災害

国際図書館連盟(IFLA)、会長・事務局長名でレバノン・ベイルートの図書館等への支援に関する声明を発表

2020年8月11日、国際図書館連盟(IFLA)は、8月4日にレバノン・ベイルートで起きた大規模な爆発によりベイルートに多大な被害が発生していることを受け、会長・事務局長名で、ベイルートの図書館等への支援に関する声明を発表しました。

声明では、人道的対応や負傷者・避難民へのケア、爆発の影響を受けた人々への支援は急務であるとしつつ、レバノン国立図書館やベイルートの公共図書館、その他の文化機関や文化遺産にも被害が発生していること、人々が困難な状況においてコミュニティを再建し普段の生活を取り戻す上で重要な役割を担う、図書館が受けた被害の調査もまた急務であることを述べています。

IFLAは、レバノンの加盟機関やユネスコやブルーシールド等とも連携しつつ支援を行うとし、優先的に取り組む事項として、ベイルートの図書館及びスタッフへの復興に向けた支援と、そのコレクションの保全を挙げています。

Statement by the IFLA President and Secretary General: IFLA Stands with Beirut(IFLA, 2020/8/11)
https://www.ifla.org/node/93240

福井県立図書館、開館70周年記念企画「ライブラリーステイ -図書館に泊まって災害を学ぶ-」を開催

福井県立図書館が、2020年10月3日から10月4日にかけて、同館および福井県ふるさと文学館・福井県文書館において、開館70周年記念企画「ライブラリーステイ -図書館に泊まって災害を学ぶ-」を開催します。

新型コロナウイルス感染症の拡大や、各地での豪雨災害の発生により、常に災害に備える意識を持ち、準備をしておくことが必要になっていることから「災害」をテーマに、図書館・文書館・文学館3館の資料や機能を活用した宿泊体験を行なうことで、防災について学ぶ企画です。

対象は、小学5年生から中学生で、新型コロナウイルス感染防止対策を講じたうえで、館内ツアー(避難体験)、災害を題材にした福井の文学作品紹介、講座「アマビエとは何者?」、災害時の対処法講座、段ボールベッドで宿泊(避難所体験)、本の調べ方講座、秋の夜長の読書タイム、ビブリオバトル等が行われます。

定員は10人で参加には事前の申し込みが必要です。応募者多数の場合は書類選考により受講者を決定されます。参加費として保険料300円程度必要です。食費(夕食・朝食)や、夜具は主催者が負担します。

令和2年7月豪雨による浸水被害をうけた芦北町立図書館(熊本県)、臨時図書館を開館:熊本県立図書館が支援

2020年8月6日、熊本県の芦北町は、令和2年7月豪雨による浸水被害をうけた芦北町立図書館の臨時図書館を8月8日に開館すると発表しています。

熊本県立図書館の支援を受けてのもので、芦北町地域活性化センター内の田浦図書室に設置されます。利用には県立図書館の利用カードの作成が必要です。開館期間は12月27日までが予定されています。

報道によると、夏休みに入る町内の小中学生に読んでもらうため、県立図書館から運び込んだ約3,000冊のうちの6割は絵本など子ども向けの図書となっているほか、県立図書館では、新町立図書館の開館に向けての図書購入費の寄付や新古書の寄贈などを募っているとのことです。

図書館からのお知らせ(芦北町,2020/8/6)
http://www.ashikita-t.kumamoto-sgn.jp/www/contents/1596757424263/index.html

日本図書館協会(JLA)図書館災害対策委員会、「災害等により被災した図書館等への助成(2020年度)」を希望する図書館の募集を開始

2020年8月7日、日本図書館協会(JLA)図書館災害対策委員会は、「災害等により被災した図書館等への助成(2020年度)」を希望する図書館の募集を開始しました。

2018年度以降の災害及び事故並びに東日本大震災で被災した図書館で、 復旧、復興に取り組んでいる公共図書館、大学図書館(短期大学・高等専門学校図書館を含む)、学校図書館、専門図書館、公民館図書室等が対象で、一施設当たり20万円を基本とし、最大50万円を限度に助成されます。

助成の対象となるのは、図書館の復旧、復興及び被災者支援等に係る図書館資料・物品の購入や事業の経費ですが、新型コロナウイルス感染対策の経費は対象外です。

応募の締切は10月2日で、助成対象機関は災害対策委員会の審査を経て、11月13日までに決定され、文書にて通知されます。

災害等により被災した図書館等への助成(2020年度)(JLA,2020/8/7)
http://www.jla.or.jp/committees//tabid/866/Default.aspx

東日本大震災・原子力災害伝承館(福島県)が2020年9月20日にオープン

2020年9月20日に、福島県双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館が開館します。

同館は、東日本大震災及び原子力災害によって失われた浜通り地域等の産業を回復するために新たな産業基盤の構築を目指す国家プロジェクト「福島イノベーション・コースト構想」の情報発信拠点として福島県が整備を進めていました。地震や原子力災害および復興の過程を示す資料を収集保存して未来に残すとともに、展示によって災害・復興に関する情報を発信し、さらにフィールドワークやワークショップ等の研修プログラム等を実施する施設である、としています。

館内の展示室では約24万点に及ぶ収蔵資料を活用した展示が行われる他、資料閲覧室では購入・寄贈により受入した震災に関する蔵書が閲覧可能となる予定です。

開館時間は平日(火曜日を除く)の午前9時から午後5時までで、入館には展示入館料(大人:600円)が必要です。

東日本大震災・原子力災害伝承館(福島イノベーション・コースト構想)
https://www.fipo.or.jp/lore

岩手大学と東日本大震災津波伝承館(岩手県)が連携協定を締結:東日本大震災からの復興への取組の加速や地域と連携した教育・研究の深化等を目指す

2020年8月3日、岩手大学は、岩手県庁で東日本大震災津波伝承館(岩手県)と連携協定を締結したことを発表しました。

連携協定は2021年3月に東日本大震災から10年を迎えるにあたり、震災からの復興への取組の加速、地域と連携した教育・研究の深化等を目的として締結されました。同大学と東日本大震災津波伝承館は、連携協定に基づいて、復興・防災教育及び学術研究に関すること、国内外の研究機関等との連携・交流に関すること、伝承館の展示内容に関することの3点に関する協力を進めます。具体的に実施を予定してる取り組みとして、防災まちづくりに係る沿岸地域をフィールドとした調査研究の実施及び成果の地域への発信、災害が予測される他地域の国内外の研究機関等との連携交流の推進、展示内容への専門的知見の活用等が挙げられています。

岩手大学と東日本大震災津波伝承館との連携に関する協定締結式の開催について(岩手大学,2020/8/3)
https://www.iwate-u.ac.jp/info/news/2020/08/003503.html

宮城県図書館、東日本大震災文庫ミニ展示「震災とペット」を実施

宮城県図書館が、2020年8月1日から10月2日まで、同館3階の東日本大震災文庫で、東日本大震災文庫ミニ展示「震災とペット」を実施しています。

飼い主とともに避難生活を送ったり、様々な理由で避難ができずやっとの思いで救出されるなど、震災と原発事故で生きるすべを翻弄されたペットたちを取り上げたものです。また、愛すべき存在を失った飼い主のケアを取り扱った資料の一部も展示しています。

東日本大震災文庫ミニ展示「震災とペット」(宮城県図書館)
https://www.library.pref.miyagi.jp/latest/events/exhibition/1615-shinsaibunko-202010.html

八代市立図書館(熊本)、令和2年7月豪雨被災地域の住民を対象として期間限定で「八代市電子図書館」を利用可能に

2020年7月29日、熊本県の八代市立図書館が、同県内の令和2年7月豪雨の被災地域を対象に、「八代市電子図書館」を期間限定で利用可能にすると発表しました。

発表によると、熊本県の人吉市、津奈木町、球磨村在住者を対象に期間限定IDの発行が行われます。利用可能期間は2020年12月末までです。同電子図書館は、利用者各自のパソコン、スマートフォン、タブレット端末から、インターネットを通じて本を読むことができるサービスです。

期間限定ID・パスワードの発行は、8月1日から電話で受付を開始するとしています。

被災地域の皆さまに、電子図書館期間限定IDの発行をおこないます(八代市立図書館, 2020/7/29)
https://www.yatsushiro-lib.jp/topics/2020/3071/

山形文化遺産防災ネットワーク(山形ネット)、県内での水害の発生をうけ、民間所在の歴史資料の保全を呼びかけ

2020年7月30日、山形文化遺産防災ネットワーク(山形ネット)が、7月28日の全県的な豪雨や最上川の氾濫等による水害の発生をうけ、民間所在の歴史資料の保全を呼びかけています。

山形文化遺産防災ネットワーク(山形ネット)(Facebook,2020/7/30)
https://www.facebook.com/127173415752439/photos/a.127972199005894/127975819005532/

参考:
山形県立図書館、「7月27日からの大雨被害に関する県内公共図書館(室)の開館状況(7月30日現在)」を公表
Posted 2020年7月30日
https://current.ndl.go.jp/node/41614

山形県立図書館、「7月27日からの大雨被害に関する県内公共図書館(室)の開館状況(7月30日現在)」を公表

2020年7月30日、山形県立図書館が、「7月27日からの大雨被害に関する県内公共図書館(室)の開館状況(7月30日現在)」を公表しています。30日午前9時時点で、臨時休館の図書館はないとのことです。

町内で最上川が氾濫した大石田町立図書館(山形県)においては、7月31日から8月2日まで開館時間を短縮するとしているほか、断水によりトイレが使用できなくなっています。また、同館が入居する虹のプラザ、および、町役場において各種新聞が閲覧できることを案内しています。

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