音楽

国際図書館連盟(IFLA)による図書館員を対象とした音楽コンテストで最高点を獲得した4作品が発表される

2021年8月17日、国際図書館連盟(IFLA)の、若手図書館員のための活動を行っている“New Professionals Special Interest Group”が、図書館員を対象とした音楽コンテスト“NPSIG Music Contest 2021”で最高点を獲得した4作品を発表しました。

図書館の価値や重要性を表現する音源・ミュージックビデオとして17か国から応募のあった70曲の中から、創造性・オリジナリティ・歌詞・メロディ・ユーモア・地域性・民族性を基準に審査員7人によって選ばれました。

4作品は以下の通りで、協賛企業からの賞品も授与されます。

1.Yellow Paper Bird 
セルビア・ポジャレバツの公共図書館Ilija M. Petrovic
※ポーランドの過去100年間の音楽を収録したBOXセット「100for100」

2.Book Junkies 
ポーランド・ブウォツワベクのZdzisław Arentowicz市立図書館
※電子資料のプラットフォームLegimiへの4人分のアクセス権

3.Reading Mojito
中国・広西師範大学図書館
※国際音楽資料情報協会(IAML)の会員資格

ニュージーランド国立図書館(NLNZ)、デジタル・オーディオ・ワークステーションを用いて作曲されたアルバムの音源の寄贈を受け、CC BY-NC-SAで公開:同音源を用いて作成されたリミックスアルバムも公開

2021年5月27日、ニュージーランド国立図書館(NLNZ)は、デジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)を用いてDisasteradio等の名義で音楽活動を行ってるミュージシャンLuke Rowell氏から寄贈を受けたボーンデジタルなファイルを“Luke Rowell Digital Music Collection”としてオンラインで公開したと発表しています。

現在は、評価の高い同氏のヴェイパーウェイヴのアルバム“Buy Now”(2015年)関連のファイルが公開されており、年内に、他のアルバム関連のファイルも追加予定です。

ファイルは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY-NC-SA(表示-非営利-継承)のもとで公開されています。自由にダウンロードして、リミックスなどにより再利用することが可能となっており、同コレクションのファイルをもとに、世界中のミュージシャンが参加して作成されたリミックスアルバム“Free: Buy Now Remixes”も公開されています。

国際図書館連盟(IFLA)、図書館員を対象とした音楽コンテストを開催

2021年5月25日、国際図書館連盟(IFLA)の、若手図書館員のための活動を行っている“New Professionals Special Interest Group”が、図書館員を対象とした音楽コンテスト“NPSIG Music Contest 2021”を開催すると発表しました。

今回が初めての開催であり、図書館やコミュニティへの熱意、図書館の価値や重要性等を表現した5分以内の歌の音源またはミュージックビデオの募集が行われています。歌詞を英語以外の言語とする場合は、英語訳の提出が必要と述べられています。

参加費は無料で、1人あるいは複数人での参加が可能です。

NPSIG Music Contest 2021: sing a song and send it to us! (IFLA, 2021/5/25)
https://www.ifla.org/node/93917

ゲーム音楽展「Ludo-Musica 〜音楽からみるビデオゲーム〜」がオンラインで開催:文化庁、メディア芸術コンソーシアムJV事務局、立命館大学ゲーム研究センターが主催

2021年1月27日から2月26日にかけて、文化庁、メディア芸術コンソーシアムJV事務局、立命館大学ゲーム研究センターの主催により、ゲーム音楽展「Ludo-Musica 〜音楽からみるビデオゲーム〜」がオンラインで開催されます。

ゲーム開発、アーカイブ、ゲーム研究等に携わる有識者が推薦する作品の展示が行われています。

発表によると、「文化庁令和2年度メディア芸術連携基盤等整備推進事業」の一環として開催されるものであり、以下をはじめとした内容が目的として挙げられています。

・文化資源としてのビデオゲームを音楽という観点から強調する
・オンライン展示の手法をビデオゲームの領域に持ち込み、文化振興や生涯学習の可能性を探る
・同大学が構築するゲームアーカイブの利活用実績を蓄積する

ゲーム音楽展「Ludo-Musica 〜音楽からみるビデオゲーム〜」をオンライン開催(2021-01-27〜2021-02-26)(立命館大学ゲーム研究センター, 2021/1/26)
https://www.rcgs.jp/?p=1407

周南市立徳山駅前図書館(山口県)、館内共有スペース内でグランドピアノ等による演奏の機会を提供するイベント「ライブラリー・ミュージック・ラウンジ」を開催中

2020年12月12日から2021年1月11日まで、山口県の周南市立徳山駅前図書館が、同館1階共有スペースを会場とした音楽イベントとして、「ライブラリー・ミュージック・ラウンジ」(LML)を開催しています。

同館1階の共有スペースにおいて、設置されたグランドピアノ及び持ち込みの楽器による演奏の機会を提供するイベントです。楽器演奏の希望者は同館へ応募することにより、1回当たり2時間以内の持ち時間(搬入・設置・リハーサル・本番・撤収を含む)で、出演者として楽器演奏を披露することができます。応募は参加料無料で可能ですが、演奏希望日の7日前までに申込する必要があります。

同館は応募内容に応じて、LMLの演奏スケジュールを順次更新しています。また、演奏の様子は自由に観覧することができます。

米・ミシガン大学出版局、学術出版社として初めて査読付きのラップ・アルバム“i used to love to dream”をリリース

米・ミシガン大学図書館が2020年11月3日付のお知らせで、同大学出版局が学術出版社として初めて査読付きのラップ・アルバム“i used to love to dream”をリリースしていることを紹介しています。

“i used to love to dream”は、米・バージニア大学(UVA)でヒップホップ文化やグローバル・サウス問題を研究するカーソン(A.D. Carson)准教授による音楽アルバムです。マイノリティの出自から研究キャリアを重ねる同准教授の個人的かつ学術的なエッセイをラップで表現した8曲で構成されています。

2020年10月5日付のInside Higher Educationの記事では、ミシガン大学出版局のデジタル出版に適した最先端のプラットフォームFulcrum運用が同大学出版局への企画提案の決め手であったこと、同准教授の研究実践やその重要性及び可能な限り幅広く受容される示し方を中心とした査読が行われたことなどが紹介されています。

“i used to love to dream”はFulcrum上で、音楽アルバム、イントロダクション・歌詞・ライナーノーツの収録されたデジタルブック、及び制作過程を記録した短編ドキュメンタリー映像が、全てオープンアクセスにより公開されています。

米・カリフォルニア大学サンタバーバラ校図書館、SPレコード時代の録音に関するデータベース“Discography of American Historical Recordings”にLinked Dataを追加

2020年11月2日、米国のカリフォルニア大学バーバラ校図書館が、SPレコード時代の録音に関するデータベース“Discography of American Historical Recordings(DAHR)”にLinked Dataを付与したことを発表しました。

DAHRは、米国のレコード会社が作成したマスターの録音31万4,000件以上が登録されたオンラインデータベースであり、3万件以上の録音を無料で聞くことができます。

発表の中では、貴重資料の収集・保存・提供を行う同館のコレクション“UCSB Library Special Research Collections”の編集チームが、録音資料の保存に関する取組を行う米国議会図書館(LC)の“National Recording Preservation Board”からの助成を受け、1年かけてLinked Dataの追加に取り組んだと述べられています。

バーチャル国際典拠ファイル(VIAF)や、LCが提供するLinked Data等が追加されています。

静岡市立図書館、静岡東高等学校マンドリン部との協力企画「YAコンサート2020 音楽が彩る本の世界」を開催

2020年9月12日、静岡市立中央図書館で、静岡市立図書館と静岡市内に所在する静岡県立静岡東高等学校マンドリン部との協力企画「YAコンサート2020 音楽が彩る本の世界」が開催されます。

静岡市立図書館は、ヤングアダルト(YA)世代に当たる中高生の図書館来館のためのきっかけ作りとして、2016年から市内の中学・高校の音楽部との協力企画「YAコンサート」を開催しています。5回目を迎える2020年の同企画では、静岡東高等学校マンドリン部2年生の生徒によるおすすめ本の紹介とその本に関連する曲の演奏が行われます。また、同館内のYA特集コーナーでは、静岡東高校の学校図書委員会によるおすすめ本の展示が併せて実施されます。

なお、2020年の「YAコンサート」は、新型コロナウイルス感染防止のため初めての試みとして、演奏を2階の吹き抜けで行い、1階書架スペースの自由な場所で読書をしながら同館の利用者が演奏中の音楽を鑑賞するという図書館全体をコンサートホールに見立てた新しいスタイルで開催されます。

米・ペンシルベニア大学図書館、20世紀米国の黒人歌手マリアン・アンダーソン氏に関するコレクション2,500点以上のデジタル化を完了しオンライン公開

2020年7月14日、米国のペンシルベニア大学図書館は、20世紀米国の黒人歌手マリアン・アンダーソン(Marian Anderson)氏に関するコレクション2,500点以上のデジタル化が完了したことを発表しました。

同館は、デジタル化したコレクションには、アンダーソン氏の手紙・日記・インタビュー・演奏会プログラム・私的な録音等の一次資料が含まれ、全体として同氏の約60年に及ぶ歌手・社会活動家としての経歴を網羅するものである、としています。コレクションのデジタル化には、米・図書館情報資源振興財団(CLIR)の「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」による11万ドルの助成が活用されました。

アンダーソン氏は1897年にフィラデルフィアで生まれ、1965年に引退するまで世界的に活躍した黒人歌手です。右派女性団体“Daughters of the American Revolution”によるコンサートホールでの演奏拒否をきっかけとした首都ワシントン・リンカーン記念堂階段上での7万5,000人に対する1939年4月9日の野外コンサートや、1955年に実現した黒人歌手として初めてとなるメトロポリタン・オペラの舞台での主役としての出演など、公民権運動の文脈でも活躍しました。

国際日本文化研究センター、「浪曲SPレコード デジタルアーカイブ」を公開

2020年6月24日、国際日本文化研究センターが、「浪曲SPレコード デジタルアーカイブ」を公開しました。

1890年代から1950年代までに出版された、約1万枚の浪曲(浪花節)SPレコードのデジタルアーカイブで、著作権保護期間満了分の音源、全レコード盤面画像、番付・ポスター等の関係資料画像がインターネット公開されています。著作権保護期間中の音源は同センター内で限定公開されます。

音源のデジタル化作業は継続中で、今後も追加予定としています。

「浪曲SPレコード デジタルアーカイブ」を公開しました(国際日本文化研究センター,2020/6/24)
http://topics.nichibun.ac.jp/pc1/ja/sheet/2020/06/24/s001/

浪曲SPレコード デジタルアーカイブ
https://kutsukake.nichibun.ac.jp/rsp/

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