図書館建築

町田市立中央図書館(東京都)、中高生向けコーナー「TEEN LIBRARY」をオープン:カフェをイメージした空間

2020年1月7日、東京都の町田市立中央図書館が、中高生向けコーナー「TEEN LIBRARY」をオープンしたと発表しています。

地元紙の報道によると、既存のヤングアダルトコーナーを拡張して設置されたもので、面積は約80平方メートル、カフェをイメージした24席のテーブル、ライティング、緑化、サインを施し、居心地の良い空間を演出したとのことです。

お知らせ一覧(町田市立図書館)
https://www.library.city.machida.tokyo.jp/news/index.html
※「【中央】『TEEN LIBRARY』(中高生向けコーナー)がオープンしました!(2020.01.07)」とあります。

町田の図書館に新コーナー「TEEN LIBRARY」 カフェ風で若者の利用促進(相模原町田経済新聞, 2020/1/16)
https://machida.keizai.biz/headline/3006/

台湾・新竹市立図書館の動物園分館がオープン(記事紹介)

台湾の聯合新聞網による2019年12月27日付けの記事で、12月28日の台湾・新竹市立動物園再オープンにあわせ、新竹市立図書館の動物園分館が開館することを紹介しています。

主題図書館として主に動植物関係及び親子関係の書籍を揃えており、それらを児童が手に取りやすい高さの棚に配置しています。リラックスして読書できる環境を目指し、天井からの採光、グリーンを基調としたデザイン等の工夫が凝らされています。

また、同館内では電子書籍アプリのHamiBookによる電子書籍サービスも利用可能となっており、約180種の電子図書、雑誌、新聞が閲覧できます。新竹市文化局図書館による2019年12月28日付けニュースによると、アプリを開き、GPSにより動物園分館内での利用であることが確認できれば閲覧できる仕組みとなっています。

新竹市立動物園のウェブサイトにも動物園分館のページが開設されており、動物園内の動植物を実際に探索するワークショップを開催すること等が紹介されています。

大阪市立中央図書館、「大阪市立中央図書館施設活用構想」を策定

2020年1月8日、大阪市立中央図書館が、「大阪市立中央図書館施設活用構想」(令和元年9月付)を策定したと発表し、同館ウェブサイトで公開しています。

同館の1996年のリニューアルオープンから23年経過し、新しい時代の社会変化を踏まえ、基礎自治体では最大級の延床面積を有する中央図書館の施設の在り方について、新たなニーズと役割、可能性を検討することが求められていることから、新たな市民ニーズ・時代のニーズに対応する施設活用策を検討するため、図書館学や市民コミュニティー等に造詣の深い有識者から幅広い意見を聴取し、さまざまな可能性を検証したうえで策定したものです。

「Hon+α!(ほな!)」 を整備コンセプトとした施設活用の基本的な方針として、(1)市民参画・市民交流のできる空間、(2)新しい機能のある利便性の高い空間、(3)新しい魅力のある空間、(4)インターネット接続が保障された空間、(5)明るく外から見える空間、の5点が掲げられています。

CA1963 - ヘルシンキ中央図書館“Oodi”の機能・理念とその成果 / 久野和子

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カレントアウェアネス
No.342 2019年12月20日

 

CA1963

 

ヘルシンキ中央図書館“Oodi”の機能・理念とその成果

神戸女子大学文学部:久野和子(くのかずこ)

 

ミャンマー国立図書館(ヤンゴン)、移転後の新館は2020年4月に開館予定

ミャンマーの英字紙Myanmar Timesの2019年12月17日付けの記事で、ミャンマー国立図書館(ヤンゴン)の新館が2020年4月に開館予定であることが報じられています。

ミャンマー国立図書館は首都のネピドー及び旧首都のヤンゴンの2か所に存在しますが、ヤンゴンの国立図書館は、アクセス性向上のために現在のヤンゴン市ヤンキン郡区から同市の中心街パベダン郡区への移転が進められていました。

New National Library set for April grand opening(Myanmar Times, 2019/12/17)
https://www.mmtimes.com/news/new-national-library-set-april-grand-opening.html
※記事中には新館の写真も掲載されています。

韓国・ソウル特別市、「ソウル代表図書館」の建設を発表:同市の図書館政策の統括・第4次産業革命時代に必要な情報の提供・「ソウル情報」のハブ

2019年12月12日、韓国・ソウル特別市が、2025年に東大門区内に「ソウル代表図書館」をオープンさせると発表しました。

清凉里駅から徒歩10分の場所に、総額2,252億ウォンをかけて、延床面積3万5,000平方メートルの規模で建設されます。現在のソウル図書館の約3倍の規模で、2020年から手続きを開始し、2021年には国際コンペが行なわれる予定です。

同館は、同市が公共図書館インフラの拡充を目的に2019年8月に発表した「5つの圏域別市立図書館建設計画」の延長線上のものです。同館は、5つの圏域ごとの市立図書館と自治区の公共図書館を統合的に支援する図書館として位置付けられており、同市の図書館政策とサービスを統括する役目を果たします。

また、5つの圏域別市立図書館が地域の特徴とニーズにあわせた図書館として運営されるとすると、「ソウル代表図書館」は第4次産業革命時代に必要な未来の知識情報サービスを統合的に提供する空間として運営されます。また、同市に関する研究と出版活動を支援する「ソウル情報」のハブの役割も果たす計画であるとされています。

LIS Newsが選ぶ2019年の図書館・図書館情報学関連の10大ニュース(米国)

2019年12月15日、図書館や図書館情報学に関するニュースを掲載している米国のブログLIS Newsが、同ブログが選ぶ2019年の10大ニュースを発表しています。

1. 図書館の延滞料金徴収廃止の動き

2. 出版社への抵抗(カルフォルニア大学とElsevier社の交渉決裂、ニューヨーク公共図書館による動画配信サービスKanopyへの無料アクセス提供中止、Macmillan社・Pearson社による図書館向け電子書籍提供モデル変更への反対、Plan Sの緩やかな前進)

3. 論争を引き起こす講演者によるイベントの中止問題

4. ディスカバリーサービスとアルゴリズムバイアスの問題

5.プライバシーの問題(LinkedIn Learning、FaceApp、顔認識ソフト、2020年国勢調査での市民権に関する質問)

6.フロリダ州の郡政委員会による図書館からのニューヨークタイムズへのアクセス遮断、及び、アイダホ州の図書館利用者による反トランプ資料の書架からの除去

7.ゲーム番組「ジェパディ!」での図書館員エマ・ブッチャーの勝利

8.無神経な建築家(階段でないと利用できない場所に本棚を設置したクイーンズ公共図書館の分館、盗撮されやすい構造のコーネル大学図書館)

竜王町立図書館(滋賀県)、中学生を対象とした居場所「ふらっとスペースYoruca?(よるか)」を開設

滋賀県の竜王町立図書館が、2019年11月27日、「ふらっとスペースYoruca?(よるか)」を開設しました。

毎月1回、水曜日午後3時から中学校の完全下校時間まで、視聴覚室・会議室を主に中学生を対象とした居場所として開設するもので、彦根市を中心に滋賀県で遊ばれている「カロム」や囲碁・将棋、くつろぎスペースが用意されています。

今後は生徒を見守るボランティアも募集する予定としています。

「「ふらっとスペースYoruca?(よるか)」オープン!」『としょかんだより』No.231(2019年12月)
http://lib.town.ryuoh.shiga.jp/toshokandayori/dayori231.pdf

竜王町立図書館
http://lib.town.ryuoh.shiga.jp/

蘇州第二図書館が開館:大型自動書庫は700万冊余りを収容可能(中国)

中国文化報の2019年12月11日付け記事で、前日の12月10日に蘇州第二図書館が開館したことが報じられています。

中国・蘇州市にある蘇州図書館の新館という位置付けであり、同市の相城区に建設されました。北区・南区の2区画からなる7階建の建物で、700万冊余りを収容できる大型自動書庫を備えています。

新華日報も2019年12月11日付け記事で同館の開館を報じており、建築面積が45,600平方メートルで旧来の蘇州図書館の二倍に当たること、館内には子ども図書館、蘇州文学館、音楽図書館、設計図書館、デジタル技術体験館という5つの「館内館」が設けられていること等が紹介されています。

苏州第二图书馆开馆(中国文化報, 2019/12/11)
http://epaper.ccdy.cn/html/2019-12/11/content_276372.htm

英国国立・大学図書館協会(SCONUL)、“Library Design Award 2019”を発表:バーミンガム大学図書館・アイルランド王立外科医学院図書館

2019年11月29日、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が、“Library Design Award 2019”の受賞館を発表しています。

同賞は、1973年に設立されたもので、純粋な建築的価値よりも、建物の機能性や転換をもたらした機能に基づいて授与されます。

中大規模図書館部門で選ばれた、バーミンガム大学図書館は、革新的な設計が、学習スペースと研究スペースの魅力的な融合を最大化するとともに、コレクション管理への革新的な新しいアプローチをもたらしたこと等が評価されています。

小規模図書館部門で選ばれたアイルランド王立外科医学院図書館は、図書館の空間と機能がキャンパス内の建物に広がっていることが、図書館が学生・教員・研究者・医師等の要求に応えることができる柔軟性と適応性をもたらしている点等が評価されています。

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