図書館サービス

大学図書館・研究図書館による研究者と学生を支援するための予約受取サービス:新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて開始(記事紹介)

2020年9月11日、北米研究図書館協会(ARL)が、大学図書館・研究図書館による、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて開始された予約受取サービス(takeout and pickup services)に関する記事を掲載しました。

記事の中では、予約受取サービスを実施している館の例に加え、デジタル情報源へのアクセスの拡充にも触れられ、北米の大学がキャンパス内外の利用者向けに作成した、これらのサービスについての説明動画の例も紹介されています。

Research Libraries Launch Takeout Services to Aid Researchers and Students(ARL, 2020/9/11)
https://www.arl.org/blog/research-libraries-launch-takeout-services-to-aid-researchers-and-students/

【イベント】専門図書館協議会オンライン報告会「コロナ禍でも諦めない!小さな専門図書館の資料遠隔提供サービス」(10/21・オンライン)

2020年10月21日に、専門図書館協議会のオンライン報告会「コロナ禍でも諦めない!小さな専門図書館の資料遠隔提供サービス」が、ウェブ会議サービスのZoomを用いて開催されます。

国立教育政策研究所教育図書館の鈴木由美子氏から、同館が試行運用を開始した「資料遠隔提供サービス」に関して、開始の経緯や課題、反応等について報告が行われます。

定員は60名(先着順)で、10月14日までに申込が必要です。参加費は、会員は無料、非会員は3,000円です。

10/21 オンライン報告会「コロナ禍でも諦めない!小さな専門図書館の資料遠隔提供サービス」開催のお知らせ(専門図書館協議会)
https://jsla.or.jp/2020-10-21_online-meeting/

参考:
国立教育政策研究所教育図書館、「資料遠隔提供サービス」の試行運用を開始
Posted 2020年7月3日
https://current.ndl.go.jp/node/41415

米国の州図書館協会におけるロビー活動と政治的アドヴォカシー(文献紹介)

2020年8月28日付で、図書館のアドヴォカシー・政策・資金調達といったテーマを扱うオープンアクセス(OA)誌“The Political Librarian”の第4巻第2号に、論文“Lobbying and Political Advocacy: A Review of the Literature and Exploratory Survey of State Library Associations”が公開されています。

同論文は、図書館専門職におけるロビー活動と政治的アドボカシーの問題を、米国の州図書館協会に対する予備的研究によって得られた知見の提示とともに論じた内容です。米国の各州は、図書館専門職の専門性やメンバーの利益、図書館サービスの向上のために機能する図書館協会を置いています。著者らは政治的アドヴォカシーは図書館サービスの維持・向上に不可欠な実践であるという認識の下、このテーマに関する文献レビューを行い、資金調達・立法プロセス・ロビー活動に関する知識を有する全国の州図書館協会責任者に実施したアンケート調査の結果、調査から得られた知見等を論じています。

【イベント】電流協電子図書館セミナー2020「新型コロナ問題で注目の電子図書館サービス」(9/28・オンライン)

2020年9月28日、電流協電子図書館セミナー2020「新型コロナ問題で注目の電子図書館サービス」がオンラインで開催されます。

同セミナーでは、電子図書館サービス提供者から、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により変化する電子図書館の利用と問い合わせの変化を中心とした報告が行われます。

コーディネーターは植村八潮氏と野口武悟氏であり、プログラムは以下の通りです。

●第1部「新型コロナ問題で注目の電子図書館サービス、電子書籍貸出サービス事業者からの報告」
電子図書館サービスの動向についてや、電子図書館サービス提供者による電子図書館の利用と問い合わせの変化等についての報告が合計6件行われます。

●第2部 パネルディスカッション「コロナ禍で変化する電子図書館ニーズ、図書館への提言」
・コーディネーター:植村八潮氏(専修大学教授 情報メディア学会会長)
・パネリスト:野口武悟氏(専修大学教授)、大日本印刷(DNP)・図書館流通センター(TRC)関係者、日本電子図書館サービス関係者、丸善雄松堂関係者、メディアドゥ関係者、京セラコミュニケーションシステム関係者

定員は100人(要事前申込)であり、参加費は無料です。

【イベント】近畿地区 図書館&がん相談支援センター連携ワークショップ『いつでも、どこでも、だれでもが、がんの情報を得られる地域づくりの第一歩』 in 大阪(10/9・オンライン)

2020年10月9日、近畿地区 図書館&がん相談支援センター連携ワークショップ『いつでも、どこでも、だれでもが、がんの情報を得られる地域づくりの第一歩』in 大阪がオンラインで開催されます。

同ワークショップは、図書館とがん支援センターによる地域の医療・健康情報の提供と支援を充実させることを目的に開催されます。対象は、近畿地区(大阪府、京都府、奈良県、兵庫県、滋賀県、和歌山県)の図書館、医療関係者、行政関係者です。

内容は以下の通りです。
・図書館とがん相談支援センターが連携することの意義と目指すもの
・各地の取り組み
・パネルディスカッション
・ブレイクアウトセッション(グループワーク)

オンライン会議システムZoomを用いて開催され、定員は150名(要事前申込・先着順)で、参加費は無料です。

saveMLAK、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/08/29)」の結果を発表

2020年8月30日、saveMLAKが「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/08/29)」の結果を発表しました。

同調査は、8月2日にsaveMLAKが結果を公開した第9弾調査に続く、第10弾の調査として、日本の公共図書館・公民館図書室等1,721館を対象に、8月27日9時から8月29日13時にかけて実施されました。

発表によると、新型コロナウイルス感染症拡大と災害の影響により、休館している図書館は全体の2.4%であり、沖縄県では71.9%、宮崎県では21.9%が休館しています。また、入館記録を取っている図書館は前回調査時の342館から395館に増加していることが述べられています。

「各図書館の状況・取り組み」としては、新型コロナウイルス感染症に関連する展示、オンラインやオフラインでのイベント、ドライブスルー貸出や電子図書館をはじめとした対策や取り組みが挙げられています。

E2298 - 南欧の国立図書館における複写貸出サービス

2019年の晩秋,南欧4か国の国立図書館や大学図書館を実地に訪ね,利用者サービスについて調査を行う機会を得た。訪ねたのはポルトガル,スペイン,イタリアそしてギリシャの4か国である。本稿ではイタリア以外の3か国の国立図書館について職員へのインタビューによって得た見聞をもとに,複写および貸出サービスの実態を紹介したい。イタリアの国立図書館における複写サービスについては同僚の伊藤暁子が2018年にローマとフィレンツェの2館を訪問し(E2165参照),『国立国会図書館月報』第706号に豊富な写真つきでまとめている。イタリア以外の欧州の国立図書館についても知ることができる。ぜひ参照されたい。

図書館友の会全国連絡会、「感染症対策状況下における図書館活動の維持についての要望書」を都道府県立図書館・日本図書館協会等に送付

2020年8月24日、図書館友の会全国連絡会は、「感染症対策状況下における図書館活動の維持についての要望書」を8月20日付けで都道府県立図書館、日本図書館協会、会員地元市区町立図書館等に送付したと発表しています。

要望書の内容も公開されており、以下のような点を要望しています。

・「図書館の自由」の理念に基づく図書館サービスの実施
・地域全域の人々への図書館サービスの維持
・図書館サービスの縮小に関する利用者への説明責任の履行
・図書館サービス継続計画・災害復旧計画の事前作成
・日本図書館協会による全国の図書館活動への支援

「感染症対策状況下における図書館活動の維持についての要望書」を送付しました(図書館友の会全国連絡会, 2020/8/24)
http://totomoren.net/2020/08/24/youbou-covid19library-act-20200820/

東京学芸大学附属図書館、同館書架画像をオンライン閲覧できる「学芸大デジタル書架ギャラリー」に画像追加を実施:教育分野の全ての開架書架画像を公開

2020年8月24日、東京学芸大学附属図書館(東京都小金井市)は、同館2階の書架をオンライン上で閲覧可能なウェブページ「学芸大デジタル書架ギャラリー」に画像の追加を行ったことを発表しました。

今回の追加により、「学芸大デジタル書架ギャラリー」では、日本十進分類法(NDC)で教育分野に対応する370番台の全ての開架書架画像として、約19,600冊分の画像が公開されたことを報告しています。公開された画像データは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC BYの条件の下で提供されています。

「学芸大デジタル書架ギャラリー」は、一般社団法人東京学芸大Explayground推進機構において、図書館と知の未来について考えるラボとして設置された“Möbius Open Library(MOL)”の活動の成果に当たる取り組みです。MOLは、2020年9月2日付でnote上に公開したレポートで、「学芸大デジタル書架ギャラリー」公開の背景等を報告しています。

米国議会図書館(LC)の米国連邦図書館情報ネットワーク(FEDLINK)、新型コロナウイルス感染拡大下における連邦政府機関の図書館のサービス再開に関する調査レポートを公開

米国議会図書館(LC)の米国連邦図書館情報ネットワーク(FEDLINK)が、新型コロナウイルス感染拡大下における連邦政府機関の図書館のサービス再開に関して調査したレポート“Federal Library Reopening Plans”を公開しています。

同調査レポートは、連邦政府機関の図書館が、新型コロナウイルス感染拡大下の公衆衛生上の課題に対応するために、どのようにサービス再開を進めたのかについて調査したものです。

資料の返却方法、資料の隔離期間、図書館職員による館内の消毒、利用者への書架の開放方針、相互貸借資料の小包の受取方法、職員・利用者等へのマスク・手袋の支給、職員・利用者等へのマスクの着用の要求、館内での利用者のソーシャルディスタンシング対策、プレキシグラスの設置等といった環境の物理的な変更、緩和基準に応じた段階的な再開計画の有無、交代勤務やテレワーク、開館時間・日の縮小、オンライン上での運営の成功によるコスト削減圧力の可能性、今後連邦政府機関はオンラインサービスをより要求するようになるかどうか、図書館は職員や利用者の安全を保障する方法で開館・開館準備をしているか、新型コロナウイルスの完成拡大を抑止し職員・利用者を保護するための知識とツールの有無、現在のサービス再開状況等について調査されています。

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