オープンアクセス

Princeton University Press、アインシュタイン論文集をオープンアクセスで公開

米国のPrinceton University Pressが出版しているアインシュタイン(Albert Einstein)の論文集"The Collected Papers of Albert Einstein"をオープンアクセスで公開するウェブサイト“The Digital Einstein Papers”が、2014年12月5日に公開されました。この論文集は現在13巻まで出版されており、25巻以上のシリーズになる予定のものとのことです。今回公開されたのは、1巻から13巻に収録されている、1923年までのアインシュタインによる文書で、今後新たに出版される巻は、出版後約18か月でウェブサイトに追加される予定とのことです。

The Collected Papers of Albert Einstein
http://einsteinpapers.press.princeton.edu/

The Digital Einstein Papers Website (Princeton University Press, 2014/12/5)
http://press.princeton.edu/einstein/digital/

Einstein Papers Project
http://www.einstein.caltech.edu/

参考:

SCOAP3 Webinar & Forum 2014の動画とスライド公開

2014年11月18日に開催された高エネルギー物理学分野のOAプロジェクト“SCOAP3”のWebinar & Forumの様子を撮影した動画と、当日のスライドが、同プロジェクトのウェブサイトで公開されています。

SCOAP3 Webinar & Forum 2014
http://scoap3.org/webinar2014

Video and Slides of the SCOAP3 Webinar & Forum available(SCOAP3、2014/11/21付け)
http://scoap3.org/news/video-and-slides-of-the-scoap3-webinar-forum-available.html

オープンアクセス方針に関するスキーマ、ドラフト版公開 フィードバック受付中

2014年12月1日付けの英Jisc Scholarly Communicationsブログで、オープンアクセス(OA)方針に関するスキーマのドラフト版(OA Policy Schema)が公開されています。作成には同ブログ記事を書いたJISCのNeil Jacobs氏のほか、Alma Swan氏、Stevan Harnad氏らが参加しています。

このスキーマはOA方針を定める助成団体や研究機関が増えてきた一方、それぞれの方針の内容は非常に多様であり、特に二つ以上のOA方針を同時に満たさなければいけない場合等に著者が混乱するであろうことを想定し、作成されたものです。各OA方針について、それを定める機関の情報、方針そのものに関する情報(策定日時や開始日時、公開URL等)、リポジトリへの登録に関わる項目、OA雑誌での出版に関わる項目、その他の5セクション、40項目によって整理することが想定されています。ドラフト版事態を公開すると同時に、意見等のフィードバックをコメント等で寄せるよう、呼びかけられています。

A schema for OA policies(Jisc Scholarly Communications、2014/12/1付け)

日本学術会議SCJフォーラムの『学術の動向』2014年11月号で「世界のオープンアクセス政策と日本: 研究と学術コミュニケーションへの影響」特集

日本学術会議SCJフォーラムが刊行している『学術の動向』2014年11月号で、「世界のオープンアクセス政策と日本: 研究と学術コミュニケーションへの影響」という特集が組まれています。これは2014年3月13日に日本学術会議講堂にて開催されたフォーラム「世界のオープンアクセス政策と日本:研究と学術コミュニケーションへの影響」を取り上げたものです。

月刊 学術の動向
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/

「月刊 学術の動向」11月号、オープンアクセス政策を特集(STI Updates、2014/11/27付け)
http://johokanri.jp/stiupdates/education/2014/11/010560.html

欧州の研究データのオープンアクセスを推進するプロジェクト“RECODE”がカンファレンスを開催

2015年1月15~16日に、ギリシャのNational Documentation Centreにて、研究データのオープンアクセス(OA)をテーマにしたカンファレンス“Open Access to Research Data as a Driver for Open Science”が開催されます。

欧州の研究データをOAにするための政策提言を行う、欧州連合(EU)助成のプロジェクト“The Policy RECommendations for Open Access to Research Data in Europe:RECODE”によるもので、カンファレンスでは、このプロジェクトの成果として、“RECODE Policy Recommendations”が発表される予定とのことです。

研究データのOAにあたっては、関係者が、学問分野や地理的要因等により、さまざまなネットワークや、プロジェクトに断片化され、孤立し、さまざまな課題を抱えているとのことです。RECODEは、欧州の研究データのOAを支援するための包括的な政策の枠組の提案を目指しているとのことです。

Open Access to Research Data as a Driver for Open Science
RECODE Final Conference

E1632 - 「オープン世代」のScience<報告>

2014年10月21日,国立情報学研究所(NII)において第3回SPARC Japanセミナー2014「「オープン世代」のScience」が開催された。同セミナーはオープンアクセス・サミット2014の第1部であると同時に,世界各地でオープンアクセス(OA)に関連するイベントが開催されるオープンアクセスウィーク(OAW)にあわせて行われたものでもあった。2014年のOAWのテーマは“Generation Open”で,若手研究者のOAへの参加に焦点をあてていくとしていた。筆者は本セミナーの企画に参加し,他の企画者とも話し合い,OAWというある種の「祭り」に際して,日本国内で科学,研究のあり方を変えるような取り組みを行っている若手研究者にその活動を紹介してもらうとともに,図書館員と彼らの架け橋となる場を設けたいと考えた。以下、概要を報告する。...

London HigherとSPARC Europe、英国の研究機関がオープンアクセスに必要とする費用に関するレポートを公開

SPARC Europeと、ロンドンの40以上の高等教育機関による組織であるLondon Higherが、英国研究会議(RCUK)のオープンアクセス(OA)方針の実施において英国の研究機関が必要とする費用に関するレポートを公開しました。調査を委託されたResearch Consultingのウェブサイトによると、主な調査結果は以下の内容とのことです。

・2013-2014年にRCUKのOA方針を達成するために必要とされた費用は少なくとも920万ポンドで、論文処理費用(APC)として更に1,100万ポンドかかった。

・2013-2014年に英国の研究機関でOA増加のために費やされた時間は、110人の正規雇用スタッフと同等である。

・OA方針の順守による負荷は、助成金が少ない、より小規模な機関に不均等にかかっている。

・英国の高等教育機関で実施されている研究評価フレームワーク、REF2014で必要なリポジトリ登録に対する費用は推定400万から500万ポンドである。

・APCを支払い論文をゴールドOAにするためには、2時間以上かかり、費用は81ポンド必要である。

・機関レポジトリで論文をグリーンOAにするためには、45分以上かかり、費用は33ポンド必要である。

科学技術・学術政策研究所の『科学技術動向』2014年11・12月号にオープンデータのためのデータ保存・管理体制に関する記事が掲載

2014年11月25日、科学技術・学術政策研究所が、「科学技術動向」11・12月号を公表しました。レポート2として、「オープンサイエンスをめぐる新しい潮流(その2)オープンデータのためのデータ保存・管理体制」が掲載されています。

科学技術動向9・10月号に引き続き、研究データの共有とオープン化の最近の動向を解説しているとのことです。今回は、データの保存と管理に関する海外のイニシアチブ、日本の状況を中心に紹介し、保存すべきデータは何か、データの登録先をどこにするかについて議論しているとのことです。また、図書館、文献情報管理事業者などがデータの保存・管理において果たすべき役割を述べているようです。

レポート2「オープンサイエンスをめぐる新しい潮流(その2)オープンデータのためのデータ保存・管理体制」
http://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/NISTEP-STT147J-16.pdf

「科学技術動向」11・12月号の公表について(NISTEP, 2014/11/25)
http://www.nistep.go.jp/archives/19075

参考:
科学技術・学術政策研究所の『科学技術動向』2014年9・10月号に科学技術・学術情報共有の枠組みの国際動向と研究のオープンデータに関する記事が掲載

オランダ大学協会とSpringer社、オープンアクセスに関して合意

2014年11月20日、オランダ大学協会(VSNU)が、Springer社とジャーナルについての購読契約と、公的助成を受けた研究成果のオープンアクセスに向けて合意したと発表しています。

Springer and universities take key step towards open access(VSNU, 2014/11/20)
http://www.vsnu.nl/news/newsitem/12-springer-and-universities-take-key-step-towards-open-access.html

Springer and Dutch universities reach wide-ranging agreement on access(Springer, 2014/11/20)
http://www.springer.com/gp/about-springer/media/press-releases/corporate/springer-and-dutch-universities-reach-wide-ranging-agreement-on-access/40938

参考:
Elsevier社とオランダの大学図書館による購読料とオープンアクセスについての交渉が決裂
Posted 2014年11月7日

欧州原子核研究機構(CERN)、実験データ等を公開するポータル“CERN Open Data Portal”を公開

2014年11月20日、欧州原子核研究機構(CERN)が、オープンデータのポータルサイト“CERN Open Data Portal”を公開しました。大型ハドロン衝突型加速器(Large Hadron Collider)の実験データを初めて公開するものとのことです。現在は、2010年のCompact Muon Solenoid(CMS)実験のデータが、データ分析のためのオープンソースのソフトウェアや関連文書等とともに公開されているようです。データはクリエイティブ・コモンズのCC0で公開されるとのことです。また、共同プロジェクトである、ALICE、ATLAS、LHCbについても、教育目的に加工したデータが公開されているとのことです。

CERN makes public first data of LHC experiments(CERN, 2014/11/20)
http://home.web.cern.ch/about/updates/2014/11/cern-makes-public-first-data-lhc-experiments

CERN Open Data Portal
http://opendata.cern.ch/

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