モバイル

RUSA、携帯端末と図書館サービスについてのフォーラムの動画とスライドを公開

米国図書館協会(ALA)のレファレンス・利用者サービス協会(RUSA)が、2012年6月にアナハイムで開催されたALA年次大会のRUSAプレジデントプログラムの様子を動画とスライドで公開しています。

このプログラムは、携帯端末の普及により利用者が必要とするその時に図書館がサービスを提供できるようになっていることを踏まえて開催されたもので、現在取り組まれているサービスが紹介されるとともにパネリストによる議論が展開されています。

Ref.
RUSA President's Program: Library in Your Hand: Mobile Technologies for Exchanging Information with Patrons
http://www.ala.org/rusa/rusa-presidents-program-video
※動画

スライド
Where are we going with mobile for libraries? And why are we going there?
http://www.ala.org/rusa/sites/ala.org.rusa/files/content/alarusa12lippincott.pdf

Mobile at NC State

電子ジャーナルも紙の雑誌のように“書架”でブラウジング―iPadアプリ“BrowZine”がリリース

米国の図書館系システム会社のThird Iron社が、“BrowZine”という名のiPadアプリをリリースしました。このアプリは、従来利用者が図書館で行っていたような、“書架”に並べられた学術雑誌をブラウジングし、論文や雑誌を読むという行動を電子ジャーナルについても実現するというものです。自分のよく読む雑誌だけを揃えた“書架”を作る機能や、ZoteroやDropbox等の外部サービス連携も可能とされています。現在BrowZineは、Elsevier、Springer、SAGE、Wiley、ACS、ACM、IEEE、Nature Publishing等のジャーナルに対応しているようです。利用者がBrowZineをフルに使用するためには図書館側で同社と契約を行う必要がありますが、オープンアクセス論文だけに限定したアクセスであれば試すことができるようです。

Third Iron Announces Release of BrowZine(Third Iron 2012/9/25付けプレスリリース)
http://thirdiron.com/2012/09/26/third-iron-announces-release-of-browzine-press-release/

How BrowZine™ Works(Third Iron)

荒俣宏コレクションをデジタル化した武蔵野美大のiPadアプリ「MAU M&L博物図譜」がバージョンアップ、iPhoneにも対応

武蔵野美術大学美術館・図書館のiPadアプリ「MAU M&L博物図譜」のバージョン1.1が登場し、iPhoneにも対応しました。バージョン1.1の新機能として、荒俣宏氏の解説による映像コンテンツ『博物図譜の楽しみ方』を収録し、全ページで縦横表示に対応したということです。

「MAU M&L 博物図譜」がバージョンアップし、iPhoneに対応しました(武蔵野美術大学 2012/9/18付けニュース)
http://www.musabi.ac.jp/news/2012/0918_koho1_8305.html

参考:
武蔵野美術大学美術館・図書館、荒俣宏氏旧蔵の貴重書コレクションをデジタル化したiPadアプリ「MAU M&L博物図譜」をリリース
http://current.ndl.go.jp/node/21691

JSTORがレスポンシブウェブデザインによるモバイル機器対応

JSTORのサイトがレスポンシブウェブデザインを採用したモバイル機器対応を行なったようです。スマートフォンやタブレット端末など横幅が一定以下の環境で閲覧するか、あるいはPCのブラウザでも横幅を狭めることで、画面レイアウトが最適化されたかたちに変わります。

JSTOR
http://www.jstor.org/

JSTOR Streamlines Mobile Access With Some User-Responsive Design(INFOdocket 2012/9/6付け記事)
http://www.infodocket.com/2012/09/06/jstor-streamlines-mobile-access-with-some-user-responsive-design/

伊勢周辺の古地図を活用したiOS/Android用無料アプリ「伊勢ぶらり」が公開

2012年8月29日、三重県が、伊勢周辺の古地図を活用したiOS/Android用アプリ「伊勢ぶらり」を無料公開しました。国立情報学研究所(NII)、皇學館大学、伊勢市教育委員会と連携して開発されたもので、1861年の伊勢國細見図等5枚の地図が使われています。地図上には191か所のランドマーク(昔の絵葉書に写っている名所、文化資産や博物館等の施設)がプロットされており、GPS機能によって現在地を地図上に表示することや、地図画面とGoogleマップとを切り替えることが可能となっています。

伊勢ぶらり
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/burari/

絵地図等に現在地を表示して町歩きを支援するアプリ「伊勢ぶらり」を提供開始します。(三重県 2012/8/29付けニュース)
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/app/details/index.asp?cd=2012080429

参考:
CA1607 - 進化する地図の世界 / 津田深雪
http://current.ndl.go.jp/ca1607

三重県内の貴重資料102点をデジタル化した「テーマで見る『三重』貴重資料閲覧システム」が公開
http://current.ndl.go.jp/node/20946

英JISCのm-librariesプロジェクト、10のテーマにおけるモバイル技術の活用に関するベストプラクティスをまとめたウェブページを作成

英国のJISCによって2011年11月から2012年9月まで行われている“m-libraries”プロジェクトが、英国の大学図書館等におけるモバイル技術の活用に関するベストプラクティスをまとめたウェブページ“Pathways To Best Practice”を作成しました。以下の10のテーマごとに、その利点、普及度、概要、取組みの例、教訓、担当者の連絡先、参考情報源の7点についてまとめられています。

(1)Introducing users to the library
(2)Helping on-site users – roving support
(3)Helping users within the library – guides and signage
(4)Providing access to resources via mobile devices
(5)Developing a mobile strategy for the library
(6)Managing borrower accounts
(7)Bibliographic management
(8)Loaning mobile devices
(9)Supporting learning, teaching and research

総務省、提言「スマートフォン プライバシー イニシアティブ-利用者情報の適正な取扱いとリテラシー向上による新時代イノベーション-」を公表

2012年8月7日、総務省が「スマートフォン プライバシー イニシアティブ -利用者情報の適正な取扱いとリテラシー向上による新時代イノベーション-」と題した提言を公表しました。「スマートフォンを経由した利用者情報の取扱いに関するWG」による検討を取りまとめた提言案を6月に公表し、意見を募集していたものです。

提言「スマートフォン プライバシー イニシアティブ」概要(PDF:15ページ)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000171224.pdf

提言「スマートフォン プライバシー イニシアティブ」(PDF:119ページ)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000171225.pdf

提言(案)に対して提出された御意見及びそれらに対する考え方(PDF:26ページ)
http://www.soumu.go.jp/main_content/00017122.pdf

「スマートフォン プライバシー イニシアティブ -利用者情報の適正な取扱いとリテラシー向上による新時代イノベーション-」の公表(総務省 2012/8/7付け発表)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_02000087.html

参考:

12歳の少年が開発するクラウド型図書館システム(アイルランド)

アイルランドはダブリン郊外のラスマインズに住む12歳の少年カラン(Shane Curran)が、スマートフォンで操作するクラウドベース図書館システムを開発する会社“Libramatic”を設立したと報じられています。カランは6歳でプログラミングを始め、小学校を卒業するとソフトウェア開発者兼最高技術責任者(CTO)としてCreditCroc社で働き始め、このたびアイルランドで最年少の会社経営者になったということです。

このシステムでは、スマートフォンのカメラを用いてISBNバーコードを読み取り、オンラインで図書の情報を取得してデータベースに格納するというもので、同様にカメラを用いて図書の貸出・返却も行うようです。学校の図書館ではシステムに多くの金額を費やしているのに司書が情報を手入力する必要があるなどあまり役に立ってないという経験から思いついたアイディアとされています。

Libramatic
http://www.libramatic.com/

Chief executive (12) launches library system(The Irish Times 2012/7/31付け記事)
http://www.irishtimes.com/newspaper/finance/2012/0731/1224321154831.html

Android用「インドアGoogleマップ」に米国の公共図書館2館が参加

ALA TechSourceが2012年7月18日付けで“Mapping Your Library”という記事を掲載し、6月に開催された米国図書館協会(ALA)年次大会における「地図」サービスの展示2件について紹介しています。

それによると、Android端末で施設内地図が見られるサービス「インドアGoogleマップ」にポートランド公共図書館が参加したそうです。Library Journal誌のレポートでは、ヒンガム公共図書館も参加し、そのほかに100を超える図書館が準備中とされています。

また、資料の配置場所を地図上で示すことができるStackMap社のサービスも紹介されています。こちらは現在、トロント大学、スタンフォード大学、テキサス大学アーリントン校などで利用されているそうです。

Google Debuts New Service for Libraries at ALA Conference | ALA Annual 2012(Library Journal 2012/6/24付け記事)
http://lj.libraryjournal.com/2012/06/shows-events/ala/google-debuts-new-service-for-libraries-at-ala-conference-ala-annual-2012/

経済産業省、「平成23年情報処理実態調査」報告書を公表

2012年7月17日、経済産業省が、「平成23年情報処理実態調査」の結果をとりまとめた報告書を公表しました。同調査は、国内のITや情報セキュリティに係る施策の形成・運営に関する公式統計で、報告書の概要では以下の5点がポイントとして挙げられています。

(1)急拡大するクラウド・コンピューティングの利用
(2)モバイル端末利用などに伴う情報セキュリティトラブルの発生
(3)3年連続で低下する情報処理関係諸経費
(4)高まるEDI利用の効果
(5)東日本大震災の影響

平成23年情報処理実態調査報告書概要(PDF:13ページ)
http://www.meti.go.jp/press/2012/07/20120718001/20120718001-2.pdf

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