オープンアクセス

文部科学省、「学術情報のオープン化の推進について(中間まとめ)」を公表

2015年10月6日、文部科学省の科学技術・学術審議会学術分科会第8期学術情報委員会が、「学術情報のオープン化の推進について(中間まとめ)」(2015年9月11日付け)を公表しました。

この中間まとめは、研究データ等の利活用による研究の加速化や効率化を図ること、及び研究のエビデンスとなるデータを保存・公開する意義とその方策を示すことを意図しており、基本的な考え方として、公的研究資金による研究成果のうち、論文及び論文のエビデンスとしての研究データは、原則公開とすべきであるとしています。

また、次の5点に関して、研究成果の公開についての基本的方策がまとめられています。

・論文のオープンアクセスについての取組
・論文のエビデンスとしての研究データの公開
・研究成果の散逸等の防止
・研究成果の利活用
・人材育成の取組

新着情報 最新1か月分の一覧(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.html
※「平成27年10月06日」に「学術情報のオープン化の推進について(中間まとめ)」とあります。

学術情報のオープン化の推進について(中間まとめ)(文部科学省, 2015/9)

Directory of Open Access Books(DOAB)のフランス語版が公開

昨年12月に、OAの単行書のダイレクトリであるDirectory of Open Access Books(DOAB)とフランスのLe Centre pour l'edition electronique ouverte (Cleo) が提供する人文・社会科学系を対象にしたOpenEditionとが連携した成果として、DOABのフランス語版が公開されたとのことです。

French version of DOAB in cooperation with OpenEdition(DOAB)
http://us4.campaign-archive2.com/?u=314fa411ba5eaaee7244c95e1&id=1d37aaa2e8

DOAB公式twitter(2015/10/1付け)
https://twitter.com/DOABooks/status/649515863192670209

DOAB(フランス語版)
http://www.doabooks.org/doab?uiLanguage=fr

参考:
国際図書館連盟(IFLA)とBrill社、2015年のオープンアクセス賞にDirectory of Open Access Books(DOAB)を選定
Posted 2015年6月18日

人文科学分野のオープンアクセス(OA)の新しいモデル目指す“Open Library of Humanities(OLH)”がサービスを開始

人文科学分野のオープンアクセス(OA)の新しいモデル目指す“Open Library of Humanities(OLH)”が、2年間余の計画と遂行を経て、99の機関の支援を受け、7つのジャーナルで、そのプラットフォームでのサービスを開始したと発表しています。

1年間での発行量は、これらのプラットフォーム全体で150の記事を推定しており、1週間単位で新しい資料が公開されていく予定とのことです。

今後の3年間の展望として、以下の4点があげられています。

・ジャーナルをOLHのプラットフォームに移行し、望ましくは、現在の購読料で運営するモデルからオープンアクセスモデルに移行し、真の移行を提供
・持続可能性を実現するためにプラットフォームへの投資の維持・増加
・多言語出版、言語間の翻訳設備、注記、教育上の統合、今後の出版におけるピアレビュー/議論を含む、人文科学のための出版技術と社会的戦略の先駆的改革
・横断検索や図書館プラットフォームへの送信といったアグリゲーションサービスの範囲での統合といったOLHのプラットフォームのインデキシングと発見可能性のさらなる改善

OLH Launches(OLH,2015/9/28)
https://about.openlibhums.org/2015/09/28/olh-launches/

OLH

経済学分野の論文アーカイブ“RePEc”がAPIの提供を開始

経済学分野の論文アーカイブサイトである“RePEc”(Research Papers in Economics)がAPIの提供を開始することが、2015年9月28日のRePEcブログ記事で発表されています。

RePEcは複数のデータソースからメタデータ等を集めて提供するサイトで、これまでこのメタデータ等の収集はデータソースごとに行うことしかできませんでした。新たに提供されるAPIではRePEcの情報をまとめて利用することができます。

ただし、サーバへの負担軽減のために、従来通りの方法でデータの収集が可能な場合にはAPIを使用しないことを推奨しています。また、APIの利用には申し込みが必要で、APIの利用目的や、なぜ従来通りの方法を採用しないか等の説明が要求されるとのことです。

RePEc offers now an API(The RePEc Blog、2015/9/28付け)
http://blog.repec.org/2015/09/28/repec-offers-now-an-api/

RePEc API
https://ideas.repec.org/api.html

参考:
経済学分野の論文アーカイブ“RePEc”のカバーしているジャーナルが5,000タイトルを突破
Posted 2012年1月23日

クリエイティブ・コモンズ、オープンアクセスの推進に関しArcadia Fundから45万ドルの助成を獲得 研究者向けのツールを開発へ

2015年9月25日、クリエイティブ・コモンズはオープンアクセス(OA)の推進に関し、Arcadia Fundから3年間で45万ドルの助成を受けることを発表しました。

Arcadia Fundは文化遺産や自然の保護、OAに関する活動に対し助成を行う団体です。クリエイティブ・コモンズは今回の助成を、現在のクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの仕組みを補完するものとして、研究者が出版に関わる権利を保持、あるいは取り戻すことができるようにするツールの開発に使用するとしています。

Creative Commons awarded $450,000 from the Arcadia Fund to support open access publishing for authors(Creative Commons、2015/9/25付け)
https://creativecommons.org/weblog/entry/46170

北米研究図書館協会(ARL)がElsevier社に対しセルフアーカイビング等に関する新ポリシーの見直しを呼びかけ

2015年9月14日、北米研究図書館協会(ARL)は、Elsevier社のChairmanであるYoungsuk Chi宛に、同社が2015年4月に発表した雑誌掲載論文のセルフアーカイビング等に関する新ポリシーを見直すよう呼びかける書簡を送付したことを発表しました。

Elsevier社の新ポリシーはセルフアーカイブを認めるまでの期間(エンバーゴ)中は著者最終版であっても機関リポジトリで公開できないとされている等、過去のポリシーに比べてオープンアクセスを制限する内容であるとして、多くの機関から反対声明が出されていました。ARLも反対声明に署名していましたが、特にElsevier社からの動きがなかったことから、新たに書簡を送付したとのことです。

ARL Urges Elsevier to Revise Policy That Impedes Sharing of Scholarship(ARL、2015/9/14付け)
http://www.arl.org/news/arl-news/3724-arl-urges-elsevier-to-revise-policy-that-impedes-sharing-of-scholarship

参考:
Elsevier社がセルフアーカイビング等に関する新たなポリシーを発表
Posted 2015年5月12日

ScienceOpen、収録論文数が1,000万に到達

科学情報の提供と評価の自由閲覧が可能な研究ネットワークであるScienceOpenが、収録されている論文が1,000万に到達したと発表しています。

ScienceOpenでは研究者が発表した論文を引用数でフィルタリングし、ソーシャルメディアを追跡して最近の科学的関連性や影響を測定できるとのことです。

ScienceOpen Hits the 10 Million Article Mark (PR Newswire,2015/9/15)
http://www.prnewswire.com/news-releases/scienceopen-hits-the-10-million-article-mark-527671151.html

Springer社とオーストリアの大学図書館コンソーシアム、同社の1,600点以上の雑誌からの研究成果のOA化について合意

Springer社とオーストリアの大学図書館コンソーシアム(Austrian Academic Library Consortium)が2016年から2018年まで実行する取り決めの協定を結んだとのことです。

協定は年会費での閲覧とオープンアクセス(OA)を兼ね備えており、コンソーシアムの会員は2,000以上のSpringer社の雑誌の利用のほか、オプションで、1,600以上の同社のハイブリッドジャーナルから研究成果をOAにすることができるということです。

Austrian scholars can publish open access in more than 1,600 Springer journals(Springer,2015/9/16)
https://www.springer.com/us/about-springer/media/press-releases/corporate/austrian-scholars-can-publish-open-access-in-more-than-1-600-springer-journals/794476

Austrian Academic Library Consortium
https://www.konsortien.at/ssl/

参考:

【イベント】第2回SPARC Japanセミナー2015(オープンアクセス・サミット2015)「科学的研究プロセスと研究環境の新たなパラダイムに向けて-e-サイエンス、研究データ共有、そして研究データ基盤-」(10/21・東京)

2015年10月21日、オープンアクセス促進のための世界的なイベントであるOpen Access Weekにあわせて、第2回SPARC Japanセミナー2015(オープンアクセス・サミット2015)「科学的研究プロセスと研究環境の新たなパラダイムに向けて-e-サイエンス、研究データ共有、そして研究データ基盤-」が、国立情報学研究所で開催されます。

今回のSPARC Japanセミナーは、研究データに関するステークホルダー、すなわち、研究者、研究マネージャー、エンジニア、出版者、および政府関係組織、そして、研究支援に責任のある図書館員、さらにこの新しい科学のパラダイムに関心のあるすべての人が、このトピックの本質を理解し、研究支援環境として何が必要であるかを議論するきっかけを提供することを目的とする、とのことです。

第2回SPARC Japanセミナー2015(オープンアクセス・サミット2015)「科学的研究プロセスと研究環境の新たなパラダイムに向けて-e-サイエンス、研究データ共有、そして研究データ基盤-」(SPARC Japan)
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2015/20151021.html

参考:
研究データキュレーションに関する文献リスト第5版が公開
Posted 2015年7月10日

PLOS、2014-2015年の年次活動報告“Progress Update”を公開

PLOSが、如何に科学コミュニケ―ションを促し、発見を前進させているかを知る手がかかりとなる、技術革新、活動、学術雑誌の動向などを概観する“Progress Update”の2014-2015年版を公開しました。

以下のトピックが含まれるとのことです。

・透明で継続的な評価は科学を進歩させる
・1つのPLOS、多くのコミュニティ
・指標の拡張は評価を改善させる
・標準は再現性を有効にする
・リソースはキャリア初期の研究者を育成する
・オープンアクセスは科学を進化させる
・キューレションされたコンテンツは発見を加速させる
・学術雑誌の動向

2014-2015 PLOS Progress Update Available(PLOS,2015/9/15)
https://www.plos.org/2014-2015-plos-progress-update-available/

low resolution version (2MB)
https://www.plos.org/wp-content/uploads/2015/09/Progress-Update_FINAL_LO_RES_Update-9.15.15.pdf

high-resolution version (45MB)

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