オープンアクセス

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、オープンアクセス(OA)方針を採択

2015年10月19日、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の理事会が、研究論文に対するオープンアクセス(OA)方針を承認しました。

この方針は、大学に対して、教員によって執筆された学術論文の著作権下にあるすべての権利を行使するための、包括的で取消不能な世界的なライセンスを付与するものとのことです。

また、このOA方針では、研究を広範に普及させ、州・地域・世界のための利益を高め、大学の研究者の略歴と可視性を高めることによって、教員にこのOA方針を順守させるとのことです。

この方針のもと、研究者は自身の著作に関する著作権を持ち続け、また、
この方針が採用される前に公表された著作は免除されるとのことです。

要求に応じて、特定の論文に対する権利を放棄する規定もあるとのことです。

この方針は、イリノイ大学の理事会協議会から同大学のシカゴ校、スプリングフィールド校、アーバナ・シャンペーン校の各校の理事会に対して出された要求に基づいているとのことです。

New Open Access Policy(University of Illinois at Urbana-Champaign University Library,2015/10/22)

英・Jiscと米・CNIが報告書“The Journey Towards Openness”を公開

2015年10月23日、英国情報システム合同委員会(Jisc)と米・ネットワーク情報連合(Coalition for Networked Information:CNI)が2014年7月に共同で開催した会合“The Journey Towards Openness”の報告書を公開しました。

この会議では、“journey towards openness”と呼ぶものを非常に幅広く見ていたとのことです。

それは、オープンアクセス、オープンデータ、オープンスカラーシップや、これらが進展する間の相互関係、これらの変化を推進するための国際的協力におけるいくつかの注目すべき課題を含むとのことです。

報告書はまた、議論のための継続的なコンテキストを提供するために、2014年の会合以降以来行われた重要なイベントの簡単な要約が含まれているとのことです。

The journey toward openness(Jisc,2015/10/23)
https://www.jisc.ac.uk/blog/the-journey-toward-openness-23-oct-2015

Jisc/CNI report “The Journey towards Openness” released(CNI,2015/10/23)

Springer社と英・Jisc、オープンアクセス(OA)出版について合意

英国のJisc(英国情報システム合同委員会)とSpringer社は、英国の研究者が、自身の論文を1,600を超えるSpringer社のハイブリットジャーナルで、コストや管理の障壁なしに公表できる協定を結んだとのことです。

Springer社との協定は、単一の年間料金で、オープンアクセス(OA)による出版と定期購読を実施する契約で、2015年10月から2018年12月まで有効であるとのことです。

同協定は、英国の研究者にとって、OA出版ができるとともに、全ての論文を、英国高等教育助成会議(HEFCE)のResearch Excellence Framework(REF)、英国研究会議(RCUK)のOA方針や他の研究支援財団のポリシーに適合した形で公表できるとのことです。

同時に、組織にとって、総コストだけでなく、OA出版とSpringer社への継続的な接続のための購読契約の管理上の負担が大幅に軽減されるとのことです。

UK researchers will now benefit from innovative open access agreement between Springer and Jisc(Jisc,2015/10/22)

PLOSが、Microsoft社の文書公開・共有サービスであるDocs.comと連携 

2015年10月19日、オープンアクセスメガジャーナルであるPLOSが、Microsoft社と連携し、PLOSのコンテンツ・論文の発見・再利用・影響を改善するため、Microsoftの新しいオンラインの文書公開・共有サービスであるDocs.com上で、pdfファイルを簡単にアップロード・発見・共有・再結合できるようにしたと発表しています。

これにより、利用者は、PLOSの論文を、パワーポイントのプレゼンテーション、ワードファイル、エクセルのスプレッドシート、pdf、ウェブサイトへのリンクと統合させ、個人的であったり包括的であったり凝集させたコレクションを共有するために作成できるとのことです。

Docs.comのプラットフォームが発展するにつれ、個人的なコレクションは、科学者にとって、妥当で更新されたオンラインの職務経歴書、レジュメ、著作集、論文セミナー、グループミーティング、共同研究のコンテンツを行なう興味深い道具となるだろうとのことです。

Collaboration with Microsoft Extends Article Visibility and Lifecycle(PLOS,2015/10/19)

Springer社と独・マックスプランク協会、オープンアクセス(OA)出版について合意

2015年10月21日、Spriner社と独・マックスプランクデジタルライブラリ(Max Planck Digital Library)が、マックスプランク協会(Max Planck Society)の研究者が、彼らの論文を、Springer社の1,600以上の定期購読雑誌においてオープンアクセス(OA)で出版するとともに、2,000以上のSpringer社の雑誌を利用できる協定を結んだと発表しています。

Springer社にとって、単一の支払い制度で、論文の利用とOA出版を同時の実施する契約は、大規模な単一の研究機関との間では初めてとのことですが、同様の試験的な協定はオランダ大学協会やオーストリアの大学図書館コンソーシアムとは既に結んでいるとのことです。

Max Planck Society researchers to benefit from open access agreement with Springer (Springer,2015/10/21)

雑誌の「オープンさ」を数値化したサイトOpen Access Spectrum Evaluation Tool公開

2015年10月19日、米SPARCは学術雑誌の「オープンさ」を数値化し、確認できるサイト”Open Access Spectrum Evaluation Tool”(OAS Evaluation Tool)を公開しました。

このサイトはSPARCとPLOSが資金を提供し、BioMed Central社や英国研究図書館コンソーシアム、オープンアクセス学術出版協会(OASPA)等の協力の下で構築されたものです。SPARCとPLOSが策定したオープンアクセスの程度を示すガイドブック、“HowOpenIsIt?”に基づき、「読者の権利」、「再利用に係る権利」、「著作権」、「投稿に係る著者の権利」、「自動的な投稿」、「機械可読性」の6つの観点から、各雑誌のオープンさを数値化しています。

公開時点では500誌が採点対象となっていますが、数カ月以内にさらに500誌を追加し、1,000誌について評価結果を閲覧できるようにするとのことです。評価対象とする雑誌はScimagoデータセットから選んだ引用評価の高いオープンアクセス(OA)雑誌200誌、非OA雑誌600誌、Scielo等他のリソースから出版地や分野を考慮し選んだ雑誌200誌であるとのことです。

【イベント】CODATAジャパン・データサイテーションワークショップ(東京・10/29)

2015年10月29日、国立情報学研究所にて、CODATA-ICSTIデータサイテーションタスクグループ主催による「CODATAジャパン・データサイテーションワークショップ」が開催されます。

開催趣旨として、データ引用に関する我が国におけるこれまでの活動、および今後のデータ引用の手続きを実践するための取組み、分野ごとに異なる特性・事情への対応などについて意見交換することで、我が国におけるデータ引用取組の進展をはかることを目指したい、とのことです。

真子博氏(内閣府)、村山泰啓氏(情報通信研究機構、CODATA TGメンバー)、クリスティン・ボーグマン氏(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)、林和弘氏(文部科学省科学技術・学術政策研究所)、武田英明氏(国立情報学研究所)等の講演が予定されています。参加費は無料です。

CODATAジャパン・データサイテーションワークショップ(データサイテーションワークショップ事務局、2015/10/16)
http://researchmap.jp/ev84w4nzj-66/
https://www.facebook.com/events/1228226633870626/

関連:
CODATA、データ引用指針の実践に向けたワークショップを開催(JST、2015/08/21)

2015年のオープンアクセスウィークは10月19日~25日

2015年10月19日から25日にかけて、「オープンアクセスウィーク(Open Access Week)」として、世界各地でオープンアクセスに関連する様々なイベントが予定されています。

オープンアクセスウィークは2007年に開始され、今年で9回目となります。

今年のテーマは"Open for Collaboration"(オープンが生む協同)とのことです。

デジタルリポジトリ連合(DRF)のウェブサイトには特設ページが用意され、OAWのロゴやポスターなどのグッズ、国内で開催されるイベントがまとめられています。

2015年のオープンアクセスウィークは,10月19日(月)~25日(日)!(DRF)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?oaw2015

参考:
【イベント】第2回SPARC Japanセミナー2015(オープンアクセス・サミット2015)「科学的研究プロセスと研究環境の新たなパラダイムに向けて-e-サイエンス、研究データ共有、そして研究データ基盤-」(10/21・東京)
Posted 2015年9月16日
http://current.ndl.go.jp/node/29449

2015年のオープンアクセスウィークのテーマは“Open for Collaboration”

米国デジタル公共図書館(DPLA)と“DigitalNZ”、最も優れたGIF画像を表彰する国際的なコンペティション“GIF IT UP 2015”を開催(10/12-11/21)

2015年10月12日から11月21日まで、米国デジタル公共図書館(DPLA)と、ニュージーランド国立図書館の電子図書館ポータル“DigitalNZ”は、Europeanaやオーストラリア国立図書館の情報探索サービス“Trove”と連携して、国際的なコンペティションである“GIF IT UP 2015”を開催しています。

“GIF IT UP”は、DPLA・DigitalNZ・Europeana・Troveのサイトから利用できるパブリックドメインやオープンライセンスの動画・画像・テキスト等を使って作成された最も優れたGIF画像を表彰する国際的なコンペティションで、2014年に第1回目が開かれています。

作品は、パブリックドメインで、著作権の制限がないことを宣言するか、再利用可能なクリエイティブコモンズであることが条件とのことです。

作品は国際的な委員会で審査され、優勝者と3人の次点者を選ぶとのことです。Tumblrの ‘notes’に最も書き込まれたGIFには“people’s choice award” が与えられ。ニュージーランドの児童・生徒向けにも特別な賞があるようです。

ハーバード大学図書館が“Open Library of Humanities(OLH)”の図書館協力補助金制度(Library Partnership Subsidy system)に加盟

2015年10月13日、ハーバード大学図書館が、人文科学分野のオープンアクセス(OA)の新しいモデル目指す“Open Library of Humanities(OLH)”の図書館協力補助金制度(Library Partnership Subsidy system)に加盟したと発表されています。

OLHは、そのプラットフォームに関わるコストを著作者からではなく、国際的な図書館コンソーシアムからの拠出によって補っているとのことです。

Harvard Library joins OLH LPS model(OLH,2015/10/13)
https://about.openlibhums.org/2015/10/13/harvard-library-joins-olh-lps-model/

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