーカイブズ・カレッジ」のうち、地方で開催する1週間の短期コースが、予算削減により2020年度から中止せざるを得なくなったことから、その継続のため実施されるものです。

目標金額を達成した場合、それをもとに、2021年から2年間、「アーカイブズ・カレッジ」を秋(10月・11月)に1週間開催するとともに(2021年:松江市、2022年:富岡町(福島県))、地方の危機という現実問題に取り組むために、これまでの蓄積を基にしながら、より現実即応型の人材育成とそのような人材による全国ネットワーク化を目指すとしています。そのうえで、3年目以降のさらなる事業展開を図っていくと説明されています。

また、人材育成に止まらず、開催地での市民向け講演会を開催し、一般社会にもアーカイブズの重要性を伝えていくとのことです。

目標金額は300万円で、期限は2020年8月7日の午後11時です。

八代市立図書館(熊本県)、『給食番長』の八代弁版読み聞かせ動画を公開

2020年4月29日、熊本県の八代市立図書館は、2007年に出版された絵本『給食番長』について、八代弁版の読み聞かせ動画を公開したことを発表しました。

『給食番長』の八代弁への翻訳と読み聞かせは、八代市立図書館スタッフ一同により行われました。同館ウェブサイト上で読み聞かせ動画と八代弁による『給食番長』のシナリオが公開されています。

なお、同館は絵本の著者及び出版社の許可の下で、読み聞かせ動画を作成・公開しています。

熊本初!『給食番長』が八代弁できけるごたるよ!(八代市立図書館,2020/4/29)
https://www.yatsushiro-lib.jp/topics/2020/3061/

『給食番長』[PDF:4ページ](八代市立図書館)
https://www.yatsushiro-lib.jp/files/kyuusyoku/kyuusyoku.pdf
※八代弁による絵本のシナリオです

福井県、県有施設等の混雑状況をオープンデータとして公開:民間有志が同データを利用して混雑状況の一覧をスマートフォン等からも閲覧可能なダッシュボードを作成し公開

2020年5月19日、福井県は、県有施設等の混雑情報を営利・非営利を問わず無償で二次利用可能なオープンデータとして公開したことを発表しました。

福井県は公開の目的として、混雑状況を事前に確認し、「三密」回避に役立てるためウェブサイトやアプリケーション開発のサポートを挙げています。福井県のウェブサイトから県有施設等の施設名、混雑状況、開館時間、休館日などが示されたCSV形式のデータがダウンロードできます。データは随時更新されます。

また、2020年5月20日付の中日新聞の報道で、民間有志が福井県の提供する同データを利用して、混雑状況の一覧をスマートフォンなどで閲覧可能な「福井県施設ダッシュボード」を公開したことが紹介されています。「福井県施設ダッシュボード」では、福井県立図書館や福井県立歴史博物館、福井県立美術館等の各施設について、現在の開館状況や混雑状況、来館時の注意事項等を確認することができます。各施設の管理者はスマートフォンなどで専用システムに「混雑している」「混雑していない」を入力すると、すぐにオープンデータに反映させることも可能になっています。

米・アーリントン公共図書館、新型コロナウイルス感染拡大による影響の記録化を目的としたオンライン雑誌Quaranzinを刊行:作品の投稿を呼びかけ

米国バージニア州のアーリントン公共図書館が、オンライン雑誌Quaranzineを刊行しています。

同誌の刊行は、新型コロナウイルスの感染拡大が、私たちにどのような影響を与えたのかを記録化することを目的としており、すべての世代の利用者に対して、作品の投稿を呼びかけています。

投稿可能な作品は、絵画、エッセイ・詩・小説・レビュー、漫画、写真、レシピ等で、対象は以上に限定するものではないが、音声や動画は受け付けないとしています。

同館のウェブフォームから投稿可能で、作品は同館の職員により審査されます。投稿可能な作品は1号あたり1人・1作品で、投稿により、同館には作品をQuaranzineで刊行する権利が発生しますが所有権は本人のものです。

2020年4月3日に創刊され、5月18日刊行の第6号が最新号です。

報道によると、創刊号には約65作品が投稿されたとのことです。

No.18 地域の拠点形成を意図した図書館の施設と機能

 本調査研究では、「地域の拠点形成を意図した図書館の施設と機能」をテーマとして取り上げました。

 近年、まちづくりや地域コミュニティの形成・再生等を目的の一つとして、図書館が新設・更新されることが多く、これらの図書館は、多くの人を集める魅力的な存在として注目されています。本調査研究では、それぞれに特色を有する公立図書館5 館を取り上げ、その施設が地域の拠点として実際にどのように機能しているかを調査分析しました。

 具体的には、気仙沼図書館(宮城県)、大和市立図書館(神奈川県)、田原市中央図書館(愛知県)、瀬戸内市民図書館(岡山県)、伊万里市民図書館(佐賀県)を対象館とした事例調査と、図書館施設についての文献調査を実施しました。事例調査では、実地調査や関係者へのインタビュー等により、施設面の特徴や、その施設が地域の拠点形成の面でどのように機能しているかを分析しました。文献調査では、建築分野における図書館研究の動向、図書館建築に関する先行研究、近年新築又は改築を行った国内公共図書館の情報等を整理しました。

 この調査研究の報告書が、今後図書館の新設・更新を予定している地方公共団体や図書館等における検討に資するとともに、図書館が展開する多様なサービスを支える「器」である図書館施設への知見を深める一助となることを願っています。

地方自治研究機構、令和元年度調査研究「図書館等を活用した新たな地域コミュニティの在り方に関する調査研究」の報告書を公開

一般財団法人地方自治研究機構は、同機構のウェブサイトにおいて、令和元年度調査研究「図書館等を活用した新たな地域コミュニティの在り方に関する調査研究」の報告書(令和2年3月付け)を公開しています。

「序章 調査研究」の「2 目的」によれば、新たな「場」創出の面で期待される「公立図書館」活用の可能性に関し、文献調査及び事例視察調査を行ったものです。目的として、今後の図書館等を活用した新たな地域コミュニティ形成を検討する際の一助となることを挙げています。

報告書は主に「序章 調査研究」「第1章 全国公立図書館アンケート調査」「第2章 アンケート調査分析」「第3章 事例視察」「第4章 考察」の計5章からなります。「第3章 事例視察」では、小布施町立図書館(長野県)、鯖江市図書館(福井県)、金沢海みらい図書館(石川県)、恵庭市立図書館(北海道)が調査対象となっています。

調査研究(一般財団法人地方自治研究機構)
http://www.rilg.or.jp/htdocs/004.html
※令和元年度調査研究の欄に「図書館等を活用した新たな地域コミュニティの在り方に関する調査研究」が記載されています。

ページ