ウェールズ国立図書館

ウェールズ国立図書館(NLW)、所蔵資料のデジタル画像コレクションをGoogle Arts and Cultureで公開

2021年3月1日、ウェールズ国立図書館(NLW)は、同館所蔵資料のデジタル画像コレクションの一部が、Google Arts and Cultureのプラットフォーム上で公開されたことを発表しました。

NLWはウェールズに所在する国立の文化機関として、初めてGoogle Arts and Cultureへコンテンツを提供しました。1856年に制作されたウェールズ国歌「我が父祖の土地(Hen Wlad Fy Nhadau)」の楽譜をはじめ、190点の同館所蔵資料のデジタルコレクションが公開されています。今後、数か月以内に、19世紀の女性写真家ディルウィン(Mary Dillwyn)の初期の作品など、さらにコンテンツを追加することを予定しています。また、公開したコレクションの歴史的な背景等を解説した「ストーリー」を10種類提供しています。

ウェールズ政府、ウェールズ国立図書館(NLW)とウェールズ国立博物館に合計620万ポンドの追加予算を配分:NLWに対する当初の予算削減方針を撤回

2021年2月3日、ウェールズ政府は、ウェールズ国立図書館(NLW)とウェールズ国立博物館(Amgueddfa Cymru:National Museum Wales)に合計620万ポンドの追加予算を配分することを発表しました。2020-21会計年度から2021-22会計年度にかけて、NLWに225万ポンドが、ウェールズ国立博物館に395万ポンドが配分されます。

英国のGuardian紙をはじめとする複数のメディアが、ウェールズ政府は当初NLWに対して予算削減を行う方針であったところ、反対の声を受けて方針が撤回され、追加予算の配分に至ったことを報じています。報道によると、2020年9月付のウェールズ政府の委託によるNLWの事業レビュー“Tailored Review”で、2007年から2019年までに収入が40%減少し、職員数も23%減少した224人となっていることなどから、持続可能性を考慮したNLWの適正な規模の予算配分の見直しに「至急の対応を要する」とする勧告が行われ、これを受けた予算削減によって、約30人の雇用を維持できなくなるなどサービスの縮小が懸念されていました。

英国図書館(BL)、英国の科学に関するウェブアーカイブコレクション“Science Collection”の公開を発表

2020年6月24日、英国図書館(BL)が、同国の科学に関するウェブアーカイブ“Science Collection”の公開を発表しました。

BLの組織目標の1つとして、科学コミュニティへのサービスの認知度とレベルを向上させることがあり、そのために、英国の他の法定納本図書館と連携し、同国の科学全体に関するウェブアーカイブコレクションを選定・収集したものです。

工学や通信分野も含まれますが、ITについてはすでにアーカイブコレクションがあるため除外されています。また、コレクションは、生物学・化学・工学・地球科学・物理学といった標準的な分野に従って整理されたうえで、国際十進分類法(UDC)の科学の分類方法に基づき細分類されています。

科学関連の現役のブログ、学会、慈善団体、圧力団体、博物館については概ね網羅的に収集されています。大学の関連学部については非常に多いためにすべてを網羅できないことから、2014年の研究評価の枠組であるResearch Excellence Framework (REF)で優れた評価であった学部から無作為に抽出して収集されています。その他、科学関連のTwitterについても収集されています。

E2267 - 英国図書館が進める音声記録の保存事業

英国図書館(BL)では2015年に,録音資料の保存のために我々に残されているのはあと15年ほどである,という報告がなされた(E1753参照)。それを受けて同館では音声記録の保存プロジェクト“Save our Sounds”を発足し,その一環として,“Unlocking Our Sound Heritage”(UOSH)を2017年から開始した。UOSHの目的は,記録媒体の物理的劣化や旧式化により再生できなくなるおそれがある音声記録50万点を保存することである。BLが地域のハブ機関である国内10機関と連携して希少なコレクションをデジタル化・目録化し,その音源を誰もが自由に聴くことができるウェブサイトを開設する計画である。対象となる音源は録音の歴史が始まった1880年代からの多彩な音声記録であり,媒体はろう管,アナログレコード,オープンリール,カセットテープ等幅広い。なお,この事業は国営宝くじ文化遺産基金(The National Lottery Heritage Fund)からの助成金930万ポンドや,慈善団体や個人からの寄附を受けて運営されている。

ウェールズ国立図書館(NLW)、新型コロナウイルス感染症がウェールズ社会に与えた影響の記録を収集するためのキャンペーンを実施中

2020年5月7日、ウェールズ国立図書館(NLW)は、新型コロナウイルス感染症拡大による困難な時代のウェールズ社会に経験を収集するためのキャンペーンを開始したことを発表しました。

NLWは、これまでにも新型コロナウイルス感染症がウェールズ社会に与えた影響の記録として、新聞や公的機関の出版物、ウェブサイトのコンテンツ等を収集しています。しかし、これらだけでは時代の全貌の把握は不可能であるとして、NLWはウェールズ在住の一般の人々に対して、手紙・日記・動画・音声・画像など媒体を問わず、自身の新型コロナウイルス感染症に関する個人的な経験の共有を呼びかけています。

メール添付または郵送による一般の人々からの記録の共有が呼びかけられています。受付した記録はNLWのコレクションの一部となります。このキャンペーンは、NLW、及び政府の出資によりウェールズの歴史遺産を収集・公開するウェブサイト“People's Collection Wales”の共同により行われています。

英国図書館(BL)・ウェールズ国立図書館(NLW)・スコットランド国立図書館(NLS)、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館

2020年3月17日、英国の、英国図書館(BL)・ウェールズ国立図書館(NLW)・スコットランド国立図書館(NLS)が、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館すると発表しました。

BLは、政府の指示に従い、3月17日からセントパンクラス館(ロンドン)・ボストンスパ館両館ともに休館し、閲覧室・ショップや展示・イベント等といった物理的な対面サービスを取り止めるとしています。休館中はデジタルコンテンツへのオンラインアクセスにより国内及び世界中にサービスを提供するとしています。

NLWは、新型コロナウイルス感染症の拡大と利用者の健康への懸念から、3月17日から無期限で休館するとしています。また今後3か月間の全イベントは中止・延期されます。休館中、同館の幅広いデジタル情報源が利用可能となるとしています。職員や業者は引き続き建物内に入れますが、自宅で勤務できるよう調整がなされています。今後についてはソーシャルメディアやウェブサイトで情報を提供するとしています。

英国図書館(BL)、国内10機関との連携事業“Unlocking Our Sound Heritage”でデジタル化保存した再生できなくなる恐れがある音声記録が1万点を達成したと発表

2019年12月10日、英国図書館(BL)は、記録媒体の物理的劣化や旧式化により再生できなくなる恐れがある音声記録の保存を目的に国内10機関と連携して取り組んでいる事業“Unlocking Our Sound Heritage(UOSH)”でデジタル化保存した音声記録が今週1万点になったことを発表しています。

多くの参加機関は今年から事業を本格的に始めており、宝くじ基金(National Lottery grant)の助成を得て、今後5年間で、同事業の対象となる50万点の音声記録のうち、5万点の保存を実施する予定です。

BLの“同日付のSound and vision blog”では、同事業に参加している、ウェールズ国立図書館、北アイルランド国立美術館、スコットランド国立図書館、レスター大学、サセックス大学のKeep、Bristol Culture、アーカイブズ+、ロンドン市公文書館、ノーフォーク・レコードオフィス、タインアンドウィア文書館・博物館での取組内容が紹介されています。

クリスマスの買い物はウェールズ国立図書館へ

ウェールズ国立図書館が、2017年12月6日、クリスマスイベントを開催します。

館内のカフェ“Caffi Pen Dinas”では、伝統的なクリスマスランチ(8ポンド、12ポンド)や、お茶菓子(午後5時半から午後6時半まで)が提供されるほか、作家による作品紹介やサイン会、ワインの試飲会やクリスマスのワインの選び方の相談会などが行われます。

ライブラリーショップでは贈り物が用意されるほか、地域のアーティストや職人の売店も並び、地元の男性服・女性服のショップも出店します。

その他、地元の歌手によるライブや、子ども向けには午後5時から午後6時までサンタ小屋(Santa's Grotto)が用意され、クリスマス用の装飾をすることができます。

ウェールズ国立図書館、“Welsh Music Archive”を創設

ウェールズ国立図書館(NLW)が、2017年9月22日に“Welsh Music Archive”を創設したと発表しています。

音楽関連の記録・手稿類、印刷物(楽譜、書籍、雑誌)、視聴覚資料の収集や利用促進のため創設されたもので、同館の蔵書構築方針に従い、

・ウェールズの歴史のなかで重要な役割を果たしたもしくは果たしている、あるいは、国内外の活動で高評価を得ているウェールズ出身の、作曲家、プロモーター、ウェールズ伝統音楽の研究者などの人物に関する資料
・音楽活動を手がけ促進する国家機関や、ウェールズ音楽を普及・研究する国家機関や学会、ウェールズ音楽やウェールズで音楽を実演するグループの記録
・ウェールズの商業音楽出版社やレコード会社の記録
・コンサートプログラムやエフェメラ類等を含めた、全時代・地域の音楽関連の手稿類

を収集します。

Launching the Welsh Music Archive(NLW,2017/9/25)
https://www.llgc.org.uk/blog/?p=15813

英国図書館、国内の10機関と連携し、記録媒体の劣化・旧式化により再生できない恐れがある音声記録50万点の保存を目的とした事業を開始

2017年4月12日、英国図書館(BL)が、宝くじ基金(National Lottery grant)等の助成を得て、記録媒体の物理的劣化や旧式化により再生できない恐れがある音声記録50万点の保存を目的とした、国内の10の機関との連携事業“Unlocking Our Sound Heritage”の開始を発表しています。

参加機関は、北アイルランド国立美術館、アーカイブズ+及びマンチェスター市議会、ノーフォーク・レコードオフィス、スコットランド国立図書館、レスター大学、サセックス大学のKeep、タインアンドウィア文書館・博物館、ウェールズ国立図書館、ロンドン市公文書館、Bristol Cultureの10機関です。

BLの“Save Our Sounds”事業の一環であり、2019年には、音源を検索し聴くことができるウェブサイトを公開する計画となっています。

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