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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2021年3月1日、国立国会図書館(NDL)は、インターネット資料収集保存事業(WARP)の2021年3月の特集として「東日本大震災10周年」を公開しました。この10年間にWARPが保存してきた東日本大震災に関するウェブサイトを紹介するものです。
震災発生3日後の2011年3月14日から緊急に収集した国の機関や被災自治体などの関連ウェブサイト、原発事故を受けて設置された原子力規制委員会や東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)などの原発事故関連ウェブサイト、被災者支援・復興への取組みに関するウェブサイトなどを紹介しています。
新着情報一覧(WARP)https://warp.da.ndl.go.jp/contents/news/index.html ※2021年3月1日欄に「2021年3月の特集「東日本大震災10周年」を掲載しました」とあります。
宮城県図書館が、2021年2月27日から5月30日まで、同館2階の展示室で、東日本大震災文庫展XI「あの日はいつもどおりのはずだった」を実施しています。
同館の「東日本大震災文庫」がこれまで収集・整理した、震災の被害や復興の記録を中心とした展示企画として実施されています。東日本大震災翌日の新聞(原紙)や刊行された報道写真集、避難所での掲示物等などの資料を通して、発災からの歳月を振り返りながら、被害状況や復旧・復興へとつながる変化を紹介する内容です。また、宮城県内で被った災害記録誌の展示も行われています。その他、関連行事として、同館2階展示室の廊下では「二管本部東日本大震災救援記録写真パネル展」が行われています。
東日本大震災文庫展Ⅺ「あの日はいつもどおりのはずだった」の開催について(宮城県図書館)https://www.library.pref.miyagi.jp/latest/events/exhibition/1712-shinsaibunko-202104.html
宮城県図書館が、2021年2月27日から5月30日まで、同館3階の東日本大震災文庫で、東日本大震災文庫ミニ展示「手をそえてくれた人たち」を実施しています。
東日本大震災の発災直後から組織として被災地の救援活動にあたった警察・消防・自衛隊・海外協力隊・各団体などの様子を記録した資料の一部が展示されています。
東日本大震災文庫ミニ展示「手をそえてくれた人たち」(宮城県図書館)https://www.library.pref.miyagi.jp/latest/events/exhibition/1710-shinsaibunko-202103.html
参考: 宮城県図書館、東日本大震災文庫ミニ展示「被災文化財を救う」を実施 Posted 2020年12月7日https://current.ndl.go.jp/node/42705
2021年2月26日から4月5日まで、福島県のいわき市立いわき総合図書館が、いわき資料コーナースポット展示「本からたどる“いわき”の震災10年」を開催しています。
東日本大震災から10年の節目を迎えるにあたり、同館5階地域資料コーナーの「東日本大震災いわき市復興ライブラリー」において、震災関連資料にスポットを当てた展示を行う内容です。復旧・復興の状況を振り返り、新たな一歩を進めるための一助にすることを目的に開催されています。
いわき資料コーナースポット展示「本からたどる“いわき”の震災10年」(いわき市図書館,2021/2/26)https://library.city.iwaki.fukushima.jp/viewer/info.html?id=4944
2021年3月1日、東京大学大学院の渡邉英徳研究室と岩手日報社が共同で構築したウェブサイト「忘れない:震災遺族10年の軌跡」が公開されました。
震災から今日までの被災者が歩んできた生活再建に至る物語をつたえる可視化コンテンツで、遺族へのインタビュー内容をもとに、被災後10年間の移動とできごと、住居種別・転居回数をデジタルマップ上で可視化した「生活再建マップ」と、遺族へのインタビュー内容を機械学習で分析し、被災後10年間の住居種別・転居回数にまつわる困りごと・心理状態の変化などを可視化した「言語分析」から構成されます。
また、2016年に公開した「忘れない:震災犠牲者の行動記録」をアップデートしてあわせて公開しています。犠牲者の実名を、遺族の許諾を得て地図上に表示したとしています。
デジタルアーカイブ「忘れない:震災遺族10年の軌跡」を公開しました (東京大学大学院 渡邉英徳研究室,2021/3/1)https://labo.wtnv.jp/2021/03/10.html
2021年2月26日、日本図書館協会(JLA)の災害対策委員会が、2021年2月13日に発生した福島県沖の地震により被災した図書館等へ緊急助成を行うと発表しました。
当該地震により被災した宮城県・福島県内の図書館で、 復旧・復興に取り組んでいる公共図書館、大学図書館(短期大学・高等専門学校図書館を含む)、学校図書館、専門図書館、公民館図書室等が対象です。
JLAに寄せられた寄附等をもとにした助成で、一施設当たり20万円を基本とし、最大50万円を限度に助成されます。図書館の復旧・復興及び被災者支援等に係る図書館資料・物品の購入や事業の経費が助成対象で、被災地の経済復興のため、可能な限り地元の業者から購入するようにとされています。
助成を希望する館は、3月16日までに同委員会宛に申し込む必要があります。
災害等により被災した図書館等へ緊急助成(2020年度)(緊急対応:2021年2月13日に発生した福島県沖の地震)(JLA災害対策委員会,2021/2/26)http://www.jla.or.jp/committees//tabid/895/Default.aspx
福島県の会津若松市立会津図書館が、2021年2月26日から4月29日まで、「東日本大震災から10年」展を開催しています。
この10年の間被災地の人々が歩んできた日々を振り返る、様々な視点から資料が展示されています。
仙台市図書館が、2021年2月25日付の同館Twitterで、仙台市太白図書館において、同館所蔵の東日本大震災関連の震災記録が展示中であると紹介しています。
@sendai_lib(Twitter,2021/2/25)https://twitter.com/sendai_lib/status/1364857241757605888
参考: 仙台市若林図書館、震災関連事業「荒浜の思い出、そして今、未来へー海辺の図書館写真展」を開催中 Posted 2021年2月3日https://current.ndl.go.jp/node/43180
2021年2月23日、日本図書館協会(JLA)図書館災害対策委員会が、2021年2月13日に発生した福島県沖を震源とする地震の被害に関する情報を、同委員会のウェブページ内に掲載しました。
2021年に起きた災害・被害の状況 令和3年2月13日に発生した福島県沖を震源とする地震の被害(JLA図書館災害対策委員会,更新日2021年2月23日)http://www.jla.or.jp/committees//tabid/894/Default.aspx
参考: 2021年2月13日に福島県沖で発生した地震による図書館への影響 Posted 2021年2月15日https://current.ndl.go.jp/node/43266
災害により被災したMLAK(美術館・博物館、図書館、公文書館、公民館)の情報を集約して発信するウェブサイトsaveMLAKが、福島県沖を震源とし宮城県と福島県で最大震度6強を観測した2021年2月13日の地震の発生を受けて、被害状況をまとめたページ「2021年2月福島県沖地震」を開設しています。
2021年2月24日現在、以下の12施設の情報が掲載されています。
・宮城県図書館 ・塩竈市民図書館(宮城県) ・多賀城市立図書館(宮城県) ・名取市図書館(宮城県) ・名取市増田公民館(宮城県) ・白石市図書館(宮城県) ・新地町図書館(宮城県) ・福島県立図書館 ・郡山市中央図書館(福島県) ・須賀川市図書館(福島県) ・矢吹町図書館(福島県) ・筑波大学附属図書館中央図書館(茨城県)
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「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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