図書館員

前橋市立図書館(群馬県)、「未来の図書館をつくるワークショップ」を開催:「学生」「司書」「建築」をテーマとした3つのワークショップ

2021年8月11日、8月21日、9月4日に、群馬県の前橋市立図書館が「未来の図書館をつくるワークショップ」を開催します。

発表によると、同館は千代田町中心拠点地区再開発事業の一環として新築移転をする計画があり、市民・専門家・図書館職員によるワーキンググループを立ち上げて新館基本構想に取り組んでいます。今回は、広く市民の意見を聞く場として、「学生」「司書」「建築」をテーマとした3つのワークショップが開催されます。

参加費は無料であり、事前の申し込みが必要です(先着順)。

各回の内容等は以下の通りです。

●8月11日:学生ワークショップ「学生と考える人が集まる図書館」
会場:前橋市高校生学習室
対象:高校生、大学生等(定員16人)
主なプログラム
・グループワーク1:どのような仕掛けがあれば、その場所にいきたいと思う?
・グループワーク2:子育てをするときをイメージして、どのような仕掛けがあれば、その場所にいきたいと思う?
・グループワーク3:先進事例から図書館の魅力を探る
・クロージング:未来の図書館をイメージする

米国図書館協会(ALA)、図書館でのプログラムを実施するために必要なスキル等をまとめた文書の草案を公開

2021年7月27日、米国図書館協会(ALA)が、図書館でプログラムを実施するために必要なスキル等をまとめた“Skills for 21st-Century Librarians: Learning Objectives for Library Programming”の草案を公開しました。

図書館職員と学生向けのカリキュラム開発を行う、ALAのプロジェクト“Skills for 21st-Century Librarians project”において、図書館や図書館教育におけるリーダー12人からなるタスクフォースを招集し、行われた議論の結果をまとめています。

文書の中では、「組織に関するスキル」「コミュニティに関する知識」「対人スキル」「イベント企画」「創造性」「プログラムの内容に関する知識」「アウトリーチとマーケティング」「財務スキルと評価」の9分野に関する推奨事項やツールが紹介されています。

8月16日まで、図書館職員、図書館学校の教員や管理職、学生等からの草案に対するフィードバックを募集しています。

米国図書館協会(ALA)、「図書館員の倫理綱領」(Code of Ethics)を改訂:人種的・社会的正義に対処するための原則を追加

2021年7月28日、米国図書館協会(ALA)が、「図書館員の倫理綱領」(Code of Ethics)を改訂したと発表しました。

今回の改訂では、人種的・社会的正義に対処するための原則が9つ目に追加されました。改訂は、ALAの「専門職の倫理綱領委員会」(COPE)が知的自由委員会(Intellectual Freedom Committee)等と協力して行いました。草案に対する意見募集を経て、6月29日にALAの年次大会で承認されました。

追加された第9原則では、全ての人の尊厳と権利を尊重すること、アドヴォカシーや教育をはじめとした活動を通して不平等と弾圧への対抗等に取り組むことが述べられています。

E2406 - 佐賀県における「チーム司書ネットワーク等推進事業」の取組

佐賀県では,2020年度から「県立図書館司書が中心となって市町立図書館司書(市町立図書館には,公民館図書室も含む。以下同じ。)とのネットワークを強化し,市町立図書館支援の充実および県内司書のレベルアップを図ることにより,県民が本に親しむ環境づくりの充実を図る」ことを目的とした「チーム司書ネットワーク等推進事業」に取り組んでいる。

福岡市早良図書館、図書館員が「おうち時間」に作成したものを展示する「図書館員のおうち展」を開催:10月には利用者が作成したものを展示予定

福岡市早良図書館が、図書館員が「おうち時間」に作成したものを展示する「図書館員のおうち展」を開催すると、福岡市総合図書館のTwitterが発表しています。

同館は、早良市民センターの改修工事に伴って、2021年5月31日から7月31日まで休館していましたが、8月1日に開館します。

10月には利用者から募集したものによる「おうち展」も予定されています。

@FukuokaLibrary(Twitter,2021/7/25)
https://twitter.com/FukuokaLibrary/status/1419101837278420992

参考:
江戸川区立篠崎図書館(東京都)、在宅勤務を行った職員の当時の本への向き合い方をまとめた冊子『図書館員が屋根のしたで読んだ本の話』を作成
Posted 2020年8月18日
https://current.ndl.go.jp/node/41765

米国法律図書館協会(AALL)、法律図書館・法情報専門家の現況調査報告書の第2版(2021年版)を刊行

2021年6月22日、米国法律図書館協会(AALL)が、法律図書館・法情報専門家の現況調査報告書の第2版として“AALL State of Profession 2021”を刊行しました

同報告書は、法律図書館(大学図書館、法律事務所、政府系法律図書館に分類されています)の、コロナ禍の影響・多様性・予算・利用者サービス・運営・コレクション・保存・連携・技術に関して定量的に把握できるものになっており、各機関での基準やアドヴォカシー・戦略策定や専門能力開発のためのツールとしての活用が想定されています。

同報告書での注目すべき事項として、法律図書館員が、新技術や研究成果の検査、新製品購入時の助言、契約交渉といった分野で貢献していることを指摘しています。

報告書は有料ですが、Executive Summaryが無料で公開されています。

コロナ禍におけるデータ:パンデミック対応におけるデータ・ライブラリアンの貢献(文献紹介)

カナダ国内の図書館協会のネットワーク“The Partnership”が刊行する“Partnership: the Canadian Journal of Library and Information Practice and Research”のVol. 16 no.1に、カナダのクイーンズ大学に所属するAlexandra Cooper氏らによる記事“Data in the Time of COVID-19: How Data Library Professionals Helped Combat the Pandemic”が、2021年6月21日付で公開されました。

同記事には、コロナ禍におけるデータ・ライブラリアンの活動等がまとめられています。一例として、カナダのウィルフリッド・ローリエ大学のデータ・ライブラリアンが、オンタリオ州のウェブサイトで公開されている情報をWayback Machineを用いて集め、新型コロナウイルス感染症感染状況の変化をまとめたファイルを作成し、共有したことが挙げられています。

英国図書館(BL)、職員の男女間賃金格差に関する年次レポート(2020年調査)を発表

2021年6月18日、英国図書館(BL)は、同館職員の男女間賃金格差に関する年次レポート(2020年調査)を発表しました。

2010年平等法に関する2017年男女間賃金格差情報規則(Equality Act 2010 (Gender Pay Gap Information) Regulations 2017)によって、250人以上の雇用者を有する事業主に報告が義務付けられているものであり、2018年1月、2019年1月、2020年1月に続いて4回目の報告となります。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによって報告義務は一時的に停止されているものの、BLでは従来どおりに最新の数値を報告することとした、と述べています。

暫定の全国平均賃金格差(中央値)は14.6%である一方で、同館での中央値は現状1.86%であり、2019年調査での中央値(2.04%)よりも改善しています。これは、「図書館、文書館、博物館、その他の文化活動」部門での中央値(6.6%)よりも良好であるとしています。なお、今回の発表から、他機関での例を参考に、発表での見出しの数値が平均値から中央値に変更されています。

米国図書館協会(ALA)、図書館員のコア・コンピテンシーを示した“ALA's Core Competences of Librarianship”の改訂版の草案を公開

2021年6月17日、米国図書館協会(ALA)が、図書館員のコア・コンピテンシーを示した“ALA's Core Competences of Librarianship”の改訂版の草案の公開を発表しました。

“ALA's Core Competences of Librarianship”は2009年に策定されたものであり、ALAの教育委員会(Committee on Education)により2017年から改訂作業が行われていました。発表の中では、図書館情報学教育、図書館におけるキャリアの初期等で得られる基本的な知識を反映していると述べています。また、今回の改訂で、社会正義・公正・多様性・包摂性を組み込んだとあります。

公開された草案について、フィードバックの募集が行われています。

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