図書館サービス

米・シュロウセンター地域図書館、図書館利用者にウェブ会議サービスを無料で貸出

米・ペンシルベニア州ステートカレッジのシュロウセンター地域図書館(Schlow Centre Region Library)がウェブ会議サービスZoomのミーティングルームの貸出を実施しています。

7つのミーティングルームが用意されており、無料で利用可能です。各ルームは最大300人まで参加可能で、月曜日から金曜日の午前9時から12時までと、午後4時から7時までの間、最高2時間まで予約可能です。グループ利用の場合、毎月2回まで利用可能です。

予約には同館の利用者カードが必要です。

Virtual Community Rooms at Schlow!(Schlow Centre Region Library, 2020/3/26)
https://www.schlowlibrary.org/news/2020-03-26/virtual-community-rooms-schlow

神戸市外国語大学学術情報センター、同大学の学生を対象に所蔵図書の郵送貸出と文献コピー郵送サービスを開始

2020年4月15日、神戸市外国語大学学術情報センターは、対面授業開始前の学修を支援するため、同大学在籍の学生を対象に、メール申込による所蔵図書の郵送貸出および所蔵雑誌のコピーの郵送サービスを開始しました。

同館は新型コロナウイルス感染症拡大を受けて休館中であり、郵送サービスは2020年4月15日から5月20日にかけて実施されます。

図書郵送貸出/文献コピー郵送サービスについて(学生限定・期間限定)(神戸市外国語大学, 2020/4/15)
http://www.kobe-cufs.ac.jp/library/news/post_45.html

図書郵送貸出サービスについて(お願い)(神戸市外国語大学, 2020/4/16)
http://www.kobe-cufs.ac.jp/library/news/post_46.html

京都府立図書館、京都府内の在住者先着500人程度を対象に「府立図書館図書無料お届けサービス」を実施

2020年4月24日、京都府立図書館が、京都府内の在住者先着500人程度を対象とした「府立図書館図書無料お届けサービス」の実施を発表しました。

同サービスはゴールデンウィーク中に自宅での読書が楽しめるように、無料で図書を自宅に配送するサービスとして、京都府立図書館が期間限定で今回のみの取組として実施したものです。先着500人程度までの京都府内の在住者が専用のフォームから1回限り5冊まで貸出を申込できるという内容です。図書の返却期限は2020年5月14日までで、開館後にカウンターへ返却・同館のブックポストへ返却・送料自己負担で郵送による返却のいずれかの方法で返却するものとしています。

申込期間は2020年4月24日の午前9時30分から4月28日の午後5時までとされていましたが、予定の申込人数に達したため24日の午後2時40分をもって申込の受付は終了し、現在同館では発送準備が行われています。

京都府立図書館は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2020年4月4日から5月6日まで臨時休館を実施しています。

日本図書館協会(JLA)、「緊急事態宣言のもとでの図書館の対応について」を発表

2020年4月21日、日本図書館協会(JLA)が、「緊急事態宣言のもとでの図書館の対応について」を発表しています。

・2月28日に発表した「新型コロナウィルス感染症による学校休校に係る図書館の対応について」における基本的な考え方が現在の状況にもあてはまること

・「図書館の自由に関する宣言」を引いて図書館が閉じていることを問題視する声に対しては、今般の情勢における最大の配慮事項は人命の尊重で、それをまずは優先すべきであり、その上で、こうした状況のもとでも実行できる方法を探り、図書館の役割を可能な限り果たしていくことが「宣言」の精神に沿うものとなるはずこと

・海外の図書館の動向では様々な努力をしている事例が確認できることから、日本の図書館においても、関係者が互いの智慧を共有し、情報交換を密にすることにより、図書館の機能を十二分に発揮して、その存在意義を高める機会とすること

・JLAとしても、多様な対応事例を調査し、紹介できるようにすること、また、新たな図書館サービスの展開につながるよう、関係機関に働きかけていくこと。各館での新たな取り組みを知らせて欲しいこと。

等が述べられています。

帝京大学メディアライブラリーセンター、学生を対象に貸出希望図書の無料配送サービスを開始:新型コロナウイルスによる臨時休館中の学習支援の一環

2020年4月21日、東京都八王子市の帝京大学メディアライブラリーセンターは、八王子キャンパスの学生(短大生、大学院生含む)を対象に、同館所蔵資料を送料無料で自宅へ配送するサービスを開始したことを発表しました。

帝京大学メディアライブラリーセンターは、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、2020年5月10日まで臨時休館していますが、臨時休館中の学習支援の一環として、同サービスを導入した、としています。

同館のOPACから申し込むことでサービスを利用することができます。同サービスにより貸出可能な点数は、すでに貸出中の資料も含めて、学部生・短大生は10点まで、大学院生等は15点までです。サービスを利用して貸出した図書の返却は、同大学の授業開始後の来館時に行うように案内されています。

なお、同館所蔵資料の自宅配送サービスは、八王子キャンパス所属の教職員も利用可能ですが、送料が自己負担となります。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館中の米・セントルイス郡図書館、子どもを対象に、ドライブスルー方式で朝食・昼食やおむつを提供

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館中の米・セントルイス郡図書館が、NPOのOperation Food Searchと連携し、2020年3月30日から、18歳以下の子どもを対象に、同館の9つの分館の駐車場において、毎週月・水・金の10時から12時まで、ドライブスルー方式で、朝食と昼食の無償提供を行っています。

また、4月3日からは、毎週金曜日の10時から12時まで、NPOのSt. Louis Area Diaper Bankと連携し、4つの分館の駐車場で、ドライブスルー方式で3歳以下の子どもを対象におむつ25枚を配布する取組も開始しました。おむつの寄附も受け付けるとしています。

4月4日付の同館Twitterによると、同日、5,700件以上の食事と1万8,000枚以上のおむつが提供されたとしています。

感染症拡大の状況下において図書館資料の衛生状態を保つ方法(記事紹介)

American Libraries誌の2020年3月27日付ブログ記事として、フリーランスの著作家であるLara Ewen氏による“How to Sanitize Collections in a Pandemic”が公開されています。

公開されたブログ記事は、新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中で、利用者・図書館職員双方の安全を保つための課題等について、専門家の様々な意見を紹介する内容です。ブログ記事ではフロリダ大学図書館の資料保存担当者であるデュラン(Fletcher Durant)氏のコメントを紹介しながら、図書館資料の衛生状態を保ち安全を確保するために、簡単・安全でコストのかからない方法は、時間をかけてウイルスを隔離することであることを指摘しています。デュラン氏は、最低24時間、できれば14日間ウイルスから隔離することが最良の消毒方法であり、全ての図書館が2020年3月17日付の米国図書館協会(ALA)の勧告に従って、閉鎖すべきであると提案しています。デュラン氏は、図書館は感染症拡大を媒介するリスクを孕んだ施設であり、そのような事態が発生した場合には利用者の健康への直接的な影響のみならず、図書館への社会的な信頼低下を招く可能性がある、とコメントしています。

飛騨市図書館・飛騨市神岡図書館(岐阜県)、同館ウェブサイトに「飛騨市図書館館長より皆様へご挨拶」を掲載:司書の人員不足により2020年4月1日から貸出返却・予約以外の一部の図書館サービスを休止

2020年3月26日、岐阜県の飛騨市図書館・飛騨市神岡図書館が、同館ウェブサイトに「飛騨市図書館館長より皆様へご挨拶」を掲載しました。

4月1日から貸出返却・予約以外の一部の図書館サービスを休止することを受けてのもので、休止するサービスの再開時期は未定としています。

飛騨市図書館・神岡図書館両館ともに開館時間が変更されるほか、リクエストの受付・相互貸借サービスが休止されます。

また、飛騨市図書館では、新刊の受入、所蔵調査以外のレファレンスの受付、図書館資料の複写(コピー)、複写郵送サービス、寄贈図書の受付、司書の選書による団体貸出、団体向け出張サービス(読み聞かせ・ブックトーク等)、館内の特集本展示のほか、定例イベントの一部が休止となります。また、受入数の変更はないものの雑誌の受入頻度が減少(月4回程度)するほか、2階高度情報センター施設予約・問合せが飛騨市教育委員会のみでの対応となるとしています。

同市では前身の古川町立図書館時代より専任司書を雇用していましたが、正職員ではなく、嘱託職員であり、2020年度からは会計年度任用職員となり継続的な雇用ができない状況であると説明されています。

中国の図書館が各地で再開:新型コロナウイルス感染防止のため様々な対策を実施(記事紹介)

中国新聞網による2020年3月24日付けの記事で、新型コロナウイルス感染防止のために休館していた中国国内の図書館が各地で再開していること、利用者の感染防止のために様々な対策を実施していることが紹介されています。

多くの図書館で採用されている対策として、施設内及び資料の消毒、換気、施設全体のうち一部のみの開放、入館者数の制限、1.5メートル以上の座席間距離の確保等を挙げています。

各図書館での具体例も紹介されています。例えば広東省の広州図書館では、換気、閲覧座席数の削減、利用者間の距離確保に加え、返却資料は少なくとも三度の消毒処理を行った上で再排架しています。湖南省の湖南図書館でも、返却資料の消毒処理を行っており、利用者用にセルフ図書消毒機も設置しています。

また、広東省立中山図書館では、施設内の消毒を朝・昼・晩の計三度実施しており、セルフサービスの設備は二時間に一度消毒しているとあります。

その他、入館時の体温検査、利用者情報の確認、マスク着用の義務付けを行っている図書館の例や、複数の図書館におけるオンラインサービス強化等について紹介されています。

ホームレスの人々へのサービス:新型コロナウイルスによる休館中にできること(米国)

米国図書館協会(ALA)パブリックプログラムオフィスのウェブサイト“Programming Librarian”に、2020年3月17日付で“Serving Patrons Experiencing Homelessness in a COVID-19 Shutdown”という記事が掲載されています。

公共図書館を利用しているホームレスの人々にとって、新型コロナウイルスによる休館がもたらす影響がとりわけ大きいことを指摘し、休館中に図書館側ができることとして次のような点を紹介しています。

・図書館の玄関や窓をメッセージボードとして使用する。インターネットにアクセスできない人々に対しては、玄関や窓の掲示が情報源として機能しうる。掲示を通じ、地域の避難所やフードバンクのリストなど、現在必要な支援が受けられる場所の情報を提供する。
・図書館のウェブサイト上でも、玄関や窓での掲示と同じく支援が受けられる場所の情報を掲載する。ウェブサイトが、中流階層の人々だけでなく、大勢の人々に語りかける内容となっていることを確認する。
・地域の自治体や組織とのパートナーシップを構築し、その最前線に立つ。ホームレスや食料不安を経験している人々のための緊急時対応計画が地域にない場合は、その策定をリードする。

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