図書館建築

E2354 - アンフォーレと安城市図書情報館の挑戦

2017年にオープンした「安城市中心市街地拠点施設アンフォーレ(以下「アンフォーレ」)」およびその中核施設である安城市図書情報館(愛知県)は,この度「Library of the Year 2020」のオーディエンス賞を受賞した。本稿では,特に評価されたポイントを中心に,当館の取組みを紹介したい。

葛飾区(東京都)、2021年6月開設予定の東京かつしか赤十字母子医療センター内に「にいじゅく地区図書館」を設置

東京葛飾区が同区ウェブサイトで2021年2月5日に公開した「令和3年度葛飾区予算案概要」によると、2021年6月に移転・開設される東京かつしか赤十字母子医療センター(現:葛飾赤十字産院)内に「にいじゅく地区図書館」を開設する費用として1億1,800万円が計上されています。

産院内に設置する区立図書館という特性を踏まえ、子育て関連の書籍や乳幼児向け絵本の充実、産院との連携事業で出産前の読書支援事業を行うなど、特色ある図書館をめざすとしています。

施設面積は約246平方メートルで、蔵書数2万冊程度とされています。

国際図書館連盟(IFLA)、“IFLA/Systematic Public Library of the Year Award 2021”への応募受付開始

2021年2月15日、国際図書館連盟(IFLA)の公共図書館分科会が、“IFLA/Systematic Public Library of the Year Award 2021”への応募の受付開始を発表しました。同賞は、同分科会および図書館建物および設備分科会、大都市図書館分科会で運営されています。

今回は、2019年および2020年に新築もしく図書館として改築された館が対象となります。応募の締め切りは5月1日です。

8月にオンラインで開催されるIFLAの年次大会で授賞式が行われます。

Call for IFLA/Systematic Public Library of the Year 2021 is open!(IFLA,2021/2/15)
https://www.ifla.org/node/93634

韓国・慶尚南道教育庁、2021年度の学校図書館の環境整備事業として21校に16億ウォンを支出

2021年2月1日、韓国・慶尚南道教育庁が、2021年度の学校図書館の環境整備事業として21校に16億ウォンを支出すると発表しました。

同庁では、2019年から、学校図書館を、単なる読書空間から、教育・学習において子ども・教師・保護者がコミュニケーションをはかり、情報を共有するための空間へと変化させるための環境整備事業を行っており、プレスリリースでは、用途に応じて空間を分割したり一つにしたりできるように改修した事例、楽しい話と討論・議論を同時に行えるように小規模な読書空間を別途設置した事例等が紹介されています。

2021年度は、14校で安全で快適な読書に親和的な施設環境への改善が、6校で利用しやすい場所への拡張・移転が実施されるほか、特別支援学校1校への支援も行われます。

同志社大学図書館(京都府)、「新今出川図書館計画に向けたアンケート調査」の集計結果を公開

2021年1月29日、京都府の同志社大学図書館は、「新今出川図書館計画に向けたアンケート調査」の集計結果を公開したことを発表しました。

1973年12月に竣工した、同志社大学の今出川図書館(京都市上京区)は、施設・設備の老朽化、耐震補強や耐震改修の必要性、書架の狭隘化等の課題を抱えているため、同大学は2025年の創立150周年に向けた優先的課題着手のための募金事業「2025 ALL DOSHISHA 募金」の施設設備事業に「今出川校地新図書館建設」を掲げ、新図書館計画へ向けた検討のための要件や学内の要望のとりまとめを行っています。その一環として、同館は同大学に在籍する全ての学生及び専任教員の意見・要望を幅広く聞き取ることを目的として、新今出川図書館計画に関するアンケート調査を実施しました。

調査は2020年11月2日から14日まで行われました。調査には1,974件の回答が寄せられ、回答の集計結果がPDF形式で公開されています。同館はアンケート調査の分析結果の要旨を示した同集計結果の5章で、新図書館に求められる機能として、「静寂な環境の拡充」、「開架・書庫スペースの拡充」、「PC利用環境の整備」、「防犯設備の設置」、「国際化への対応」などを挙げています。

大阪府豊中市、「(仮称)中央図書館基本構想(素案)」に対する意見募集を実施中

2021年1月15日から2月5日まで、大阪府の豊中市が同市の意見公募手続に関する条例に基づいて、「(仮称)中央図書館基本構想(素案)」に対する意見募集を実施しています。

「(仮称)中央図書館基本構想(素案)」は、豊中市におけるこれからの図書館サービスの方針と、中央図書館の整備を中心とした新たな図書館ネットワークの構築に関する方針を示すものです。「社会変化に伴う将来的なニーズへの対応」と「公共施設マネジメントの推進」を背景に、これまで同館が築いてきた良さを活かしつつ、ソフト・ハード両側面における将来を見据えた方針として作成されました。「つながる。わたしの図書館で」をコンセプトとした3つの基本方針や、阪急宝塚線豊中駅から曽根駅の徒歩圏内を想定した「(仮称)中央図書館」の概要等が示されています。

豊中市の区域内に住所を有する者等の意見募集の対象者は、郵送、ファクス、電子メール、市のウェブサイトの意見提出フォーム、豊中市立岡町図書館内の同市の読書振興課への直接の持参により意見を提出することができます。また、2021年1月20日以降は、実証実験として同市の公式LINEアカウントからも提出可能になっています。

フランス図書館員協会、図書館のトイレに関するコンクール“Chouettes Toilettes”を開催

2021年1月19日、フランス図書館員協会(l'Association des Bibliothécaires de France:ABF)が、図書館のトイレに関するコンクール“Chouettes Toilettes”の開催を発表しました。

発表によると、アクセシビリティとインクルージョンの原則をどのように図書館のトイレで実現できるのかを示すこと、創意工夫や考え方を提示することを目的としています。

フランス国内外のあらゆる種類の図書館が参加可能であり、装飾に対する賞と、サービスの質に対する賞を設けるとしています。

Concours Chouettes Toilettes(ABF, 2021/1/19)
https://www.abf.asso.fr/2/200/908/ABF/concours-chouettes-toilettes

ロシア国立図書館(サンクトペテルブルク)、開館207周年を記念し、19世紀と現在の閲覧室の様子を比較できるページを公開

2021年1月15日、ロシア国立図書館(National Library of Russia;サンクトペテルブルク)が、1814年1月の開館から207周年を記念し、19世紀と現在の閲覧室の様子を比較できるページ“Strolling through the Library Interiors”を公開しました。

1851年の同館の改装後に招かれた画家のピョートル・ボレルが描き、1852年に刊行された“Imperial Public Library Guidebook”の挿絵として用いられた閲覧室の絵と、現在の閲覧室の写真が比較して見られるようになっています。

同館は、図書館・博物館として建てられたため、部屋が広く、書架以外にも、絵画や彫刻も収められていたと説明されています。

National Library of Russia News
http://nlr.ru/eng
※「15.01.2021 207th anniversary of the Opening of the Imperial Public Library」とあります。

第61回BCS賞にオーテピア高知新図書館等複合施設・須賀川市民交流センターtette(福島県)等が選ばれる

2020年12月22日、一般社団法人日本建設業連合会は、国内の優秀な建築作品を表彰する第61回BCS賞を発表しました。

応募作品75件のなかから受賞作品として15件が選ばれ、図書館関係ではオーテピア高知新図書館等複合施設、及び須賀川市民交流センターtette(福島県)が選ばれています。

日建連表彰2020(土木賞・BCS賞)受賞構造物・受賞作品を決定いたしました。(一般社団法人日本建設業連合会,2020/12/22)
https://www.nikkenren.com/rss/topics.html?ci=1570&ct=6

第61回受賞作品(2020年)(一般社団法人日本建設業連合会)
https://www.nikkenren.com/kenchiku/bcs/result_year.html?year=2020

E2341 - 東京大学アジア研究図書館の開館

2020年10月1日,東京大学附属図書館は,東京大学本郷キャンパス(東京都文京区)の総合図書館内に東京大学アジア研究図書館を開館し,11月26日には総合図書館のグランドオープンとアジア研究図書館の開館を記念する式典を執り行った。研究機能と図書館機能との有機的結合を目指す新しいタイプの図書館の誕生である。

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