図書館協力

フランス国立図書館(BnF)とチェコ共和国・モラヴィア図書館(MZK)、作曲家Antoine Reichaに関するバーチャル展示を共同で実施

2021年2月25日、フランス国立図書館(BnF)が、チェコ共和国・モラヴィア図書館(MZK)と連携して、チェコ共和国出身の作曲家Antoine Reichaに関するバーチャル展示“Antoine Reicha redécouvert”を行うことを発表しました。

発表によると、Antoine Reichaの生誕250周年を記念した展示であり、展示の実施のため、学術・研究・デジタル化・インターンシップ交流の分野に関する協定がBnFとMZKの間で締結されました。プロジェクトの目的としては、Antoine Reichaが残した文化的遺産の重要性を明らかにすることに加え、特にコレクションのデジタル化と研究の分野において、2館の連携が持つ可能性を示すことが挙げられています。

米・図書館情報資源振興財団(CLIR)、ラテンアメリカやカリブ海地域の文書館・図書館等との連携に関するシンポジウムの内容と推奨事項をまとめた報告書を公開

2021年2月16日、米・図書館情報資源振興財団(CLIR)が、ラテンアメリカやカリブ海地域の文書館・図書館等との連携に関するシンポジウム“Capacity Assessment of Latin American and Caribbean Partners: A Symposium about Open-Access, Technological Needs, and Institutional Sustainability”の内容と、推奨事項をまとめた報告書を公開したことを発表しました。

同シンポジウムは、2020年4月16日と4月17日に開催され、ラテンアメリカやカリブ海地域の機関の事例を中心に情報共有を行い、共通のニーズを特定するためのフォーラムが行われました。

報告書には、シンポジウムの内容、開催までの経緯、参加者の反応等がまとめられており、英語、フランス語、ハイチ語、ポルトガル語、スペイン語で公開されています。また、ラテンアメリカとカリブ海地域の機関、米国を拠点とする図書館・文書館・文化遺産関係機関、助成機関について、以下をはじめとした推奨事項が記載されています。

●ラテンアメリカとカリブ海地域の機関
・異なる機関間で、学者や連携相手になる可能性がある人と連絡を取る。

中国国家図書館による地方図書館との文献共有・貸出計画(記事紹介)

中国の北京日報による2021年1月22日付け記事で、中国国家図書館による地方図書館との文献共有・貸出計画(原文「文献共享借阅计划」)の開始が紹介されています。

同計画は二つの段階に分かれています。第一段階では、地方図書館との協力を通じ、中国国家図書館が所蔵する複本を地方図書館での閲覧貸出に供します。第二段階では、全国における図書貸出のためのクラウドプラットフォームを構築し、協力館のサービスプラットフォームと接続することにより、資料の動態管理を実現するとしています。

中国国家図書館では、国内の公共文化サービスの発展状況における不均衡を考慮し、中西部や辺境地区の図書館との協力を優先して進めており、すでに黒竜江省・江西省・チベット自治区・甘粛省・湖北省・吉林省の6省における共有・貸出のシステム内に資料72.5万冊余りを提供しているとあります。

E2349 - 専門図書館と公共図書館の連携はなぜ進まないのか<報告>

2020年11月2日,第9回情報ナビゲーター交流会(以下「交流会」)が開催された。全国の公共図書館員と主に都市部の専門図書館員の館種を超えた交流を目的とした同会(E2244参照)は,ビジネス支援図書館推進協議会および一般財団法人機械振興協会経済研究所が主催し,文部科学省および専門図書館協議会の後援を受け,新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響によりオンラインで行われた第22回図書館総合展のイベントのひとつとして実施された。「専門図書館と公共図書館の連携はなぜ進まないのか」をテーマとした交流会は,5つのプレゼンテーション,プレゼンターによるパネルディスカッションで構成され,全国から述べ96人(登壇者,スタッフ含む)の参加者があった。5つのプレゼンテーションは以下の通りである。

【イベント】ウェブ講演会「「新しい日常」における図書館」(2/26・オンライン)

2021年2月26日、国立国会図書館(NDL)により、ウェブ講演会「「新しい日常」における図書館」がオンラインで開催されます。

国際図書館連盟(IFLA)会長のクリスティン・マッケンジー氏を講師とし、新型コロナウイルス感染症感染拡大下におけるIFLAや各国の図書館の対応事例、今後の国際連携の在り方等について講演が行われます。

日英同時通訳付きであり、定員は300人(要事前申込・先着順)で、参加費は無料です。

ウェブ講演会「「新しい日常」における図書館」(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/event/events/20210226lecture.html

高知工科大学附属情報図書館と高知こどもの図書館が相互協力に関する協定を締結:香美キャンパスの同大学図書館で協定締結を記念した企画展が開催中

2020年12月18日付で、高知工科大学附属情報図書館と認定特定非営利活動法人の高知こどもの図書館が相互協力に関する協定を締結しました。

両館は、所有する情報資源の有効活用によって、利用者サービスの向上・図書館活動の充実を図り、県民の生涯学習環境の増進に寄与することを目的に協定を締結しました。同協定により、相互貸借が可能となるなど、利便性向上につながることを説明しています。

協定締結を記念して、高知工科大学香美キャンパス(高知県香美市)の附属情報図書館1階エントランスホールでは、2021年1月6日から3月25日までの期間に、高知こどもの図書館の図書160冊の展示・貸出を実施しています。

@NpoFaRenGaoZhikodomonoTuShuGuan (Facebook,2020/12/18)
https://www.facebook.com/NpoFaRenGaoZhikodomonoTuShuGuan/posts/1846402425508760

韓国国立中央図書館(NLK)、書誌標準に関する情報や典拠データ・図書館関係のニュースを集約したウェブサイト「司書支援サービス」を公開

2020年12月21日、韓国国立中央図書館(NLK)が、ウェブサイト「司書支援サービス」を公開しました。

利用者による検索効率の向上を目的に、図書館員が業務上必要なコンテンツを集約したもので、資料の整理や書誌コントロール上必要な書誌標準に関する情報や、図書館関係のニュースを翻訳して提供するオンラインマガジン「ワールドライブラリ」、典拠データ(人名・団体名・件名)が搭載されています。

またウェブサイトは、レスポンシブウェブデザインを採用し、クラウド環境で運営されています。

今後、利用者別のウェブページや、人工知能(AI)を活用したサービスの開発なども計画されています。

국립중앙도서관이 전국 사서를 돕습니다! (国立中央図書館が全国の司書を助けます!)(NLK,2020/12/21)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&id=37824&schBcid=normal0302

京都外国語大学付属図書館、京都府立図書館が管理・運営する「京都府図書館総合目録ネットワーク」に参加:同ネットワークを通じた府内の公共図書館・読書施設、参加大学図書館との相互貸借が可能に

2020年12月1日、京都外国語大学付属図書館が、京都府立図書館が管理・運営する「京都府図書館総合目録ネットワーク(K-Libnet)」に参加したと発表しています。同ネットワークに参加する大学図書館としては12館目です。

これにより、同大学の教職員および学生は、京都府内の公共図書館・読書施設およびK-Libnetに参加している大学図書館の蔵書を取り寄せて利用することができるようになります。また、京都府立図書館および府内の公共図書館・読書施設の利用登録者も、同大学図書館の所蔵資料(一部を除く)を取り寄せて利用することができます。

12月から試行され、2021年から本格サービスに移行される予定です。

K-Libnet(京都府図書館総合目録ネットワーク)への参加と試行サービス開始について(京都外国語大学付属図書館,2020/12/1)
http://www.kufs.ac.jp/toshokan/klibnet.html

韓国国立中央図書館(NLK)、ロシア・エリツィン大統領図書館と業務協約を締結:大統領図書館のデジタル化資料を閲覧できる専用席を設置

2020年9月29日、韓国国立中央図書館(NLK)が、韓・露修好30周年を記念して、ロシア・エリツィン大統領図書館と業務協約を締結したと発表しています。

今回の業務協約により、エリツィン大統領図書館のデジタル資料約87万の検索およびロシア関連資料のデジタルデータへの無料アクセスが可能となります。NLKでは、国立デジタル図書館の「情報広場」内にエリツィン大統領図書館のデジタル化された蔵書を閲覧できる専用席3席を設ける計画です。

エリツィン大統領図書館のプレスリリースによると、韓国で最初にエリツィン大統領図書館の遠隔電子閲覧室が設けられたのは、2017年の高麗大学校とのことです。

국립중앙도서관, 러시아 문헌의 디지털 서비스 제공(国立中央図書館、ロシア文献のデジタルサービス提供)(NLK,2020/9/29)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&id=37230&schBcid=normal0302

総務省、「地方議会・議員のあり方に関する研究会報告書」を公表:議会の権能強化のための議会図書室の有効活用を求める意見も

2020年9月30日、総務省が、「地方議会・議員のあり方に関する研究会報告書」を公表しました。

「地方議会・議員のあり方に関する研究会」(座長:只野雅人(一橋大学大学院法学研究科教授))により取りまとめられた報告書です。

三議長会(全国都道府県議会議長会、全国市議会議長会、全国町村議会議長会)からの議会の権能の強化を求める提言の1つとして、議会の調査研究・政策立案機能を支援する観点から、事務局体制の強化や議会図書室の有効活用を求める意見があったとしています。

議会図書室の有効活用については、公立・大学等の他の図書館との連携や、議員への情報提供機能・レファレンスサービスの強化などが重要であるとするもので、事務局体制の強化にも関連して、議会図書室についても共同設置し、議員への情報提供機能・レファレンスサービスを含めたシンクタンクとしての機能を充実させる方向で検討していくことが考えられるのではないかとの意見があったと紹介されています。

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