図書館建築

韓国国立中央図書館(NLK)、2020年7月22日からの再開に合わせ、国立デジタル図書館内にメディア創作室を開室

2020年7月21日、韓国国立中央図書館(NLK)は、2020年7月22日からの再開に合わせ、国立デジタル図書館内にメディア創作室を開室すると発表しました。

同室はメディアスタジオと編集席を備えており、同館に「新しい情報メディア生産プラットフォーム」としての機能を拡張させたものと位置付けられています。

メディア創作室は10のスタジオ・12のメディア編集席・企画会議スペースで構成されており、スタジオにはカメラ・マイク・LED照明・背景スクリーン等が完備され、高品質の映像を制作することが可能です。また、メディア編集席には映像・音響編集ソフトがインストールされており、映像を編集してウェブ上にアップロードすることができます。NLKでは、「1人メディアアカデミー」を運営し、レベルにあった講座を提供することで、利用者のメディア作成能力を強化するともしています。

あわせて、図書館の中央にはアナログでの思索空間としての「緑の避難所」も設置されました。

また、デジタル図書館の館内にはノートパソコンの利用増に対応するため、ノートパソコン・モバイルデバイス利用席を51席に拡大したほか、約230台の最新のパソコンも設置しています。タブレットパソコンの館内貸出しサービスも行ないます。

宮崎大学附属図書館の本館が2020年7月15日にリニューアルオープン:「「共創の場」としての図書館」をコンセプトとした約1年に及ぶ全面改修を経て開館

2020年7月20日、宮崎大学は、同大学の附属図書館の本館が、約1年の全面改修工事を経て7月15日にリニューアルオープンしたことを発表しました。

同館の改修は「「共創の場」としての図書館 ~共に学び、考え、創る~」をコンセプトとして実施されました。ラーニングコモンズやグループ学習室等の再整備・機能強化によって、学生のコミュニケーション能力、ディスカッション能力、プレゼンテーション能力、情報リテラシーなどを高めることなどが企図されています。館内にはリフレッシュ空間としてカフェが併設されています。また、同館1階の展示スペースでは、同大学農学部出身の著名な進化生物学の研究者・根井正利氏を顕彰する資料や、同大学が6月に開設した宮崎県高千穂町土呂久地区の砒素公害等に関する資料室「土呂久歴史民俗資料室」の貴重資料の展示などが行われています。

その他、同館の3階には、図書館と大学の国際連携センターが連携し、米国国務省からの助成を受けて企画した「アメリカ国務省×宮崎大学 図書館プロジェクト」の一環として、アメリカンインフォメーションデスクが設置されています。

椎葉村図書館「ぶん文Bun」やレーザーカッター・3Dプリンター等を備えた「ものづくりLab」を含む椎葉村交流拠点施設Katerie(宮崎県)が2020年7月18日にオープン

2020年7月18日、宮崎県椎葉村に椎葉村交流拠点施設Katerie(かてりえ)がオープンしました。

同施設内には、椎葉村図書館「ぶん文Bun」のほか、ボルダリングやスラックラインのある交流ラウンジ、木の遊具や絵本のあるキッズスペース、レーザーカッター・3Dプリンター・木材加工機「ShopBot」等を備えたものづくりLab、クッキングLab、コワーキングスペース、会議室などがあります。

椎葉村図書館「ぶん文Bun」は、会話や飲み物のほか、床に寝転ぶことも自由となっています。書棚ごとに漢字一文字で表現するテーマを掲げ、小説やマンガ、辞書や写真集など様々な種類の本を椎葉ならではのテーマに沿ってディスプレイしていると紹介されています。

Katerie(かてりえ)オープン!(Katerie,20020/7/19)
https://katerie.jp/2020/07/19/katerieopen/

椎葉村図書館「ぶん文Bun」(Katerie)
https://katerie.jp/library/

文化審議会、登録有形文化財(建造物)の登録について答申:旧制和歌山中学校図書館(現・桐蔭高等学校同窓会館)等

2020年7月17日、文化審議会が、同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、新たに196件の建造物を登録するよう文部科学大臣に答申したと、文化庁が発表しています。

対象には、1929年に建築された旧制和歌山中学校図書館(現・桐蔭高等学校同窓会館)が含まれています。地元紙の報道によると、開校50周年記念事業として保護者の寄付金により建設された鉄筋コンクリート造の建物で、1978年に同窓会館として改修されたものの、旧閲覧室部の外観はよく残っているとのことです。

登録有形文化財(建造物)の登録について(文化庁,2020/7/17)
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/92385301.html

立誠図書館(京都府)、小学校跡地を活用した複合施設内に2020年7月21日オープン

京都市立立誠小学校の跡地に仮設の建物として2018年4月に開館し運営されてきた立誠図書館が、同跡地に開業するホテル・商業施設等からなる複合施設「立誠ガーデン ヒューリック京都」内に2020年7月21日オープンします。

7月25日には開館記念絵本ライブが行われます。子どもと保護者向けの「子どもの部」と、大人向けの「大人の部」の2部構成です。参加料は無料ですが、事前の予約が必要で、定員は先着10組程度です。

立誠図書館-The Rissei Library
https://www.bunmachi.org/
※【立誠図書館OPEN 2020.7.21(Tue)】【立誠図書館開館記念絵本ライブ 2020.7.25(SAT)】とあります。

立誠ガーデン ヒューリック京都
https://www.hulic.co.jp/business/rent/hotel/272

フランス国立図書館(BnF)、コレクションの新たな保存場所の設立に関する関心表明の募集を開始

2020年6月29日、フランス国立図書館(BnF)が、同館のコレクションの新たな保存センターの設立に関する関心表明の募集を開始しました。

発表によると、同センターには24万7,000タイトルで構成される古く貴重な新聞資料のコレクションの保存に特化した施設を設ける予定であり、7,000万ユーロから9,000万ユーロの規模のプロジェクトになると想定されています。

Appel à Manifestation d’Intérêt (AMI)(BnF, 2020/6/29)
https://www.bnf.fr/fr/actualites/appel-manifestation-dinteret-ami

「角川武蔵野ミュージアム」が2020年8月1日にプレオープン:「グランドギャラリー」「マンガ・ラノベ図書館」等がオープン

2020年7月2日、株式会社KADOKAWAは、公益財団法人角川文化振興財団が、同社と所沢市(埼玉県)が共同で進めるプロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設「ところざわサクラタウン」内の「角川武蔵野ミュージアム」のプレオープンを2020年8月1日に決定したと発表しています。

同ミュージアムは、図書館・美術館・博物館が融合する文化複合施設として隈研吾氏が設計したもので、8月1日のプレオープン時には1階の「グランドギャラリー」「マンガ・ラノベ図書館」および2階のカフェがオープンするほか、10月15日まで竣工記念展「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」が開催されます。

マンガ・ラノベ図書館は、約2.5万冊の書籍があり、ラノベやマンガの分類ジャンルの開発など多彩なアプローチでラノベ・マンガの魅力を発信するとしています。

グランドオープンは2020年11月6日が予定されています。

米国図書館協会(ALA)図書館史ラウンドテーブル (LHRT) 、2020年度の小論文賞(Justin Winsor Library History Essay Award)を発表:米・ロサンゼルス中央図書館の建築史

2020年6月30日、米国図書館協会(ALA)の図書館史ラウンドテーブル (LHRT) が、2020年度の小論文賞(Justin Winsor Library History Essay Award)を発表しました。同賞は、応募された未発表の原稿を対象に、図書館史に関する最も優れた小論文(エッセイ)を毎年表彰するものです。

選ばれたのは、米・ニューヨーク大学エルマー・ホームズ・ボブスト図書館特別コレクションセンターのアシスタントキュレータ兼ファカルティフェローであるパーク(Julie Park)氏による“Infrastructure Story: The Los Angeles Central Library’s Architectural History”です。

契約書・理事会の議事録・フロアプラン・改修報告書を用いて執筆されたもので、インフラとしての図書館建築とその空間面での優先事項には深い関係があり、そのことは、永続的で不変と感じられた特徴であったとしても、時間とともに変化する不測の事態に適応することを求めたとして、1978年の非常に混み合った図書館の内部に対する、1926年の当初の美しく区画化された図書館の建物を示し、建物の「歴史的・審美的重要性」は中央図書館をより機能的にするために必要な変化とは共存できなかったと指摘しています。

神戸市、大丸須磨店内に開設する神戸市立名谷図書館のイメージパース(完成予想イメージ)を発表

2020年6月24日、神戸市が、2021年3月末に市営地下鉄名谷駅前の大丸須磨店内での開館を予定している、神戸市立名谷図書館のイメージパース(完成予想イメージ)を発表しました。

大丸須磨店内を回遊する中で、自然と図書館へ誘われるような、フロア内に一体感のある空間づくりを目指すとしており、館内インテリアには木材を多用するとともに、他テナントに面した壁面はガラス張りにし、開放感が感じられるような内装となるよう設計協議を行っていると説明されています。

面積は約1,300平方メートル、蔵書数は開館時に約5万冊(うち、児童書約1万5千冊)となっており、飲食可能なキッズコーナーを含む親子(幼児・児童)のためのスペース、ブース席やグループ学習席等がある読書や学習のためのスペース、飲食可能でゆったり過ごせる新聞コーナーといったスペースが設けられます。

国立国会図書館、2020年2月に完成した同館関西館書庫棟の紹介動画をYouTubeで公開

国立国会図書館(NDL)は、2020年6月16日付のTwitterによる投稿において、2020年2月に完成した同館関西館書庫棟の紹介動画を、YouTubeの国立国会図書館公式チャンネルで公開したことを発表しました。

公開された動画は前編・後編の二本立てになっています。前編では、本館も含めた関西館全体の建築の様子が扱われ、ドローンにより上空から撮影した映像とともに、書庫棟の建設過程や概要等が紹介されています。後編では、書庫棟内部の様子が扱われ、書架スペースや地下の機械室などが紹介されています。

@NDLJP(Twitter,2020/6/16)
https://twitter.com/NDLJP/status/1272717344943439872

国立国会図書館関西館書庫棟のご紹介(2020年2月完成) 1/2(YouTube,2020/6/15)
https://www.youtube.com/watch?v=3LOJrsTx81s

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