資金調達

大阪市、大阪市立中央図書館のネーミングライツ協定を株式会社辰巳商会と締結することを発表:愛称は「辰巳商会中央図書館」に決定

2019年9月11日、大阪市は、大阪市立中央図書館のネーミングライツ協定を株式会社辰巳商会と締結することを発表しました。2019年9月18日に、大阪市立中央図書館(大阪市西区)において協定締結式が行われます。

決定した愛称は「辰巳商会中央図書館」であり、愛称使用時期は2019年10月1日から2年間です。なお、協定金額は200万円(年額、税別)です。

株式会社辰巳商会と中央図書館にかかるネーミングライツ協定を締結します(大阪市, 2019/9/11)
https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000479201.html

参考:
大阪市、大阪市立中央図書館のネーミングライツ優先交渉権者を決定したと発表
Posted 2019年7月11日
http://current.ndl.go.jp/node/38565

松竹大谷図書館、クラウドファンディングプロジェクト第8弾「写真で蘇る名優の面影、歌舞伎の魅力を次世代へ」を開始

2019年9月10日、松竹大谷図書館が、クラウドファンディングプロジェクト第8弾「写真で蘇る名優の面影、歌舞伎の魅力を次世代へ」を開始しました。

今回は、同館が所蔵する、劇場の売店などで売られていた明治末期から戦前にかけての「歌舞伎ブロマイド」(歌舞伎の舞台写真や俳優の扮装写真(演じる役の衣裳を着け化粧をして撮影している写真))約1万枚をデジタル化して、画像での閲覧と考証を行って整理を進めることで、同資料がより活用されるようにすることを目的としています。

また、公開可能な写真についてはウェブ上で公開することも計画されています。

デジタル撮影及びアーカイブ構築は、立命館大学アート・リサーチセンターが行い、デジタル化作業終了後は、株式会社資料保存器材が制作する保存容器に保管する計画です。

募集期間は10月30日までで、目標金額は250万円(図書館の令和元年度運営資金170万円、「歌舞伎ブロマイド」のデジタル化・保存容器費用80万円)と設定されています。

米・Educopia Instituteを中心としたオープンソースの出版インフラ開発・統合プロジェクト“Next Generation Library Publishing”がArcadia基金から220万ドルの助成を獲得

2019年8月28日、米国のMLAおよびその他の文化資源保存機関の連携促進を目的とする非営利組織Educopia Instituteは、図書館による出版活動に関するプロジェクト“Next Generation Library Publishing”がArcadia基金から220万ドルの助成を獲得したことを発表しました。

このプロジェクトはオープンソースの出版インフラを開発・統合することで、著者、編集者、読者に新しい出版経路を提供し、図書館による出版活動を強固に支援することを目的としたものです。Educopia Instituteを中心に米・カリフォルニア電子図書館(CDL)やオープンアクセスリポジトリ連合(COAR)等もこのプロジェクトチームに参加しています。

プロジェクトチームは2019年9月から目標達成のため以下のことに取り組む、としています。

・学術的な価値と調和し、かつ合理的な図書館の出版活動向けのソリューションを通して学術出版に関する選択肢・機会・イノベーションを増大させるような、効果的でバランスのよい学術出版のエコシステムを創設する。

・学術研究のライフサイクルを通じて、機関のリポジトリシステムと学術出版のワークフローをよりよく統合できるようなツールや基準を開発する。

岡山大学、ネーミングライツ・パートナーを募集:中央図書館のラーニングコモンズや学修スペース等も対象

岡山大学が、2019年8月19日から9月20日まで、ネーミングライツ・パートナーを募集しています。

契約期間は原則として3年以上で、中央図書館1階のラーニングコモンズとリフレッシュスペース、同じく2階の学修スペースであるサルトフロレスタとヒヨセルームも対象となっています。

国立大学法人岡山大学ネーミングライツに関する募集(岡山大学)
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/company/namingrights.html

【中央図書館】岡山大学ネーミングライツ・パートナーの募集のお知らせ(岡山大学附属図書館,2019/8/28)
http://www.lib.okayama-u.ac.jp/news/news_id8714.html

宮城県富谷市、市内初の図書館開設のため図書館建設費の一部を募るクラウドファンディングを開始

2019年8月9日、宮城県富谷市は、市内初の図書館「富谷市民図書館」建設に向けて、図書館建設費の一部を募るクラウドファンディングを開始しました。募集期間は2019年11月7日までです。

富谷市には市内6つの公民館図書室があるのみで、図書館法及び図書館設置条例に基づく図書館が整備されておらず、「富谷市民図書館」の2022年度開館に向けて取り組みが進められています。今回のクラウドファンディングプロジェクトの目標金額は1,038万円で、支援金は総額8億円を予定している図書館整備費用の一部に充てられます。

このクラウドファンディングへの個人からの寄付金は「ふるさと納税」の対象となり、所定の手続きを経た場合には、寄付額から2,000円を除いた金額が所得税・個人住民税から控除されます。

@tomiya.seikatu(Facebook,2019/8/9)
https://www.facebook.com/tomiya.seikatu/posts/1346832522146449

立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)、講談社の「ブルーバックスアウトリーチ(BBO)」を利用して「酒呑童子絵巻」修復支援のクラウドファンディングを開始

京都市の立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)が、株式会社講談社の「ブルーバックスアウトリーチ(BBO)」の寄附型プロジェクトとして、同センターが所蔵する「酒呑童子絵巻」修復支援のクラウドファンディングを開始しました。目標金額は200万円で2019年9月23日まで募集が行われています。

ARCが所蔵する「酒呑童子絵巻」は、絵巻作成技術がもっとも進んだ時期である1650年前後に京都で作られたと推定され、完成度は高く、現存する酒呑童子絵巻の中で最も豪華な作品であると考えられています。プロジェクトを通して、劣化が激しく開けることが出来ない状態の絵巻を現代の最高の技術で修復し、修復後は展覧会の開催やデジタル化、研究利用のために活用可能なデジタルアーカイブファイルの公開、などが計画されています。

立命館大学はBBOの最初のパートナー機関として2019年7月25日から4件のプロジェクトを開始しており、このプロジェクトはその中の1つに当たります。

E2166 - 図書館の共同出資による特別コレクションのOA化事業(米国)

近年日本では,資金調達手法の一つとしてクラウドファンディングが定着してきており,図書館界においても運営費やデジタル化事業費などの調達が試みられている(CA1917参照)。一方日本国外では,Knowledge Unlatched(KU;CA1907参照)やUnglue.itといった,オープンアクセス(OA)化の費用を賄うクラウドファンディングに特化したプラットフォームも出現している。本稿では,そうした取組の一つとして,2019年2月にJSTOR等を運営する非営利団体ITHAKAに加わったReveal Digitalについて紹介する。

オープンソースのリポジトリソフトウェアHykuを用いた機関リポジトリサービス開発プロジェクトが米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)の研究助成を獲得

2019年7月26日、米・ペンシルバニア大学図書館コンソーシアム(PALCI)は、米・インディアナ州の研究図書館ネットワーク(PALNI)と連携して進めている機関リポジトリサービス開発プロジェクト“Scaling Up a Collaborative Consortial Institutional Repository”が米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)から研究助成を獲得したことを発表しました。同プロジェクトへはIMLSから17万2,172ドル(2019年度)の助成が行われます。

この研究プロジェクトは、基盤となるインフラストラクチャー・ホスティング・管理コストを機関間で共有するために必要な機能等を構築しつつ、各館が独自に利用・カスタマイズ・ブランディングできるようなコンソーシアム規模での機関リポジトリサービスの実現を目指すものです。プロジェクト参加館は一元的な共同リポジトリインフラストラクチャーの実現に必要な機能と構成オプションを開発するため、オープンソースのリポジトリソフトウェアHykuを調整する作業を行います。開発当初はオープン教育資源(OER)と電子学位論文(ETD)への支援に重点が置かれる予定です。

大阪市、大阪市立中央図書館のネーミングライツ優先交渉権者を決定したと発表

2019年7月8日、大阪市は、大阪市立中央図書館のネーミングライツ優先交渉権者を決定したと発表しています。

同市では、3月4日から8月30日まで、先着順で市所有施設におけるネーミングライツパートナーを募集していましたが、7月1日に、大阪市公共施設等ネーミングライツパートナー審査委員会を開催し、株式会社辰巳商会を優先交渉権者として決定しました。今後、詳細について優先交渉権者と協議を進め、正式契約を結ぶ予定です。

希望愛称名は「辰巳商会中央図書館」で、使用期間は2年間、ネーミングライツ料は年額200万円(消費税抜き)です。

中央図書館のネーミングライツ優先交渉権者が決まりました(大阪市,2019/7/8)
https://www.city.osaka.lg.jp/zaisei/page/0000474842.html

株式会社講談社、新しいタイプのクラウドファンディングプラットフォームとして「ブルーバックスアウトリーチ(BBO)」を立ち上げる

2019年7月2日、株式会社講談社は新しいタイプのクラウドファンディングプラットフォームとして「ブルーバックスアウトリーチ(BBO)」を立ち上げたことを発表しました。

講談社によると、研究者から発案のあったプロジェクトについて、同社が商品の企画や製作を研究者とともに実施し、販売元・サービス提供者となるため、研究者が製造や配送作業の負担を背負わなくてもよい点が、BBOの一般的なクラウドファンディングとは異なる特徴です。また、大学の寄附口座等に支援を集める「寄附型クラウドファンディング」にも対応しています。

開発者である同社の長尾洋一郎氏は、一般読者と研究者をつなぐ役割を果たしてきた科学新書シリーズ『ブルーバックス』が、近年書籍化に結び付かないコンテンツも発信する科学メディアブランドとなってきたことを踏まえて、そのブランド力を生かし他の科学メディアと差別化を進める取り組みとしてBBOを立ち上げた、としています。

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