国連のミレニアム開発目標を引き継ぐポスト2015年開発アジェンダについて、世界の約200のグループが、政府の説明責任とメディアの独立性をその枠組みの中心に置くよう求めるステートメントを発表しています。この声明は、ARTICLE 19とGlobal Forum for Media Developmentのコーディネートによるものとのことです。
2013年10月30日、IFLAが通信監視への人権適用に関する国際原則“International Principles on the Application of Human Rights to Communications Surveillance”に署名したと発表しました。
この原則は、Privacy International、Electronic Frontier Foundation、Access、Human Rights Watch、Reporters Without Borders、Association for Progressive Communicationsといった関係者団体による1年間にわたる議論の成果をまとめたものとのことです。現行の人権に関する法律を現代のデジタル監視にどのように適応するか、また、市民団体、産業界、議員やオブザーバーに対して、既存の人権基準に反した監視の慣行への評価基準を提示するものであるとのことです。
2013年11月1日時点で、288機関および専門家4名が同原則に署名しているようです。
IFLA Signs on to Major International Document regarding Human Rights and Surveillance
南アフリカの南アフリカ大学(University of South Africa)において、“African Library Summit 2013”が開催されています。今回のテーマは African LIbrarianship - The Horizon and Beyondとのことで、イノベーションをテーマにEIFL-PLIPのマネージャーであるRamune Petuchovaite 氏によるプレゼンテーションなども行われる予定となっています。
2013年度のCycling for librariesのサイクリングツアーが6月18日から開催されています。このCycling for librariesは、図書館員等によるアンカンファレンスとサイクリングのイベントであり、図書館に対する注目を喚起することや図書館員の国際的なネットワークを構築すること等を目的に行われているものです。今回は6月18日から26日までの予定で実施されており、アムステルダムからブリュッセルまでを走行することとなっています。6月20日には途中のハーグにおいてIFLA(国際図書館連盟)の本部がファシリテーターとなり、オランダ議会とのディスカッションも行われたとのことで、その紹介がIFLAのウェブサイトに掲載されています。またCycling for librariesのウェブサイトには、現時点で5日目までの様子を伝える動画が掲載されています。
国際図書館連盟(IFLA)が、EIFL、Library Copyright Alliance(LCA)、国立図書館長会議(CDNL)等の諸団体と連名で、視覚障害者やプリントディスアビリティの人々による著作物利用に関し、2013年6月11日付けで声明“Organisations representing library associations, library consortia, and professional librarians in over 150 countries urge WIPO Member States to agree an effective treaty for print disabled people”を公表しています。2013年6月17日からモロッコで開催される世界知的所有権機関(WIPO)の外交会議に向け進んでいる交渉に関心を表明し、WIPO加盟国に効果的な条約の締結を求める内容となっています。
IFLAが、各国の国立図書館や図書館協会等が策定した「図書館員の倫理綱領」(Code of Ethics)のリストを作成して公開しているようです。IFLAによると、世界中で60か国以上の国々でこういった倫理綱領が策定されており、そのうち約40か国のものをリストにまとめたとのことです。日本図書館協会(JLA)の「図書館員の倫理綱領」も掲載されています。