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米・ハーバード大学図書館、共同書庫運用コンソーシアムReCAPの共同コレクションに同館の蔵書360万冊が加わったと発表

2021年9月1日、米・ハーバード大学図書館は、共同書庫運用コンソーシアムReCAP(Research Collections and Preservation Consortium)の共同コレクションに同館の蔵書360万冊が加わったと発表しています。

ReCAPは、米国のコロンビア大学図書館・プリンストン大学図書館・ニューヨーク公共図書館(NYPL)によって2000年に開始された共同書庫の運用コンソーシアムです。ハーバード大学図書館は2019年に参加しています。

今回、ハーバード大学図書館の蔵書が加わったことにより、4館の利用者は、コロンビア大学図書館の470万冊、プリンストン大学図書館の350万冊、NYPLの研究書コレクションからの500万冊とあわせて、約1,700万冊の共同コレクションを、各館のオンライン目録を通じて配送やデジタル化送信を請求し、利用することができるようになります。

ハーバード大学では2021年8月、共同コレクションのデータを連携館および同大学のオンライン目録とシームレスに統合するためのファームウェアを導入しており、NYPLでは既に同館のOPACに追加しています。プリンストン大学・ハーバード大学では2021年の秋に利用者に提供する予定です。

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)、1,250万ドルの助成を受け、デジタル形式の学術文献へのアクセス改善に取り組むと発表

2021年6月17日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、Arcadia基金からの1,250万ドルの助成を受けたと発表しています。

当該助成は、オンラインプラットフォームを通じて、利用者がほぼすべての書籍をデジタル形式で利用できるようにするための図書館の取組(技術・アクセシビリティの改善・ポリシーの策定・協定の締結)を支援するもので、NYPLでは2013年以来、同基金から1,900万ドルの助成を受けています。

今回の助成は、幅広く利用可能なデジタル化された研究書のカタログを作成するというNYPLの近年の業務に基づくもので、知識と情報への自由で公平なアクセスを提供するという同館の目標を強化することになるとしています。

また、同館では、コロナ禍で休館した際に、Arcadia基金からの助成を得て、複数のコレクション内のデジタル化資料を一括して利用できるDigital Research Books(BETA)を公開し、多くの学術文献が利用できるようになったものの、さらなる検討・解決策・支援が必要な、異なる版や形式の活用に関する課題があることがわかったことから、今回の助成を活用し、このような問題にも取組としています。

ラテンアメリカの単行書の持続可能なオープンアクセスモデルの導入に向けたパイロットプロジェクト、第2フェーズを開始:他の大学出版局への拡大を意図

2021年6月9日、JSTORが、ラテンアメリカの単行書のオープンアクセス(OA)化を促すパイロットプロジェクトの第2フェーズを開始すると発表しました。同モデルを他の大学出版局へと拡大するための機会を探るものです。

同プロジェクトは、北米の研究図書館センター(CRL)が所管するLatin American Research Resources Project (LARRP) が主導し、JSTOR・ラテンアメリカ社会科学協議会(CLACSO)および書店のGarcía Cambeiro社が連携して取り組んでいるものです。

図書館界の支援を受けて、JSTORからアクセス可能なラテンアメリカの単行書を拡充することを目的としており、資金は、LARRPに加盟する、ニューヨーク大学図書館・コロンビア大学図書館・ニューヨーク公共図書館・ハーバード大学図書館・プリンストン大学図書館・テキサス大学オースティン校図書館・ピッツバーグ大学図書館・ミシガン大学図書館・カリフォルニア大学ロサンゼルス校図書館・イリノイ大学図書館が拠出しています。

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)、2021年実施の市政選挙で導入される「優先順位付投票制」に慣れてもらうことを目的に、同市を舞台とした最高の本を選ぶオンライン投票“Big Apple Book Ballot”を実施

2021年5月5日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、同市を舞台とした最高の本を選ぶオンライン投票“Big Apple Book Ballot”を、ニューヨーク・パブリック・ラジオが運営するウェブサイトGothamistと共同で実施すると発表しました。

同投票は、参加者が、世界の文化の中心としての同市の多様性・興奮・美しさを表現していると感じられる作品としてNYPLの図書館員が選んだ13作品の中から上位5冊を選ぶ方式となっています。

これは、読書推進に加え、2021年に同市で行われる選挙(6月22日の予備選挙、11月2日の本選挙)に関する情報等を提供する全館的な取組“Read, Think, Vote”の一環として行われるもので、同選挙で新たに導入される「優先順位付投票制」(Ranked Choice Voting)に有権者に慣れてもらうことが意図されています。

投票期間は5月5日から5月11日までで、受賞作品は5月12日に発表されます。

米国公共図書館協会(PLA)、コロナ禍での失業者の就職支援を目的とした事業“Skilling for Employment Post COVID-19”への参加館を拡大

2021年4月26日、米国公共図書館協会(PLA)は、“Skilling for Employment Post COVID-19”イニシアチブの拡大を発表しています。今回、新たに、コロナ禍の影響を受けた都市部のクリーブランド・エルパソ・メンフィス・ニューヨークの公共図書館が加わりました。

同イニシアチブは、コロナ禍が大量の失業をもたらし、有色人種・女性・若者等に大きな影響を与えたことから、成長の高い分野への求職者の雇用機会を改善するためのツールの普及させること等を目的としています。

Microsoft社と連携しており、公共図書館(サービス対象のコミュニティ)と、専門的なオンライン研修や資格取得とを結びつけるために、オンライン学習コースを提供するLinkedInラーニング・Microsoft Learn・GitHub Learning Labが、2021年12月31日まで無償もしくは低価格で提供されます。

クリーブランド公共図書館(オハイオ州)では、職業紹介所Ohio Means Jobsと連携し、両機関に登録した求職者に、特定の一連のコースを修了させます。また、求職者はタブレット端末を無料で受け取ることができます。

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)と米・ニューヨーク人文科学研究所、パートナーシップ締結を発表

2021年4月15日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、米・ニューヨーク人文科学研究所(New York Institute for the Humanities:NYIH)とのパートナーシップの締結を発表しました。

NYIHの事務局がNYPLの建物に移動し、NYPLの“Center for Research in the Humanities”とNYIHが連携して2021年秋以降に公開プログラムを実施する予定であるとされています。パートナーシップの発効は、2021年6月1日からです。

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)、舞台芸術家が作品を記録・公開するためのツールキットの貸出を開始

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)の舞台芸術図書館(Library for Performing Arts)は、2021年3月24日付けのfacebookでの投稿において、舞台芸術家(Performing Artists)が作品を記録・公開するためのツールキット“Tech Kits for Performing Artists”の貸出開始を発表しています。

同ツールキットは、iPad Pro、キーボード付きのiPad用ケース、マウス、USBマイク、ワイヤレスヘッドフォン、USBハブ、スマートフォン用三脚付きLEDライト、ケーブル及び充電器、MIDIキーボードからなります。18歳以上でNYPLの利用者カードを持っていれば誰でも利用可能であり、貸出期間は1か月から3か月の間とあります。

発表では、同ツールキット貸出開始の背景として、新型コロナウイルス感染症の流行によって舞台芸術家の収入機会が大幅に減少したことや、パフォーマンスやオーディション、授業のオンライン化が進んだことにより在宅で利用できる技術リソースがますます重要となっていることを挙げています。

米・アイビー・プラス図書館連合、ウェブアーカイブ“Global Social Responses to COVID-19 Web Archive”を公開

2021年3月1日、米・アイビー・プラス図書館連合が、ウェブアーカイブ“Global Social Responses to COVID-19 Web Archive”を公開したと発表しています。

コロナ禍の人道・社会経済・文化への影響の範囲を理解するために重要な、コロナ禍への地域的・社会的反応を記録化したもので、アイビー・プラス図書館連合が、独・バイエルン州立図書館、米国議会図書館(LC)、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)、独・ベルリン国立図書館、米・カリフォルニア大学バークレー校、米・ハワイ大学、米・ミシガン大学、カナダ・トロント大学、米・バージニア大学の図書館員と連携し2020年3月に立ち上げたイニシアチブの成果です。

公開時点で、約80か国からの50言語以上の2,000を超すウェブサイトが収集されています。収集対象は、少数派の民族や無国籍グループが作成したウェブサイトに重点が置かれており、以下のものに限定はされないが、公衆衛生・人道支援・教育を行う非政府組織のウェブサイト、あらゆる分野の文化を創造する有名・無名の芸術家によって公開されたウェブサイト、地域のニュースを公開するウェブサイト、市民団体への参加者や代表者のウェブサイト、関連するブログやソーシャルメディア等が含まれると説明されています。

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)、新サービス”Shelf Help”を開始

2020年10月26日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)が新サービス”Shelf Help”を開始しました。このサービスは、新型コロナウイルス感染症拡大によって館内での図書のブラウジングが制限されていることを受けて開始されたものです。

利用者は、オンラインフォームまたは電話等で、関心のあること、希望する本のジャンル、本の受け取り先とするNYPLの分館等を通知します。入力された利用者の情報に基づいて、図書館員が5冊の本を選びます。利用者は後日、選択した図書館で、5冊の本を受け取ります。

NYPLの読者サービス部門のアソシエイトディレクターであるLynn Lobash氏は、「読者が新たに大好きな本を見つけたとき、セレンディピティの素晴らしい瞬間があります。Shelf Helpによって、図書館はこの経験を再現しようとしています」と述べています。

鳥取県立図書館、「開館30周年記念事業」として同館職員が訪問した米国の公共図書館の様子を紹介するトークイベントなど3つの特別イベントを実施

鳥取県立図書館が2020年10月に、同館の「開館30周年記念事業」として、「青空ひと箱古本市 SHOTOKU-CHO 101」、「2つのスペシャル図書館ツアー」、「トークイベント 米国公共図書館×鳥取県立図書館」を実施します。

「青空ひと箱古本市 SHOTOKU-CHO 101」は、住民が店主となり段ボール一箱分の古本を販売する古本市を開催する企画です。2020年10月18日に同館の中庭で実施され無料で誰でも入場できますが、出店を希望する場合には事前の申し込みが必要です。

「2つのスペシャル図書館ツアー」は、BGM鑑賞・写真撮影・地下書庫訪問等が可能な特別な図書館ツアーとして企画されています。2020年10月10日の午後5時開始の「トワイライトツアー」と10月17日の午後4時開始の「アフタヌーンツアー」が行われます。定員はそれぞれ15人で、参加には事前の申し込みが必要です。

「トークイベント 米国公共図書館×鳥取県立図書館」は、同館の職員が訪問した米国のワシントンD.C.公共図書館とニューヨーク公共図書館(NYPL)について写真や映像で紹介し、これからの図書館のあり方について考える企画です。2020年10月18日の午後3時30分に同館2階大研修室で開催されます。定員は30人で、参加には事前の申し込みが必要です。

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