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E2195 - 欧州の研究図書館におけるデジタル人文学の現状と展望

写本をはじめとした資料のデジタル化,OCR技術を活用したデジタル翻刻,オンラインでの公開,テキストマイニングを用いた研究など,コンピュータ技術の発展と浸透によって人文学研究の様相は大きく変化した。デジタル人文学と総称される,こうした研究の新潮流はすでにその重要性を広く認識されている。しかし,デジタル人文学は(もちろん)コンピュータ技術の知識を要し,学際的な広がりを持つ方法論であり,従来の人文学研究の単なる延長線上にあるとは言い難い。現代の研究図書館はデジタル人文学研究をいかにして支援し,推し進めていくことが可能だろうか。

世界16の「GLAMラボ」を紹介する電子書籍”Open a GLAM Lab”

世界中の16のGLAM (Gallery, Library, Archive and Museum)に設置された「ラボ」の活動を紹介する電子書籍、”Open a GLAM Lab”について、2019年10月30日付けのLIBERのブログで紹介されています。

“Open a GLAM Lab”はInternational GLAM Labs Communityの活動の一環として、2019年9月に執筆者らがドーハに集まり、短期間のうちに共同で執筆を行う”Book Sprint”法を用いて書かれたものです。International GLAM Labs Communityは2018年に大英図書館が行った図書館ラボのイベントをきっかけに発足したもので、2019年11月現在、30か国以上・60以上の機関から、250人が参加しているとされています。

“Open a GLAM Lab”ではそのうち16人機関の著者らが、どのようにラボを設置するか、どう運営するか、ラボを通じてGLAM機関を如何に改革していくかについて、それぞれの経験を紹介しています。

同書はPDF版・ePub版が存在し、いずれも無料かつパブリックドメインライセンスで公開されています。

【イベント】第2回多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウム「アートアーカイヴとは何か」(12/7・八王子)

2019年12月7日、多摩美術大学八王子キャンパスにおいて、第2回多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウム「アートアーカイヴとは何か」が開催されます。

多摩美術大学アートアーカイヴセンター・多摩美術大学図書館・多摩美術大学芸術人類学研究所の主催で、3月の第1回シンポジウムでの議論を出発点に、「アートアーカイヴの現状」「写真アーカイヴのこれから」「言語と美術のアーカイヴ化」という3つの方向からアートアーカイヴの可能性を展開するとしています。

参加費無料、申込不要ですが、先着順200人です。

主な内容は以下の通りです。

第1部「アートアーカイヴの現状」
(1)佐賀一郎氏:デザインアーカイヴの連携をめざして
(2)久保田晃弘氏:インタラクションのアーカイヴ
(3)小泉俊己氏、上崎千氏:もの派と写

第2部「アーカイヴのこれからー写真と人類学について」
港千尋氏、金子遊氏

第3部『「言語と美術」のアーカイヴ化と「空中の本」』
平出隆氏、青木淳氏

クロージング
平出隆氏

【イベント】東京文化財研究所「文化財の記録作成とデータベース化に関するセミナー」(12/2・東京)

2019年12月2日、東京文化財研究所が、同研究所において、「文化財の記録作成とデータベース化に関するセミナー」を開催します。

展示施設や地方公共団体、修理技術者や研究者など、文化財の記録作成を必要とする人への情報提供を行うことを目的に開催するもので、同研究所の文化財情報資料部文化財情報研究室が近年取り組む文化財データベースの構築や、無料で提供されているソフトウェアを用いた簡便なデータベースを紹介するものです。また、同研究室画像情報室からも、文化財に関する情報の記録としての写真の撮影について、その考え方及び手法を紹介するとしています。
参加には事前の申し込みが必要です。

主な内容は以下の通りです。

・趣旨説明「文化財の記録作成、データベース化の意義」
二神葉子氏(同 文化財情報資料部 文化財情報研究室長)

・文化財情報のデータベース化およびその活用について
小山田智寛氏(同 文化財情報資料部 文化財情報研究室 研究員)

・文化財情報の記録としての写真の撮影について
城野誠治氏(同 文化財情報資料部 文化財情報研究室 専門職員)

・質疑応答

【イベント】アート・ドキュメンテーション学会30周年企画行事・第12回秋季研究集会(11/16-17・東京)

2019年11月16日から17日にかけて、東京藝術大学(東京都台東区)でアート・ドキュメンテーション学会(JADS)30周年企画行事・第12回秋季研究集会が開催されます。

会員、非会員を問わず参加可能であり、参加費は正会員が1,500円(学生500円)、非会員が2,500円(学生1,000円)です。参加には事前の申込みが必要です。

主な内容は次のとおりです。

文化庁、「台風19号で被災した川崎市市民ミュージアムへの支援について」を公表

2019年10月25日、文化庁は、「台風19号で被災した川崎市市民ミュージアムへの支援について」を公表しました。

台風第19号で被災した川崎市市民ミュージアムの所蔵品に対して川崎市が行う救出・保存等活動について、文化財等災害対策委員会の手続きを経て、10月24日付けで独立行政法人国立文化財機構へ技術的支援の協力要請を行ったこと、及び、今後、国立文化財機構が持つ関係団体の広範なネットワークを活かし、文化庁と国立文化財機構が連携し、同ミュージアムの所蔵品の応急措置や施設での一時保管などの救出活動への技術的な支援を川崎市に対して行っていくとしています。

報道発表(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/index.html
※2019年10月25日欄に「台風19号で被災した川崎市市民ミュージアムへの支援」とあります。

オーストラリア図書館協会(ALILA)、SDGsのために行動するキャンペーン“Global Week to #Act4SDGs”にあわせ、2030年までの図書館の目標を設定する“Sustainable Development Goals Summit”を開催

2019年10月2日、オーストラリア図書館協会(ALILA)は、9月20日から30日まで行なわれたSDGsのために行動するキャンペーン“Global Week to #Act4SDGs”にあわせ、9月23日に、“Sustainable Development Goals Summit”を開催したと発表しています。

2030年までの図書館の目標を設定するために、国・州・議会・大学・専門・公共・学校の図書館長やギャラリー・博物館・文書館の関係者が参加し実施されたもので、同会議には、オーストラリアの外務貿易省及び通信芸術省の代表も参加しました。

また、ALIAの美術館・図書館・文書館・博物館等における労働人口の多様性に関する調査報告書“Workforce Diversity Trend Report 2019”の5つの推奨事項に基づいた、これら業界における労働人口の多様性の動向に関する会議も行われました。ALIAとオーストラリアアーキビスト協会・オーストラリア情報産業協会・オーストラリア記録情報管理専門家協会による推奨事項を実行するための活動を特定するための会議が行われ、さらなるデータの収集・コミュニケーション・測定可能な主要な評価指標に焦点を当てた3層計画が合意されました。

文部科学省、「令和元年台風第19号」による学校・社会教育施設等の被害情報等をまとめたページを公開

文部科学省が、「令和元年台風第19号」による文部科学省関係の被害情報等をまとめたページを公開しました。

国公私立の学校施設、社会教育・体育・文化施設、文化財、独立行政法人における、人的・物的被害、休校・短縮授業や休館・短縮開館となっている施設数、避難所となっている施設数がまとめられています。

台風19号について(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/reiwa1taihu19/index.htm

令和元年台風第19号による博物館等への影響

令和元年台風第19号の影響により、臨時休館している博物館等があります。また、開館しているものの、床下浸水等の被害のあった館や、一部営業休止としている館もあります。
※今後、情報を追加する場合があります。

角田市郷土資料館(宮城県)
http://www.city.kakuda.lg.jp/syogai/page00001.shtml
※台風19号により被害を受けたため臨時休館し、10月16日に再開できるよう復旧作業を進めているとあります。

本宮市立歴史民俗資料館(福島県)
https://www.city.motomiya.lg.jp/
※施設利用不可とあります。

東京国立近代美術館アートライブラリ、美術関連情報の調べ方を紹介するウェブページ「美術文献ガイド」を第6版に更新

2019年10月11日、東京国立近代美術館アートライブラリは、美術関連情報の調べ方を紹介するウェブページ「美術文献ガイド」を第6版に更新したことを発表しました。

アートライブラリのスタッフが作成した調べ方案内であり、所蔵資料を紹介しながら美術文献へのアクセスを解説するものです。「東京国立近代美術館のツールを使う」「人物情報の探し方」「作品情報の探し方」「展覧会情報の探し方」「雑誌情報の探し方」の5章構成となっています。

東京国立近代美術館アートライブラリ
https://www.momat.go.jp/am/library/
※「お知らせ」のコーナーに「2019/10/11 「美術文献ガイド(美的工具書)」を改訂しました」とあります。

美術文献ガイド 6th ed.(東京国立近代美術館アートライブラリ)
https://www.momat.go.jp/am/library/art_library_guide_6th/

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