アウトリーチ

E2354 - アンフォーレと安城市図書情報館の挑戦

2017年にオープンした「安城市中心市街地拠点施設アンフォーレ(以下「アンフォーレ」)」およびその中核施設である安城市図書情報館(愛知県)は,この度「Library of the Year 2020」のオーディエンス賞を受賞した。本稿では,特に評価されたポイントを中心に,当館の取組みを紹介したい。

E2352 - 米国国立公文書館(NARA)のソーシャルメディア新戦略

2020年9月,米国国立公文書館(NARA)は2021年度から2025年度までのソーシャルメディア戦略を公表した。この戦略はNARAの使命「高い価値をもつ政府記録への市民のアクセスを通じ,開放性を向上させ,市民参加を促進し,国の民主主義を強化する」を達成する鍵として位置づけられており,同館が館全体で定める以下4つの戦略目標とも密接に関連している。

E2348 - 公民連携ブックストアとの連携協力:大阪市立港図書館の取組

2020年10月18日,大阪市港区に,ブックストア「KLASI BOOKs(クラシ・ブックス)」がオープンした。地元の公共施設として大阪市立港図書館が連携協力している。本稿では,蔵書約7万冊の小さな港図書館が取り組む公民連携について,大阪市立図書館において地域図書館の統括部署に所属する筆者が,その経過や意義を紹介する。

米国における下院選挙・大統領選挙の投票結果と公共図書館の利用状況との間の関連性の調査(文献紹介)

2020年12月15日付で刊行された、カナダ・アルバータ大学のラーニングサービス部門が刊行する季刊誌“Evidence Based Library and Information Practice”(EBLIP)の第15巻第4号に、米国カンザス州のエンポリア州立大学の大学院生であるルンド(Brady D. Lund)氏ら3人の共著論文として、“Election Voting and Public Library Use in the United States”が掲載されています。

著者らは、米国における下院選挙・大統領選挙の投票結果と公共図書館の利用状況との間に相関関係が存在するかどうかの調査を実施し、内容や考察を同論文で報告しました。調査の情報源には、2010年・2012年・2014年・2016年の米国連邦議会の下院選挙、2012年・2016年の米国大統領選挙の投票結果、及び米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)による公共図書館の概況調査で示された2010年・2012年・2014年・2016年の公共図書館の利用統計が用いられています。

豊田市中央図書館(愛知県)、「図書館を知りつくそう!外国人のためのバックヤードツアー」を実施:ベトナム語、中国語、ポルトガル語、英語の4コース

2021年1月5日、愛知県の豊田市中央図書館が、「図書館を知りつくそう!外国人のためのバックヤードツアー」を実施することを発表しました。

同県在住在勤の外国人とその家族を対象に、通訳ボランティアによる同時通訳付きで、館内の案内や貸出機器等の利用方法の説明が行われます。ツアー当日に、同館の利用カードを作成できます。

ベトナム語コース、中国語コース、ポルトガル語コース、英語コースの4つがあり、定員は各15人です。

各コースの開催スケジュールは以下の通りです。

・ベトナム語コース:2月6日
・中国語コース:2月20日
・ポルトガル語コース:2月27日
・英語コース:3月9日

E2338 - コロナ禍の学外者向け図書館サービス : 神戸国際大学の取り組み

新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により,神戸国際大学でも多くの大学同様に対面式の授業はもちろん大学の行事も中止せざるをえない状況が続いている。その間にデータベースなどの学外利用や学習支援を目的とした動画配信など,自館・他館ともにこれまでとは異なるサービスへの取り組み事例を目にする機会が増え,例年よりも多忙という印象を受けている。

広島県立図書館、県内の高等学校で電子図書館サービス「With Booksひろしま」の出張体験会を実施中

広島県立図書館が2020年12月3日から、県内の高等学校で電子図書館サービス「With Booksひろしま」の出張体験会を実施しています。

広島県立図書館は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けた、「うちで読もうよ」~ Stay Home! Read Books! ~プロジェクトの一環として、2020年7月から中学生・高校生を主な対象とした電子図書館サービス「With Booksひろしま」の提供を開始しました。

「With Booksひろしま」の出張体験会では、同館の職員によるログイン方法・本の選び方・本を読むときの操作方法の説明や、電子書籍の利用体験等が行われています。広島県立大柿高等学校で12月3日に行われた第1回体験会では同校の83人の生徒が、広島県立尾道東高等学校で12月11日に行われた第2回体験会では同校の図書委員を中心とした30人近くの生徒が参加しました。

泉佐野市立図書館(大阪府)、南海電鉄泉佐野駅に図書館の予約資料を受け取ることが可能な貸出ロッカーを設置

2020年12月1日、大阪府の泉佐野市は、南海電気鉄道株式会社「泉佐野駅」の協力の下、泉佐野駅の切符売り場付近に、泉佐野市立図書館で予約した図書を受取できるロッカーを設置したことを発表しました。

2020年12月1日以降、予約図書の受取場所に「泉佐野駅」を指定することで、駅のロッカーで予約図書を受取可能になっています。図書館は予約図書の準備の完了後、予約者に対してロッカー番号とロッカーを開けるための4桁の暗証番号を通知します。

設置されたロッカーは、泉佐野駅の始発から終電までの駅に立ち入り可能な時間帯に利用することができます。

泉佐野市報道提供資料 [PDF:246KB](泉佐野市,2020/12/1)
http://www.city.izumisano.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/35/PR20201201.pdf

京都市図書館、京都府立植物園の催し「秋は植物園」に参加:園内で植物に関する児童書・絵本の貸出や紙芝居の実演を実施

2020年11月14日、京都市図書館は、京都府立植物園(京都市左京区)の催し「秋は植物園」に参加することを発表しました。

「秋は植物園」は、2020年11月21日・22日に京都府立植物園の大芝生地で開催される催しです。植物園内の紅葉の下で、自然の素材を使った手作り体験会等が行われます。京都市図書館は21日の催しへ参加します。

同館は出前事業専用軽ワゴン車「青い鳥号」に積まれた、植物に関する児童書・絵本とともに参加します。「青い鳥号」に積まれた資料は、同館の図書館カードがあればその場で貸出することも可能です。また、同館職員による紙芝居の実演も予定されています。

「秋は植物園」および同館の事業に参加するためには、植物園への入園料が必要です。

米・Illinois Open Publishing Network(IOPN)、オープンアクセスの査読誌“Journal of Library Outreach and Engagement”の創刊号を公開

2020年10月28日、米・Illinois Open Publishing Network(IOPN)は、オープンアクセスの査読誌“Journal of Library Outreach and Engagement”の創刊号公開を発表しました。創刊号には、学術図書館・公共図書館・情報センターにおけるアウトリーチやエンゲージメントに関する11の記事が含まれています。

IOPNは、米・イリノイ大学図書館の学術コミュニケーション・出版ユニットが運営するデジタル出版サービスであり、“Journal of Library Outreach and Engagement”の編集にもイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(UIUC)図書館の図書館員らが携わっています。UIUCの南アジア研究司書で同誌の共同編集長を務めるMara Thacker氏は、アウトリーチとエンゲージメントが図書館員・アーキビスト・情報専門家らの業務の中心になりつつある一方、これらのテーマに特化した学術出版の場がないことから同誌の創刊に至ったと述べています。

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