資金調達

飛鳥未来プロジェクト実行委員会(奈良県)、飛鳥地域の本好きな子どもにオンライン読書を提供するためのクラウドファンディングを実施中:同地域の図書館の司書とも連携

2020年6月11日、飛鳥未来プロジェクト実行委員会(奈良県)が、飛鳥地域の本好きな子どもにオンライン読書を提供するためのクラウドファンディングを開始しました。

新型コロナウイルスの感染拡大のため、子どもの図書館利用にも制限があることから、その課題を解消するために行われるものです。文部科学省のGIGAスクール構想により、飛鳥全地域の小・中学生にタブレット端末が付与される機運が高まっていることをうけ、そのタブレットで利用可能なKindleアプリを利用しKindle Unlimitedとの契約を行なって、約1年間のオンライン読書環境を提供します。利用者は、クラウドファンディングの実行後、小・中学生を対象に募集を行なって決定されます。

飛鳥未来プロジェクトは、飛鳥地域(橿原市、三宅町、田原本町、高取町、明日香村)に係るプロジェクトで、田原本町・橿原市・明日香村が後援しています。同事業は同地域の図書館の司書と連携して行うとし、司書は、子どもの興味関心や、今後読んでいったらより良い書籍の推薦などを行います。また1年間のプロジェクト終了時には発表機会(ビブリオバトルやプレゼンテーションなど)が設けられます。

目標金額は100万円で期限は6月30日です。

公益財団法人冷泉家時雨亭文庫、台風被害を受けた江戸時代の資料を収めるプレハブ倉庫に代わる土蔵建設のためのクラウドファンディングを実施中

2020年6月9日、公益財団法人冷泉家時雨亭文庫が、台風被害を受けた江戸時代の資料を収めるプレハブ倉庫に代わる土蔵建設のためのクラウドファンディング「800年にわたる和歌の家・冷泉家に文化財を保存する土蔵を造りたい」を実施しています。

藤原定家の子孫である冷泉家伝来の典籍および古文書類の保存及び活用を図る事等を目的に設立された公益財団法人冷泉家時雨亭文庫では、計8棟の蔵のうち3棟が崩れたためにプレハブ倉庫を3棟設け保管してきたところ、2018年の台風で屋根が飛び、江戸時代の膨大な資料が一時雨ざらしの状態となりました。

現在は他の蔵に収納したり、他に分散して預けたりしている状況で、今回、資料保存のため、京都御所や同志社大学といった周辺環境との調和や保存環境の観点からしっくい塗りの土壁の蔵を建設することとなり、クラウドファンディングで調達される資金は、約2億円の建設費のうち、蔵の中に設ける棚の整備のために用いられます。

このクラウドファンディングは、株式会社京都新聞社と株式会社電通で構成されるTHE KYOTO実行委員会によるプロジェクトで、目標金額は350万円ですが、6月10日時点で目標金額を達成しています。別途、蔵の建設費への寄附も募集されています。

国文学研究資料館、アーカイブズ・カレッジ(史料管理学研修会)の地方開催継続を目的としたクラウドファンディングを開始

国文学研究資料館が、アーカイブズ・カレッジ(史料管理学研修会)の地方開催継続を目的としたクラウドファンディングを開始しています。

同館が、歴史記録の保存を担う人材(アーキビスト)の育成を目的に行っている「アーカイブズ・カレッジ」のうち、地方で開催する1週間の短期コースが、予算削減により2020年度から中止せざるを得なくなったことから、その継続のため実施されるものです。

目標金額を達成した場合、それをもとに、2021年から2年間、「アーカイブズ・カレッジ」を秋(10月・11月)に1週間開催するとともに(2021年:松江市、2022年:富岡町(福島県))、地方の危機という現実問題に取り組むために、これまでの蓄積を基にしながら、より現実即応型の人材育成とそのような人材による全国ネットワーク化を目指すとしています。そのうえで、3年目以降のさらなる事業展開を図っていくと説明されています。

また、人材育成に止まらず、開催地での市民向け講演会を開催し、一般社会にもアーカイブズの重要性を伝えていくとのことです。

目標金額は300万円で、期限は2020年8月7日の午後11時です。

フィンランドのコンソーシアム“FinELib”、SCOSSの資金調達モデルの枠組みによりDOAJへ3年間の資金提供を実施

DOAJ(Directory of Open Access Journals)の2020年5月19日付のお知らせで、フィンランドの大学・研究機関・公共図書館等によるコンソーシアム“FinELib”が、DOAJへの3年間の資金提供に合意したことが発表されています。

FinELibはDOAJのオープンアクセス(OA)・学術出版に対する貢献の重要性を認識し、DOAJへの資金提供に合意しました。FinElibの資金提供の表明は、2020年初頭に発表したフィンランドのオープンサイエンス・オープンリサーチに関する方針を背景として実施されており、フィンランドの学術コミュニティでも歓迎されています。

FinElibはDOAJへ年間3万1,500ユーロの資金提供を3年間実施することを約束しています。この資金提供はDOAJの「持続可能性」を確保するに足る水準であり、社会科学・人文科学分野の英語以外によるジャーナルを収録する事業など、DOAJの現在の主要目標に集中して取り組むことを可能にする、としています。

FinElibによる資金提供は、フィンランド学会連盟(TSV)とDOAJによる共同パイロットプロジェクトが成功したことを受けて実施されます。

北海道ブックシェアリングによるクラウドファンディング、「「学校図書館づくりサポートセンター」をつくります」が成立

北海道ブックシェアリングが、2020年4月15日の北海道学校図書館づくりサポートセンターの事業開始に向けて行っていたクラウドファンディング、「「学校図書館づくりサポートセンター」をつくります」が成立したと発表しています。

クラウドファンディングで集まった財源は、学校図書館の展示物などを制作する工房(センター2F)づくりと建物の断熱工事、案内看板の設置費用に充てられます。

クラウドファンディング「学校図書館づくりサポートセンターをつくります」が成立しました!(北海道ブックシェアリング, 2020/4/24)
https://ameblo.jp/booksharing/entry-12592092131.html

「学校図書館づくりサポートセンター」をつくります(READYFOR)
https://readyfor.jp/projects/school-lib-center

独立行政法人国立美術館、クラウドファンディング第2弾「12人の工芸・美術作家による新作制作プロジェクト!」を開始:国立工芸館の移転開館記念事業

2020年4月1日、独立行政法人国立美術館が、クラウドファンディング第2弾「12人の工芸・美術作家による新作制作プロジェクト!」の開始を発表しました。

東京国立近代美術館の分館である工芸館が、7月に国立工芸館として金沢市に移転開館することを記念した事業で、現役で活躍する工芸・美術作家12人に新作の制作を依頼するための費用を集める事が目的です。

制作された作品は、開館記念展でお披露目された後、国立工芸館が開催する様々なイベントで利用されるとしています。

目標金額は300万円です。

独立行政法人国立美術館 トピックス
http://www.artmuseums.go.jp/
※2020.4.1欄に「国立美術館のクラウドファンディング第2弾を開始しました。「国立工芸館 石川移転開館記念事業 12人の工芸・美術作家による新作制作プロジェクト!」とあります。

Springer Nature社、著者向けアンケート・機関へのインタビューに基づいた論文処理費用(APC)の財源に関するホワイトペーパーを公開

2020年4月6日、Springer Nature社は、論文処理費用(APC)の財源に関するホワイトペーパーとして、“'APCs in the Wild': Could Increased Monitoring and Consolidation of Funding Accelerate the Transition to Open Access?”を公開したことを発表しました。

Springer Nature社は2019年6月から8月にかけて、同社の完全オープンアクセス(OA)誌及びハイブリッドOA誌にAPCを支払って、論文を出版した著者に対してAPCの財源と支払に関するアンケートを実施し、1,014件の回答を得ました。また、APC財源の管理・モニタリングについて、世界中の機関のOAの管理担当者に対するインタビューを16件実施しました。公開されたホワイトペーパーはこれらの結果に基づいて作成されています。

ホワイトペーパーでは、アンケート及びインタビューの結果から得られた重要な知見として、以下の5点が挙げられています。

北海道学校図書館づくりサポートセンターがプレオープン:2020年4月15日の事業開始に向けて断熱工事費等を募るクラウドファンディングを実施中

2020年3月23日、一般社団法人北海道ブックシェアリングは、「北海道学校図書館づくりサポート事業」で準備を進めていた「北海道学校図書館づくりサポートセンター」が2020年3月16日に仮オープンし内覧会を実施中であることを発表しました。

2020年4月15日の北海道学校図書館づくりサポートセンターの事業開始に向けて、北海道ブックシェアリングは、センター2階に置かれる学校図書館の展示物などを制作する工房づくり、建物の断熱工事、案内看板の設置費用等を募るクラウドファンディングを実施しています。クラウドファンディングの目標金額は60万円で、募集期間は2020年4月22日までとなっています。

「学校図書館づくりサポートセンター」をつくります!(一般社団法人北海道ブックシェアリング ブログ,2020/3/23)
https://ameblo.jp/booksharing/entry-12584184994.html

仏・オープンサイエンス委員会、SCOSSで資金調達を実施中の3種類のオープンサイエンス基盤サービスへ総額45万ユーロの支援を実施

2020年3月10日、仏・高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)のオープンサイエンス国家計画の一環として設置されているオープンサイエンス委員会(Le comité pour la science ouverte)は、SCOSSを通して資金調達を実施中の3種類のオープンサイエンス基盤サービスへ総額45万ユーロの支援を実施することを発表しました。

SCOSSはMESRIやSPARC Europe等も参加する、非営利のオープンアクセス(OA)・オープンサイエンスサービスの資金調達支援のための国際的な連合体です。オープンサイエンス委員会は、現在SCOSSの援助対象となっている、オープン書誌データ・引用データの普及を目指すインフラサービスOpenCitations、オープンソースの出版システムを開発・提供する複数大学のイニシアチブPublic Knowledge Project(PKP)、OAの査読済単行書のダイレクトリDOABへ支援することを表明しています。支援額の内訳は、OpenCitationsが25万ユーロ、PKPが7万5,000ユーロ、DOABが12万5,000ユーロです。

倉敷市立図書館(岡山県)、平成30年7月豪雨被害を受けた倉敷市立真備図書館再開に向けた図書購入のため寄附金を募集

2020年3月1日、岡山県の倉敷市立図書館は、平成30年7月豪雨で約12万7,000冊の蔵書を水没により廃棄せざるを得なくなるなど大きな被害を受けた倉敷市立真備図書館について、2021年度の再開に向けて図書購入のための寄附金を募集することを発表しました。

寄附金の募集は2020年3月1日から2021年2月28日まで行われています。寄附は1,000円から行うことが可能で、郵便・電話・FAX・Eメール、及び倉敷市のウェブサイト内に設けられた専用ページから申し込むことができます。また、倉敷市ふるさと納税を利用した寄附も可能なこと、寄附金は税法上の控除を受けられる場合があることも合わせて案内しています。

お知らせ(倉敷市立図書館)
http://www.kurashiki-oky.ed.jp/chuo-lib/index.html
※2020年3月1日欄に「平成30年7月豪雨災害で被災した、真備図書館支援のための寄附金を募集します」とあります

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