オープンアクセス

【イベント】第2回SPARC Japanセミナー2015(オープンアクセス・サミット2015)「科学的研究プロセスと研究環境の新たなパラダイムに向けて-e-サイエンス、研究データ共有、そして研究データ基盤-」(10/21・東京)

2015年10月21日、オープンアクセス促進のための世界的なイベントであるOpen Access Weekにあわせて、第2回SPARC Japanセミナー2015(オープンアクセス・サミット2015)「科学的研究プロセスと研究環境の新たなパラダイムに向けて-e-サイエンス、研究データ共有、そして研究データ基盤-」が、国立情報学研究所で開催されます。

今回のSPARC Japanセミナーは、研究データに関するステークホルダー、すなわち、研究者、研究マネージャー、エンジニア、出版者、および政府関係組織、そして、研究支援に責任のある図書館員、さらにこの新しい科学のパラダイムに関心のあるすべての人が、このトピックの本質を理解し、研究支援環境として何が必要であるかを議論するきっかけを提供することを目的とする、とのことです。

第2回SPARC Japanセミナー2015(オープンアクセス・サミット2015)「科学的研究プロセスと研究環境の新たなパラダイムに向けて-e-サイエンス、研究データ共有、そして研究データ基盤-」(SPARC Japan)
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2015/20151021.html

参考:
研究データキュレーションに関する文献リスト第5版が公開
Posted 2015年7月10日

PLOS、2014-2015年の年次活動報告“Progress Update”を公開

PLOSが、如何に科学コミュニケ―ションを促し、発見を前進させているかを知る手がかかりとなる、技術革新、活動、学術雑誌の動向などを概観する“Progress Update”の2014-2015年版を公開しました。

以下のトピックが含まれるとのことです。

・透明で継続的な評価は科学を進歩させる
・1つのPLOS、多くのコミュニティ
・指標の拡張は評価を改善させる
・標準は再現性を有効にする
・リソースはキャリア初期の研究者を育成する
・オープンアクセスは科学を進化させる
・キューレションされたコンテンツは発見を加速させる
・学術雑誌の動向

2014-2015 PLOS Progress Update Available(PLOS,2015/9/15)
https://www.plos.org/2014-2015-plos-progress-update-available/

low resolution version (2MB)
https://www.plos.org/wp-content/uploads/2015/09/Progress-Update_FINAL_LO_RES_Update-9.15.15.pdf

high-resolution version (45MB)

Elsevier社がThe Wikipedia Libraryへの一層の協力を発表

2015年9月10日、Elsevier社はThe Wikipedia Libraryプロジェクトへの協力を拡大する予定であることを発表しました。

The Wikipedia Libraryは、Wikipedia編集者を支援するため、編集者が有料のデータベース等に自由にアクセスできるよう、アカウントの寄付を求める活動です。Elsevier社は2015年初めから、同社の電子ジャーナルプラットフォームScienceDirectのアカウントを45人分寄付していました。Wikipedia編集者に好意的に受け入れられ、アカウント申し込みも多数寄せられたことから、Elsevier社は近々、提供するアカウント数を増やす予定であるとのことです。

一方で、The Wikipedia Libraryの活動に対しては、購読者以外は読めない有料のデータベースへのリンクがWikipediaの記事中に増えることを招くのでは、という懸念も一部から上がっています。

Elsevier access donations help Wikipedia editors improve science articles(Elsevier、2015/9/10付け)

RIOXX 2.0とOpenAIREメタデータ仕様とのマッピングが公開される

英Jiscの研究・教育に関するオンラインサービス部門であるEDINAが、同部門が手掛けるリポジトリ向けメタデータ仕様RIOXX 2.0と、OpenAIREのメタデータ仕様第3版(OpenAIRE 3.0)との対応関係のマッピングを公開しました。

RIOXX 2.0は英国研究会議(RCUK)と高等教育助成会議(HEFCE)のオープンアクセス(OA)方針の要求に従ったリポジトリ向けのメタデータ仕様、OpenAIRE 3.0はEUの助成研究の成果に関するOA推進プロジェクトであるOpenAIREがリポジトリ向けに定めたメタデータ仕様です。対象とする領域が重なることから、今回RIOXX 2.0の担当チームがOpenAIREの技術者と協働し、RIOXX 2.0の各語彙とOpenAIRE 3.0における語彙との対応関係や、メタデータの各項目が必須のものかどうか等の運用についてまとめた表を作成したとのことです。

Compatibility with OpenAIRE(RIOXX、2015/9/10付け)
http://rioxx.net/2015/09/10/compatibility-with-openaire/

Crosswalk from RIOXX 2.0 to OpenAIRE 3.0

デジタル人文学の英文の査読誌”Journal of the Japanese Association for Digital Humanities”が創刊

2015年9月2日、日本デジタル・ヒューマニティーズ学会(Japanese Association for Digital Humanities:JADH)が、デジタル人文学の査読誌”Journal of the Japanese Association for Digital Humanities”(JJADH)を創刊しました。科学技術振興機構(JST)のJ-STAGEで公開されています。

この査読誌の本文は英語です。日本におけるデジタル人文学研究は20年以上の蓄積があるにもかかわらず、海外ではその内容があまり知られていない現状を変えるために創刊したとのことです。

創刊号では、過去のJADHの会議での報告をもとにした8本の記事が掲載されていますが、今後は世界中から投稿を受け付けるとのことです。

The Vol. 1 of JJADH has been published.(JADH)
http://www.jadh.org/node/42

First volume of the Journal of the JADH released(JADH2015, 2015/9/2)
http://conf2015.jadh.org/news/2015/09/02/jjadh-first-volume.html

E1707 - 博士論文のインターネット公表化に関する現況と課題の調査

 

●はじめに

 大学図書館と国立情報学研究所との連携・協力推進会議のもとに設置された機関リポジトリ推進委員会(以下,委員会)は,2014年度に,作業部会としてワーキンググループ(以下,WG)を設置した。WGは「大学の知の発信システムの構築」を目指し,委員会が重点課題とする「オープンアクセス方針の策定と展開」等に取り組むことを目的としている。2014年度は「コンテンツ」「国際連携」「技術」のWGを設置し,各WG内で行動計画を策定して活動した。今回,杉田茂樹(千葉大学附属図書館)を主査とするコンテンツWGに設けられた博論(博士論文)班が,博士論文の実態調査「博士論文のインターネット公表化に関する現況と課題」を行った。メンバーは,東出善史子(京都大学附属図書館),本坊綾(鹿児島大学学術情報部),チェイ佳(早稲田大学図書館),筆者ら(直江,松原)の計5名である(所属は2015年3月31日現在)。

 

マサチューセッツ工科大学(MIT)図書館、同大学の発表された論文の43%がMITの機関リポジトリで公開されていると発表

マサチューセッツ工科大学(MIT)図書館が、2009年3月18日にオープンアクセスポリシー “MIT Faculty Open Access Policy”が策定されて以来、発表された論文の43%が、MITの機関リポジトリであるDSpace@MITの“Open Access Articles Collection ”で公開されていると発表しています。

2015年7月末には同ポリシーに関連する17,400の登録記事のダウンロードが330万を突破し、1月あたり83,500のダウンロードがあるとのことです。

New milestone for MIT Faculty Open Access Policy(MIT Libraries,2015/9/2)
https://libraries.mit.edu/news/milestone-faculty-access-2/19824/

MIT Faculty Open Access Policy(MIT Libraries,2009/3/18)
http://libraries.mit.edu/scholarly/mit-open-access/open-access-at-mit/mit-open-access-policy/

DSpace@MIT MIT Open Access Articles

京都大学附属図書館が「学内オープンアクセス費支出状況 予備調査報告書」を公開

京都大学附属図書館情報管理課APC ワーキンググループが2014年に作成した「学内オープンアクセス費支出状況 予備調査報告書」が、2015年8月14日付けで京都大学の機関リポジトリKURENAIで公開されています。

この報告書は京都大学の教員によるオープンアクセス費(電子ジャーナル掲載論文を無料公開するために出版社に支払う費用)の支出状況等を予備的に調査した結果をまとめたものです。論文データベースScopusを用いた調査の結果、2013年に京都大学の研究者が出版社に支払ったオープンアクセス費は総額5,000万円以上と見積もられること等が報告されています。

学内オープンアクセス費支出状況 予備調査報告書
http://hdl.handle.net/2433/199243

参考:
E1686 - 京都大学オープンアクセス方針採択の経緯 カレントアウェアネス-E No.284 2015.07.09
http://current.ndl.go.jp/e1686

ラテンアメリカにおけるオープンアクセス Jeffrey Beall氏への反論(記事紹介)

COARのウェブサイトにおいて、2015年8月17日付けで「ラテンアメリカにおけるオープンアクセス:他の地域にとっての模範」(”Open Access in Latin America: A paragon for the rest of the world”)と題した記事が公開されています。この記事は米コロラド大学の図書館員Jeffrey Beall氏がブログ”Scholarly Open Access”で2015年7月30日付けで公開した記事「SciELOは出版の貧民街か?」(”Is SciELO a Publication Favela?”)に対する反論として、COARのKathleen Shearer氏や米SPARCのHeather Joseph氏ら9名の署名入りで公開されたものです。

Beall氏のブログ記事ではブラジルやラテンアメリカ諸国を中心とするオープンアクセス(OA)の電子ジャーナルプラットフォームSciELOと、メキシコを中心とする同じくOA電子ジャーナルプラットフォームRedalycについて、商業出版社の電子ジャーナルプラットフォームに比べビジビリティも低く、多くの北米の研究者は収録誌を聞いたこともないと批判しています。

PASTEUR4OA、世界のOA方針の状況を可視化した図などを集めたウェブサイト”PASTEUR4OA Data Visualisations”を開設

2015年8月26日、欧州におけるオープンアクセス(OA)とオープンデータの政策の発展促進をサポートするプロジェクトPASTEUR4OA(Open Access Policy Alignment Strategies for European Union Research)は、世界のOA方針の状況を可視化した図などを集めたウェブサイト”PASTEUR4OA Data Visualisations”を開設しました。

これらの図は、OA関連の広報資料の作成業務の一環で作成されたもので、OA方針のレジストリであるROARMAPのデータを利用しています。ほとんどのデータは8月24日現在のものですが、実データを利用しているものもあります。

世界のOA方針数、その国別の内訳、Horizon2020に準拠しているOA方針数、リポジトリへの登録の時期、APCへの言及の有無、などに関する図が掲載されています。

これらの図はCC BYで公開されており、ウェブサイト、文書、プレゼン資料などでの利用が可能とのことです。

News(PASTEUR4OA)
http://www.pasteur4oa.eu/news#.VeTt-9JdDL8

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