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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2015年12月16日、OCLC Researchが、利用者行動に基づく図書館のあり方についてまとめた報告書“Shaping the Library to the Life of the User”を公表しました。
この報告書はOCLC Researchによる「利用者研究」の一環であり図書館利用者に対してより有効な支援を図書館が行うことを検討するために開催されたものとのことです。
10月21日、22日に開催された会議“The Library in the Life of the User”の内容をまとめたもので、
●図書館利用者は、図書館以外にも選択肢が増えてきており、そしてそれらの選択肢はネットワーク化されたソーシャルなものである
●利用者のニーズや目的は容易に誤った推測を立てえるものであり、エスノグラフィーとデザインに基づいた実践など、研究方法を組み合わせることで、図書館への理解の深化を図り、賢明な選択肢を選ぶことができる
●利用者のニーズに応じ、未来の図書館のサービスを形作るためには、図書館は「順応」「権限強化」「連携」が必要である
などといったことが言及されています。
2015年11月4日、10月30日に開かれた海老名市市長定例記者会見の資料として、リニューアル開館した中央図書館に関する資料「リニューアルオープン後の中央図書館の状況」と「利用者アンケート結果」が同市のウェブサイトで公開されました。
「リニューアルオープン後の中央図書館の状況」では、10月1日から27日までの市民からの要望・意見等と改善状況と利用者アンケートの概要について記載されています。
なお、利用者アンケートは(1)海老名市(2)指定管理者がそれぞれ同館利用者への対面型ヒアリング方式によって、利用者のニーズや利用満足度を確認するため目的で実施されたものです。
(1)については、10月17日、19日に行われ、調査数は151で、「図書館の雰囲気」「キッズフロア」「カフェ・書店」「図書館の設備全般」「検索機」「<自動貸出機(セルフPOS)>」「スタッフ対応」「図書の分類・配置」「次回の利用」などといった項目について、【資料1】に満足度等に関するグラフと百分率が掲載されています。
ベネッセ教育総合研究所は、「教育ニュース」で、「本を借りるだけではもったいない! 図書館の使い方」と題した前後編の記事を、2015年7月14日と28日付で配信しています。
筆者は帝京大学の鎌田和宏教授で、前編では、学校の図書館や地域の図書館の上手な利用のしかたについて、学校の図書館と地域の図書館の違いとともに解説されています。また、後編では、夏休みならではの図書館の楽しみ方について、紹介されています。
本を借りるだけではもったいない! 図書館の使い方【前編】(Benesse教育情報サイト, 2015/7/14)http://benesse.jp/blog/20150714/p1.html
本を借りるだけではもったいない! 図書館の使い方【後編】(Benesse教育情報サイト, 2015/7/28)http://benesse.jp/blog/20150728/p1.html
参考: 国立国会図書館、キッズページに新コンテンツ「しらべもの」を追加 Posted 2011年8月10日http://current.ndl.go.jp/node/18847
E1253 - 小学生の“調べる”をお手伝い―国際子ども図書館子どもOPAC カレントアウェアネス-E No.208 2012年1月19日
朝日大学マーケティング研究所が、2014年6月13日付で、「既婚男性の独り行動に関するマーケティングデータ~休日編~」を公表していました。調査対象は首都圏在住の30歳から69歳までの既婚男性で調査は2014年4月21日から25日にかけて実施されたウェブ調査(有効回答413件)です。調査において、「独り行動」とは、「既婚者で同居家族がいるにも関わらず、仕事帰りや休日の日中に様々な場所で気ままに採られる行動」と定義されています。
この調査においては、休日の過ごし方や、独り外出の平均外出時間、独り外出の気分などのほか、独り外出の行き先が調査されています。その結果、独り外出の行き先として一番人気は図書館となっています。また、書店・古本屋も4位の票を集めており、本に関する施設が有力な目的地となっているとされています。
既婚男性の独り行動に関するマーケティングデータ~休日編~http://www.asahi-bplan.com/marketing/data/1406.pdf
学術図書館研究委員会(SCREAL)は,日本の学術機関に所属する研究者や大学院生等を対象とし,学術利用行動に焦点を当てた第2回利用動向調査を2011年に行った。2014年3月,その調査報告書として「SCREAL調査報告書:学術情報の取得動向と電子ジャーナルの利用度に関する調査(電子ジャーナル等の利用動向調査2011)」を公表した。...
2014年4月10日、Gale社は、図書館のコミュニティを分析するためのツール“Analytics On Demand”をリリースしたと発表しました。
このツールは、図書館統合システムの情報と米国統計局の統計情報やMOSAICの消費者セグメントなどの情報を組み合わせて、図書館の利用傾向や図書館利用者のライフスタイルの情報を分析するものとのことです。図書館の戦略策定、蔵書構築、評価など日々の意思決定に役立つツールとのことです。特定個人ではなく、世帯レベルでの集計を行うということで、プライバシーは保たれるとのことです。
Gale’s Analytics On Demand Delivers Powerful Insights to Data-Driven Libraries(Gale, 2014/4/10付)http://news.cengage.com/library-research/gale%E2%80%99s-analytics-on-demand-delivers-powerful-insights-to-data-driven-libraries/
Gale Releases Analytics On Demand, a Demographic GIS for Libraries(The Digital Shift、2014/4/10付け)
消費者マーケットリサーチ会社のNPDグループが、2014年2月6日、世界のタブレット端末の出荷台数の予測について、2014年には3億1,500万台となり、モバイルPC市場の65%を占め、また、2017年までには、4億5,500万台となり、75%を占めると発表しています。
また、タブレット端末の世界での平均価格についても、2014年の311ドルから2017年の296ドルへと下落し、PCを初めて購入する人の多い地域での浸透が見込まれることを指摘しています。
米国の統計局(U.S. Census Bureau)が、2014年2月3日、米国におけるコンピュータとインターネットの利用の変遷について、インフォグラフィック“Computer and Internet Use: 2012”を公開しています。
・家庭でのコンピュータの保有率の変遷(1984年:8.2%→2012年:78.9%) ・また家庭でのインターネットの利用率の変遷(1997年:18.0%→2012年の74.8%) ・家庭にインターネットがない理由についての、2003年と2012年の比較(欲しくない:17.8%から12.2%に減少、高すぎる:10.6%から7.3%に減少、等)
などの内容が示されています。
Computer and Internet Use: 2012(U.S. Census Bureau, 2014/2/3付け)http://www.census.gov/newsroom/releases/archives/education/cb14-tps08.html
インフォグラフィックhttp://www.census.gov/hhes/computer/files/2012/Computer_Use_Infographic_FINAL.pdf
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