CARL(カナダ研究図書館協会)

カナダ研究図書館協会(CARL)とカナダ連邦政府助成機関の3機関、OpenAIREと提携してオープンアクセス(OA)の研究成果の発見可能性を向上させる試験プロジェクトを実施

2019年10月23日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、カナダ連邦政府の助成機関3機関とともに、OpenAIREと提携してカナダで生産されたオープンアクセス(OA)の研究成果の発見可能性を向上させることを目的とした試験プロジェクトを実施することを発表しました。

カナダでは、カナダ保健研究機構(Canadian Institutes of Health Research:CIHR)、カナダ自然科学・工学研究会議(Natural Sciences and Engineering Research Council of Canada:NSERC)、及び社会・人文科学研究会議(Social Sciences and Humanities Research Council:SSHRC)の3つの連邦政府助成機関が、研究コミュニティの成果物のオープン化を促進するためのポリシーを実施しています。しかし、これらの研究成果は様々なプラットフォーム・リポジトリ・サービスに分散し、これらを発見し追跡する包括的な方法がありません。また、ある研究成果物やデータセットを研究資金助成機関と関連付けるための標準的な方法も存在しない状況にあります。

大学・研究図書館協会の国際的な連合体IARLA、Plan Sに対する声明を発表

2019年10月23日、北米研究図書館協会(ARL)・カナダ研究図書館協会(CARL)・オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)・欧州研究図書館協会(LIBER)・英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)による大学・研究図書館協会の国際的な連合体“International Alliance of Research Library Associations”(IARLA)は、Plan Sに対する声明“A View of Plan S”を発表しました。

論文のオープンアクセス環境を目指す動きと、その達成のための助成機関のポリシーとの調整を歓迎するとし、Coalition Sが公開するPlan Sの全体目標について支持を表明しています。

その上で、Plan S実現の手引きにおいて、初版から変更があった箇所のうち肯定的に評価する箇所5点を示しているほか、要望として次の3点を挙げています。

カナダ研究図書館協会(CARL)とカナダ国立図書館・文書館(LAC)、カナダ国内で出版された冊子体資料の共同管理プロジェクトを実施

2019年10月10日、カナダ研究図書館協会(CARL)とカナダ国立図書館・文書館(LAC)は、カナダ国内で出版された冊子体資料の共同管理プロジェクトの実施を発表しました。

冊子体出版物の共同保存管理の必要性がますます高まっていることを背景として、現在の状況の調査と今後の取り組みを提言するために、CARLとLACはカナダの冊子体出版物の共同管理とアクセスに関する国家戦略の設計と実施を目的としたワーキンググループを設立しました。CARLとLACは、デジタル化についても冊子体資料の保存要件やアクセス提供に影響を与えることから関連事業である、としています。また、国家戦略が他の国々の類似した取り組みを活用し補完することができるように、ワーキンググループは、国際的な冊子体資料共同管理のイニシアチブと連携・協調する予定です。

カナダ研究図書館協会(CARL)、加盟館の2017・2018年度分及び2018・2019年度分の電子ジャーナル及びデータベースのライセンス契約料に関するデータを公表

2019年10月2日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、大学図書館の加盟館がカナダ研究知識ネットワーク(Canadian Research Knowledge Network:CRKN)を通じてライセンス契約した、2017・2018年度分及び2018・2019年度分の電子ジャーナルとデータベースの利用料のデータセット及び集計表を公表しました。

CARL Members Release Journal Subscription Cost Data for 2017-2018 and 2018-2019(CARL, 2019/10/2)
http://www.carl-abrc.ca/news/carl-members-release-journal-subscription-cost-data-for-2017-2018-and-2018-2019/

カナダ研究図書館協会(CARL)・カナダ研究知識ネットワーク(CRKN)、Dataciteのナショナルコンソーシアム創設に関し調査を行っていると発表

2019年7月31日、カナダ研究図書館協会(CARL)とカナダ研究知識ネットワーク(CRKN)は、Dataciteのナショナルコンソーシアム創設に関し、調査を行っていると発表しました。

カナダ国家研究会議(National Research Council of Canada)の支援を受け、DataciteによりDOIが付与されたカナダの研究成果は40万以上あり、2018年だけでも5万7,000を超しますが、この取組が2020年1月1日をもって終了することを受けてのものです。

CARLとCRKNではコミュニティを支援するため、CRKNがライセンスと支払いに関する支援を行ない、研究データ管理に関するプロジェクトCARL・Portageの“Network of Expertise”(研究データ管理のためのリソース開発やアドバイスを実施する事業)を活用する、その基盤にDataciteを組み込んだ持続可能なモデルを研究するとしています。

カナダ研究図書館協会(CARL)、研究者向けに出版社との著作物の共有・再利用のための権利交渉に関するガイド等を公開

2019年5月14日、カナダ研究図書館協会(CARL)は著作物の共有や再利用にあたって出版社と権利交渉を行うことを検討する研究者向けに3種類の文書を公開しました。

1つ目の文書は、改訂された“Canadian Author Addendum to Publication Agreement”です。リポジトリを通してオープンアクセス(OA)化するなど、著作物の共有・再利用に関して出版社と権利交渉を行う際に、研究者が契約書の添付書類(Addendum)として利用できるものです。主要な改訂のポイントは、OAポリシー等による研究者の所属機関、助成機関への事前の非独占的な権利付与を認める条項を盛り込んだこと、権利交渉の対象を論文だけでなく図書の章単位に拡大したことです。

2つ目の文書は、“CARL Guide to Using the Canadian Author Addendum”です。上述の添付書類の使い方を案内したガイドで、出版社との契約締結にあたって、具体的にどのような権利への影響を考慮すべきか、添付書類をどのような形で作成し出版社へ提出すればよいかなどについて説明しています。

カナダ研究図書館協会(CARL)、大学図書館員の役割の要点を説明する声明を発表

2019年3月14日、カナダ研究図書館協会(CARL)が、大学図書館員の役割の要点を説明する声明“The University Librarian: Providing Value to the Research University”を発表しました。

大学の研究事業や教育目標を進展させるために、情報サービス・リソース・設備の提供において大学図書館員がいかに優れた役割を果たしているかを概説したものです。

CARL Releases a Statement on the Role of the University Librarian(CARL,2019/3/14)
http://www.carl-abrc.ca/news/carl-releases-a-statement-on-the-role-of-the-university-librarian/

OCLC Researchとカナダ研究図書館協会(CARL)、研究図書館界の動向・優先事項等に関する調査を実施中

2018年9月13日、OCLCは、OCLC Researchが、カナダ研究図書館協会(CARL)と連携し、カナダの31機関を対象に研究図書館のイノベーションの動向と優先事項に関する調査を実施していると発表しています。

研究図書館界における動向・能力・優先事項に関する知見を得るために行なわれているもので、今後のOCLC・OCLC Research・CARLの連携の可能性を明らかにすることが期待されています。

同調査は、英国・オランダ・ドイツ・オーストリア・スイス・デンマーク・スペイン・フランス・イタリアの238機関を対象に2017年に行った調査に続くもので、今後は、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)との連携のもと、オーストラリア・ニュージーランドの研究図書館を対象とした調査も行われる予定です。

カナダ研究図書館協会(CARL)、加盟館の2016・2017年度分の電子ジャーナル及びデータベースのライセンス契約料に関するデータを公表

2018年5月11日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、大学図書館の加盟館がカナダ研究知識ネットワーク(Canadian Research Knowledge Network:CRKN)を通じてライセンス契約した2016・2017年度分の電子ジャーナルとデータベースの利用料のデータセット及び集計表を公表しました。

CARLの持続可能な学術コミュニティ構築のためのロードマップ“Scholarly Communications Roadmap”において、加盟館間でのライセンス情報の透明性向上の必要性を指摘しており、その一環として公表されたものです。

ただし、同データは会員館を網羅しておらず、掲載分についても、ライセンス契約全てを含んではいないと説明されています。

カナダ研究図書館協会(CARL)、研究評価に関するサンフランシスコ宣言(DORA)に署名

2018年4月3日、カナダ研究図書館協会(CARL)が、研究評価の改善を求める「研究評価に関するサンフランシスコ宣言」(DORA)に署名したと発表しました。

CARL Joins Thousands Calling for Improvements to Research Assessment(CARL,2018/4/3)
http://www.carl-abrc.ca/news/carl-signs-dora-declaration/

DORA
https://sfdora.org/

参考:
オープンアクセス学術出版協会(OASPA)、研究評価に関するサンフランシスコ宣言(DORA)に署名
Posted 2018年2月13日
http://current.ndl.go.jp/node/35477

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