図書館システム

株式会社カーリル、蔵書検索システム「こうとけんさく」の運用を開始:埼玉県高等学校図書館研究会との連携の成果

2020年10月22日、株式会社カーリルが、蔵書検索システム「こうとけんさく」の正式運用を開始したことを発表しました。

同システムは、埼玉県内の高等学校や特別支援学校の教職員や学校司書で構成される「埼玉県高等学校図書館研究会」と同社の連携により開発されました。インターネットで同県内の高等学校141校の学校図書館蔵書310万冊以上(発表時点)を横断的に検索できます。

発表の中では、同システムは公開されませんが、サービスの運用で得られた知見や効率的な運用方法等については公開していくとされています。また、同社が提供する横断検索API“Unitrad API”と、「COVID-19 : 学校図書館支援プログラム」でも活用されている簡易的な蔵書検索技術を組み合わせて構築されていること等が紹介されています。

「こうとけんさく」の運用を開始しました(カーリルのブログ, 2020/10/22)
https://blog.calil.jp/2020/10/kouto.html

Internet Archive(IA)、図書館の所蔵資料共有のためのオープンソースソフトウェアのプラットフォーム構築を目指すプロジェクトReShareに参加

2020年10月13日、Internet Archive(IA)が、図書館の所蔵資料共有のためのオープンソースソフトウェアのプラットフォーム構築を目指すプロジェクトReShareへの参加を発表しました。

IAは、ReShareの会員として、資料共有のためのネットワークの価値や影響力の向上、および、それらを支援するために使用するツールの改善のため、図書館等と連携するとしています。

Internet Archive Joins Project ReShare(IA,2020/10/13)
http://blog.archive.org/2020/10/13/internet-archive-joins-project-reshare/

ReShare
https://projectreshare.org/

鹿児島工業高等専門学校、日本電気株式会社(NEC)と教育現場におけるデジタル化加速に向けた包括連携協定を締結:図書館への入館時に顔認証技術を導入等

2020年10月8日、鹿児島工業高等専門学校が、日本電気株式会社(NEC)と、学校教育におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)や地域振興等の活動を通じた新たな社会価値の創造を目的に、包括連携協定を締結したと発表しています。

DXに触れる場作りとして、人工知能(AI)やサイバーセキュリティ、顔認証等の技術を活用した研究や実証実験を共に行うことで、将来を担うエンジニア人材教育やDXによる地域課題の解決と地域共創の実現を目指すとしています。

包括連携協定を通じた取り組みとして、図書館での顔認証技術の導入があげられており、入館時に未登録者アラームを出すことで不正侵入を検知し、セキュリティ強化につなげるとしています。

鹿児島高専とNEC、教育現場におけるデジタル化加速に向けた包括連携協定を締結(鹿児島工業高等専門学校)
https://www.kagoshima-ct.ac.jp/news/15286/

イタリア・フィレンツェ国立中央図書館(BNCF)、オープンソースの図書館サービスプラットフォームFOLIOを導入

2020年10月8日、EBSCO社は、同社がホスティングサービスを提供するオープンソースの図書館サービスプラットフォーム(LSP)FOLIOについて、イタリア・フィレンツェ国立中央図書館(BNCF)が導入したことを発表しました。

BNCFでは、利用者・貸出情報の管理、目録作成の前工程(pre-cataloging activities)でFOLIOを使用しており、公共の国立図書館(national public library)としては初のFOLIO導入であるとしています。

国立大学図書館協会、「令和元年度図書館システム及び関連システムに関するアンケート集計報告」を公開

2020年10月6日、国立大学図書館協会の学術情報システム委員会と、これからの学術情報システム構築検討委員会が、「令和元年度図書館システム及び関連システムに関するアンケート集計報告」を公開したことを発表しました。

アンケート調査は、同協会会員館92館を対象に、2020年1月21日から2月21日にかけて行われ、回答数は67でした。報告書の「まとめ」では、国立大学図書館が導入している周辺システムや業務体制については各館の事情によって多様であること等が述べられています。

お知らせ(国立大学図書館協会)
https://www.janul.jp/ja/news
※2020年10月6日付で、「「令和元年度図書館システム及び関連システムに関するアンケート集計報告」(学術情報システム委員会)を公表しました」とあります。

E2302 - 2019年から2020年の図書館システムの市場動向は?

図書館システムコンサルタントであるブリーディング(Marshall Breeding)氏による2つのレポートが公開されている。1つは氏の運営するウェブサイト“Library Technology Guides”上で2020年3月に公開された“Library Perceptions 2020: Results of the 13th International Survey of Library Automation”,もう1つは米国図書館協会(ALA)の刊行するAmerican Libraries誌2020年5月号掲載の“2020 Library Systems Report : Fresh opportunities amid consolidation”である。ともに継続的に発行されているもので,図書館システムの動向に関するマイルストーンとなっている(E1563ほか参照)。本稿ではこの2つの内容を概観する。

E2303 - 図書館構築システム上の利用者データへのリスク評価ガイド

米国の電子図書館連合(DLF)が2020年5月21日に“A Practical Guide to Performing a Library User Data Risk Assessment in Library-Built Systems”を公開した。これは,図書館が構築したシステムが収集する利用者データへのリスクを理解するための定義,収集データのリスク評価に関するガイドである。

E2293 - 八王子市(東京都)のオーディオブック配信サービスについて

八王子市(東京都)では,2020年3月に「第4次読書のまち八王子推進計画 2020年度~2024年度」を策定し,「いつでも,どこでも,だれでも」読書に親しめるまち八王子の実現を基本指針に掲げている。図書館を中心として,家庭,地域,市民・市民団体,事業者,教育機関,行政などが連携した取組や,「いつでも,どこでも,だれでも」読書に親しめる環境を整備するとともに,全ての市民の読書活動を切れ目なく支援し,市民が,生涯にわたって,“読書”を楽しめる,知的好奇心あふれるまちをめざしている。

千葉県浦安市、市立小・中学校図書館で借りた図書を市立図書館と同じ読書通帳に記帳できるシステム連携を開始

2020年8月28日、千葉県浦安市は、市立小・中学校図書館で借りた図書を市立図書館と同じ読書通帳に記帳できるシステム連携を開始したことを発表しました。連携は2020年8月1日から開始されています。

異なる図書管理システムを市のネットワークで結ぶシステムの完全連携は国内初としており、学校図書館での貸出記録も市立図書館内の読書通帳機で記帳できることによって、図書館利用の促進が期待できると述べています。

国内初 公共図書館と学校図書館システムの連携開始(令和2年8月28日)(浦安市, 2020/8/28)
http://www.city.urayasu.lg.jp/shisei/koho/press/1030261.html

参考:
CA1841 - 読書通帳の静かなブーム / 和知 剛
カレントアウェアネス No.323 2015年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1841

EBSCO社、オープンソースの図書館サービスプラットフォームFOLIOの実装サービス・ホスティング等を提供する“EBSCO FOLIO Services”を開始

2020年8月26日、EBSCO社は、オープンソースの図書館サービスプラットフォームFOLIOの実装を検討するあらゆる規模の図書館が、FOLIOの実装サービス・ホスティング等を提供する同社の“EBSCO FOLIO Services”を利用可能になったことを発表しました。

EBSCO社はイニシアチブ開始以来FOLIOに関わっており、図書館は“EBSCO FOLIO Services”によって同社の専門チームが担当する実装支援やホスティング等を活用することができます。また、電子リソース管理システム“EBSCO Knowledge Base”やディスカバリーサービス“EBSCO Discovery Service(EDS)”など、FOLIOと同社の製品との統合サービスも提供しています。

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