図書館サービス

英・Libraries Connected、新型コロナウイルス感染症からの地域復興を支える図書館のためのアドボカシー・ツールキットを公開

図書館の支援を行う慈善団体である英国のLibraries Connected(以前の名称は英国図書館長協会)が、新型コロナウイルス感染症からの地域復興を支える図書館のためのアドボカシー・ツールキット“Libraries: An essential part of local recovery”を公開していました。

まず、新型コロナウイルス感染症がもたらした影響を克服するために苦しい戦いを強いられている可能性のある個人やコミュニティのニーズを満たすために、図書館が中心的な役割を果たすことが出来る重要な分野として、以下の5点を挙げています。

・求職者や起業家への支援・研修の提供による経済復興
・家庭学習に苦戦している、子どもや特別な教育的ニーズ・障害がある生徒への教育支援
・脆弱なグループのため、そして、人々が再び地域でつながることを支援するための分離の緩和(Isolation mitigation)
・ITスキルがない、またはインターネットにアクセスできない住民のためのデジタルインクルージョン
・地元のアーティストや芸術団体の活動継続支援のための文化的パートナーシップ

saveMLAK、新型コロナウイルス感染症の影響による国立大学図書館の休館状況に関する調査結果を公開中

saveMLAKが、新型コロナウイルス感染症の影響による国立大学図書館の休館状況に関する調査結果を公開しています。

同調査は2020年2月28日分から結果が公開され、最新の数値は8月7日のもので、調査対象の80館のうち休館率は7%です。

調査のデータは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC0で公開され、saveMLAKのウェブページからダウンロードができます。

covid-19-survey(saveMLAK)
https://savemlak.jp/wiki/covid-19-survey

参考:
E2283 - 現在(いま)をアーカイブする:COVID-19図書館動向調査
カレントアウェアネス-E No.395 2020.07.30
https://current.ndl.go.jp/e2283

熊本市立図書館、新型コロナウイルス感染症の影響で同市に長期間帰省中の大学生等に対して住民票不要で図書館カードを発行

2020年8月6日、熊本市立図書館は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、在籍大学がオンライン授業になったこと等によって、熊本市へ長期間帰省中の大学生等を対象に図書館カードを発行していることを発表しました。

同館ウェブサイトからダウンロードした「居住証明書」に必要事項を記入し、申請者の住所・氏名・大学名のわかる書類と証明者の住所・氏名が分かる書類とともに窓口へ提出することで、熊本市に住民票がなくても同館の図書館カードを作成することができます。

中国・成都図書館による観光バス上でのデジタル資源提供サービス(記事紹介)

中国・成都図書館は、2020年7月29日付けの同館ウェブサイト上での投稿において、同館が観光バス運営企業と共同で実施するプロジェクトを取り上げた現地紙「成都商報」の記事を紹介しています。

記事によれば、プロジェクトの対象となる観光バスの利用者は、座席の前など車内に貼付されたQRコードを通じて、四川の文化に関する推薦書リストや文化観光に役立つ情報、講座の動画などの同館が提供するデジタル資源が利用できるほか、観光バスが提供する観光クーポンも入手できます。

この取組は、観光地の文化的魅力をより豊かにするとともに、図書館が有する全ての人々へのサービスという役割を強化するものとされ、2020年7月から12月末まで実施されるとあります。

成都书香巴士“铛铛车”首次亮相 一路赏成都美景 一路享海量“天府文化(成都図書館・成都数字図書館, 2020/7/29)
https://www.cdclib.org/mapping/dynamic/media/detail/319/2793.html

韓国国立世宗図書館、人工知能(AI)を用いた図書推薦サービス“FlyBook Screen”を開始

2020年8月5日、韓国国立世宗図書館が、人工知能(AI)を用いた図書推薦サービス“FlyBook Screen”を始めると発表しました。

43インチの大型タッチスクリーンを用いて行うサービスで、AIを活用し、年齢・職業・関心分野や現在の気分に合わせ、利用者にあった図書が推薦されます。

同館1階の人文芸術資料室と地下1階の子ども資料室に設置され、推薦された図書が貸出可能か確認できるほか、拝架場所もテキストで案内します。同館ウェブサイトでも利用できます。

국립세종도서관, 인공지능(AI)으로 책 추천(国立世宗図書館,人工知能(AI)で本を推薦)(韓国国立世宗図書館,2020/8/5)
http://sejong.nl.go.kr/brd/NttView.do?bbsSe=BBST002&menuId=O122&upperMenuId=O100&selectedIdx=97323

saveMLAK、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/08/01)」の結果を発表

2020年8月2日、saveMLAKが、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/08/01)」の結果を発表しました。

同調査は、6月22日にsaveMLAkが結果を公開した第8弾調査に続く、第9弾の調査として、日本の公共図書館・公民館図書室等1,718館を対象に、7月29日9時から8月1日18時にかけて実施されました。

発表によると、新型コロナウイルス感染症の影響により休館している図書館は26館(全体の1.5%)です。また、前回の調査と比べると、レファレンスサービスを休止している館は191館から72館に、閲覧席の利用制限を行っている館は476館から248館に、新聞・雑誌の閲覧を制限している館は363館から115館に減少し、通常のサービスに戻りつつある様子が見られます。一方で、遠隔レファレンスを実施している館が67館から39館に減少する等、休館期間に開始したサービスを縮小する動きも見られます。

その他、「各図書館の状況・取り組み」として、感染症対策に関する呼びかけの実施、非来館型サービスやオリジナルコンテンツの提供、感染者の増加による影響等がまとめられています。

江津市図書館(島根県)、「市内書店注文サービス」を開始

島根県の江津市図書館が、「市内書店注文サービス」を開始しています。

同館において本の注文と受け取りができるサービスです。

@goutsu_lib(Twitter,2020/7/12・2020/8/3)
https://twitter.com/goutsu_lib/status/1282157187725324289
https://twitter.com/goutsu_lib/status/1290129090301722624

E2283 - 現在(いま)をアーカイブする:COVID-19図書館動向調査

  saveMLAKは,2011年の東日本大震災をきっかけに,被災したMLAK(美術館・博物館,図書館,公文書館,公民館)の情報を集約し,ウェブサイトでの公開を行っている。

  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大に伴い,2020年4月7日に,政府による一部都府県を対象とした緊急事態宣言が発出された。その直後である4月9日,株式会社カーリルによる全国の図書館休館調査の結果が発表された。この結果を受け,4月12日,saveMLAK有志の打ち合わせにてCOVID-19に関する取り組みが検討された。

国際NGO組織NAPLE、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた欧州の公共図書館のサービス再開方針等を調査したレポートを公開

2020年7月16日、欧州の公共図書館政策担当局による国際NGO組織National Authorities for Public Libraries in Europe(NAPLE)はTwitterアカウントによる投稿で、欧州の公共図書館に関する新たなレポートを公開したことを発表しました。

NAPLEは2020年4月付で加盟20か国のメンバーから得られた回答に基づいて、新型コロナウイルス感染症の影響による図書館の休館状況、スタッフの勤務状況等を取り上げたレポートを公開しました。前回のレポートの公開後にサービス再開に向けた動きの進展が見られたことを考慮して、2020年7月3日まで実施されたフォローアップ調査が行われ、公開された2020年7月15日付の今回のレポートはこのフォローアップ調査で得られた回答に基づいて作成されています。

公開されたレポートは、図書館施設の再開、安全対策、検疫、その他の課題や考慮事項の4つのテーマに分けて構成されています。フォローアップ調査の結果に基づいて次のようなことが報告されています。

・多くの国で、図書館施設の再開館は2020年4月から5月の間に段階的に実施された

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