アウトリーチ

米・ITHAKA、投獄中の学生にJSTORへのアクセスを提供するためアンドリュー W.メロン財団から助成金を獲得

2021年10月8日、米国の非営利団体ITHAKAが、投獄中の学生にJSTORへのアクセスを提供するため、アンドリュー W.メロン財団から助成金150万ドルを獲得したと発表しました。

現在、投獄中の学生は、認証を受けた大学が刑務所で提供している少数のプログラム“Higher Education in Prison Programs”を通して、JSTORにアクセスできるとあります。また、JSTORは論文の検索が行えるオフラインの索引を提供しており、論文を入手するためには大学図書館に対して論文を要求し、矯正局の審査を受ける必要があるとしています。

発表の中では、米国の投獄中の大学生全員が、JSTORへアクセスできるようにするとともに、JSTORや他の電子リソースを用いるリサーチスキルを身に着けることを目的として挙げています。今回の助成金を基に、人員の拡充、パートナーシップ構築、デジタルスキルや研究手法の習得を支援する資料の作成をはじめとした取組を実施すると述べています。

また、刑務所内での教材へのアクセス拡充や調査活動等を行うITHAKAの取組“Improving Higher Education in Prisons initiative”の一環であると述べられています。

沖縄県立図書館の利用者負担による本の宅配サービス「ひ~じゃ~便」が緊急事態宣言に関係なくいつでも利用可能に

2021年7月26日、沖縄県立図書館が、宅配料の利用者負担による本の宅配サービス「ひ~じゃ~便」を、緊急事態宣言に関係なく「いつも、いつでも利用可能」にすると発表しました。

同館の利用カードを所持する人が利用可能で、あらかじめ予約の手続き(Myライブラリー・電話・FAX)を取った上で、申請書に記入してメール・FAX・郵送で申し込むことができます。

@okinawapreflibrary(Facebook,2021/7/26)
https://www.facebook.com/okinawapreflibrary/photos/a.1786235834800494/4093994180691303/

英・マンチェスター図書館チョールトン図書館、地元の事業者と提携し自転車便での宅配貸出・返却サービスを提供

英・マンチェスター図書館のブログ“MANCLIBRARIES BLOG”の2021年7月7日付け記事で、同館のチョールトン図書館による、自転車便での宅配貸出・返却サービスの提供が紹介されています。地元の事業協同組合(cooperative business)である “Chorlton Bike Deliveries”との提携により実施されるサービスです。

同サービス利用の際は、同組合の利用登録を行った上、図書館の予約システムから資料を予約し、同組合に氏名・連絡先・配達を希望する時間帯を連絡します。資料の貸出時だけでなく、返却時にも利用可能です。チョールトン図書館から5キロ圏内であれば無料で利用できますが、自転車の維持費用等を賄うために利用者には少額の寄付を依頼している、とあります。

記事では、“Chorlton Bike Deliveries”が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミックを受けて設立されたことや、自転車便で地域の事業者から住民への宅配サービスを行っていること等、同組合の概要についても紹介しています。

フランスのプロヴァンス・アルプ・コートダジュールの刑務所図書館に関する報告書が公開

フランスの地域圏プロヴァンス・アルプ・コートダジュールの書籍や読書に関する活動を行う機関“Agence régionale du Livre Provence-Alpes-Côte d'Azur”が、2021年5月26日付のツイートで、同地域圏の刑務所図書館に関する報告書を公開したと発表していました。

同機関は2015年から拘留中の人を対象とした取組を行っており、今回の報告書は、図書館を刑務所における文化活動の場とすることを目的に、地域圏内の刑事施設を対象に行ったアンケート調査の結果をまとめたものです。18施設にアンケートが送付され、17施設から回答がありました。

報告書では、図書館だけでなく書籍が収められている棚・台車も含まれている可能性があるとしつつも、回答した施設で合計すると、書籍のための場所は45あること(2015年時点では27)が述べられています。その他、図書館の利用しやすさ、職員、提供している資料、利用者数、読書ワークショップ等の活動、予算、公共図書館との連携状況等についてまとめています。

米・ボストン公共図書館(BPL)、ボストンの公立学校(BPS)の学生証でサービスが利用可能に

2021年6月22日、米国のボストンの公立学校(BPS)とボストン公共図書館(BPL)が、新たに“Student ID Project”を開始することを発表しました。

同プロジェクトは、BPSの学生証でBPLが提供するサービスを利用できるようにするものです。同館が26か所で提供するサービスの他、デジタル資料や、宿題支援をはじめとしたオンラインの各種プログラム、美術館への入館料の割引等を提供するミュージアム・パスも利用可能になると述べられています。

また、BPLは、同プログラムをボストンの他の学校へ提供する取組を進めているとあります。

E2396 - 持続可能な図書館サービス「リモートライブラリー+事業」

  別府市(大分県)では,2019年度末に基本理念として,「ひとりひとりの暮らしと創造のよりどころへ」と掲げる新図書館等整備基本計画を取りまとめ,2023年度の開館を目指して事業を進める予定であった。この計画では,目指す図書館像のひとつとして,多種多様な関心を引き出す入り口となり,世代を超えた幅広い人たちが関わる接点やしかけによってさまざまな人や活動に出会い,地域の課題を解決できるコミュニティの場となることを重視していた。

韓国・城南市、自律走行図書館ロボットの開発・運用を行うと発表

2021年6月15日、韓国・京畿道の城南市が、自律走行図書館ロボットの開発を行うと発表しています。韓国ロボット産業振興院が公募した「2021年サービスロボット活用実証事業」に選ばれたことによるもので、総事業費3億3,000万ウォン(うち、国費2億3,000万ウォン)を投資して行われます。

ロボットの大きさは、長さ1.8メートル・高さ0.6メートル・幅1メートルで、障害物を感知するライダー(LIDAR)センサーと、衛星航法自律走行アルゴリズム等を備え、年内にロボットによる貸出の実証を行うとしています。

2022年初頭から、市内の炭川の1.2キロメートルの区間において、サービスポイントを3か所設定して試験運用が行われます。ロボットには100冊の本が搭載され、サービスポイントでは、一定の時間留まって、貸出サービス(1人2冊、2週間以内/同市の公共図書館発行の図書館カードが必要)を実施します。サービスポイントには、屋外読書空間や休憩空間を整備するとしています。

市の担当者は、2024年までの3年間の試験運用の後、2030年までに、公園や住宅街、団地など市の全域へと運行を拡大する予定と述べています。

佐倉市立臼井公民館図書室(千葉県)、公園と図書館がコラボした本活イベント「BOOK&PARK」を開催

千葉県の佐倉市立臼井公民館図書室が、2021年5月23日と5月30日、本活イベント「BOOK&PARK」を開催します。

公園と図書館のコラボ企画で、移動式のライブラリー「漂流する図鑑ライブラリー」と連携した、公園内の植物や生き物を図鑑で調べる企画や、親子で絵本を読んだり、わらべうた遊びをする「ようこそ<えほんパーク>へ!」が行われます。

会場は、御伊勢公園(臼井公民館に隣接)と七井戸公園で、七井戸公園会場は、生産農家が野菜や加工品等を販売するソメイノファーマーズマーケットとの共催です。料理本を見て、マーケットで購入した食材を用いた献立レシピを考えたり、生産者農家とオリジナルレシピの情報を交換し合うことなども想定されています。

<臼井公民館・発>【BOOK&PARK】~公園で「本活」します!(佐倉市立図書館)
https://www.library.city.sakura.lg.jp/viewer/info.html?id=368

国際図書館連盟(IFLA)、特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会(LSN)のパンフレットを日本語を含む9つの言語に翻訳して公開

2021年4月21日、国際図書館連盟(IFLA)の特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会(LSN)が、同分科会の英語パンフレットを9つの言語に翻訳して公開しました。

英語版は、2019年の世界図書館情報会議(WLIC)で配布されたもので、今回英語から翻訳された言語は、アラビア語、中国語(繁体字)、中国語(簡体字)、ドイツ語、スペイン語、ブルガリア語、日本語、ノルウェー語、スウェーデン語です。

Library Services to People with Special Needs Brochure Translated into Nine Languages(IFLA,2021/4/21)
https://www.ifla.org/node/93832

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