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2020年9月20日に、福島県双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館が開館します。
同館は、東日本大震災及び原子力災害によって失われた浜通り地域等の産業を回復するために新たな産業基盤の構築を目指す国家プロジェクト「福島イノベーション・コースト構想」の情報発信拠点として福島県が整備を進めていました。地震や原子力災害および復興の過程を示す資料を収集保存して未来に残すとともに、展示によって災害・復興に関する情報を発信し、さらにフィールドワークやワークショップ等の研修プログラム等を実施する施設である、としています。
館内の展示室では約24万点に及ぶ収蔵資料を活用した展示が行われる他、資料閲覧室では購入・寄贈により受入した震災に関する蔵書が閲覧可能となる予定です。
開館時間は平日(火曜日を除く)の午前9時から午後5時までで、入館には展示入館料(大人:600円)が必要です。
東日本大震災・原子力災害伝承館(福島イノベーション・コースト構想)https://www.fipo.or.jp/lore
2020年8月3日、岩手大学は、岩手県庁で東日本大震災津波伝承館(岩手県)と連携協定を締結したことを発表しました。
連携協定は2021年3月に東日本大震災から10年を迎えるにあたり、震災からの復興への取組の加速、地域と連携した教育・研究の深化等を目的として締結されました。同大学と東日本大震災津波伝承館は、連携協定に基づいて、復興・防災教育及び学術研究に関すること、国内外の研究機関等との連携・交流に関すること、伝承館の展示内容に関することの3点に関する協力を進めます。具体的に実施を予定してる取り組みとして、防災まちづくりに係る沿岸地域をフィールドとした調査研究の実施及び成果の地域への発信、災害が予測される他地域の国内外の研究機関等との連携交流の推進、展示内容への専門的知見の活用等が挙げられています。
岩手大学と東日本大震災津波伝承館との連携に関する協定締結式の開催について(岩手大学,2020/8/3)https://www.iwate-u.ac.jp/info/news/2020/08/003503.html
宮城県図書館が、2020年8月1日から10月2日まで、同館3階の東日本大震災文庫で、東日本大震災文庫ミニ展示「震災とペット」を実施しています。
飼い主とともに避難生活を送ったり、様々な理由で避難ができずやっとの思いで救出されるなど、震災と原発事故で生きるすべを翻弄されたペットたちを取り上げたものです。また、愛すべき存在を失った飼い主のケアを取り扱った資料の一部も展示しています。
東日本大震災文庫ミニ展示「震災とペット」(宮城県図書館)https://www.library.pref.miyagi.jp/latest/events/exhibition/1615-shinsaibunko-202010.html
2020年6月5日、熊本県立図書館が、「熊本地震関係資料一覧(令和2年4月30日現在)」を公開しました。
熊本地震関係資料一覧(令和2年4月30日現在)作成(熊本県立図書館,2020/6/5)https://www2.library.pref.kumamoto.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=488&comment_flag=1&block_id=1969#_1969
2020年5月30日、宮城県名取市は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため開館を延期していた「名取市震災復興伝承館」が、緊急事態宣言の解除を受けて同日に開館したことを発表しました。
名取市震災復興伝承館は、国土交通省・河川防災ステーションの敷地内に、東日本大震災の記憶や教訓を後世に伝承し、震災を風化させることなく、危機意識や防災意識を醸成する拠点施設として建設されました。展示物や映像を通した震災当時の様子や復興の記憶の発信、市民・各種団体関係者・来訪者との交流を通じた震災の記憶の伝承や防災教育の実施、災害に強いまちづくりを担う人材育成の支援等の役割を担います。入館料は無料です。
名取市震災復興伝承館が開館しました!(名取市,2020/5/30)https://www.city.natori.miyagi.jp/news/node_68773
2020年4月15日、兵庫県の尼崎市立地域研究史料館は、同館所蔵資料のうち、少点数文書群を中心に、「阪神・淡路大震災関係資料」を公開したことを発表しました。
「阪神・淡路大震災関係資料」は、阪神・淡路大震災に関わって同館が震災後に収集したもの、あるいは寄贈を受けたもので、尼崎市域の近現代を語る特徴的な史料群です。震災復興に向けての取り組みがわかる資料・避難所となった公民館で回覧されたチラシやお知らせを綴じた資料・振替輸送の通知や全線開通を記念したプリペイドカードなどを含む電鉄会社の資料などが含まれています。
尼崎市立地域研究史料館は現在休館中のため実際の史料の閲覧は再開まで制限されていますが、同館ウェブサイトの「文書群一覧 尼崎市(その他)」で、「阪神・淡路大震災関係資料」の概要と目録を確認することができます。
阪神・淡路大震災関係資料を公開しました!(尼崎市立地域研究史料館,2020/4/15)http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/blog/blog.cgi?n=2513
熊本県の大津町立おおづ図書館が「熊本地震から4年~あの日の記憶 あの日の記録~」展を開催中です。
同館では、当時の記憶と記録を後世に伝えるために様々な資料(近隣自治体の災害関連情報や広報誌、地震に関する冊子、個人的な記録、覚え書き、写真等)を集めており、ロビーでは、資料の一部(当時避難所で使用された貼り紙、ボランティア活動の記録写真、図書館の当時の被災状況と情報発信をまとめたパネル、月刊コロコロコミック様よりいただいたコロコロ応援団旗等)が展示されています。
図書館特設コーナー 熊本地震から4年~あの日の記憶 あの日の記録~(大津町立おおづ図書館,2020/4/12)https://www.ozu-lib.jp/display/2020/4080/
熊本地震から4年~あの日の記憶 あの日の記録~(大津町立おおづ図書館,2020/4/14)https://www.ozu-lib.jp/news/2020/4084/
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
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