AASL(米国学校図書館協会)

米国学校図書館員協会(AASL)、子どもの探索力を涵養するためのガイド“Developing Reflective Explorers and Innovators”を公表

2021年4月16日、米国学校図書館員協会(AASL)が、ガイド“Developing Reflective Explorers and Innovators”を公表したと発表しています。学習者が効果的な探索者となるために必要なスキルを身に着けることを学校図書館員が支援する際に主に直面する課題を示すために作成されたものです。

同ガイドでは、学習者・学校図書館員・学校図書館のための包括的なシナリオと活動が、AASLの「学校図書館基準」における、思考(Think)・創造(Create)・共有(Share)・成長(Grow)という4つの学習領域(domains)ごとにまとめられており、それらのコンテンツは、学習者の好奇心・創造性・協調性・批判的思考を育てることを意図したものとなっています。

AASL News
http://www.ala.org/aasl/
※「AASL Releases Guide to Inspire Future Generations of Explorers 3 days ago」とあります。

教員と学校司書の連携の成功事例の戦略の特徴(米国)(文献紹介)

2021年4月に刊行された、米国学校図書館協会(AASL)のオンラインジャーナル“School Library Research”第24号に、論文“Strategies for Successful School Librarian and Teacher Collaboration”が掲載されています。

米・セントラルミズーリ大学のJenna Kammer氏、および、学校司書(School Librarian)のMatt King氏・Allison Donahay氏、教員のHeather Koeberl氏による研究成果で、小・中・高等学校における学校司書と教員の連携の成功事例の戦略を把握するため、連携の課程で学校図書館員が指導カリキュラムを統合した3事例の実地調査を検証したものです。

検証の結果、学校図書館員は、連携を成功させるために、校長からの支援の確保、全ての協力者とのビジョンの共有、連携の進捗に関するデータの収集と分析、定期的な打ち合わせの実施、連携内容の文書化といった様々な戦略を用いていたとしています。

米国学校図書館員協会(AASL)、学校図書館管理担当者の必要性・責任等に関する立場声明を発表

2021年3月9日、米国学校図書館員協会(AASL)は、立場声明“The Critical Need for and Responsibilities of District-Level School Library Supervisors”の公開を発表しました。

同声明は学校図書館の管理担当者(Supervisor)の必要性・責任等に言及しており、従来同様の位置づけにあった“Role of the School Library Supervisor”を、2017年に策定した全国学校図書館基準に沿って更新する内容で、AASLが作成しました。高等学校までの教育を受ける全ての児童・生徒にとって、学区ごとに設置された有資格の学校図書館の管理担当者は、生徒・児童が将来への準備を整える際に不可欠な要素であり、そのような管理担当者には、他のスタッフと共同して、学習に効果的な図書館の創造・維持のために、リーダーシップの発揮・構想の提示等の責任があることなどを示しています。

立場声明の全文は、AASLのウェブサイトからダウンロードすることができます。

米国学校図書館員協会(AASL)、2020年の“National School Library of the Year Award”を発表:テキサス州の“Mesquite Independent School District”

2020年10月19日、米国学校図書館員協会(AASL)が、テキサス州・メスキートの“Mesquite Independent School District(メスキート独立学区)”を、2020年の“National School Library of the Year(NSLY)”に選んだことが発表されています。

NSLYは、AASLの学校図書館基準『学習者、学校図書館員、学校図書館のための全国学校図書館基準』の実現事例を示す、単一、もしくは学校区単位の学校図書館を表彰する賞です。

メスキート独立学区は、ダラス郡東部の約60平方マイルの地域をカバーしており、49のキャンパスで生徒約38,000人が学んでいます。各キャンパスでは学校図書館を教育プログラムの重要な構成要素としており、研究・読書に加えて、生徒のコラボレーション、クラブの会合、拡大学習(extended learning)等の活動にもスペースを提供しています。

米国学校図書館員協会(AASL)、教育と学習に役立つデジタルツールの2020年版を発表

2020年7月27日、米国図書館協会(ALA)の米国学校図書館員協会(AASL)が、教育と学習に役立つデジタルツール11点を発表しました。

学校図書館員と教師による学習やカリキュラムの開発に役立ち、AASLの学校図書館基準を支援するものが選定されています。

AASL announces Best Digital Tools for Teaching & Learning(ALA, 2020/7/27)
http://www.ala.org/news/member-news/2020/07/aasl-announces-best-digital-tools-teaching-learning

米国学校図書館員協会(AASL)、ウェブ会議の技術等を用いての遠隔インタビューの記録化が可能なStoryCorps Connectの公開にあたり、非営利団体StoryCorpsと連携:新型コロナウイルス感染拡大下の学校図書館員へのインタビューの記録化等

2020年5月28日、米国学校図書館員協会(AASL)が、ウェブ会議の技術等を用いての遠隔インタビューの記録化が可能なStoryCorps Connectの公開にあたり、あらゆる背景や信念を持つ人々のストーリーを記録・保存・共有する活動を行っている非営利団体StoryCorpsと連携したと発表しています。。

StoryCorpsが3月から構築を開始したStoryCorps Connectは、新型コロナウイルス感染拡大下における貴重な一次資料としての家族の「語り」の記録化が可能で、学校図書館員に対しては、休校中の学習方法の転換にどのように対応したかを教員や同僚の司書にインタビューして記録化することができると紹介しています。記録は、米国議会図書館(LC)の米国民俗センターで保存されます。

StoryCorpsでは、AASLを含めた全国の機関と連携し、公共メディア・学区・教員とともに、同取組を国内に普及させており、AASLではStoryCorpsと連携し、学校図書館員を対象としたStoryCorps Connectの利用方法に関するウェビナーを開催しました。

米国図書館協会(ALA)、女性参政権100周年委員会(WSCC)と連携し、子ども向けの女性参政権に関する図書のセットを公共図書館・学校図書館に寄贈

2020年5月26日、米国図書館協会(ALA)は、 女性参政権100周年委員会(Women’s Suffrage Centennial Commission:WSCC)と連携し、公共図書館と学校図書館を対象に、子ども向けの女性参政権に関する図書のセット(6,000セット)を寄贈すると発表しました。

WSCCは、2020年が、女性参政権に関する合衆国憲法修正第19条が1920年に批准されて100周年にあたることを記念して議会によって創設されたもので、図書の選定と同プロジェクトへの資金提供を行っています。

各セットは、小学生・中学生・高校生を対象とした各1冊ずつ、合計3冊の図書で構成されています。

ALAの本部及び米国学校図書館員協会(AASL)・児童図書館サービス協会(ALSC)・ヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)からのワーキンググループが、申し込みへの対応、多様な本からなる推薦本リストや寄付に対応したプログラムや展示のアイデアを作成するとしています。

また、ALAとWSCCでは、オンラインで女性参政権の歴史に関するシリーズを共催するとしています。

米国学校図書館員協会(AASL)、「全国学校図書館基準」とGoogleのコンピューターサイエンス教育に関するプログラム“CS First”との関係を示す資料を公開

2019年12月2日、米国学校図書館員協会(AASL)が、「全国学校図書館基準」を満たすために必要な資料や資源を提供する取組の一環として、同基準と、Googleのコンピューターサイエンス教育に関するプログラム“CS First”の関係を説明する資料(クロスウォーク)を公開しました。

AASL Standards now crosswalked to Code with Google’s CS First Curriculum(ALA AASL, 2019/12/2)
http://www.ala.org/news/member-news/2019/12/aasl-standards-now-crosswalked-code-google-s-cs-first-curriculum

米国学校図書館員協会(AASL)、オープン教育資源(OER)の作成・選定を行なう学校図書館員を支援するためのツールキットを公表

2019年11月8日、米国図書館協会(ALA)は、米国学校図書館員協会(AASL)が、学校・学区等のためにオープン教育資源(OER)の作成・選定を行なう学校図書館員を支援することを目的とした“Open Educational Resources (OER) Toolkit”の公表を発表しました。

同ツールキットは、新しい学校図書館基準である『学習者、学校図書館員、学校図書館のための全国学校図書館基準』(National School Library Standards for Learners, School Librarians and School Libraries)に基づいて構成されているため、潜在的な役割や責任、機会などを明確に把握することができると説明されています。

ツールキットの「ペルソナ」を利用することで、学区のOERの実施目標を達成するために学校図書館員がどのように教員・管理職、その他利害関係者と交流・協力すればよいか理解できるとしています。

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