美術館

人と防災未来センター(兵庫県)、企画展「東日本大震災10年 伝承ロードミュージアムポスター展」を開催中

2021年2月23日から4月下旬まで、兵庫県神戸市の「人と防災未来センター」が、同センターの西館1階ロビーにおいて、企画展「東日本大震災10年 伝承ロードミュージアムポスター展」を開催しています。

東日本大震災の震災遺構や展示施設・ミュージアム等約28団体から提供されたポスター、最新の企画展やイベントのチラシ、施設の位置を示した地図などの展示が行われます。東日本大震災の被災地で震災の経験・教訓を伝えるこれらの施設との連携の深化、施設の取組の周知などを目的として開催されます。

また、2021年3月7日には同企画展の関連イベントとして、「東日本大震災から10年「私のSMONG(スモン)」みんなで歌づくりワークショップ」が開催されます。東北の災害伝承ミュージアム担当者とオンラインで意見交換しながら、インドネシア・シムル島に伝わる津波避難の伝承歌「SMONG」を新たに創作して披露する内容です。

REALM Project、新型コロナウイルスの除染手段としての自然減衰に関する第7回目・第8回目のテスト結果を公表:気温によるウイルスの減衰率の差を調査

2021年2月11日、博物館・図書館・公文書館の職員や利用者への新型コロナウイルスへの影響を軽減するための資料の取扱方法について、科学的根拠に基づいた情報を作成・普及させることを目的とするREALM Projectが、新型コロナウイルスの除染手段としての自然減衰に関する第7回目・第8回目のテスト結果を公表しました。

第7回目・第8回目の調査は、低温(1度から4度)と温暖(28度から29度)な環境下での新型コロナウイルスの自然減衰の差をテストしたものです。テスト素材には、ハードカバーの表紙、ソフトカバーの表紙、プラスチック製の保護カバー、発泡ポリエチレンが用いられ、ウイルスを付着させ乾燥させた後、外光や空気のない環境制御された装置にいれて実験されました。

調査結果として、低温下での減衰率は温暖下でのものと比べて著しく遅く、検出可能なレベルのウイルスが10日後でも存在したと紹介されています。一方で、温暖な環境下では、プラスチック制の保護カバー以外の全ての素材で6日目までには検出されなくなりました。これは常温下よりもやや速いと説明されています。

2021年2月13日に福島県沖で発生した地震による博物館等への影響

2021年2月13日に福島県沖で発生した地震により、被害を受けた博物館等があります。
※今後、情報を追加する場合があります。

〇岩手県
岩手県立博物館(盛岡市)
http://www5.pref.iwate.jp/~hp0910/cgi-bin/news.cgi?f1=1613263903&f2=staff&ctg=1
※交通網の影響により、仙台市からイベントの講師が来られなくなり延期した旨のお知らせが掲載されています。

中国・北京市、歴史的建造物への図書館・博物館機能の導入を奨励する条例を制定

中国・新華網による2021年1月27日付け記事で、同日、中国・北京市の第十五回人民代表大会第四次会議において「北京歴史文化名城保護条例」が通過したことを紹介しています。北京市は2005年にも同名の条例を制定していましたが、今回内容を改めて新たに制定されました。

「北京歴史文化名城保護条例」は、北京の都市景観や歴史文化遺産の保護に法的保障を提供します。歴史的建造物の保存・利活用に関する条文も含まれており、歴史的建造物内に、図書館・博物館・美術館・書店といった文化・サービス機能を導入することを奨励しています。なお、条例の施行は2021年3月1日から行われます。

北京修订历史文化名城保护条例保护老城风貌(新華網, 2021/1/27)
http://www.xinhuanet.com/politics/2021-01/27/c_1127032017.htm

新潟県、「県有施設管理等検討委員会」を開催:図書館・博物館・文書館を含む県有施設の効果的・効率的な管理運営手法等を検討

2021年1月27日、新潟県が「県有施設管理等検討委員会」を開催しています。

県有施設に関し、各施設の必要性や利用状況を検証するとともに、効果的・効率的な管理運営手法等について検討するものです。検討の対象となる施設として、次の7施設が挙げられています。

・近代美術館
・万代島美術館
・歴史博物館
・少年自然の家
・県立図書館
・生涯学習推進センター
・文書館

新潟日報による2021年1月28日付けの記事では、同委員会で行われた議論の概要と今後のスケジュールを報じており、一部業務において指定管理者制度導入の検討を促す意見等があったこと等を紹介しています。

県有施設管理等検討委員会を開催します [PDF:110KB]
https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/life/348771_633993_misc.pdf
※新潟県による2021年1月21日付けの報道発表資料です。

神奈川県川崎市、収蔵品レスキューの状況と被災収蔵品約4万2,000点の処分について発表

2021年1月21日、神奈川県川崎市は、収蔵品レスキューの状況と被災収蔵品の処分について発表しています。

2020年12月25日時点での収蔵品レスキューの状況とともに、被災収蔵品4万2,237点を処分することや、処分に際しては「川崎市市民ミュージアム被災収蔵品の取扱について」に定めた所定の手続きを完了していることを報告しています。

市民ミュージアム 収蔵品レスキューについて(川崎市, 2021/1/21)
https://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000122172.html

E2345 - 英国の国家プログラム“Towards a National Collection”

本稿で紹介するTowards a National Collection(TaNC)は,英国の世界的に著名な博物館・美術館や文書館,図書館に対し,2020年2月から2025年1月にかけての5年間で1,890万ポンドもの大規模な投資を行う,英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)が主導する国家プログラムである。TaNCは,研究者や一般の人々が英国の文化遺産にアクセスする上で障害となっている,オンライン上の異なるコレクション間の隔絶を無くすことを企図しており,統合されたバーチャルな「国家コレクション」の創設に向けた最初の一歩として位置づけられている。そして,これまでにない新しい研究課題の設定を可能としたり,各文化施設の訪問者数を増加させたり,英国の文化遺産へのオンライン上のアクセスを劇的に拡大・多様化させたりするほか,経済や社会、健康への好影響を英国に広くもたらすことが期待されている。さらには,イノベーションを促し,デジタル人文学における英国の世界的リーダーシップを維持し,この分野における世界標準を築くという。

川崎市市民ミュージアム、映像ドキュメンタリー「川崎市市民ミュージアム 被災収蔵品レスキューの映像記録 ―2019.10.12―」を公開

2020年12月24日、川崎市市民ミュージアムが、映像ドキュメンタリー「川崎市市民ミュージアム 被災収蔵品レスキューの映像記録 ―2019.10.12―」を公開したことを発表しました。

令和元年台風第19号により収蔵品等が浸水被害を受けた同ミュージアムの、1年間の活動がまとめられています。発表によると、同館の収蔵品レスキュー活動について発信するプロジェクト『川崎市市民ミュージアム被災収蔵品レスキューの記録』の一環として制作されました。

「川崎市市民ミュージアム 被災収蔵品レスキューの映像記録 ―2019.10.12―」を公開しました。(川崎市市民ミュージアム, 2020/12/24)
https://www.kawasaki-museum.jp/news/21711/

川崎市市民ミュージアム 被災収蔵品レスキューの映像記録 ―2019.10.12―(川崎市市民ミュージアム)
https://www.kawasaki-museum.jp/rescue/movie/

国際博物館会議(ICOM)、新型コロナウイルス感染症が美術館・博物館及びその職員へ与えた影響に関するフォローアップ調査の報告書を公開

2020年11月23日、国際博物館会議(ICOM)が、新型コロナウイルス感染症が美術館・博物館及びその職員へ与えた影響に関するフォローアップ調査の報告書として、“Museums, museum professionals and COVID-19: follow-up survey”を公開したことを発表しました。

ICOMは2020年4月から5月に実施した第1回調査に続いて、新型コロナウイルス感染症が美術館・博物館部門に現在及ぼしている影響・今後及ぼし得る影響に関して、追加の情報とデータを収集するためフォローアップ調査を実施しました。フォローアップ調査は2020年9月7日から10月18日に実施され、5大陸の美術館・博物館及びその職員等から寄せられた900件近い回答に基づいて報告書が作成されました。

調査報告書は、2020年9月から10月時点で欧州・アジアでは大半の美術館・博物館が開館する一方、中南米・カリブ海地域では大半が閉館するなど、第1回調査と比較して地域による相違が確認されたこと、デジタル技術の活用が継続して増加していること、職員の職場復帰が確認される一方、ラテンアメリカ・カリブ海地域・北米・太平洋地域等では依然として在宅勤務が奨励・強制されていること、などを知見として報告しています。

横手市増田まんが美術館(秋田県)、漫画家やくみつる氏による全てのマンガ原画の寄贈を受け同館10人目のマンガ原画の「大規模収蔵作家」として整理作業を開始

2020年12月10日、秋田県の横手市増田まんが美術館は、漫画家のやくみつる氏が全てのマンガ原画を横手市へ寄贈したことを発表しました。

寄贈を受けたマンガ原画は、これまでやく氏が約40年にわたって描いてきた挿絵などを含む全ての原画であり、点数は数万点に及ぶ見込みであることが紹介されています。やく氏はこの寄贈に伴って、数万点規模の原画を預かる同館にとって10人目の「大規模収蔵作家」となりました。

同館は、今後の整理作業において収蔵数を特定するとともに、収蔵された原画を紹介する企画展等の準備を進めることを発表しています。

お知らせ(横手市増田まんが美術館)
https://manga-museum.com/date/2020/12/10/
※2020年12月10日付のお知らせとして「やくみつるさん、大規模収蔵作家に仲間入り」とあります。

やくみつるさん、大規模収蔵作家に仲間入り(横手市増田まんが美術館)
https://manga-museum.com/3597/

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