オープンアクセス

PLOSが、Microsoft社の文書公開・共有サービスであるDocs.comと連携 

2015年10月19日、オープンアクセスメガジャーナルであるPLOSが、Microsoft社と連携し、PLOSのコンテンツ・論文の発見・再利用・影響を改善するため、Microsoftの新しいオンラインの文書公開・共有サービスであるDocs.com上で、pdfファイルを簡単にアップロード・発見・共有・再結合できるようにしたと発表しています。

これにより、利用者は、PLOSの論文を、パワーポイントのプレゼンテーション、ワードファイル、エクセルのスプレッドシート、pdf、ウェブサイトへのリンクと統合させ、個人的であったり包括的であったり凝集させたコレクションを共有するために作成できるとのことです。

Docs.comのプラットフォームが発展するにつれ、個人的なコレクションは、科学者にとって、妥当で更新されたオンラインの職務経歴書、レジュメ、著作集、論文セミナー、グループミーティング、共同研究のコンテンツを行なう興味深い道具となるだろうとのことです。

Collaboration with Microsoft Extends Article Visibility and Lifecycle(PLOS,2015/10/19)

Springer社と独・マックスプランク協会、オープンアクセス(OA)出版について合意

2015年10月21日、Spriner社と独・マックスプランクデジタルライブラリ(Max Planck Digital Library)が、マックスプランク協会(Max Planck Society)の研究者が、彼らの論文を、Springer社の1,600以上の定期購読雑誌においてオープンアクセス(OA)で出版するとともに、2,000以上のSpringer社の雑誌を利用できる協定を結んだと発表しています。

Springer社にとって、単一の支払い制度で、論文の利用とOA出版を同時の実施する契約は、大規模な単一の研究機関との間では初めてとのことですが、同様の試験的な協定はオランダ大学協会やオーストリアの大学図書館コンソーシアムとは既に結んでいるとのことです。

Max Planck Society researchers to benefit from open access agreement with Springer (Springer,2015/10/21)

雑誌の「オープンさ」を数値化したサイトOpen Access Spectrum Evaluation Tool公開

2015年10月19日、米SPARCは学術雑誌の「オープンさ」を数値化し、確認できるサイト”Open Access Spectrum Evaluation Tool”(OAS Evaluation Tool)を公開しました。

このサイトはSPARCとPLOSが資金を提供し、BioMed Central社や英国研究図書館コンソーシアム、オープンアクセス学術出版協会(OASPA)等の協力の下で構築されたものです。SPARCとPLOSが策定したオープンアクセスの程度を示すガイドブック、“HowOpenIsIt?”に基づき、「読者の権利」、「再利用に係る権利」、「著作権」、「投稿に係る著者の権利」、「自動的な投稿」、「機械可読性」の6つの観点から、各雑誌のオープンさを数値化しています。

公開時点では500誌が採点対象となっていますが、数カ月以内にさらに500誌を追加し、1,000誌について評価結果を閲覧できるようにするとのことです。評価対象とする雑誌はScimagoデータセットから選んだ引用評価の高いオープンアクセス(OA)雑誌200誌、非OA雑誌600誌、Scielo等他のリソースから出版地や分野を考慮し選んだ雑誌200誌であるとのことです。

【イベント】CODATAジャパン・データサイテーションワークショップ(東京・10/29)

2015年10月29日、国立情報学研究所にて、CODATA-ICSTIデータサイテーションタスクグループ主催による「CODATAジャパン・データサイテーションワークショップ」が開催されます。

開催趣旨として、データ引用に関する我が国におけるこれまでの活動、および今後のデータ引用の手続きを実践するための取組み、分野ごとに異なる特性・事情への対応などについて意見交換することで、我が国におけるデータ引用取組の進展をはかることを目指したい、とのことです。

真子博氏(内閣府)、村山泰啓氏(情報通信研究機構、CODATA TGメンバー)、クリスティン・ボーグマン氏(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)、林和弘氏(文部科学省科学技術・学術政策研究所)、武田英明氏(国立情報学研究所)等の講演が予定されています。参加費は無料です。

CODATAジャパン・データサイテーションワークショップ(データサイテーションワークショップ事務局、2015/10/16)
http://researchmap.jp/ev84w4nzj-66/
https://www.facebook.com/events/1228226633870626/

関連:
CODATA、データ引用指針の実践に向けたワークショップを開催(JST、2015/08/21)

2015年のオープンアクセスウィークは10月19日~25日

2015年10月19日から25日にかけて、「オープンアクセスウィーク(Open Access Week)」として、世界各地でオープンアクセスに関連する様々なイベントが予定されています。

オープンアクセスウィークは2007年に開始され、今年で9回目となります。

今年のテーマは"Open for Collaboration"(オープンが生む協同)とのことです。

デジタルリポジトリ連合(DRF)のウェブサイトには特設ページが用意され、OAWのロゴやポスターなどのグッズ、国内で開催されるイベントがまとめられています。

2015年のオープンアクセスウィークは,10月19日(月)~25日(日)!(DRF)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?oaw2015

参考:
【イベント】第2回SPARC Japanセミナー2015(オープンアクセス・サミット2015)「科学的研究プロセスと研究環境の新たなパラダイムに向けて-e-サイエンス、研究データ共有、そして研究データ基盤-」(10/21・東京)
Posted 2015年9月16日
http://current.ndl.go.jp/node/29449

2015年のオープンアクセスウィークのテーマは“Open for Collaboration”

米国デジタル公共図書館(DPLA)と“DigitalNZ”、最も優れたGIF画像を表彰する国際的なコンペティション“GIF IT UP 2015”を開催(10/12-11/21)

2015年10月12日から11月21日まで、米国デジタル公共図書館(DPLA)と、ニュージーランド国立図書館の電子図書館ポータル“DigitalNZ”は、Europeanaやオーストラリア国立図書館の情報探索サービス“Trove”と連携して、国際的なコンペティションである“GIF IT UP 2015”を開催しています。

“GIF IT UP”は、DPLA・DigitalNZ・Europeana・Troveのサイトから利用できるパブリックドメインやオープンライセンスの動画・画像・テキスト等を使って作成された最も優れたGIF画像を表彰する国際的なコンペティションで、2014年に第1回目が開かれています。

作品は、パブリックドメインで、著作権の制限がないことを宣言するか、再利用可能なクリエイティブコモンズであることが条件とのことです。

作品は国際的な委員会で審査され、優勝者と3人の次点者を選ぶとのことです。Tumblrの ‘notes’に最も書き込まれたGIFには“people’s choice award” が与えられ。ニュージーランドの児童・生徒向けにも特別な賞があるようです。

ハーバード大学図書館が“Open Library of Humanities(OLH)”の図書館協力補助金制度(Library Partnership Subsidy system)に加盟

2015年10月13日、ハーバード大学図書館が、人文科学分野のオープンアクセス(OA)の新しいモデル目指す“Open Library of Humanities(OLH)”の図書館協力補助金制度(Library Partnership Subsidy system)に加盟したと発表されています。

OLHは、そのプラットフォームに関わるコストを著作者からではなく、国際的な図書館コンソーシアムからの拠出によって補っているとのことです。

Harvard Library joins OLH LPS model(OLH,2015/10/13)
https://about.openlibhums.org/2015/10/13/harvard-library-joins-olh-lps-model/

De Gruyter社、二重課金を防止するために新しいオープンアクセスの価格モデルを提示

2015年10月8日、De Gruyter社は、オープンアクセス出版物で、雑誌購読料とオープンアクセス出版物そのものに支払われている“double dipping”(二重取り)を防止する新しい価格モデルを導入するとしています。

De Gruyter社のある雑誌論文の5%以上がオープンアクセス論文の場合は、その割合に比例して雑誌価格を値引くということです。コンソーシアム契約の場合も、同社は契約価格からAPCs(論文処理費用)を相殺するとのことです。どちらの値引きも、次年の契約に適用するとのことです。

De Gruyter presents new open access pricing model to prevent “double dipping”(De Gruyter、2015/10/08)
http://www.degruyter.com/dg/newsitem/148/de-gruyter-prsentiert-neues-openaccesspreismodell-zur-vermeidung-von-doubledipping

参考:
ケンブリッジ大学出版局、オープンアクセス(OA)雑誌コンテンツの著者・購読者からの二重課金を防ぐ新しい購読予約ポリシーを開始
Posted 2015年7月7日

Knowledge Unlatched、学術書のオープンアクセスの第2弾を開始へ

学術出版物の継続的なオープンアクセス(OA)出版を支援するKnowledge Unlatched(KU)が、昨年の学術書のオープンアクセスの試行が成功したのを受けて、その第2ラウンドの開始について発表しています。

少なくとも世界の300の図書館が2016年1月31にまでに誓約すれば、78の新しい人文科学・社会科学の図書がOAで公開されるとのことです。

KUのコレクションは5つの分野(考古学、歴史学、文学、メディア・コミュニケーション・政治学)の78冊の図書で、以下の26の学術出版社から提供されるものとのことです。

・Amsterdam University Press
・Berghahn Books
・Bloomsbury Academic
・Brandeis University Press
・Brill
・Cambridge University Press
・University Press of Colorado
・Dartmouth College Press
・De Gruyter
・Duke University Press
・Edinburgh University Press
・Fordham University Press
・Leiden University Press

文部科学省、「学術情報のオープン化の推進について(中間まとめ)」を公表

2015年10月6日、文部科学省の科学技術・学術審議会学術分科会第8期学術情報委員会が、「学術情報のオープン化の推進について(中間まとめ)」(2015年9月11日付け)を公表しました。

この中間まとめは、研究データ等の利活用による研究の加速化や効率化を図ること、及び研究のエビデンスとなるデータを保存・公開する意義とその方策を示すことを意図しており、基本的な考え方として、公的研究資金による研究成果のうち、論文及び論文のエビデンスとしての研究データは、原則公開とすべきであるとしています。

また、次の5点に関して、研究成果の公開についての基本的方策がまとめられています。

・論文のオープンアクセスについての取組
・論文のエビデンスとしての研究データの公開
・研究成果の散逸等の防止
・研究成果の利活用
・人材育成の取組

新着情報 最新1か月分の一覧(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.html
※「平成27年10月06日」に「学術情報のオープン化の推進について(中間まとめ)」とあります。

学術情報のオープン化の推進について(中間まとめ)(文部科学省, 2015/9)

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