NYPL

米・ニューヨーク公共図書館の経営計画書のコンペ“New York StartUP! 2016”の受賞者が発表される

2016年9月12日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、経営計画書のコンペ“New York StartUP! 2016”の受賞者を発表しています。

同コンペは、同館の科学産業ビジネス図書館(SIBL)が主催し、シティー財団が財政支援しているもので、マンハッタン・ブロンクス・スタテンアイランドの住民による同地域で行なうビジネスが対象で、応募者は、オリエンテーションやワークショップに参加し、経営アドバイザーとの面談を経て経営計画書を提出します。

今回は、360の応募があり、提出された74を超える経営計画書のなかから、一等(1万5,000ドル)には、冷たい濾過した水道水を補充できるステーション網を市内に設置し、モバイルアプリを用いて会員に提供するReefilという事業、二等(7,500ドル)には、サウス・ブロンクスの唯一の独立系書店として書店兼ワインバーをオープンさせる事業、三等(5,000ドル)には、有機栽培のキノコ農場を経営し市内のレストランやお店に提供する“Manhattan Mushroom Company”事業が選ばれるなどしています。

米・コネチカット州立図書館、州単位の図書館用電子書籍アプリを開発へ:ニューヨーク公共図書館が開発したSimplyEをカスタマイズ

2016年8月9日、米国のコネチカット州立図書館が、図書館システムに関するNPOであるLibrary Connection及び同州のファーガソン図書館と連携し、州単位の図書館用電子書籍プラットフォーム“eGO”を開発すると発表しています。

“eGO”は、iOS及びAndroid用のアプリで、図書館利用者が地元及び州単位の電子書籍コレクションを閲覧できるものです。

ニューヨーク公共図書館(NYPL)が開発した図書館用電子書籍アプリSimplyEをカスタマイズし、通常多様な電子書籍タイトルを提供するために複数の電子書籍プラットフォームを使っているところを、“eGO”を用いることで、図書館の全ての電子書籍コレクションを一括して利用できるようにします。

また、低所得層の子どもが無料で電子書籍を閲覧できるようにする取組み“Open eBooks project”とも連携することで、同州の低所得層の子どもが無料で何千タイトルもの電子書籍を利用できるようになるとのことです。

The Connecticut State Library Announces the First Phase of the Development of a Statewide Library eBook Platform(Connecticut State Library,2016/8/9)

米・ニューヨーク公共図書館でも、今秋から子ども向けプログラミング講座を開講

2016年8月15日、米国のニューヨーク公共図書館(NYPL)が、同館の15の分館で、10月から子ども向けの無料のプログラミング講座“Code a Story” を開講すると発表しています。

Googleの、コンピューターサイエンス(CS)教育に関する課外プログラム“Google CS First”の一環で、1クラス15名、7~14歳が対象です。

参加者はパスポートを受け取り、目標を達成するとスタンプをもらえます。

8月20日には、カリキュラム体験や事前申し込みができるキックオフイベント“Summer Coding Day ”が行なわれます。

‘Summer Coding Day’ Kicks Off Registration for New NYPL Program: Kids Coding Courses(NYPL,2016/8/15)
https://www.nypl.org/press/press-release/august-16-2016/%E2%80%98summer-coding-day%E2%80%99-kicks-registration-new-nypl-program-kids

参考:
米国・クイーンズ図書館(ニューヨーク)、今夏、小学校高学年・中学生向けプログラミング講座を開講:Googleとの連携

米・ニューヨークの矯正施設内に開館した常設の図書館(記事紹介)

米・ニューヨークの地元紙・AM New York等のメディアが、ニューヨーク公共図書館(NYPL)の非公式の93番目の分館として、同市のライカーズ島にある矯正施設内にオープンした常設の図書館を紹介しています。

マンガ・SF小説・スペイン語の本・古典といった幅広い分野の1,200冊の蔵書は、女性用施設のRose M. Singer Centerに置かれ、毎週火曜日に6時間開館するとのことです。

収容者は2冊・2週間まで本を借りることが可能で、図書館には司書が1名おり、利用者の要望に応えています。

男性用施設でも、移動図書館車による配本サービスや、1週間ごとに内容が入れ替わる書架が設置されています。

NYPLでは、1984年以来、同施設に対して移動図書館車による配本サービスを行なってきており、昨年は2万2千の貸出があったと紹介されています。

Twitter(@nypl,2016/7/28)
https://twitter.com/nypl/status/758363402037293056

Correctional Services(NYPL)
https://www.nypl.org/help/community-outreach/correctional-services

ニューヨーク公共図書館、電子書籍アプリ“SimplyE”を公開

2016年7月12日、ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、同館が提供する電子書籍のブラウジング・貸出・閲覧が容易にできるアプリ“SimplyE”(iOS、Android)の提供を開始しました。

アプリはオープンソースのソフトウェアを用いて開発されており、ウェブブラウザ版は現在開発中とのことです。

“SimplyE”開発のために用いられた技術は、低所得層の子どもが無料で電子書籍を閲覧できるようにする取組み・アプリである“Open eBooks”の強化にも使われました。

また音声読み上げ機能を追加することでプリントディスアビリティのある利用者でも利用可能とすることがアプリ開発チームの優先事項であるとされ、現在、全米視覚障害者連合(NFB)、ベネテク、National Center for Accessible Media、米国デジタル公共図書館(DPLA)と共同で、“SimplyE”“Open eBooks”が将来的に全ての業界標準を上回るように活動しており、また、デバイスに組み込まれた機能と互換性を持つコンテンツの制作を出版社とプロバイダに求めているとのことです。

1日20分の読書を:ニューヨーク公共図書館、今年の夏休み読書チャレンジのテーマは“Get in the Game:Read”

ニューヨーク公共図書館(NYPL)の今年の夏休み読書チャレンジ(Summer Reading Challenge)が、“Get in the Game:Read”をテーマに、2016年6月9日から開始されました。

児童・生徒の夏休みの学力低下(summer slide)の防止を目的としており、子どもを含めて家族全員が、1日に少なくとも20分は読書をすることが呼びかけられています。

NYPLでは、20分読書用のカレンダーを配布しており、20分読書や図書館の行事への参加などへの「皆勤」を達成すると、ヘッドフォン・鉛筆・財布などの賞品がもらえるほか、書評コンテストへの参加資格を得ることができます。また、書評コンテストの優勝者は、8月17日のヤンキースタジアムで試合前に行なわれるセレモニーに招待されます。

The New York Public Library Challenges Kids and Parents To Read 20 Minutes A Day This Summer(NYPL,2016/6/6)
http://www.nypl.org/press/press-release/june-6-2016/new-york-public-library-challenges-kids-and-parents-read-20-minutes

参考:

米国国立公文書館、同館所蔵の19世紀の立体写真(ステレオ写真)をFlickrで公開:同館主催イベントで3D画像化も実施

米国国立公文書館(NARA)が、同館所蔵の19世紀の立体写真(ステレオ写真)を写真共有サイトFlickrで公開しました。

これらの立体写真は、2016年5月21日に同館で行われるGIF-a-thonにおいて、ニューヨーク公共図書館(NYPL)が開発した立体写真を3D画像化するソフト“Stereogranimator”を用いて3D画像化されるとのことです。

Stereographs(Flickr)
https://www.flickr.com/photos/usnationalarchives/sets/72157668179459936

Facebook(GIF-a-thon: Telling your story with GIFs)
https://www.facebook.com/events/960311240749032/

Stereogranimator(NYPL)
http://stereo.nypl.org/

via;
New on Flickr: NARA (National Archives, U.S.) Posts Curated Collection of 19th Century Stereographs(LJ infoDOCKET,2016/5/13)

ストーリーテリングやオーラルヒストリーの音源のトランスクリプション作成をクラウドソーシングで実施する試み(米国)

2016年4月5日、ニューヨーク公共図書館(NYPL)とストーリーテリングに関するイベントを実施する非営利団体“Moth”が“Together We Listen”と称するプロジェクトを開始したと発表しています。

NYPL Labsが開発した、誰でもオンラインでトランスクリプション(文字起し)を編集できるツール“Open Transcript Editor”を用いて、ニューヨーク市民にトランスクリプションの編集に参加してもらうプロジェクトで、NYPLの分館ではそれを編集するイベントを実施しているほか、6月にはハッカソンも行なわれることになっています。

今日、多くの図書館や公共メディアが公開している多数のデジタルオーディオコレクションでは、トランスクリプションや基本的なメタデータが欠けているために、検索エンジンではヒットせず、利用者、特に聴覚障害者が利用しづらいという欠点があるとの認識のもと、Mothが実施したストーリーテリングのイベントの録音や、NYPLが実施しているCommunity Oral History Projectの音源に対して行なわれるプロジェクトです。

コンピュータで自動生成したものにはエラーを含んでいたという問題もあったようです。

ニューヨーク公共図書館(NYPL)、写真作品に携わる人や団体などに関するデータベース“Photographers’ Identities Catalog”を公開

2016年3月25日、ニューヨーク公共図書館(NYPL)は、写真作品の製作に携わる、写真家、スタジオ、メーカーなどのバイオグラフィーのデータを収録したデータベース“Photographers’ Identities Catalog”を公開しました。

11万件を超える写真家、スタジオ、メーカーなどについて、名前、国籍、年代、地域などに関しデータが収録されており、世界地図上にドットで表示されるほか、国や性別、作品の種類などによって絞り込み検索が可能なようです。

Photographers’ Identities Catalog
http://pic.nypl.org/

Introducing the Photographers’ Identities Catalog(NYPL, 2016/3/25)
http://www.nypl.org/blog/2016/03/25/introducing-pic

低所得層の子どもを対象に電子書籍を提供する取組み“Open eBooks”がサービスを開始(米国)

2016年2月24日、人気があり売れ筋の電子書籍を、低所得層の子ども(未就園児~高校生)が無料で閲覧できるようにする取組みであり、アプリである“Open eBooks”がサービスを開始しました。

この取組みは、低所得層の子どものために電子書籍を提供するという課題に対処するように設計されており、2億5,000万ドル以上の価値を持つ電子書籍を含む良質のデジタルコンテンツの利用が可能となるほか、インターネットへのアクセスの格差を解消するために、公共図書館や学校図書館におけるWi-Fi、コンピューター、冊子体の書籍の提供も行われるとのことです。

利用資格は、“No Child Left Behind Act”におけるタイトルⅠ・タイトルⅠ認定の学校や、困窮している子どもが最低70%である図書館・幼稚園・放課後プログラムとなっています。

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