美術館

ゲティ財団、Open Content Programに5,400点の高精細画像を追加

2013年10月15日、米国のゲティ財団は、所蔵する美術品に関する画像のうち、同財団が権利を保有する、もしくはパブリックドメインとなっているデジタル資料をオンラインで無償提供するOpen Content Programに、5,400点の画像を追加したことを発表しました。これにより、同プログラムで利用可能な画像数は、10,000点以上になったとのことです。

Getty Releases Second Batch of Open Content Images, More than Doubling Number Available to the Public(Getty Trust, 2013/10/15)
http://news.getty.edu/press-materials/press-releases/more-open-content-images.htm

5,400 Images from the Getty Research Institute’s Special Collections Now Available as Open Content (Getty Trust iris, 2013/10/15)

金沢21世紀美術館、武雄市図書館、旭山動物園の連携協定、調印

2013年8月14日に報じられた、金沢21世紀美術館(石川県金沢市)、武雄市図書館(佐賀県武雄市)、旭山動物園(北海道旭川市)の連携パートナーシップ協定の締結について、10月5日、調印式が、金沢21世紀美術館で行われたとのことです。また同日には、調印式にあわせてフォーラムも開催されました。

21美 旭山動物園 武雄市図書館 連携協定に調印(中日新聞、2013/10/5付け)
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20131006/CK2013100602000035.html

旭川・金沢・武雄 三施設連携 地方から”開く”文化力 金沢フォーラム
http://www4.city.kanazawa.lg.jp/11003/kanazawaforum/index.html
※調印式にあわせて開催されたフォーラムの情報

欧州の美術館によるショートフィルムコンテスト、Museums in Short 2013の参加作品募集開始

欧州の美術館によるショートフィルムのコンテスト、Museums in Short 2013の参加作品が募集されています。Museums in Shortは、2012年に設立されたコンテストで、創造的なビデオを製作することにより、美術館の役割への社会的関心を高めることを目的としてるとのことです。募集の締め切りは9月30日とのことです。

"Winners"のページで、2012年の受賞作品を視聴することができます。

(It is the moment of) Museums in Short 2013 (Museum in Short 2013/9/3)
http://www.museumsinshort.eu/news/dettaglio_news.asp?id=64

Museums in short 2012
http://www.museumsinshort.eu/winners/

文化庁及び厚生労働省、「障害者の芸術活動への支援を推進するための懇談会中間取りまとめ」を掲載

文化庁及び厚生労働省が共同開催している「障害者の芸術活動への支援を推進するための懇談会」が、2013年8月26日付けで、中間取りまとめを公表しています。1)障害者の芸術活動の意義、2)障害者の芸術活動への支援の方向性、3)障害者の芸術活動への具体的な支援の在り方、がまとめられています。

なお、この懇談会は、「芸術活動に取り組む障害者やその家族、支援者等に対する支援や、障害者による芸術作品の価値が認知され、展示等につなげていくための取組等が未だ不十分である」として、障害者の芸術活動への支援の一層の推進に向けた検討を行っているとのことです。2013年6月11日に第1回が開催され、これまで3回開催されています。

障害者の芸術活動への支援を推進するための懇談会(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/kondankaitou/syougai_shien/index.html

ゲティ美術館の所蔵作品が高精細画像でダウンロード・再利用可能に

ゲティ財団が“Open Content Program”を開始しました。同財団のプレスリリース及びCEOのJames Cuno氏が公式ブログに公表した記事によると、このプログラムは、パブリックドメイン、あるいは同財団が全ての権利を保有するデジタル情報資源を無料で提供していくものとのことです。

まずその最初の取り組みとして、ゲティ美術館所蔵作品の約4,600点のデジタル画像を公開しています。デジタル画像は、Getty Search Gatewayから検索・共有できるようになっているほか、同美術館のサイト“The J. Paul Getty Museum”で高精細のものをダウンロードできるようになっています。画像は、自由に利用、加工、刊行してよいとのことです。

Getty Announces New Program Lifting Restrictions on Use of Digital Images(Getty Trust, 2013/8/12付け)
http://news.getty.edu/press-materials/press-releases/getty-open-content-images.htm

Open Content, An Idea Whose Time Has Come(Getty Trust iris, 2013/8/12付け)

IMLSとHeritage Preservation、10年前に実施した文化遺産保存状態調査のフォローアップ調査に着手

博物館・図書館サービス機構(IMLS)と、非営利法人Heritage Preservationが、2004年に実施した米国の文化遺産保存状態に関する調査“Heritage Health Index”について、そのフォローアップ調査を実施するとのことです。最初の調査では、全米の美術館・博物館・図書館へのアンケート調査により、1億9千万点ほどの所蔵品が何らかの修復処置を必要としていること等を明らかにしたものであり、今回の2回目の調査では、第1回と同様の調査を行うことにより、文化遺産のケアにおいて、この10年間でどのような変化がもたらされているのかを明らかにするとのことです。また、調査にはデジタル化に関連する項目も含まれるようです。

なお、調査は2015年に完了する計画とのことです。

IMLS Announces Second Heritage Health Index(IMLS, 2013/7/19付け)
http://www.imls.gov/imls_announces_second_heritage_health_index.aspx

Heritage Preservation
http://www.heritagepreservation.org/

A Public Trust at Risk

第54回BCS賞に金沢海みらい図書館、東京工業大学附属図書館等が選ばれる

2013年7月18日、一般社団法人日本建設業連合会が、国内の優秀な建築作品を表彰する第54回BCS賞を発表しました。応募作品65件のなかから受賞作品として17件(うち特別賞1件)が選ばれ、図書館関係では金沢海みらい図書館及び、東京工業大学附属図書館が選ばれています。また、特別賞は香川県の豊島美術館が受賞したとのことです。

「第54回BCS賞」受賞作品決まる -「金沢 海みらい図書館」を含む17件- (社団法人日本建設業連合会 2013/7/18)
http://www.nikkenren.com/activity/bcs/result_year.html?y=2013

参考:
第53回BCS賞に高崎市立中央図書館等が選ばれる
http://current.ndl.go.jp/node/21455

米国図書館情報資源振興財団、美術館による、パブリックドメインのコレクションの画像使用に関する報告書を発表

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が、"Images of Works of Art in Museum Collections: The Experience of Open Access"と題する報告書を発表しました。米国と英国の11の美術館における、パブリックドメインになっている美術館所蔵コレクションの画像使用に関する試みについての調査報告となっています。この報告書は、これらの機関が行った思考の過程と手法を提示することで、コレクション画像のオープンアクセス化について考えている他の美術館へ情報提供することを目的としているとのことです。

報告書に掲載されている美術館は以下の11館です。

大英博物館(British Museum), London
Indianapolis Museum of Art, Indianapolis
J. Paul Getty Museum, Los Angeles
Los Angeles County Museum of Art, Los Angeles
メトロポリタン美術館(Metropolitan Museum of Art), New York
Morgan Library and Museum, New York
National Gallery of Art, Washington, D.C.

「御堂関白記」と「慶長遣欧使節関係資料」がユネスコ記憶遺産に登録決定

2013年6月19日、国宝「御堂関白記」と同じく国宝の「慶長遣欧使節関係資料」が、ユネスコの記憶遺産として登録が決定されました。

「御堂関白記」は、平安中期に政治家として栄華を極めた藤原道長の自筆日記で、現在京都府の公益財団法人陽明文庫が所有しています。「慶長遣欧使節関係資料」は、スペインとの共同推薦によるもので、日本側の登録物件は仙台市が所有する「ローマ市公民権証書」「支倉常長像」「ローマ教皇パウロ5世像」の3件、スペイン側登録物件はインディアスおよびシマンカス公文書館が所蔵する94件とのことです。

なお、これを記念して「慶長遣欧使節関係資料」の登録3件を所蔵する仙台市博物館は、6月30日まで対象資料を公開しています。また、インディアス公文書館では、2013年から2014年にかけての日本スペイン交流400周年事業の一環として8月15日まで開催中の展示会"De Japón a Roma buscando el sol de la cristiandad: la embajada de Hasekura (1613-1620)"(キリスト教世界の太陽を求めて日本からローマへ: 大使支倉(1613-1620))で、登録物件を公開しています。

登録物件概要 (PDF)(文部科学省)

(米国)標本のデジタル化のため、ボランティアを募集

2013年5月22日、米国カリフォルニア大学バークレー校のEssig Museum of Entomology主導でカリフォルニア州の9つの博物館、美術館が行っているCalbugプロジェクトが、昆虫標本の目録を入力するボランティアの募集を公式に開始していました。

100年以上かけて集められた100万以上の標本は、種類や、捕獲された場所等、様々なデータの手書きラベルがつけられています。CalBugプロジェクトが他の自然史コレクションのプロジェクトと共同し、今年4月から開始した、インターネットを使った市民参加型の科学プロジェクトであるNotes from Natureのページから、拡大された標本のデジタル写真を見て、ラベルの入力が行えるとのことです。

CalBug (UC Berkeley)
http://calbug.berkeley.edu/index.html

The CalBug Project (Essig Museum of Entomology)
http://essig.berkeley.edu/CalBug_Project.shtml

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