CARL(カナダ研究図書館協会)

カナダ研究図書館協会(CARL)、加盟館の2019・2020年度分を含む3年度分の電子ジャーナルおよびデータベースのライセンス契約料に関するデータを公表

2021年2月16日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、大学図書館の加盟館がカナダ研究知識ネットワーク(Canadian Research Knowledge Network:CRKN)を通じてライセンス契約した、電子ジャーナルとデータベースの利用料のデータセットおよび集計表を公表しました。

今回公表されたのは、2019・2020年度分、2015・2016年度分、2014・2015年度分です。

CARL Members Release 2019-2020 Journal Subscription Cost Data and Earlier Data(CARL, 2021/2/16)
https://www.carl-abrc.ca/news/2019-2020-journal-subscription-cost-data-and-earlier-data

カナダの研究データリポジトリ “Federated Research Data Repository (FRDR)”が正式公開

2021年2月2日、カナダ研究図書館協会(CARL)の研究データ管理(RDM)に関するプロジェクト“Portage”が、研究データリポジトリ“Federated Research Data Repository (FRDR)”の正式公開を発表しました。

同リポジトリの特徴として、

・英仏両言語に対応した全国規模のリポジトリで研究データの公開が可能
・カナダの中等後教育の全教員に1TBのストレージを割当(申請により1TB以上のストレージも利用可能)
・安全のためにストレージを地理的に分散して配置
・Portageがデータキュレーションを支援
・1申請で複数人による共同作業が可能
・登録した研究データは他のデータとあわせてDiscovery Portalから検索可能

があげられています。

カナダ研究図書館協会(CARL)、大学教職員を対象とした著作権学習のためのオープン教育資源(OER)を公開

2020年12月17日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、大学教職員を対象とした著作権学習のためのオープン教育資源(OER)を公開したことを発表しました。

CARLが新しく公開した“Copyright Open Educational Resource for University Instructors and Staff”は、大学の教職員に対して複雑なカナダの著作権法の内容を案内するために作成されました。4分から6分程度の動画と簡単なクイズで構成されたモジュールが7種類公開されています。

公開されたモジュールのコンテンツには、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY-NCが付与されています。また、授業で採用・利用を検討している大学向けに、実務ガイド(Implementation Guide)を公開しています。

E2327 - カナダの冊子体資料共同管理に関するプロジェクト最終報告書

2020年9月,カナダ研究図書館協会(CARL),カナダ国立図書館・文書館(LAC),およびシェアードプリントを実施している国内のコンソーシアムからのメンバーで構成されるCanadian Collective Print Strategy Working Group(CCPSWG)は,同国の冊子体資料の共同管理に関するプロジェクトの最終報告書“Final Report of the Canadian Collective Print Strategy Working Group”を公表した。本稿では,この報告書の内容について概説する。

カナダ研究図書館協会(CARL)、SHERPA RoMEOにおける同国学術雑誌のセルフアーカイブポリシーの充実を目的としたクラウドソーシングプロジェクトを実施

2020年10月15日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、英・Jiscが運営するオンライン情報源SHERPA RoMEOにおいて、同国の学術雑誌のセルフアーカイブポリシーを充実させることを目的として、クラウドソーシングプロジェクトを実施することを発表しました。

SHERPA RoMEOは、英・Jiscの運営する、世界の出版社・学術雑誌のオープンアクセス(OA)ポリシーを集約したオンライン情報源で、投稿・受理・出版された論文の共有ポリシーを確認するための基本的な情報源となっています。しかし、多くのカナダの学術雑誌の情報は、SHERPA RoMEO上に未反映であったり、古い内容で更新されていない状況にあります。そのため、CARLは図書館員・研究者・学術雑誌関係者らに情報充実のための協力を要請し、SHERPA RoMEO上での同国の学術雑誌のセルフアーカイブポリシーの可視性を向上させることを目的とした同プロジェクトを発案しました。

カナダ研究図書館協会(CARL)、研究図書館員に求められる能力等を示したガイドの最終版を公開

2020年9月17日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、研究図書館員に求められる能力等を示した文書“Competencies for Librarians in Canadian Research Libraries”の最終版を公開したことを発表しました。

同文書は21世紀の研究図書館員に求められる中核的技能のガイドとして、2010年にCARLが発表した“Competencies for Librarians in Canadian Research Libraries”の更新版に位置付けられています。CARLは2017年に館長クラスの図書館員から業務経験が4年未満の図書館員まで多様な図書館員で構成するワーキンググループの下で、2010年に発表された同文書の更新を進めました。2019年12月にワーキンググループが発表した草案に対する35件以上のフィードバックを反映して、同文書の最終版が公開されています。

カナダ研究図書館協会(CARL)、研究図書館によるオープンスカラシップへの支出状況に関する調査の報告書を公開

2020年7月22日、カナダ研究図書館協会(CARL)が、研究図書館によるオープンスカラシップの基盤やサービス等への支出状況に関する調査の報告書の公開を発表しました。

同調査は、CARLの参加館29館を対象に、2019年4月から10月にかけて実施され、28館から回答が寄せられました。対象となったのは、2018年度から2019年度のデータです。

報告書によると、各館におけるオープンスカラシップ関連の支出の総額は平均約82万7,000カナダドルであり、図書館における予算のうち、平均すると3.09%が充てられています。

また、報告書ではオープンスカラシップに関する支出を給与、論文処理費用(APC)、リポジトリ等に分類しています。その中で、最も支出割合が大きいのは職員の給与であり、平均すると74%を占めています。次に割合が大きいのはオープンアクセス(OA)出版社との契約やAPCをはじめとした出版に関する費用であり、平均すると14%を占めています。

その他、持続的な支援を行うためのシステムやフレームワークの作成が必要であること、複数の機関で協力しての活動や出資が有効であること等が述べられています。

カナダ研究図書館協会(CARL)、カナダの高等教育機関によるオープンエデュケーションサービスへの支援状況について調査した報告書を公開

2020年6月29日、カナダ研究図書館協会(CARL)のオープンエデュケーションワーキンググループ(OEWG)が、カナダの高等教育機関によるオープンエデュケーションサービスへの支援状況について調査した報告書を公開しました。

調査は、オープンエデュケーション、特に、オープン教育資源(OER)に利用に関し、大学図書館・研究図書館が果たした役割を明らかにする事を目的としたものです。2019年6月から12月にかけて、250を超す高等教育機関を対象に、主にウェブサイトで公開されている情報をオープンエデュケーションサービスへの支援方法に関する調査が行われました。

報告書には支援方法、サービス内容、技術、成功事例に関する概要や分析が掲載されています。

ウェブサイトで公開されている情報による調査であるため、重要な取組を見落としている可能性があることから、調査プロジェクトがデータ収集のために用いているスプレッドシートにコメントするよう依頼しています。

リポジトリソフトウェアDspace ver. 5とver. 6がOpenAIREの最新メタデータガイドラインに対応するためのプラグインが公開される

2020年5月20日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、リポジトリソフトウェアDspace ver. 5とver. 6がオープンアクセス(OA)学術コンテンツの国際的データベースOpenAIREの最新メタデータガイドラインへ対応するためのプラグイン提供を実施することを発表しました。プラグインの開発はDspaceの認定パートナー団体である4Scienceによって行われました。

包括的で相互運用可能なメタデータは、コンテンツの発見やリポジトリが付加価値サービスを実施するための重要な要素です。そのため、欧州・ラテンアメリカ・カナダなどの世界の各地域のリポジトリネットワークは、ネットワーク全体としてのメタデータの調整やORCIDによる著者識別を可能とする目的で、OpenAIREの最新のメタデータガイドライン“OpenAIRE Guidelines for Literature Repository Managers v4”を採用することに合意しています。また、OpenAIREの最新のメタデータガイドラインは、Plan S準拠のリポジトリでも採用が推奨されています。

カナダ研究図書館協会(CARL)、国内機関向けにオープンアクセス(OA)方針のテンプレートと関連ツールキットを公開

2020年5月14日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、カナダ国内の機関向けにオープンアクセス(OA)方針のテンプレートと方針策定準備を支援する関連ツールキットを公開したことを発表しました。

カナダでは連邦政府助成機関3機関のOA方針制定をきっかけに機関のOA方針の整備が進み、現在で機関全体としてOA方針が10件、機関内の学部・部局等に適用されるOA方針が2件、機関内の図書館員やアーキビストの支持によるOA方針が7件策定されています。

CARLはOA方針の論拠を支える主要原則・OA方針策定までの段階・得られた教訓等を提供するツールキットについて、初めて機関全体の方針を策定する取り組みへの支援を意図して設計しているが、学部・部局等に特化した方針の策定や機関の既存の方針を拡張する際にも有用である、としています。

CARLはOA方針の実践が急速に進展しているという認識の下、OA方針の標準やOA方針に対する期待の変化に応じて、テンプレートとツールキットを継続的に改訂することを表明しています。

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