利用者

ベルリン国立図書館(ドイツ)、利用者行動研究プロジェクト“StaBi 2030”の一環として行われた利用者16人による図書館滞在中の日記記録実験の報告書を公開

ドイツのベルリン国立図書館(Staatsbibliothek zu Berlin)は、2020年8月5日付で公開したブログ記事において、利用者行動研究プロジェクト“StaBi 2030”の一環として2020年初頭に同館が実施した、利用者16人による図書館滞在中の日記記録実験の結果を紹介しています。

ベルリン国立図書館は、築40年以上が経過した建物の大規模改修において、利用者の要望やニーズを十分に反映させるための利用者行動研究プロジェクト“StaBi 2030”を2019年10月から2021年9月までの2年間実施しています。同プロジェクトの一環として、2020年初頭に図書館滞在中の様子を日記(Tagebuch)形式で利用者に記録させる実験が行われました。公募で集まった16人の利用者が実験に参加し、それぞれ3日間の図書館滞在中の「日記」を残しています。同館は「日記」の内容から得られた結果として、以下のようなことを紹介しています。

・ベルリン国立図書館は静かな雰囲気を湛えた勉強のための場所としての評価が高いが、自由に電話ができるスペースの要望など、改善のためのアイデアも数多く見られた

リサーチ・リファレンス・リソース・リザーブ……図書館独特の専門用語を学生は正しく理解しているか?:米・ペンシルベニア州立大学図書館員による報告(文献紹介)

米国ペンシルベニア州のピッツバーグ大学図書館システムが刊行するオープンアクセスジャーナル“Pennsylvania Libraries: Research and Practice”の第8巻第1号(2020年)に、図書館でよく使われる独特の専門用語(library jargon)について調査した、ペンシルベニア州立大学図書館員による実践報告が掲載されています。

報告の中心として検討されているのは、リサーチ・リファレンス・リソース・リザーブの「リ(Re)」で始まる4語です。著者らは、同大学学生の「「リサーチ」は教授のすることだから図書館ウェブサイト上で「リサーチ」と書かれたリンクやタブはクリックしない」という反応や、別の学生による「「リソース」という単語は、ほぼ全ての物事を意味し得るような定義の安定しない単語だ」といった指摘などからこの調査を思い立ちました。2019年4月に同館のリファレンスデスクで、これら4語について、同大学に所属する18歳から22歳までの志願した学生30人に対して2種類の実験が行われています。

職員が利用者から受ける暴力・暴言の増加:カナダ・トロント公共図書館(TPL)の事例(記事紹介)

2020年2月2日、カナダ放送協会(CBC)が、トロント公共図書館(TPL)において、職員が利用者から受ける暴力・暴言が増加している問題を取り上げています。

報道では、同館職員は、唾を吐かれたり、言葉による脅迫や、物を投げつけられるといった、暴力・暴言を受けており、2011年には103件の暴力的で人を罵倒する行為と262件の脅迫的な言動がありましたが、2018年には、各々249件と623件へと増加していることが紹介されています。

TPLの職員組合からの声として、過去20年間で人員配置が15%減少したことによる分館における職員の少なさが問題の一部であるという意見や、2,100人の組合員を対象とした2018年の調査で、39%が仕事上安全ではない/37%が時々安全でないと感じると回答したことや、60%がTPLが安全な職場を提供していない、と回答したことを紹介しています。

E2225 - 図書館に関する意識:2014年,2019年の調査結果から

国立国会図書館(NDL)では,2014年に「図書館利用者の情報行動の傾向及び図書館に関する意識調査」を実施した(E1667参照)。それから約5年が経過し,最新の情報行動の傾向を把握することでNDLを含む今後の図書館の検討に資することを目的としてNDL総務部企画課では2019年に前述の調査の後継調査を実施した。

【イベント】講演会「“あなた”はなぜ、図書館に行くのか ~図書館利用の決定要因と図書館像・利用者像~」(3/14・神戸)

2020年3月14日、神戸市立中央図書館において、神戸・図書館ネットワークが主催する講演会「“あなた”はなぜ、図書館に行くのか ~図書館利用の決定要因と図書館像・利用者像~」が開催されます。講師は同志社大学免許資格課程センター准教授の佐藤翔氏です。

「図書館に行こう」「図書館を使おう」と考える際に働く要因や、図書館の利用者像を検証する内容であり、様々な実験、調査の結果を踏まえて「なぜ図書館に行くのか」の分析が行われます。

参加費無料、定員40人(事前申し込み要)です。

佐藤翔氏講演会「“あなた”はなぜ、図書館に行くのか」ご案内(神戸・図書館ネットワーク)
http://toshokannet.blog10.fc2.com/blog-entry-491.html

参考:
図書館利用者の情報行動の傾向及び図書館に関する意識調査(令和元年度)
https://current.ndl.go.jp/FY2019_research

【イベント】日本情報教育学会第1回研究会「未来を拓く情報教育」(3/9-10・東京)

2019年3月9日・10日に、山形大学東京サテライトにおいて、日本情報教育学会の第1回研究会が開催されます。テーマは「未来を拓く情報教育」とのことです。

同学会は2017年4月に、情報教育と関連分野の進歩普及をはかること等を目的に設立されたものです。初回となる今回の研究会では、1日目に東京大学の橋元良明氏による基調講演「若年層における情報行動の変化」が行われるほか、情報コミュニケーション、ICT活用、情報リテラシーに関する研究発表が行われます。また、2日目にはプログラミング教育に関するワークショップが開催されるとのことです。

日本情報教育学会 第1回研究会
https://sites.google.com/view/jaie

日本情報教育学会 第 1 回研究会のご案内(プログラム付き案内)
https://drive.google.com/file/d/1h4TufknlSQW1B2ZE_pX2VtWxCHNTfYLR/view

E2039 - 漫画で伝える「図書館」と「法律」

2018年5月20日,京都市の梅小路公園緑の館において,大学図書館問題研究会(大図研)京都地域グループ主催のイベント,大図研京都ワンディセミナー「“羊さん”こと水知せりさん(漫画家)が語る「“学術情報の伝達”と“利用者の活用術”」」が開催された。

【イベント】大図研京都ワンディセミナー 「“羊さん”こと水知せりさん(漫画家)が語る「“学術情報の伝達”と“利用者の活用術”」」

2018年5月20日、京都市の梅小路公園 緑の館2階 和室にて、大学図書館問題研究会(大図研)京都支部主催のイベント、大図研京都ワンディセミナー 「“羊さん”こと水知せりさん(漫画家)が語る「“学術情報の伝達”と“利用者の活用術”」」が開催されます。

図書館見学記をマンガで楽しく伝える取り組み等をしている漫画家・水知せり氏を講師に招き、学術情報の伝達工夫と利用者の図書館の活用術について楽しく学ぶ、とのことです。

事前申込みが必要で(締め切りは5月13日の17時)、参加費については会員は無料、非会員は500円とのことです。

大図研京都ワンディセミナー「“羊さん”こと水知せりさん(漫画家)が語る「“学術情報の伝達”と“利用者の活用術”」」(大学図書館問題研究会 京都地域グループ (DTKK))
https://www.daitoken.com/kyoto/event/20180520.html

薬物使用の場として利用される米国の公共図書館(記事紹介)

2016年9月10日付のAP通信で、米国の公共図書館における利用者の薬物の使用が取り上げられています。

バージニア州ノーフォーク公共図書館スローバー館のトイレ内で、ヘロインの過剰摂取で2016年2月に47歳の男性が死亡したほか、国内のいくつもの図書館のトイレ内で、利用者が薬物を使用し、駆けつけた警察官に意識を蘇生される例があったことが報じられています。また、ミシガン州のアナーバー地域図書館では、コカインを隠せないようにし、また取引の温床にもならないようにするため、トイレの天井を取り除くなどの対策を行ったと報じられています。その他、マサチューセッツ州ボストンの図書館では、職員や住民に対して過剰摂取をしないようにするトレーニングを行っているほか、薬物に使用する針を廃棄するボックスも備えているとのことです。

記事では、レストランや病院など他の施設内でも薬物使用の例はあるものの、無料で、開かれており、長く居ることが歓迎され、コミュニケーションをとる必要もない、という性質から、公共図書館では、特に問題が放置されてしまっているということが指摘されています。また、薬物使用者などへの対応については研修を受けることを勧奨すると同時に、警察やソーシャルワーカーと連携することが重要である、という米国図書館協会(ALA)会長のJulie Todaro氏の言葉を紹介しています。

E1825 - ライブラリアンの見た世界の大学と図書館<報告>

 2016年6月25日,同志社大学でシンポジウム「ライブラリアンの見た世界の大学と図書館 ~図書館利用行動を中心に~」が開催された。このシンポジウムは科学研究費基盤研究(C)プロジェクト(研究代表者は同志社大学の原田隆史氏)「人の真の情報ニーズを汲み取るコンシェルジュ型資料検索システムの構築」主催によるものである。このシンポジウムはUstreamによる中継も行われ,主催者発表によると,来場した参加者は約200名,中継のリアルタイムの視聴者は約100名にのぼり,テーマへの関心の高さが伺えた。

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