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2020年9月10日、米国学校図書館員協会(AASL)が、新型コロナウイルス感染拡大下で新学年を迎えた学校図書館の現状調査(Back-to-School Survey)の結果を公表しました。
8月5日から8月12日にかけて、学校/学校図書館の開校・開館状況、学校図書館の利用状況、予想されるコレクションの損失、予算編成に関して調査を行ったもので、全50州の、各館の学校司書、学区の責任者、学校図書館員を養成する大学教員等から1,117の回答が得られました。
学校の開校に関して大多数が完全な遠隔教育やハイブリット型で授業を開始する予定となっていること、完全に変更点なしに学校図書館を開館すると回答があったのは学区レベルでは17%・館レベルでは12%であったこと、活動は許可されていないものの図書館は開館しているとの回答は学区レベルで45%・館レベルで29%であったこと、学校図書館が図書館での授業以外に使われているとの回答は学区レベルでは25%・館レベルでは17%であったこと、図書館が使用できない場合には教室に本をブックトラックで運んで貸出を行なったり(50%)、遠隔で指導したり(55%)、教室で教員と共同で指導している(38%)との回答が寄せられたことが紹介されています。
次回調査は9月10日から9月17日にかけて行われます。
文部科学省の「学校図書館の整備充実に関する調査研究協力者会議」が、「これからの学校図書館の整備充実について(報告)」を取りまとめて公表しました。
この会議では、学校図書館の運営に係る基本的な視点や学校司書の資格・養成等の在り方に関して検討してきました。この報告書は、それらの検討に基づき、学校図書館の現状と課題についてまとめ、改善の方向性として、
・学校図書館ガイドラインの作成(学校図書館の目的・機能、運営、利活用等) ・学校司書のモデルカリキュラムの作成
を挙げています。
これからの学校図書館の整備充実について(報告)の公表について(文部科学省, 2016/10/20)http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/115/houkoku/1378458.htm
これからの学校図書館の整備充実について(報告)の概要(PDF: 110KB)http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2016/10/20/1378460_01_2.pdf
これからの学校図書館の整備充実について(報告)(本体)(PDF: 726KB)
2015年12月10日、鳥取県立図書館が、児童生徒の生きる力や主体的に学ぶ力の育成に向け、就学前から小・中・高校まで一貫し、見通しを持った学校図書館活用教育を進める上での指針となる「とっとり学校図書館活用教育推進ビジョン(案)」を公開し、2016年1月7日までパブリックコメントを募集しています。
2020年度を目標年とし、その間も適宜検証し見直すもので、学習指導要領等を基本に、一貫した指導体制や各学校で体得すべき能力を明確化したとのことです。
目指す方向が、以下の「3本柱」として掲げられています。
1.児童生徒及び教職員の情報や資料の保障 ~人と情報を結ぶ『つなげる』 2.学習/教育の展開の可能性の拡大 ~学びを豊かにする『ひろげる』 3.これからの生活、キャリアに対応する力の育成 ~未来をつくる『そだてる』
とっとり学校図書館活用教育推進ビジョン(案)について皆様のご意見をお寄せください(鳥取県立図書館,2015/12/10)http://www.library.pref.tottori.jp/hp/menu000003300/hpg000003227.htm
とっとり学校図書館活用教育推進ビジョン(案)に係る意見募集 (鳥取県教育委員会)http://www.pref.tottori.lg.jp/253218.htm
文部科学省が、2015年8月26日に開催した「学校図書館の整備充実に関する調査研究協力者会議」(第1回)の議事録及び配布資料を公開しました。
文部科学省 新着情報http://www.mext.go.jp/ ※平成27年10月22日更新欄に「学校図書館の整備充実に関する調査研究協力者会議(第1回) 議事録」「学校図書館の整備充実に関する調査研究協力者会議(第1回) 配付資料」とあります。
学校図書館の整備充実に関する調査研究協力者会議(第1回) 議事録(文部科学省)http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/115/gijiroku/1362935.htm
米国のSchool Library Journal(SLJ)誌が実施した1,259の学校司書に対して実施した技術調査の結果を公開しています。
学校司書は教育と学習について技術を組み込むことに熱心であり、メイカースペース、3Dプリンター、コーディング技術は最も切望される技術として言及されたとのことです。38%の回答がメーカー活動や技術を既に保有しており、13%が来年には追加したいと考えているとのことです。
また学校司書は彼ら自身の技術によるアドヴォカシーに自信を持っており、64%の回答が彼ら自身が学校における技術リーダだと表明しているとのことです
学校図書館がソーシャルメディアを情報を提供する手段として使用しているのは増加傾向で、アプリの利用は2013年には57%であったのが71%に、情報のシェア等に使用しているのは2013年に59%であったのが76%になったとのことです。
朝の読書推進協議会が2007年から毎年実施している、「朝の読書」実践校の2014年度の人気本調査結果が公開されていました。調査対象期間は2014年4月から2015年3月末までで、子どもたちが実際に読んでいた「人気の本」がまとめられています。
調査の結果、小学校、中学校、高校でよく読まれた本の上位はそれぞれ、
・小学生 1位:原ゆたか氏「かいけつゾロリ」(ポプラ社) 2位:「科学漫画サバイバルシリーズ」(朝日新聞出版) 3位:「学研まんが新ひみつシリーズ」(学習研究社)
・中学生 1位:柳田理科雄氏「空想科学読本」(KADOKAWA) 2位:有川浩氏「図書館戦争シリーズ」(KADOKAWA) 宗田理氏「ぼくら」シリーズ(KADOKAWA、ポプラ社) じん(自然の敵P)氏「カゲロウデイズ」(KADOKAWA)
・高校生 1位:有川浩氏「図書館戦争シリーズ」(KADOKAWA) 2位:川原礫氏「ソードアート・オンライン」(KADOKAWA) 和田竜氏「村上海賊の娘」(新潮社) 百田尚樹氏「永遠の0」(講談社、太田出版)
などとなっているようです。
米国学校図書館員協会(AASL)が、2014年4月に開催されたフォーラム“Causality: School Libraries and Student Success (CLASS)” を踏まえ、9月2日、フォーラムの議論や研究上の課題などをまとめた報告書のドラフトをウェブ上に公開しました。これに対する意見募集を10月15日まで実施しています。なお、ドラフト自体は6月付けのもので、既に米国図書館協会(ALA)の年次大会でも関連するセッションが行われたようです。
2014年4月のフォーラムは、シカゴで開催されたものであり、生徒の学びに対する、学校図書館員や学校図書館のポジティブな影響を実証することに焦点を充てた、国レベルでの研究課題を明らかにすることを目的に開催されたものとのことです。50名ほどの研究者が参加し、Thomas Cook氏(Northwestern University)が議論をリードしたそうです。
AASL releases white paper outlining research agenda(ALA, 2014/9/2付け)http://www.ala.org/news/press-releases/2014/09/aasl-releases-white-paper-outlining-research-agenda
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
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