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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2020年10月9日、近畿地区 図書館&がん相談支援センター連携ワークショップ『いつでも、どこでも、だれでもが、がんの情報を得られる地域づくりの第一歩』in 大阪がオンラインで開催されます。
同ワークショップは、図書館とがん支援センターによる地域の医療・健康情報の提供と支援を充実させることを目的に開催されます。対象は、近畿地区(大阪府、京都府、奈良県、兵庫県、滋賀県、和歌山県)の図書館、医療関係者、行政関係者です。
内容は以下の通りです。 ・図書館とがん相談支援センターが連携することの意義と目指すもの ・各地の取り組み ・パネルディスカッション ・ブレイクアウトセッション(グループワーク)
オンライン会議システムZoomを用いて開催され、定員は150名(要事前申込・先着順)で、参加費は無料です。
2020年8月30日、saveMLAKが「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/08/29)」の結果を発表しました。
同調査は、8月2日にsaveMLAKが結果を公開した第9弾調査に続く、第10弾の調査として、日本の公共図書館・公民館図書室等1,721館を対象に、8月27日9時から8月29日13時にかけて実施されました。
発表によると、新型コロナウイルス感染症拡大と災害の影響により、休館している図書館は全体の2.4%であり、沖縄県では71.9%、宮崎県では21.9%が休館しています。また、入館記録を取っている図書館は前回調査時の342館から395館に増加していることが述べられています。
「各図書館の状況・取り組み」としては、新型コロナウイルス感染症に関連する展示、オンラインやオフラインでのイベント、ドライブスルー貸出や電子図書館をはじめとした対策や取り組みが挙げられています。
2020年8月24日、図書館友の会全国連絡会は、「感染症対策状況下における図書館活動の維持についての要望書」を8月20日付けで都道府県立図書館、日本図書館協会、会員地元市区町立図書館等に送付したと発表しています。
要望書の内容も公開されており、以下のような点を要望しています。
・「図書館の自由」の理念に基づく図書館サービスの実施 ・地域全域の人々への図書館サービスの維持 ・図書館サービスの縮小に関する利用者への説明責任の履行 ・図書館サービス継続計画・災害復旧計画の事前作成 ・日本図書館協会による全国の図書館活動への支援
「感染症対策状況下における図書館活動の維持についての要望書」を送付しました(図書館友の会全国連絡会, 2020/8/24)http://totomoren.net/2020/08/24/youbou-covid19library-act-20200820/
2020年8月24日、東京学芸大学附属図書館(東京都小金井市)は、同館2階の書架をオンライン上で閲覧可能なウェブページ「学芸大デジタル書架ギャラリー」に画像の追加を行ったことを発表しました。
今回の追加により、「学芸大デジタル書架ギャラリー」では、日本十進分類法(NDC)で教育分野に対応する370番台の全ての開架書架画像として、約19,600冊分の画像が公開されたことを報告しています。公開された画像データは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC BYの条件の下で提供されています。
「学芸大デジタル書架ギャラリー」は、一般社団法人東京学芸大Explayground推進機構において、図書館と知の未来について考えるラボとして設置された“Möbius Open Library(MOL)”の活動の成果に当たる取り組みです。MOLは、2020年9月2日付でnote上に公開したレポートで、「学芸大デジタル書架ギャラリー」公開の背景等を報告しています。
米国議会図書館(LC)の米国連邦図書館情報ネットワーク(FEDLINK)が、新型コロナウイルス感染拡大下における連邦政府機関の図書館のサービス再開に関して調査したレポート“Federal Library Reopening Plans”を公開しています。
同調査レポートは、連邦政府機関の図書館が、新型コロナウイルス感染拡大下の公衆衛生上の課題に対応するために、どのようにサービス再開を進めたのかについて調査したものです。
資料の返却方法、資料の隔離期間、図書館職員による館内の消毒、利用者への書架の開放方針、相互貸借資料の小包の受取方法、職員・利用者等へのマスク・手袋の支給、職員・利用者等へのマスクの着用の要求、館内での利用者のソーシャルディスタンシング対策、プレキシグラスの設置等といった環境の物理的な変更、緩和基準に応じた段階的な再開計画の有無、交代勤務やテレワーク、開館時間・日の縮小、オンライン上での運営の成功によるコスト削減圧力の可能性、今後連邦政府機関はオンラインサービスをより要求するようになるかどうか、図書館は職員や利用者の安全を保障する方法で開館・開館準備をしているか、新型コロナウイルスの完成拡大を抑止し職員・利用者を保護するための知識とツールの有無、現在のサービス再開状況等について調査されています。
2020年8月27日、カナダのマギル大学図書館が、図書館オリエンテーションのゲーム“Raising Spirits: A Timely Diversion”を公開したことを発表しました。
発表によると、同ゲームは競争ではなく楽しむことを目的としたものであり、PCを使用することが推奨されています。また、ゲームをプレイする際には、同大学のキャンパスが北米の先住民・モホーク族の伝統的な居住地域に位置していることを意識して欲しいということ等が述べられています。
ゲームを開始するためには、同館の紹介動画を視聴し、動画に隠されたパスワードを探す必要があります。
2020年8月28日、韓国国立中央図書館(NLK)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のための再休館に伴い、8月31日まで館外から一時的に利用可能としていたオンラインDB11種の提供期間を12月31日まで延長すると発表しました。
対象となるのは、東亜日報、朝鮮日報、KOREASCHOLAR、DBpia、e-articleの国内5種類と、MarketLine Advantage、Nature、SAGE、Springer、Taylor & Francis、Wileyの国外6種類のDBです。
館外利用可能な38種類のDBは期限なしで提供されます。
국내외 웹DB 11종 관외 서비스 제공 기간 연장(~12. 31.)(国内外ウェブDB11種館外サービス提供延長(~12.31.))(NLK,2020/8/28)https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50601000000.do?schM=view&id=37033&schBcid=normal0202
2020年8月18日、フィンランド国立図書館が、同館のデジタルリソースとサービスの利用に関する調査の結果を発表しました。
同調査は、デジタル情報資源の入手可能性や利用可能性を高めるための同館のプロジェクト“Digital Open Memory”の一環で行われました。2020年春に研究者を対象として調査を行い、フィンランド語、スウェーデン語、英語で合計130の回答がありました。
回答からは、デジタルリソースとサービスに対する満足度が高いという結果や、技術的な改良をはじめとしたデジタル資料とサービスの改善に関する示唆が得られたと述べられています。
また、発表によると、2020年の秋に研究者に対し、デジタルリソースの利用についてのニーズ等に関して追加のインタビュー調査を行う予定です。
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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